概要
DQ8に登場する神鳥(しんちょう)。『神鳥』は「し」にアクセントをつけるのが正しい読み方(『船長』『店長』などと同じ)。
英語版での名前はEmpyrea。
藤色の大鷲のような姿形をしている巨鳥。子のたましいが「母さま」と呼んでいるので、性別は雌だろう。
「神鳥」と呼ばれているものの、本人いわく神ではないとのこと。DQ3の【神竜】は一応本当に神サマだったのだが、彼女は違ったようだ。
レティスという名についても、この世界の人間がそう名づけただけのもので、他にも名前を持っている。
DQ8の世界観においては、主人公たちのいる世界の他にも複数の世界が存在しているのだが、レティスはそれらを渡り歩く能力を持っている。
後述するように、この設定は歴代作品のクロスオーバー的お祭りゲームであるヒーローズシリーズで活かされることになった。
モンスターズシリーズにも多くの作品に登場している。
ただし、モンスターズに登場する「レティス」は、橙色をしていることが多い(要は色違いモンスター)。
DQ8と同じ藤色のレティスはDQMJ2以降【神鳥レティス】の名で登場しているので、そちらについては当該項目を参照。
DQMJ1では藤色だが「レティス」名義なので、このページに記載する。
スーパーライトではレティスを幼くしたような外見の【プティ】が登場。
DQ8
「無数の世界を旅する」と言われている伝説の鳥。
かつて【暗黒神ラプソーン】の脅威を伝えるためにこの世界に現れ、【七賢者】と力を合わせることで暗黒神の封印に成功。
しかし、その際に力を使い果たしたことで【闇の世界】に取り残されてしまった。
ストーリー中盤、主人公たちはレティスを探して「神鳥の島」と呼ばれる【隔絶された台地】にある村、【レティシア】を訪れる。
レティシアとは「神鳥レティスをあがめる者」という意味とのことだが、実際に村人と会話すると篤く信仰している様子はあまり感じられない。実体が闇の世界に取り残され、こちらの世界では影だけの存在だからか……?
主人公たちは【レティスの止まり木】からレティスの影を追って闇の世界に誘われるが、その世界では神鳥が村を荒らし回っており、村人から怨まれていた。
レティスが村を襲っていたのは【妖魔ゲモン】に大事な卵を人質に取られて脅されていたからなのだが、村人はそんな事情を知る由もない。
一応「子どものいる建物に手を出さない」などの配慮はしていたらしいが、あんなデカい鳥の襲来を受けてはそれに気づかなくても仕方あるまい。
レティスが主人公たちを闇の世界に招いたのは、自分に代わってゲモンと戦ってくれる者を探していたからで、主人公たちの力を試すために戦いを挑んでくる。
後述の通り、「力を試すため」のハズなのに一撃でこちらを窮地に追いやるような攻撃力で襲い掛かってくるお茶目さん。
ここでレティスの嘴についばまれたプレイヤーが後を絶たなかったとか……。
【ドルマゲス】ともども本作屈指の難敵であり、ある意味ラプソーンよりも濃い存在である。
ともあれ、撃破後主人公たちの力を認めた彼女は、妖魔ゲモンを倒して卵を取り戻してほしいと言ってくる。
その目的のために【神鳥の巣】へ移動する際にはなんと
馬車を鷲掴みにするという暴挙に出ており、実に腕白である。
だが、ゲモンが道連れにし粉々になった卵を見た時はさすがにショックを受けていた。神と呼ばれている以前に母親なのだから無理もないが。
後に止まり木へと帰る時は主人公たちを背中に乗せてくれる……が、やはり馬車は鷲掴み。
丁寧な言葉遣いとは裏腹に意外と腕白なお嬢さんであるようだ。
ちなみに「まともに戦えばゲモンごとき敵ではない」と堂々と言い放っており、実際ツールを使ってゲモンとレティスで1対1のバトルをするとよほど痛恨を当てられない限りは軽く押し勝てる。
この神鳥強すぎる。力試しだから本気は出していないはずなのに…。
結局レティスの願いに応えることはできなかったが、子のたましいが主人公たちの力になることを希望したので、主人公たちは空を飛べるようになった。
それから再び彼女に会いに行くと、
「私に会いに来たということは神鳥の巣に行きたいのですか?」
