シート
《サーヴァント》
【クラス】フォーリナー
【真名】萩原朔太郎
【容姿】青い猫を連れた不健康そうな書生。
【英雄点】40点(ステ25点・スキル15点) 令呪0画消費
【HP】15/15
【筋力】E :1
【耐久】E :3
【敏捷】E :8(10)
【魔力】C+:1
【幸運】EX:8(10)
【スキル1】領域外の生命:EX
5点:交戦フェイズ中に相手前衛に対して奇襲攻撃を行える。
交戦フェイズごとに1回まで、相手のクラス固有スキルを無効にできる。
【スキル2】神性:B
5点:キャラシート作成時に英雄点10点と神性を得る。
【スキル3】青猫の影:A
5点:先手判定時と奇襲攻撃時にダイスの面数を1増やす。
【宝具】『月に吠える(ハウル・アット・ザ・ムーン)』 1/1
【ランク・種別】EX・対心宝具
【効果】交戦フェイズ中の自分の手番時、陣地破壊を発生させた後に陣地を作成する。
陣地内では奇襲攻撃時に補正値10を得られる。
この宝具で作成した陣地はその交戦フェイズ終了時に消滅する。
【その他】中立・中庸 人属性 神性
《サーヴァント》
【クラス】フォーリナー(シート上はキャスター)
【真名】萩原朔太郎
【容姿】青い猫を連れた不健康そうな青年。
【英雄点】30点(ステ10点・スキル20点) 令呪0画消費
【HP】5/5
【筋力】E :3
【耐久】E :1
【敏捷】E :1
【魔力】C+:4
【幸運】EX:1
【スキル1】詩のにほひ:A(道具作成)
10点:移動フェイズ時に味方陣営1体のHPを(対象の耐久値)d6回復できる。
交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定に補正値5を与えられる。
【スキル2】矛盾精神:A+
5点:交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定に補正値3を与えられる。
【スキル3】青猫の影:A
5点:交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定のダイスの面数を1増やせる。
【宝具】『月に吠える(つきにほえる)』 1/1
【ランク・種別】EX・対心宝具
【効果】味方陣営の乗騎・宝具を使用した攻撃時、その判定のダイスの面数を1増やせる。
対象が秩序属性の場合、さらに補正値を3まで与えられる。
【その他】秩序・中庸 人属性 神性
泥
プロフィール
【出典】史実
【CLASS】フォーリナー
【マスター】
【真名】萩原朔太郎
【異名・別名・表記揺れ】日本近代詩の父
【性別】男性
【身長・体重】175cm・53kg
【肌色】色白 【髪色】黒 【瞳色】赤
【外見・容姿】青い猫を連れた痩身の青年。
【地域】日本
【年代】1886年~1942年
【属性】秩序/混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、神性、人類の脅威
筋力 | E | 耐久 | E | ||||||||||
敏捷 | E | 魔力 | C+ | ||||||||||
幸運 | EX | 宝具 | EX |
クラススキル
領域外の生命:EX
外なる宇宙、虚空からの降臨者。
邪神に魅入られ、その千貌の一面を被るもの。
狂気:C
不安と恐怖。調和と摂理からの逸脱。
周囲精神の世界観にまで影響を及ぼす異質な思考。
陣地作成:EX
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
固有結界、それも他者の心象風景を具現化する朔太郎は規格外の陣地作成スキルを有する。
神性:B
外宇宙に潜む高次生命の貌として神性を帯びる。
計り知れぬ脅威を、彼はその身一つで封じ込めている。
その代償は、永劫その心を苛む絶望。
保有スキル
詩のにほひ:A
すべてのよい叙情詩には、理屈や言葉で説明することの出来ない一種の美感が伴ふ。
────「月に吠える」 序
カバラのノタリコンとは似て非なる短縮詠唱。
情動を込め、韻律を刻んで紡がれた言葉は『詩』という新たな言語となり、魔術的作用を発生させる。
