【ターニア】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:00:46

DQ6

【主人公】の妹。1つ年下の16歳(冒険開始間際の村祭りでは「今年16」という、その地点ではまだ誕生日を迎えていないように言われるが、英語版では「今年16歳になっただろう」という言い方をされる)。
DQ6発売当時では、DQシリーズとしては貴重なばりばりの妹キャラ。
そして後々のDQシリーズにて度々登場する「兄のことが大好きすぎる妹」の代表格であり、後に登場したシリーズでブラコンキャラが出た際には「ターニアのように」と例にされることも多々ある。
英語版での表記はTania(NES・GBC版DQ3の【タニア】と同じ)。
CDシアターでの声優は竹ノ内美奈子。ライバルズエースでの声優は鬼頭明里(ドラけしのステイシー役)。
 
デザインは主人公と同じ青い髪の可愛らしい少女として描かれている。作中でも美人として評判。
服は白い服と水色のワンピースを着用している。主人公と似たような色合いとなっており、DS版の書籍【みちくさ冒険ガイド】ではペアルック疑惑が浮上している。
ちなみにDQ6の発売前に出版された【月刊Vジャンプ】緊急増刊の扉絵では主人公と同じようなデザインと配色の服と短パンを着て、頭にバンダナを巻いた短髪の少女として描かれているが、これはまだ正式なグラフィックが発表されてなかった頃に【かねこ統】が作成したデザインであるもの。後に正式なグラフィックが発表されてからは現在のデザインに修正されたため、短髪のターニアは事実上の没デザインとなった。
 
作中では健気で兄思いの優しい人物となっている。その完璧に近い妹像は、世の妹萌えプレイヤーが虜になり、「回復は絶対にターニアの家!」と決めているプレイヤーが現れるほどである。なお、主人公の呼び方は「おにいちゃん」または「○○○○にいちゃん」。 
上の世界(【夢の世界】)では兄である主人公と2人で【ライフコッド】の村に暮らしており、早くに亡くなった両親に代わって家事全般を取り仕切っている。
また、【ランド】から一方的に好意を寄せられており、ターニアもその気が全くないわけではないが、まだ結婚に実感が湧かないらしく結論を先延ばしにしている。
村祭りで精霊の使い役をした際、「山の精霊」(正体は【ルビス】)が乗り移り、主人公は特別な使命を持っていることを伝えて旅立ちのきっかけとなる。
そのほか、村祭りのイベント以降、「自分と兄は実の兄妹ではない」という夢を見るようになったり、「この世界がよくわからない」という発言をするなど、不思議な力を持っているかのような描写が多く見られるが、前述のイベント以外で物語の根幹に大きく関わることはない。
 
ストーリーを進めると主人公達は下の世界(【現実の世界】)のライフコッドを訪れることになり、そこでターニアと出会う。
しかし、こちらでのターニアは本人であることに変わりはないが主人公との関係は「主人公を兄のように慕う他人」であり、つまりターニアは血の繋がった兄妹ではないことが判明する。髪の色が同じなのもただの偶然であった。
両親を亡くし兄弟もいなかったため「自分に兄がいれば」と願うほどの孤独の日々を過ごす中、【ムドー】に敗れて行き倒れている主人公を崖の下で助け親身に介抱する中で、いつしかターニアは主人公を本物の兄のように慕うようになり、同様に幼くして実の妹と死別した現実の世界の主人公も、ターニアを妹として可愛がるようになっていた。
 
主人公の合体イベント後、精神と肉体が融合した主人公が「お兄ちゃん」とは別の人格になってしまったことに落胆するも、一定の理解を示し主人公を慕い続けることになる(詳細は【あのさ……あなたのこと○○○○兄ちゃんって呼んでもいいかな?】を参照)。
 
エンディングでは、夢の世界を実体化させている【デスタムーア】が倒された後、現実の世界から夢の世界を認識することができなくなるため、夢の世界のターニアとは二度と会えなくなってしまう。ターニアと村の住人たちが消えていくシーンに衝撃を受けたプレイヤーは数知れない。
ちなみに、夢の世界のターニアに話しかけずにライフコッドを出ようとすると、「ターニアに会わずに村を出る訳にはいかない!」と表示される。
 