と尋ねてくる。闇の世界での神鳥の巣へ行くことが可能。
ストーリー終盤には、巨大化したラプソーンが二つの世界を繋げたのに乗じて、光の世界に還ってくる。
【暗黒魔城都市】の崩壊直後、地上に転落しそうになった主人公たちを救出する。
レティスのおかげで主人公たちは助かったわけだが、これについて後に【トロデ】はこう語っている。
あの時 神鳥レティスが現れなんだら
今頃わしらはどうなっていたことか…。
それにしても 自分の味方を呼ぼうとして
神鳥を招いてしまうとは あの暗黒神も案外アホウじゃな。
その後、完全な身体を手に入れた暗黒神を倒すための知恵を授けてくれる。
七賢者のチカラを借りるべく、世界に散らばった7つの【オーブ】を集めてくるよう主人公たちに言い、その在りかを教えてくれる【やまびこの笛】を渡される。
オーブをすべて集めてくると、ラプソーンがまとう闇の結界を取り払うのに必要な、七賢者の魂が宿った【神鳥の杖】を託される。
このとき、誰か1人でも持ち物がいっぱいだと神鳥の杖が持てないので、「持ち物を整理整頓してください」と、オカンみたいなことを言ってくる。
そして暗黒神ラプソーンとの決戦ではその背中に乗って戦うことになるのだが……背中に斧を突き付けようと、剣や槍を突き刺そうとまったく怒りをあらわにしないあたりはさすがというべきか。さらに、敵の攻撃を受けても少々よろめくのみである。
背中から岩石を掘り出したりできるのも、神と呼ばれる所以なのだろう。
正直ラプソーン戦で一番頑張っているのは、ラプソーンが隕石を降らせようが呪文を飛ばしてこようが決して主人公たちを落としはしないレティスである。
ラプソーンを討ち滅ぼした後は、「この世界はもう心配ありません」とわが子と共に新たな世界へと旅立っていくのであった……。
戦闘
【闇の世界】のレティスの止まり木に近づくと戦闘になる。
しかもあろうことか何の前触れもなくいきなり襲いかかってくるので、うっかり回復していない状態で止まり木に近づくと地獄を見る。というかそんなミスをやらかした日にはたちまち全滅一直線。
とりあえず何があってもいいように常に万全のコンディションで…と言いたいところだが、そんなのデスタムーア並みに用心深くない限りまず思い至らないだろう。アイテムやMPも有限だし……
もちろん負けてもイベントがあるわけでもなく、通常と同じように所持金を剥がれた上で最寄りの…というより、【闇のレティシア】の教会に送還されるだけである。
勝たねば話が進まないため、入念な準備をして挑もう。
この時期辺りで、スキルポイントが100まで振ることも可能になるレベル38にしておくと良い。
まず注目すべきが、攻撃力386・守備力308という中盤のボスとは思えない高いステータス(参考までにレティシア周辺の雑魚は攻撃力190・守備力130程度。次に戦う、力自慢のボスである【妖魔ゲモン】が攻撃力328・守備力152)。
攻撃力は裏ダンジョンに現れる【ビッグファング】と並び、守備力に至っては(メタル系を除けば)【黒鉄の巨竜】(578)【黄金の巨竜】(436)【白銀の巨竜】(387)に次ぐ全体の4位。
もちろんクリア前まででは最高値という高さであり、しかも全攻撃呪文を軽減し、全補助呪文が効かないという神鳥の名にふさわしい耐性を持つ。
完全2回行動で通常攻撃・【ライデイン】・【いてつくはどう】・【まぶしいひかり】・【わしづかみ】・【ベホイミ】を使う(ベホイミはHPが半分以下の時)。
やはり攻撃力が高いのが脅威で、こちらのHPが200弱~300強の時期に3桁ダメージを叩き出してくる。
特にわしづかみは前衛ですら厳しく、後衛の【ククール】か【ゼシカ】が食らうと瀕死に陥ることも珍しくない。
通常攻撃と連続で食らうとHPが満タンでも死ぬ。
攻撃一辺倒というわけでもなく、まぶしい光による命中率低下やライデインによる全体攻撃、さらにこちらの補助呪文をいてつく波動で解除してくる。
1度目の攻撃でギリギリ生き残ったと思えば、ライデインでトドメを刺されることもある。
通常の戦闘では耐性付きの防具が優先されるが、今回は例外。
