キャラシート
【名前】イグニア・マグナクトゥス
【容姿】巨大な銃器を担いだ火傷痕のある隻腕の女性。
身長185cm。 Gカップ。
【願い事】省略
【バッドエンド】省略
【グッドエンド】省略
【令呪】2 / 2
【HP】5 / 2
【筋力】E:1
【耐久】E:1
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】E:1
【合計】5点
【スキル1】令呪追加:マスターの英雄点を5点減らす。 初期令呪を1増やす(上限3)。
【スキル2】魔術支援:自身のサーヴァントの先手判定時に補正値2を、奇襲攻撃時に補正値1を与える。
【その他】人型 / 女性 / 混沌・善 / 人間
泥
【マテリアル】
年齢:24歳
身長:185cm / 体重:89kg
スリーサイズ:B109cm / W71cm / H111cm / Gカップ
血液型:A型
特技:裁縫、炊事、機械いじり
起源:『炎熱』
属性:混沌・善
魔術属性:火
魔術系統:基礎魔術、類感魔術、火炎系統魔術
魔術特性:転換
魔術回路・質:A+ / 魔術回路・量:C / 魔術回路・編成:正常
その豊かなプロポーションを惜しげもなく晒していくスタイル。
【略歴・人物】
時計塔に籍を置く魔術師。 現代魔術科(ノーリッジ)所属。 一人称は『俺』。
比較的近年に新興したマグナクトゥス家の生まれであり、魔術師としての歴史は浅め。
それ故に時計塔に於いての評価は極めて低く、我の強い性格と下記の失敗談も相まって、
彼女は大抵の場合、煙たがられるか嘲笑されながら過ごしてきた。
そう言った意味で、そういう事があまりない現在の現代魔術科は比較的居心地の良い場所だと認識している。
右腕の欠損と火傷跡は幼少期に於ける魔術の失敗が原因で被ったもの。
起源『炎熱』、魔術属性『火』というあまりにも一点特化の才能であるが故にそもそもの出力からして大きく、
まだ拙かった魔術行使能力はそれを抑え切れず制御を誤り、膨大な炎と熱によって右腕は完全に炭化し、右半身にも重度の火傷を被った。
また、その時から己の起源の自覚に至っている。
しかしそんな経験に怯むことなく逆に糧として、死に物狂いで己の才能を磨き今に至る。
理由として、『そんな失敗をした自分に酷く苛立ったから』、と彼女は語る。
欠損した右腕と火傷痕は下記の魔術のためというのもあるが、何よりも戒めのためにそのままにしており、
見た目だけで寄ってくる奴もいなくなって一石二鳥だ、とも。
性格は前述の通り我が強く、行動も言動もガサツで攻撃的。
しかしそれは全くと言っていいほどブレない強固で苛烈な精神性を表していると言える。
言い方こそキツめではあるが、自身と敵対していない人間には割りと寛容で寧ろ優しい部類に入る。
根本として、世話好き。 それはそれとして自身に対してそうされようとすると必要ないと突っぱねる。
また、その感性は魔術師というよりは魔術使いに近い。 根源に対しても然程興味はなく、
自らがやりたいことをやりたいだけやるために魔術を学び、研鑽している。
ただ自身の家系に対する思いは人並みにあり、自分で途絶えさせるのもな、という思いもある。
ただし、婚活までするのは彼女のプライドが許さないと思われる。
特技の裁縫や炊事は将来を心配した彼女の両親が強引に覚えさせたもの。
だが現在でも投げ出すことなく続けてやっていることから意外と性に合っていたようである。
特に裁縫は売り物にしてもいいレベルに高度なもの。 着ている服も彼女作。
隻腕であるため基本的に魔術を使用しつつ行うが、面倒くさくなって片腕と両脚ですることもある。 何かと器用。
聖杯戦争に於ける目的は『自身の力を認めさせる』こと。
ロンドンというお膝元で、最強を証明する聖杯戦争で優勝すれば嘲笑等もなくなるだろうと踏んでのことである。
無論、敗北の可能性は頭にない。
【能力】
■魔術
初動詠唱は『我が魂を燃やせ焔火』。
基礎魔術と類感魔術、そして何よりも火炎系統の魔術を修める。
起源『炎熱』、魔術属性『火』。 『炎』という一点に於いて、彼女は他者を凌駕する才能を見せる。
火や炎といったものはたとえば天使に於けるミカエルやウリエル、ギリシア神話に於けるプロメテウスの火等と言ったものに代表されるように、
各地で幅広く象徴等として扱われており、そのイメージに反して魔術的な効果は安定性を示す事が多い。
彼女の火炎魔術は基本的にぶっ飛んだ出力を誇るが逆に、ある程度勢いをそのままにしておく方が安定するらしい。
なお、繊細さの欠片もない彼女ではあるが微細な魔術行使も可能であり、魔術を使用してタバコに火をつけたりもする。
【魔術奥義】
『我が魂は未だ灰に非ず、涙を以て己の焔を証明せよ』
ランク:B+ 種別:魔術奥義 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
対霊体特攻魔術奥義。
詠唱は『あの痛みを忘れない。 たとえ、この炎が消えなくとも』。