それは利便性や合理性を求めて圧縮された言語でなく、言葉の裏面や行間に真理を秘した神秘的表現でもない。
感情という言葉にできないものを、それでも外へ、他者へ伝えようと試行錯誤の果てに研磨された技術である。
サーヴァントとして召喚に応じた以上、朔太郎は戦闘の手段として詩を紡ぐ。
されど詩の本懐は、人が哀しみの内に零す涙のような、病み、孤独に震える者のための慰めの歌である。
矛盾精神:A+
私はいつも明るい方へ明るい方へと手をのばして悶えながらかえってますます暗い谷底へ落ちて行くのである
────知人に宛てた手紙
朔太郎の心の内には、生を憧憬する心と、生を厭う心とが、渦巻き戦い続けている。
罪を悔い改め、真っ直ぐな人間になりたいと志す心。
罪が赦されぬと考え、絶望の淵に打ちひしがれる心。
其は青きもの。地に伸ばした根が細らみ、ふるえながら空へ鋭くまっしぐらに伸びる青竹。その如きもの。
混沌とした感情の坩堝に沈み、己を見失いそうになりながら、それでも己を律し秩序を取り戻さんとするもの。
しかし狂気に侵された今の朔太郎は精神の安定を欠いており、ランダムに属性を二種類に変化させる。
即ち秩序か混沌か、である。
青猫の影:A
詩を作ること久しくして、益益詩に自信をもち得ない。
私の如きものは、みじめなる青猫の夢魔にすぎない。
────「青猫」 序
一匹の青い猫を召喚・使役するスキル。
青猫は周囲にいる者たちの精神を鬱屈とさせ、心の内に秘めた負の感情を増幅させる。
勇猛や信仰の加護スキルで抵抗可能。また、心が強い者にはそもそも効き目が薄い。
一方で心の弱っている者に対して共感作用を発揮し、心の苦痛を共有することで緩和効果をもらたす。
ただし、引き受けた苦痛は朔太郎に圧し掛かる。
それは、かなしい人類の歴史を語る猫のかげ。
われの求めてやまざる幸福の青い影。
月夜は人を照らし、その足元の地に陰鬱な影を落とす。美しい都會の夜に、青い猫の影を落とす。
みじめでさびしい一疋の青猫。誰の心の内にも、どこの華やかな世界にもある、青い影。
その影を、とある探索者を助けた老猫のような、現実になき夢を幻視させんと緩やかに導く助け猫とするか。
はたまた、かの邪神の貌のひとつのような、夜より黒い深淵へと妖しげに誘うかどわかしの猫とするか。
詩を紡ぐ我が身はさびしい青猫の如し。されど、詩とはさびしき心を慰めるために紡がれる。
癒しとするか、苛みとするかは、その者次第である。
宝具
『月に吠える』
ランク:EX 種別:対心宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:10人
私は私自身の陰鬱な影を、月夜の地上に釘づけにしてしまひたい。
影が、永久に私のあとを追つて来ないやうに。
────「月に吠える」 序
つきにほえる。
朔太郎の本来の宝具。
自らではなく他者の心象風景を具現化する、極めて特殊な固有結界。
夜空に浮かぶ月が淡い光で地上を照らし、月光を浴びた人の心の闇を、その足元から伸びる影に映し出す。
やがて影は青猫の形となって足元からぷつりと分離し、己を織り成した心の闇を発散せんと暴れ始める。
影の主が抱えていた苦悩と絶望が多いほど青猫は狂暴性を増し、一方で影の主は心に凪ぐような安らぎを得る。
この宝具の本質は、他者の不安と恐怖を武器とすることではなく、心象風景を具現化する点にある。
内に孕んだ、感情と言う言葉にできないものに形を与え切り離す。それはまるで腫瘍を切除する医者のよう。
……詩はただ、病める魂の所有者と孤独者との寂しい慰めである。
哀しみ、苦しみ、孤独に震える者たちの心に寄り添い、安らぎを与えんとするものこそが詩である。
青猫の戦闘力など二の次であり、朔太郎は孤独に震える者の心を慰め、そして己自身の心を慰めるために、月に吠える。
怯えるように。仲間を探す子犬のように。
月に吠えるのである。
『月に吠える』
ランク:EX 種別:対心宝具 レンジ:1~?? 最大捕捉:1000人
Cthulhu fhtagn, Nyarlathotep th'ga, shamesh shamesh,
Nyarlathotep th'ga, Cthulhu fhtagn!