彼女が持つ属性攻撃はライデインのみだが、これは主人公が持つ耐性もしくは【マジックバリア】以外で耐性を付けることができないためである。よって素直に防御力を重視すべし。
もちろん、回避率の上がる防具が用意できるならそれが最優先となる。【みかわしのふく】や【ダンシングメイル】他、より回避率の高い【やみのころも】、【ファントムマスク】があればぐっと楽になる。【ピオリム】でも回避率が上がるのでなるべく使用したい。
打撃の痛さを逆手にとって主人公とヤンガスに【やいばのよろい】を装備させるというのも有効。
そして、【ぼうぎょ】を効果的に使うことも大切。【だいぼうぎょ】を覚えていれば、ぜひ使おう。
また【ザオリク】や【せかいじゅのは】を用意し、誰が倒れても対応できるようにしておこう。すでに【ふっかつのつえ】も錬金できるので、蘇生呪文を覚えていないキャラに持たせよう。
味方に補助呪文をかけると優先的に波動を使ってくるという習性を利用して、手の空いた者は積極的に補助呪文を使っておくのもあり。いてつく波動を誘発して攻撃の手を緩めさせることができる。
特に素早さが低い【ヤンガス】なら確実にレティスの後手に回れるので、【スクルト】を使わせておけば次のターンは被害を軽減しやすい。
あるいはライデイン対策に先述のマジックバリアでも良いし、もちろん回避率上昇のためのピオリムでも良い。
波動が無くても補助効果が残るので一石二鳥。鳥だけに。
攻め方としては、守備力、呪文耐性が高く補助呪文も効かないのでとにかくダメージを与えづらいことを考慮し、いつもと違った戦術を組み立てる必要がある。
まずは【大まじん斬り】や【雷光一閃突き】で攻めるといい。10回も当てれば倒せるだろう。ただ、マヌーサ状態だとほとんど当たらないので、【スーパーリング】や【破幻のリング】を用意したい。
この戦法をとる場合、普段活躍する【バイキルト】は不要になる。また【ルカニ】、【かぶとわり】は効かないので使わないように。
次点は【みわくの眼差し】、【がんせきおとし】、【おっさん呼び】あたり。レティスの耐性で軽減されず、まぶしい光の影響も受けない。もし覚えているなら使っておくと有利に戦えるだろう。
これらの特技を覚えていない場合は、【バギクロス】や【マヒャド】、【メラミ】、【かまいたち】や【しんくうは】で少しずつ削ることになるので、相当な長期戦になることを覚悟しよう。これらなら40~50ダメージは与えられる。
デイン耐性もバギと同等くらいの耐性なので【ギガスラッシュ】か【ジゴスパーク】を使う手段もある。
ククールの【ディバインスペル】で耐性を下げておくとダメージを増やすことができる。
HPが半分以下になるとベホイミを使うようになり攻撃頻度が少し減る。HP自体も1785と低めなので、慎重かつ迅速にHPを削りにいこう。
回復は【ベホマラー】を連発しているとMPが不足するので、ククールはテンションを上げたり、光のレティシア近くで拾った【エルフののみぐすり】を持っておこう。【けんじゃのいし】も材料はすでにあるはず。どうしても勝てなければ作ってしまおう。
手っ取り早く勝ちたいなら、【アポロン】や【ギガンツ】といった攻撃力の高い【スカウトモンスター】をそろえてしまうとよい。レティスの守備力でも100近いダメージが期待できる。
ランクSに備えた痛恨軍団であればさらに早い。ただし、レティスの戦闘力が高いので3~4ターン使い続けるとやられてしまう可能性がある。
3DS版
仲間が増えたこともあってか、以降ほとんどのボスが大幅に強化されている。
オリジナル版の感覚でプレイしていたり、情報を縛っていたりすると思わぬ痛手を受けること間違いなし。
ほぼ無駄行動であったベホイミを使わなくなり【メダパニーマ】を使ってくるようになった。
また、ベホイミを使わなくなった分HPが1785から2400に上昇している。
複数人が混乱させられるともう手がつけられなくなる。混乱した仲間を【馬車】に引っ込めることは可能だが、3人も4人も混乱させられようものならもはや打つ手は無し。【理性のリング】や【スーパーリング】を用意しておきたい。特にスーパーリングならまぶしいひかりも同時に対策できて一石二鳥。