なお、夢の世界では実の兄妹だが現実では血の繋がりのない他人であるため、主人公とターニアが結婚することももちろん可能である。

主な台詞

夢の世界のターニア

  • 「私 本当にわからないの。この世界のことも 私自身も…」

ランドの告白イベント中の台詞。漠然とした不安を抱える年頃の少女らしい発言にも聞こえるが、この世界が夢の世界であることを示唆しているとも取れる。
 

  • 「○○○○にいちゃん さよならだね。でも きっとまた 会えるよね。○○○○にいちゃん だいすき… さよなら…。 」

エンディングのライフコッド(上の世界)にて、【フォークダンス】が静かに流れる中での台詞。村人全員の体が半透明の状態になるが、夢の世界に異変が起こっていることを象徴する、どこか不気味な台詞となっている。
なおこのとき、ターニアを含む何人かの村人が睡魔を感じる旨の発言をする。

現実の世界のターニア

主人公の合体イベント後の台詞。「はい / いいえ」の選択肢が発生する。
 

  • 「えっ じゃあ これからも ○○○○にいちゃんって よんでも いいのね。○○○○にいちゃん だーーい好きっ!!」

同じくエンディングの下の世界において、「○○○○にいちゃ……いえ ○○○○王子さま。」という台詞の選択肢に「いいえ」と答えると返される。主人公と自分の身分の差を考えて「レイドック王子」として接しなければと気を遣うが、兄妹としての関係がこれからも変わらないことに安堵する心境を表している。
妹キャラクターの典型的な台詞だが、それがDQで見られるのは非常に珍しく、萌え死んだプレイヤーも多い。あまりの人気の高さからか、この台詞はCDシアターでも採用されている。
なお、「はい」を選択すると、「おまねき ありがとうございます。魔王とうばつの旅 ごくろうさまでした……。」というぎこちない他人行儀の挨拶が返される。

漫画版

大きな違いのない原作通りのキャラクター。
追加エピソードとしては、ボッツ(主人公)がライフコッドを発つ際、ボッツを不安がらせないために笑顔で見送るも、姿が見えなくなった途端に泣き出したり、ボッツがいつ帰ってきてもいいように兄妹二人分の皿を毎日洗っているなどの細かい描写がある。
また、現実の世界のライフコッドに居たボッツの実体は、村が襲撃されるのを前にしても、戦うことに積極的ではなかったが、そのボッツを平手打ちした上で、彼を説得しようとしている。
その代わり、上記の主な台詞欄にあるような印象深い台詞はほとんどカットされており、相対的な結果としてボッツと【バーバラ】の恋仲関係が強調されている。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】のライフコッド(主人公が【せいれいのかんむり】を買いに行った時期)に登場。
彼女を見初めたトロルが主人公の留守をついてカリスマおにいちゃんに化けて帰って来るが、垢抜けた「ニセおにいちゃん」に夢中になる村の娘たちと違って彼女は最初からニセモノであることを感づいていた。
「だって おにいちゃんは いつもの おにいちゃんだから かっこいいんだもん」と言うなど、ブラコンぶりは健在のようだ。
ちなみにおにいちゃんと似た容姿の【カミュ】と「おにいちゃん」を一瞬見間違えてしまうものの、ライフコッドの住人と違いすぐに別人と気づいたため、やっぱり「おにいちゃん」が大好きなのだろう。

トレジャーズ

お宝に【ターニアの像】が登場。

ライバルズエース

真3弾カードパック「星降りの決戦」にて、占い師専用レジェンドレアカードとして登場。CVは鬼頭明里。

2/1/2 冒険者
自分が他の占い師カードを使った後1ターンに1回のみ全ての味方のHPを2回復 テンション+1
召喚時:次の相手のターン終了時までステルスを得る

1ターン1回限定とはいえ、簡単な条件で味方全体を回復&テンションアップはかなりの性能。冒険者でもあるため、【伝説の勇者】などとのシナジーも期待できる。
が使われる熟練度デッキともそこそこ相性がいいので、一緒に使ってあげるのも一興だろう。

その他

  • 【レイドック王女】の名前を選ぶイベントの選択肢に「ターニア」が出てくるが、当然ハズレである(どの名前を選んでも正解になることはない)。「ターニア」と答えた場合、王女の名前は【セーラ】となる。また、漫画版、小説版、CDシアター版の主人公は皆、妹の名前を「ターニア」と答えており、ゲーム通り本当の名前はセーラとなっている。
  • リメイク版(DS)では主人公と仲間たち以外で、唯一公式イラストが描かれている。

関連項目