彼女は幼少期に体験した焼けるような痛みを、現在もなお『幻肢痛』として抱えている。
幻肢痛は本来欠損時の年齢が低いと起こりにくく、また詳細なメカニズムが未だ不明瞭であるのだが、
一説によれば視床体部位再現地図(端的に言うと脳に構築された、身体を動かすためのマニュアルの一部)の、
投射野と受容野の解離によるもの、あるいは要因の一つがそれとされる。
年齢が低いと起こりにくいというのは、若年者の脳可塑性※1の高さに起因していると考えられる。
しかし幼少期の体験というのは奥底に残りやすいもので、
それが自らの失敗によるもの、そして炎というわかりやすい己の命を脅かすものによって、
自らの右半身が焼ける様をはっきりと見たのならば、強烈に彼女の脳に焼き付き、今もなお燻り続けているのではないだろうか。
否、寧ろ彼女自身が忘れないようにしていると言っても良く、『心的外傷(トラウマ)』と言うよりは自傷行為に近い。
そしてそう言った強制的な痛みは思い込み、あるいは自己暗示に似た症状を彼女に引き起こしている。
そして、こういう話もある。
『幻肢痛』とは、魂が傷ついている事による痛みである、と。
――つまりは。
焼けるような痛みを抱えている彼女の『魂の右腕』はその肉体に宿りながら、今もなお燃え続けている。
それを利用することにより、彼女は燃え続けている魂の右腕を炎という器に出力することで、
霊的右腕――『幻炎肢』を一時的に顕現させることができる。
それは自らの起源が『炎熱』であることを利用した荒業。
これによって霊体ないしは魂をダイレクトにぶん殴り、焼き尽くすことが可能。
炎は古来より水と同じく『浄化』の概念を持つ。 故に、対霊体特攻魔術奥義。
また、類感魔術によって『火の元素』、『燃え盛るもの』、『右腕』といった類似点を利用することで、
聖書に於ける四大天使たるミカエルが右腕に持つ燃え盛る剣の概念によって補強、増幅させることも可能。
この場合の追加詠唱は、『過剰発火・即ち是、抜き放たれし神光の剣也』。
四大天使、という括りは正式な教義にはなく、教徒たちの間で自然的に発生したものである。
現に、ユダヤ教に於いては四大天使という括りが語られることは殆どなく、また『ミカエル』が持つとされる剣も同様であり、
燃える剣というイメージも芸術家たちが生み出した解釈、インスピレーションの一つで、
四大元素に於ける『火』という属性もそう言ったイメージから当てはめられた概念の一つ過ぎない。
しかし広く知れ渡ったイメージというものは、それに対する信仰によって安定性を強固にし、固定させる。
そしてそう言った扱いやすい力の器は魔術にも利用できるという訳である。
本来聖書にはミカエルが明確に『剣を持っている』などとは書かれておらず、
燃える剣というのも先に言った通り、芸術家たちが生み出した解釈の一つに過ぎなくとも、だ。
※1.脳を構成する神経とそのネットワークは固定したものではなく、
脳には自分とその周辺の状況に応じて変化する能力があること。
たとえば脳の神経が損傷を受けても、
神経細胞同士の結合によって自己組織的な構造変化とそれに合わせたネットワークの変化等によってその機能が回復することがある。
■ブラックハウンド
魔術礼装。
凡そ個人では扱えぬ規格外の大きさを持つ銃器。
『破壊力』という一点を対象に届けるにはどのような形が良いか、という思考の果てに制作されたのがこれであり、
行き着く果ての形は銃器の体を成し、サイズは口径にして88mm。 総重量は約70kg。
生み出される莫大な運動量を叩きつけられた弾丸は鉄すら食い千切り、その頑丈さと重量から鈍器としても使用できる。
またストック12発の『起源弾』も所有。 ナパーム弾が如き焦熱破壊を引き起こす。
鍛え上げられた肉体と卓越した強化魔術によって、
女の身にありながらこの超重量を容易く振り回し、運動量に応じた反動を押さえ込むことができている。
なお、『黒き銃身(ブラックバレル)』とは何の関係もない。
魔術による霊的打撃力とブラックハウンドによる物理的破壊力を兼ね備えた超高火力ファイター。
どんな状況にも対応できる精神性をも持ち合わせるが、能力的には単純であるが故に搦め手には弱い傾向がある。
上記の魔術はサーヴァントにも有効ではあるが、そもそもとして当てることができないため流石に前衛に出て戦おうとはしない。
また、起源の影響か体温が高く、また熱耐性持ち。
冬も夏も快適に過ごすことができる。 羨ましい。
《 イグニア 》――Ignia.
崩す前は『イグニス(Ignis)』。
ラテン語で炎の意。
《マグナクトゥス》――Magnactus.
崩す前は『マグナニムス(magnanimus)』、『インウィクトゥス(invictus)』。
それぞれラテン語で勇気、不屈。
参加歴
時計塔聖杯戦争 | サーヴァント:虚構のハサン・サッバーハ |
日帰り聖杯戦争 | サーヴァント:虚構のハサン・サッバーハ |