────
ハウル・アット・ザ・ムーン。
朔太郎の本来の宝具がフォーリナーとなったことで変質したもの。
「他者の負の感情を具現化する」性質はそのまま、夜空に浮かぶ月は赤黒く、足元に落ちる影は底無き闇黒に。
人の内より暴き出された心の闇は、三本足とかぎ爪のついた腕、頭部に血濡れた舌の如き触手を生やす異形となる。
異形の体躯は取り込んだ苦悩と絶望が深いほどより悍ましさを増し、己を織り成した心の闇を叶えんと力を揮う。
その姿を見た者は正気を損い、己が死したことさえ自覚することなくその命を終えることとなる。
同時に、「負の感情を切除する」性質もそのままのため、攻撃に耐え切れば精神状態は改善化される。
かつて、その神の“貌”は異なる名で呼ばれていた。
しかし時を隔て、誤謬と誤植、誤解釈によりその“貌”は「月に吠えるもの」となった。
元々その神に貌は無く、故に千の貌を持つという。
故に人の負念、悪性情報より織り成された“貌”すらも、かの神は容易く被ってしまうだろう。
……詩は、その孤独と苦しみを共通する他者を求めて紡がれる。
ならば詩で紡がれた神として、お前たちの声を聞き届けよう。お前と同じ貌を得て、哀しみ、苦しみ、孤独に震えるお前の心に寄り添おう。
安らぎを得られず、失意と絶望を抱いて死に絶える最期を見届けてやろう。
故に吠えよ。冀うように。救いを求めて拝む信者のように。
月に吠えるのだ。
解説
大正時代の詩人。
従来の詩の形式に囚われず、口語による新たな形の詩を紡ぎ出したことから「日本近代詩の父」とも呼ばれる。
学校への入学と落第・退学を繰り返し、詩人を志すも父の理解は得られず見せた詩集を焼き捨てられるなど、その生涯はお世辞にも幸福なものとは言い難い。
しかし、そういった経験が彼の感性を研ぎ澄ましたのは確かであり、朔太郎の抱いた深い絶望と寂寥感からは多くの詩が紡ぎ出された。
また、ミステリーファンであった、手品を楽しんでいた、子どもによく童話を読み聞かせていた、寒さに強いことを得意としていたなど、明るく人間味豊かな一面もあった。
……その苦悩に満ちた精神が、這い寄る隙となったのか。
或いは、自覚なく、千の゛貌”の一つとして地上に生まれ落ちたのか。
真相は不明だが、この萩原朔太郎は生前からかの邪神との切り難い縁を持っていたようだ。
人物像
内向的・受動的。
常に物憂げな表情を浮かべている。口数は少なくため息が多い、自他共に認める陰鬱な人間。
人間嫌いではないが、人間関係の破綻を恐れるあまり人付き合いを厭うという悲観的な生き方をしている。
気弱な性格で、常日頃から「自分には英霊としての資格なんてない」と自虐気味。
また嘘をつけず、頼られたら大抵断れない。
しかし一方で、相反する性質を朔太郎は秘めている。
自分を出すことをしないが、時折耐え切れず内情を詩として溢れさせ。
孤独を好みながら、自分の抱えている恐怖や絶望に共感してくれる人を求め。
己の弱さと脆さを自覚しながら、頼られたら出来る限りその期待に応えたいと思う。
「自分は救いようのない落伍者だ」という拭えぬ劣等感を抱きながら、「それでも真っ当な人間になりたい、善い人間でありたい」という願いを捨てきれない。
一歩踏み間違えれば、頑張ろうとしては失敗し、周囲を巻き込んで転落する疫病神にもなり得る気質だが、今のところは詩という心の膿の吐き出し口のおかげで悪い方に傾き切らず、少しずつだが他者と交流し知人の期待や心配になんとか応えることができている模様。
カルデアでは、鬱屈としているが相談に真摯に向き合ってくれる優しいお兄さん、という印象を持たれている。
詩人なだけあって人の機微や周囲環境に対する観察力に長けている。
相手の内心に渦巻く不安を見抜き、向き合い対処すべき危険と一刻も早く逃げるべき危険を見分けるのが非常に上手い。
また、人との交流を避けがちではあるが、意外と人付き合い自体は下手ではない。
ポジティブな人に対しては、時折振り回されながらも相手を尊重する、遊び盛りの子供を見守る老人のように。
ネガティブな人に対しては、似た者同士としてその弱った心に静かに寄り添う、名カウンセラーのようになる。
普段は自己主張をしないので輪を乱したり場の雰囲気を無駄に悪くすることはなく、必要な時には自分の考えを主張できる大胆さを持ち合わせているので、コミュニケーション要因としては何だかんだ上位陣に位置する。
ただし、ポジティブを通り越して周囲を振り回すことしかしない自己中心的な人物や、他者を害する行為を厭わず率先して行う悪人、自分の絶望に他人も巻き込む狂人などとは流石に分かり合えない。
そういった輩に対しては静かに怒りを示し、冷徹な対応をする。