また、しっかり探索していれば【ちいさなメダル】が90枚以上集まっているはずなので、面倒でも光の世界へいったん戻って【メタルキングヘルム】を交換するといい。
相変わらずの難敵だが、軍隊属性に対する耐性は無い。つまり、3DS版にて追加されたゲルダの【ゴールドなげ】を使えばスカモンに頼らずとも大ダメージを与えられるので、それを知っていればPS2版より突破は容易となった。
ゴールド投げはマヌーサの影響も受けないため、まぶしい光を食らっても関係ないので、ありったけのゴールドをぶつけてやろう。戦闘前に35000G所持していれば5回当てれば倒しきれる。この場合、ゲルダがメダパニーマで混乱しては元も子もないので、【おうごんのティアラ】を装備させるとよい。
ゴールド投げを使わない場合は、相変わらずチクチクと少しずつHPを削っていくしかない。
ゲルダがべホマや【精霊の舞】を使えるならば、回復役としてククール並みに活躍できるため、判断を誤らなければレティスの激しい攻撃にもなんとか耐えきれるだろう。
もし【ファルコンクロー】を手に入れているのであれば、モリーもいい攻撃役になる。【ハイテンション】と【バイキルト】を合わせて【ウィングブロウ】を入れれば、900近いダメージを狙える。仲間キャラが増えたことの利点を感じられる戦闘である。どうしても混乱が辛いならば【チーム呼び】を活用しよう。
【追憶の回廊】に強化版は登場しない。あくまで腕試しとして戦っただけで、邪悪な魔物ではなかったからだろうか?もっとも、ゼシカやキャプテン・クロウのように、どちらかというと善玉寄りのキャラも追憶化しているため、正確な理由は不明。通常版がコレなので、追憶化したら更に手が付けられなくなることを懸念されたためではあるまい
担当声優は合田絵利(【マルク】とのダブルロール)。後述するヒーローズと同じである。
その正体(?)
【エンディング】にて旅立つ直前に「生まれた世界ではラーミアと呼ばれていた」という発言を残し、DQ3とDQ8の繋がりを仄めかす。
ロトシリーズ(DQ1~3)、天空シリーズ(DQ4~6)のようなシリーズものでない限り、作品間で繋がりを持たないとされることが多かったDQの各世界が別次元に存在する異世界として関わりうることを示唆している。
本編作品においてラーミアが登場するのはDQ3だけなので、彼女の出生地として具体的に思い浮かべることができるのは今のところDQ3の上の世界くらいである。
レティスにかかわる石碑には、ロトの紋章に似たような紋章が描かれていることも、この説を補強している。
一方、【精霊ルビス伝説】の設定を引用できるならば、ラーミアは複数個体が存在しているはずなので、DQ3のラーミアとはまったく別の個体ということも考えられる。
【勇者ロト】(とその仲間たち)を背中に乗せたあのラーミアご本人とあれば、【ロトシリーズ】をこよなく愛する人々にとっては流涙ものの感動と言ってもいいかもしれない。
実際、バトルロードやWii版DQ1・2・3のオープニングムービーに登場するラーミアは、レティスそっくりの姿をしている(リメイク版DQ3の作中グラフィックとはかなり異なっているのだが)。
それにしても、ラーミアという名前がありながら、なぜ新たにレティスと名付けられたのだろうか。
そういえば彼女は自分のことをラーミアともレティスとも名乗ってはいない(私の名前は~みたいな言い方をしていない)。
自分の呼び名など、その世界の人々が自由に決めてくれればよいということなのだろうか。
ジョーカー1
自然系のSSランクとして登場。まだ「神鳥レティス」がいなかったので、本来の藤色で出演していた。
配合でもタマゴでも入手できない隠しモンスターで、入手方法は2007年3月、8月に行われた期間限定の配布イベントのみというレア中のレア。
レアリティもランクも高いだけに能力は非常に高く、スキルも超レアな【しんせい】。
このスキルはデイン系を中心に覚え、かつこいつは【デイン系とくい】の特性を持つのでスキルとの相性が抜群に良い。
