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”境界”

Last-modified: 2018-08-18 (土) 00:45:18

キャラシート Edit

 
「全てを在らしめるのは、境界なのよ」
 

【クラス】アルターエゴ
【真名】”境界”(隙間の神、塞の神、冥府の渡し守の概念などの習合)
【容姿】奇妙な服を着た金髪の少女。
【英雄点】40点(ステ21点・スキル19点):令呪0画消費
【HP】20/20
【筋力】C:3
【耐久】B:4
【敏捷】E:1
【魔力】EX:8(10)
【幸運】C:3
【スキル1】陣地作成:A
10点:移動フェイズに陣地を作成出来る。
陣地内では魔術攻撃と物理防御と魔術防御と奇襲防御時、補正値5を得る。
また、遠距離攻撃フェイズで受けるダメージを無効にする。
【スキル2】複合神性:D
5点:英雄点10を得る。属性”神性”を付与する。
【スキル3】無明現象:EX
4点:自身の物理防御と奇襲防御時、補正値3を得る。
【宝具】『現象定義・境界神性』(エグジスタンス・オブ・ボーダー)1/1
【ランク・種別】EX:境界宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:2(1)陣営
【効果】自身の陣地のあるエリアでの交戦フェイズ時にのみ使用可能。
交戦中の敵陣営全員を、別のエリアに強制的に移動させる。この移動は、判定成功時の逃走行為と同様のものとして扱う。その後、移動した全員に『烙印』カウンターを付与する。
『烙印』カウンターが付与された者が、アルターエゴが作成した陣地のあるエリアへ再び進入した場合、『境界侵犯』状態異常が付与され、『烙印』カウンターが消失する。
『境界侵犯』:自身の行うあらゆる攻撃判定時、ダイスの面を一つ減らす。また、毎巡終了時に、2D6のダメージを受ける。このダメージでHPは0にならない。この効果は、アルターエゴの陣地のあるエリアから離脱した場合消失する。
【属性】秩序・善・天 両性 神性
【その他】真名看破時は、「道祖神」「塞の神」「辻神」「隙間の神」「カロン」「オオカムヅミ」「ヤヌス」など、何かしらの“境界”に纏わる神性であれば正解とする。

 

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キャラクター個人データ Edit

真名:“境界”
クラス:アルターエゴ
出典:神話・科学学説
性別:両性
身長・体重:161cm・51kg
地域:全世界に遍在
年代:世界創世以降
属性:秩序・善・天
好きなもの:この世なるもの
嫌いなもの:分かたれざる混沌

ステータス Edit

筋力:C
耐久:B
敏捷:E
魔力:EX
幸運:C
宝具:EX

クラス別スキル Edit

・陣地作成:A
 自らに有利な環境・性能を備えた陣地を作り上げる。
 アルターエゴの場合、自身が守護する“領域”を規定し、この範囲内に対する外部からの侵入について、強い抵抗力を発揮せしめることができる。

 

・道具作成:E+
 魔術的な道具を作成する。
 これといって道具を作る逸話に所以がある訳ではないが、石像などを建立することで境界を為す信仰が広範に分布することから、塞の神を始めとする自身に関する像などを作り、加護を与えることができる。
 村や町の境界に立つという点から道祖神などと同一視される、岐の神・塞の神などとしての性質によるものである。

保有スキル Edit

・複合神性:D
 複数の神格からエッセンスを抽出して形成されたアルターエゴ特有のスキル。
 自身を結束する“境界”という概念に纏わる神格と、その能力を獲得する。
 但し、神性を対象とする特攻効果については、その効果がより増大するデメリットを負う。

 

・境界の観測者:C+
 『id-es(イデス)』と呼ばれる、アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。
 スキル『概念転写』から変化したチートスキル。遍く万象を規定する境界を統御し、これを決定づける。
 『  』より流出し、一切を構成する事象概念は、人間によって個別に認識されることで分断され、その性質を確定する。アルターエゴは、本来人間の集合無意識に因らなければ不可能な筈の“境界の定義・再構築・消去”を自在に操る能力を持っている。
 但し、一般的な召喚に於ける現界ではこの能力は制限され、精々自身の直近でほんの些細な干渉を引き起こすことができる程度のものとなる。それでも、時空間の境界を繋ぎ合わせて空間転移を発生させるなど、半ば魔法じみた驚異的な現象を自在に操ってのけることすらできる。