内気ながらも時折見せる強固な精神力が、かの邪神の囁きにも屈さずにいられる秘訣のようだ。
台詞例
関連人物
SSR | No.X | ||||
---|---|---|---|---|---|
クラス | フォーリナー | ||||
属性 | 秩序・中庸(第1・第3段階) 混沌・中庸(第2段階) | ||||
真名 | 萩原朔太郎 | ||||
筋力 | E | 耐久 | E | ||
敏捷 | E | 魔力 | C+ | ||
幸運 | EX | 宝具 | EX | ||
能力値(初期値/最大値) | |||||
HP | 2134/14550 | ||||
ATK | 1687/10917 | ||||
COST | 16 | ||||
コマンドカード | Quick×1 | Arts×3 | Buster×1 | ||
特性 | |||||
サーヴァント、人属性、人型、男性、神性、人類の脅威、ヒト科 | |||||
保有スキル | 効果 | 継続 | CT | 取得条件 | |
詩のにほひ [A] | 自身の弱体付与成功率をアップ[Lv.1~]*1 | 3 | 8 (6) | 初期スキル | |
自身のNP増加効果量をアップ[Lv.1~]*2 | |||||
自身のNPを増やす[Lv.1~]*3 | - | ||||
矛盾精神 [A+] 【第1・第3段階の姿の時】 | 自身のNP獲得量をアップ[Lv.1~]*4 | 3 | 7 (5) | 霊基再臨×1突破 | |
自身を第2段階の姿に変貌させる<宝具が変化> | - | ||||
敵全体の弱体解除成功率をダウン[Lv.1~]*5(1回) | 3 | ||||
矛盾精神 [A+] 【第2段階の姿の時】 | 自身のNP獲得量をアップ[Lv.1~]*6 | 3 | |||
自身を第1段階の姿(第1・第3段階から変貌していた場合は元の姿)に変貌させる<宝具が変化> | - | ||||
自身の弱体解除成功率をダウン[Lv.1~]*7(1回)【デメリット】 | 3 | ||||
青猫の影 [A] | 敵全体の弱体耐性をダウン*8 | 1 | 6 (4) | 霊基再臨×3突破 | |
味方全体の弱体耐性をダウン*9【デメリット】 | |||||
味方単体から弱体状態を吸収する<1騎の場合は無効>【デメリット】 | - | ||||
自身に弱体状態が多いほど宝具威力がアップする状態を付与[Lv.1~]*10 | 1 | ||||
クラススキル | 効果 | ||||
領域外の生命 [EX] | 自身に毎ターンスター2個獲得状態を付与 | ||||
自身の弱体耐性をアップ*11 | |||||
狂気 [C] | 自身のBusterカード性能を少しアップ*12 | ||||
陣地作成 [EX] | 自身のArtsカード性能をアップ*13 | ||||
神性 [B] | 自身に与ダメージプラス状態を付与*14 | ||||
アペンドスキル | 効果 | ||||
追撃技巧向上 | 自身のExtra Attackカードの性能をアップ[Lv.1~]*15 | ||||
魔力装填 | 自身のNPをチャージした状態でバトルを開始[Lv.1~]*16 | ||||
対プリテンダー攻撃適性 | 自身の〔プリテンダー〕クラスに対する攻撃力をアップ[Lv.1~]*17 | ||||
宝具 | 種類 | ランク | 種別 | ||
月に吠える | Arts | EX | 対心宝具 | ||
効果 | |||||
【第1・第3段階の姿の時】 味方全体の弱体状態を解除*18し、 解除した数に応じて自身のArtsカード性能をアップ*19(1ターン) +敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃[Lv.1~]*20*21 +味方全体のNPを少し増やす*22<オーバーチャージで効果アップ> | |||||
宝具 | 種類 | ランク | 種別 | ||
月に吠える | Buster | EX | 対心宝具 | ||
効果 | |||||
【第2段階の姿の時】 敵全体の弱体耐性をダウン*23(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ> &Buster攻撃耐性をダウン*24(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ> &強力な〔弱体状態(解除不能な状態は除く)〕特攻攻撃[Lv.1~]*25 <対象の〔弱体状態〕が多いほど対象に対して特攻威力アップ(最大10個)>*26 &弱体状態を解除*27【デメリット】 |