【みかわしアップ】の特性も持つ。
能力値は999に達するものこそないもののバランスがいいので、間違いなく最強の一角を占めるだろう。
イベント配布限定ということで【配信限定モンスター】の1体であり、必ず【ゲストマーク】が付いている。 カンダタやトロデ、レオパルドと同様、Wi-FiのジョーカーズGPで出てこなかったのはこの性質のためである。
また、本編クリア後に【キングスペーディオ】と配合することで【JOKER】が生まれ、このときにゲストマークも外れる。
しかし神獣はWi-Fiで使えないので、やっぱり自己満足の域を出ない。
ジョーカー2
上位種に神鳥レティスが登場し、体色もあちらが持って行ってしまったので、こちらは黄色ベースに変更された。
おそらく神鳥のたましいが正式に卵から産まれればこのような色だったのだろう。
本編の【断崖】エリアに登場する。
これまでの巨大モンスター3匹(【タイラントワーム】、【ウイングタイガー】、【ブオーン】)とは異なり、人語を解し、主人公たちと会話する場面もある。
最初は「あの方以外の命令に従うことはできない」と言って協力することを断るが、 その「あの方」が正気を取り戻した際は飛行船をバトルGPの会場に運んでくれる。さぞや目立ったことだろう。
名実ともに断崖エリアの支配者として君臨しており、ボスキャラである【ジャミラス】と【ゲモン】がビビって逃げる場面もあった。
ゲモンについては、DQ8で「私の敵ではない」と言っていたことを反映している。
モンスターとしてはAランクの自然系で、やはりGサイズの超巨大モンスター。
クリアしてレオソードにスカウトリングを強化してもらった後に断崖の頂上まで行けば戦うことができる。
こちらが使う場合と特性が異なっており、【いてつくはどう】、【デイン系のコツ】、【ギガボディ】、【れんぞく(2回)】というラインナップ。
【ギガデイン】、【ジゴデイン】、【ジゴスパーク】と見事にデイン系の攻撃を得意としているので、デイン系を無効化できるモンスターなら楽に戦える。
ジゴデインとジゴスパークを使う場合は前のターンに「わたしのいち撃をうけてみなさい!」と言って準備動作をするので防御するのも手。
……しかしジゴデインはまだしも、ジゴスパークは果たして「一撃」なのだろうか?
なおスカウトの際は凍てつく波動でテンションや攻撃力上昇を戻されるので、タンバリンやバイキルミンを用意してから挑もう。
無事スカウトに成功すると、「これからもよろしくおねがいしますね。マスター ○○さま……。」と主人公を様付けで呼ぶ。
DQ8でのレティスは♀だったのでどことなく女性的な雰囲気があるが、ちゃんと♂も存在する。これは神鳥レティスも同様だが、当時は必ず両性になる一部のモンスターを除いて全員♂♀両方存在していたので別段こいつらに限ったことではない。
なおテリワン3D以降も性別固定にはならなかったため、やはり♂♀存在する。
仲間の時は【AI1~2回行動】、【ギガボディ】、【れんぞく】(2回)、【デインブレイク】の特性を持つ。
素早さの限界が1070と非常に高いが、3枠としてはHP限界値が1570とかなり低く、攻撃力限界も案の定低めなので、対戦などで使うのは少し厳しい。
先制してブレイクを活かしたジゴスパークやグランドクロスを2回連続で使えれば、勝ち目はある……かもしれない。
3枠モンスターなので状態異常については問題ないが、ドルマ系に弱いのでドルマガードなどのスキルで対策をしよう。
やまたのおろちの配合素材として用いられるほか、後述する神鳥レティスを生み出すためにも必要になる。
所持スキルは【レティス(スキル)】。
ジョーカー2プロ
ゲモンが大幅に強化され、神鳥レティスが弱体化。
ということはDQ8(およびDQMJ2)と立場が逆転か?…と思われたが、黄色レティスの方はAランクなので、ゲモンと同じく最強種に強化できるようになった。その結果…
最強レティス
ギガボディ1~3回、【デイン系のコツ】、デインブレイク、れんぞく(2回)の4つの特性を持ち、高い素早さと最大3回行動、そしてデインブレイクで多くのモンスターを次々と葬っていくオレンジの悪魔と化した。