 

・侵犯の烙印:B
 境界を守護する神性としての権能が漏れ出たもの。
 自身が守護する“領域”に侵入したものに対し、自動的に“烙印”と呼ばれる概念的マーカーを付与する。これを付与されたものは、“領域”にとっての異物と判断され、これを排斥せんとするアルターエゴの能力の影響を、より大きく受けるようになる。
 所謂“レッテル貼り”と同様の行為であり、自他・内外を定義づける境界線としての効果を持つ“烙印”を無理やり押し付けることで、対象を“外側”として“内側”から除外する。産土神、或いは共同体を守護する神としての性質が発露したものであるといえる。

 

・無明現象:EX
 人間が認識し、分節し、定義づけることで成立している世界。その外にあり、未だ“わからないもの”として未分化な『  』を限定的に制御する能力。
 何についてでも行使できる訳ではなく、主に魔術・科学の摂理に於いて、現在の理論で説明しきれないものについて、その淵源を自分自身に求めることで、これを定義づける=境界を作るという形で創造する現象の主体者としての立ち位置に滑り込む。創造者である以上は、一切の現象を生むも消すも変えるも自由自在となる。
 具体的には、“生命が発生すること”、“魔法に至れないこと”、“世界が数字で表現できること”など、“そうである理由が不明だが成り立っている事柄”が中心となる。これらの場合でいえば、「アルターエゴがこのような形で生命ができると定義したから生命はできた」「アルターエゴが認めない基準を持つから魔法に至れない」「アルターエゴが数字を世界の基本摂理としたから世界は数字で表現できる」という風に結論づけ、それらに関する支配権を獲得する訳である。
 欠点としては、これらの説明しきれない部分を、例えこじつけであれ説明されてしまうと、支配権がそちらに移行し、機能を失ってしまうという点が挙げられる。特に、聖堂教会系の神秘は“万能の創造者である主”を前提としている為、その理論を押し付けられると何も制御できなくなってしまう。
 これらの能力は、科学学説に於いて提唱される「隙間の神」という捉え方に依拠するものである。この説では、そうであることに対する根本的な理由付けが不可能な事象について、その要因を“神”或いは同様の超常的存在に求める。人が神秘を切り開き、既知の理論大系に取り込んでいく中で、それを免れた領域に対し、神秘性を見出す。そういったどこででも見られる営為を、神の矮小化に擬えたのである。

宝具 Edit

『現象定義・境界神性』(エグジスタンス・オブ・ボーダー)
ランク:EX 種別:境界宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:2(1)陣営
 自身、或いは自身が帰属する陣営と、それらの“領域”に踏み込んだ敵対的な存在を認識できている場合に行使できる、権能の限定的大規模行使。
 烙印を付与されて一度は追放され、それでも“領域”を侵犯した者に対し、継続的なスリップダメージを与えると同時に、祟りの形でその力を制限する。自発的な退去が為されなければ、“領域”守護の為に強化されたアルターエゴ自身による直接的制裁が行われる。
 塞の神としての対外的な排斥の権能に加え、彼岸と此岸の往来を管轄する生死の境の神、即ちカロンなどの魂の運び手としての権能を同時に行使した時、彼女の“領域”から生きて帰ることは著しく難しいと言わざるを得ない。