自然系なのに。
ジゴデイン・ホーリーラッシュ・らいじん斬り・ジゴスパークとデイン系特技を多く習得できる【さばきのせんこうSP】の存在も追い風。
その上巨大モンスター対策の大定番【ギガ・マホトラ】に完全耐性を持ち無効化してしまう。欠点は通信なしでは作れない(断崖の個体は牧場or手持ちにいる限り出てこない)点と行動回数が安定しないくらいだろうか。
前作から一匹つれてくれば簡単に最強レティスを作れるほか、ほとんどの能力値が神鳥レティスを上回っているため、最強マスター決定戦ではほとんどこちらのレティスが登場している。
結局ゲモンがレティスを上回ることはなかったのだった。
テリワン3D
ランクがSに引き上げられた。
このおかげで引き継ぎができなくなってしまったので、通信交換を使わないなら【ほろびの扉】や【らいうんの扉】でスカウトしておこう。単に仲間にするだけならほろびの扉の方が楽だが、それぞれ所持しているスキルが違う。
「レティス」、「守備力アップ3」、【ボミエガード】は共通で、ほろびの扉の個体は「最強バギ&デイン」、「守備力アップSP」、らいうんの扉の個体は「最強バギ&ギラ」、【やみのばくえんSP】を持っている。ただし「レティス」と「守備力アップ3」以外は低確率でしか持っておらず、もしも5つすべて持っていたら超ラッキー。
セーブ&リセット戦法が有効なので、こだわる人はリセマラしてみよう。
まあレティスとボミエガード以外はスキル生成でも作れるし、ボミエガードもこいつ以外にも所持モンスターがいるので、そこまで執心する必要もないだろうが……。
前作同様配合では作れず、タマゴからも生まれない。
鳥なのに。
特性は【ギガボディ】、【AI1~3回行動】、【れんぞく】(2回)、【デイン系のコツ】、【ジャミングブレイク】、+25で封じブレイク、+50で【星のまもり】。
前作で猛威を振るった最強レティスだが、その反動か弱体化を食らってしまった。具体的には以下3つ。
- 攻撃力上限が200下がった。
- マホトラ系と踊り封じも無効から等倍に耐性ダウン。(+値が上がれば補強されるので【究極配合】までこぎ着ければ問題ない)
- デインブレイク没収。「デイン系のコツ」は死守したものの、これによって前作での十八番だったらいじん斬りやジゴスパークの火力がダウンしている。
その上攻撃系のコツの倍率が1.25倍→1.15倍に下がっているのも地味に痛い。
唯一救いなのは「該当特技の消費MP半分」という仕様が健在な点だろうか。
この他こいつにとって向かい風なのは、仕様変更でモンスターが4匹同時にバトルできるようになったことや【亡者の執念】での【みがわり】などの新しい戦法が誕生し、3枠相手でも対策しやすくなったこと。
そんなわけで、前作の対戦ではうんざりするほど見かけたこいつも、脅威が薄まった今作ではあまり見ることが無くなった。
なお、本作では「ラーミア」も登場しており、モーションこそレティスの流用だがDQ3のラーミアを踏襲したデザインになっている。
イルルカ
今作も配合では生み出せない他、野生でも出現しなくなった。さらに【錬金カギ】の世界にさえ現れずその報酬にもならない。
つまり配信専用モンスターである。
すれちがいバトルで現れる【カメハ】がレティスと【ティコ】のコンビを連れて現れることがあり、勝つとレティスを入手できる。
前作同様に封じブレイクと相性がよくギガ・マホトラを使える巨大モンスターつぶしを使った戦法がよく見られるが、前作と比べ完全耐性持ちが増えており使いにくくなってしまった。
【新生配合】で【光のはどう】を習得。
イルルカSP
すれ違い通信が廃止されたので【オンライン他国マスター】にて同様の手段で入手できる。
【超ギガボディ】化で【神の息吹】を習得。
ジョーカー3
今回も引き続き参戦しているが、系統が【魔獣系】に変わった。
サイズとランクは変わらずSランク&ギガボディ。
今回は【ライドシステム】S級ライセンス取得後に獲得できる。
他のライセンス入手時とは違い、ギガボディ以上のモンスターを既に入手していても手に入るのでご安心を。
【レナーテ】曰く【アンセス】が主人公のために残したモンスターなのだとか。
【バーディ】といいレティスといい、アンセスは鳥系モンスターが好きなのだろうか。
一応【ごくらくちょう】×【れんごくまちょう】×【アスタロト】×【ふくまねき】の4体配合でも生み出せるので、やろうと思えば本編のイベントで入手する前に手に入る。
特性は【ギガボディ】、【いてつくはどう】(固定)、【電撃系のコツ】、【光ブレイク】、【AI1~3回行動】、+25で【れんぞく×2】、+50で【星のまもり】。
【超生配合】で【光のはどう】、超ギガボディ化で【神の踊り手】が追加される。
能力はMPの基準値が最高の1000となっており、次いで素早さ・賢さに優れるが、反面他の能力は低めの呪文アタッカーらしい性能となっている。MPに優れるため継戦力は高め。
【キングスペーディオ】との配合で【神鳥レティス】が、【ウルベア魔神兵】との配合で【天魔クァバルナ】が、【レジェンドホース】との配合で【トワイライトメア】が生まれる。
初期スキルは【ギガパワー】。
過去作で固有スキルがあったにもかかわらず、今作では汎用のスキルとなったある意味珍しいモンスターである。
本作ではサイズ縮小もできるので、8本編では親鳥だった藤色のレティスと並べて悲願の親子共演……なんてことも可能。
ジョーカー3プロ
基本的には無印版と変わらないが、今作ではライドシステムS級ライセンス取得後にレナーテがくれるモンスターがコイツから神鳥レティスに変更されたため、相対的に入手が困難になってしまった。
一応無印版と同様の配合で生み出せるが、無印版を持ってるならそこから連れてきたほうが手っ取り早いかもしれない。
また、今作では配合先が追加され、【モーモン】、【少年レオソード】、【ドン・モグーラ】との4体配合で【闘神レオソード】ができる。
合体特技は【神の裁き】、合体特性は【ワンダーキラー】。
ヒーローズ1
OPから登場し、世界樹の上空を悠然と飛ぶ姿が描かれる。声優は合田絵利。
今作ではDQ4~6とDQ8の登場人物が一堂に会するが、これは危機に陥った【エルサーゼ】を救うためにレティスが世界を渡って呼び寄せたということがストーリー終盤で明かされる。
もっとも既にその存在を知っているDQ8の二人以外はろくに事情も知らされないまま飛ばされて来ており、特にDQ5の二人は結婚前夜というとんでもないタイミングで巻き込まれている。(この二人を平等に扱えるタイミングがそこしかなかったという理由であろうが……。その他のキャラクターは基本的にED後の時系列である)
一方的にエルサーゼのためだけに戦わされているわけではなく、エルサーゼの危機が各世界の危機に直結している(ヘルムードが闇竜復活を果たすために各世界からエネルギーを吸収していた)という形で動機付けはきちんとなされているのだが、いずれにせよはた迷惑な話である。
ちなみに【ピサロ】は自分の意志でやってきており、彼女に飛ばされてきたわけではない。
特にゲーム中で手助けをしてくれるわけではないが、一応、退路を絶たれて窮地に陥った主人公一行を救うという形で、乗り物としての面目は果たしている。
ヒーローズ2
かつて【ナジム王】が彼女の力を借りて【魔王ザラーム】を【闇の世界】に封印したという。
今作ではザラームの復活を予期して他の世界から登場人物たちを呼び寄せた。
声優は前作同様、合田絵利。
相変わらず各登場人物はろくに事情も知らされないまま飛ばされて来ており、前作に出演していたキャラは軒並み前作の記憶を失っているという有様。
(ただし、時系列そのものがつながっているかどうかは一切不明なので、独立したパラレルワールドともみなせる。)
世界に平和を取り戻すと同時に、他の世界の登場人物とともに元の世界へ戻って行く。
ちなみにザラームの攻撃で【伝承の塔】が破壊された時に主人公一行を救ったのが彼女。
トレジャーズ
お宝に【レティスの像】が登場。
DQMSL
ガチャ限定の【自然系】Sランク。
リーダー特性は「自然系のHPと素早さを10%アップ」。特性は【回復のコツ】。