性格 Edit

 境界は本来、ただ其処にあって、場所にも時間にも左右されずに存在し続けるものであり、そうであることがこの世の理とされている。“彼”と“我”が一緒くたになったり遊離したりすることはなく、相互に独立して存在していられるのは、境界が普遍にして不変のものとして変化しないが故である。
 故に、それを具現化した彼女もまた、決して自発的に動くことはない。誰かが───意識を持つ主体としての人間が、それを変えようと意識することが無い限り、彼女が変わってはいけない。そういう風に、世界ができているからだ。
 そのかわり、彼女に一度働きかければ、彼女は様々な姿を見せる。マスターが外敵を打ち払うことを望めば、彼女はそれを遂行する。己を援護することを望めば、内なるものとして彼女は加護を与える。どこまでも忠実に、主の命令に従う、在る意味でサーヴァントらしいサーヴァントとして振る舞うことだろう。
 しかし、其処に彼女自身の意志というものは、決して見られない。『境界が意志を持ってはならない』。どうあれ、その法則が変化することはない。もし彼女に意志らしいものが見られるとすれば、それは、召喚者の意志なのであろう。世界全てに敷かれた理である彼女は、故に、召喚者自身をも個我として他我より別つ機能を有する。己以外に溶け合おうとする時、それを良しとする心情の底には、それでも必ず“我としての存在”を望む欲がある。境界そのものである以上、それを切り捨てることだけは、彼女はできない。だから、マスターが“自分以外であろうとする時”のみ、彼女はそれを認めず、否定し、それ自身の個我を保護しようとするのだ。

動機・マスターへの態度 Edit

 受動的性質から彼女には望みというものがなく、また、個別の神格であれば兎も角、こういった神性の複合体を意識的に喚び招かんとする召喚者はまず居ない為、基本的に彼女が召喚されるのは、召喚者自身を触媒とした時に限られる。
 この場合、相性とは要するに、召喚者に“境界”としての性質が何かしら強く出ているということであり、自分自身を強く感じる召喚者を、彼女が拒むことはまずないだろう。それが悪性であれ善性であれ、その守護に、彼女は全力を尽くす。一方、“境界”であることから離れれば離れる程、彼女は積極性を失い、最終的には、ただ仕えるだけのシステムへと変化する。サーヴァントとしての本質は寧ろ此方であり、召喚者の変質如何によっては、この状態にたやすく変遷することだろう。

史実上の人物像 Edit

 “境界”。それは、およそ人類史の開闢以降───否、この世界、この星、この宇宙の創世以降、遥かな未来までその存在が約束された、この世を構築する最も重要な概念の一つである。
 ギリシャや日本など、幾つかの創世神話が暗示するように、そして魔術師達が既知の事実として承知しているように、全てのものはまず、分化されざる混沌であった。有でも無でもない、確率のゆらぎ。分かつことができない曖昧模糊とした“塊”が、この宇宙の始まりにあった。そこから、“何か”が生じた。素粒子であり原初の神性であるそれは、“それ”と“そうではないもの”の二つに世界を分けた。この瞬間、何かを分かつものという概念は発生し、そして存在し続けることが決定されたのだ。
 以後、世界は多くの境界を得て、“塊”からあらゆるものを生成した。生命、星、世界、概念、物質、時間、空間、何もかもが、そこから生じた。やがて、生命の中に人が生じ、文明を生み、霊長の座を占めるようになると、“境界”それそのものに、意味を見出すようになった。いつまでも存在し続けることが確約された普遍的概念は、全世界で様々な意味を持って受け取られ、そして別の名を与えられて、実存や信仰を得た。
 現世と冥府を分かつもの。内と外を障えるもの。彼と此を断つもの。可能と不可能を繋ぐもの。数多の概念は本源を一にするものであり、故に、個別の存在を束ね、幾つもの“もう一つの側面《アルターエゴ》”を内包するものとして、この英霊を構築し召喚することが可能となったのだ。

聖杯戦争TRPGにおける人物像 Edit

 召喚者に応じてその対応を変える鏡系サーヴァント。
 彼我未分化の幼子に喚ばれたのならば、“彼”として“我”を教える身近なもの、親として振る舞う。彼我を混交する精神錯乱者に喚ばれたのならば、これを分かつべく、根気強い精神科医、心療内科医の様に振る舞う。彼我を分かち理解しながらも、尚彼に没入するものに喚ばれたのならば、これを認めつつも、我であることを損なわせないように見つめる“脳の中の小人”、外的メタ認知機能として振る舞う。
 通常の精神状態の者に喚ばれることはほぼないと言ってもよいが、もし喚ばれることがあったとすれば、彼女は“己”であることを守護し、その命令に従う優秀なサーヴァントとして振る舞うことであろう。