特技は【ベホマラー】と【トルネード】。
神鳥レティスに【転生】できる。
星ドラ
ストーリークエストシーズン1で初登場。星と星を自由に行き来できる伝説の神鳥としてジャンガル大陸で崇められており、地上絵も描かれている。主人公たちの力を試すために戦いを挑む。
撃破後は力を貸してくれるが、【アルダララ】に重傷を負わされたために、当初は空を満足に飛ぶことができなかった。彼女が完全に回復するのは、ストーリー終盤まで待つことになる。
基本的に攻撃内容は3DS版DQ8に準じているが、ライデインの代わりに【いなずま】を使う。また、スキル攻撃で【ジゴデイン】、ゲージ変化時にはバギ属性の全体攻撃「神鳥の嵐」を放つ。そのため、【スーパースター】等の全体回復が使える職業がいると多少楽になる。
弱点属性はギラ系。他の属性も概ね有効だが、バギ系とデイン系は無効化するので注意。
後にDQ8イベントでも登場するが、ストーリーの個体と同一の存在であるかは不明。混乱を避けるためか、こちらでは戦闘イベントは発生しない。
ウォーク
キャラとして
DQ8イベントにおいて登場したのち、2023年11月のイベント「小さな翼たち」で登場。
前者はDQ8同様の藤色で、タイトル画像にも上空にひっそり姿を見せていた。後者のほうはDQMJ2同様の鮮やかな色合いで登場。
母親となるレティスのほか、人の女性の姿をとっていた「小レティス」、さらにはその卵から産まれるヒナ鳥も登場する。
彼女らは時と次元を渡りつつ産卵し、ヒナ鳥を育てて巣立たせ、また新たな地へと渡っていくのだという。
そうした生態から、DQ8世界で先に会った言及に「おそらく同族であろう」と語る。
クエストでは追っ手の【暗黒の使い】に追われながら、ヒナ鳥のタマゴを守って孵化させる彼女らの営みに手を貸すことになる。
メガモンスター
上記の「小さな翼たち」で2023年11月16日に登場。
暗黒の使いを遣わした大いなる存在との戦いに向けた試練として、母親のレティスと戦うことになる。
クエスト3章3話で戦い、同時にメガモンスターとして登場する。討伐推奨レベルは特級職レベル50以上、HPは約50万。
自身もデイン系の攻撃をするが、そのデイン系が唯一の弱点。これ以外は等倍のドルマ系以外は全て耐性持ち。
通常攻撃はいてつくはどう効果が含まれ、能力値上昇を消されることもある。また、踏みつけには転び効果がある。
全体攻撃はギガデイン、いなずまと共にデイン系。いなずまには感電効果あり。これ以外ではメダパニも使用。
攻撃の威力がかなり高く、通常攻撃でも450程度、踏みつけは800近くにもなる。ギガデイン、いなずまも450程度と強力。
ここまでも十分強力だが、レティスの本領はHP50%以下、魔力で全身を強化してから発揮される。
デイン系のダメージ上昇、斬撃・体技耐性が1段階上昇し、攻撃が必中になる非常に強力なバフがかかる。
ここから、デイン属性を含んだフェザースコールを飛ばし、ランダムに4回450程度ダメージ+感電効果を浴びせる。
さらに「するどい眼でこちらをにらんでいる!」という予兆をはさみ、次のターンに翼を広げて突進。
全体に1000程度のダメージ、斬撃・体技耐性1段階低下、転び効果と痛烈な一撃を浴びせてくる。
デイン系か鳥系の耐性で備えたい。状態異常では眠りか攻撃力低下が有効。眠りが効けば行動を阻害できる。
全身強化で呪文耐性を落とすので呪文がかなり効果的。おおぞらの術・雷轟はもちろん、断罪のいかずちやドルマドンも選択肢になる。
こころは赤色でコストは149。赤色の中では比較的バランスが良い能力値。
高グレードではデイン、ジバリア、バギ系の斬撃・体技ダメージが増加し、転びとふきとばしに耐性がつく。
イベント期間中に「小さな冒険」をこなすことでグレードCが4つ手に入り、Bを1つ作ることができる。
ドラけし!
2023年1月12日開催のDQ8イベント「闇の世界と暗黒神」にて「けしコン!」のボスモンスターとして登場。けしコン!の累計ポイント17250pt目で入手できる。☆4の青属性、スキルは長方形の範囲に呪文ダメージを与える「天雷」