ウィリアム・テル(アナザー)

Last-modified: 2018-08-18 (土) 23:38:08

【クラス】アーチャー
【名前】ウィリアム・テル
【容姿】緑の外套を纏った弓兵
【英雄点】35点(ステ20・スキル15):令呪1画消費
【HP】25 / 25
【筋力】C :3
【耐久】A :5
【敏捷】E :1
【魔力】E :1
【幸運】EX:8(10)

【スキル1】単独行動 B
5点:交戦フェイズ中に後衛にいる場合、物理攻撃、魔術攻撃、奇襲攻撃、援護を行える。
【スキル2】反骨の相 A
5点:奇襲攻撃時、補正値3を得て、スキルによる攻撃対象変更を無効にする。
【スキル3】顔の無い王 A+
5点:交戦フェイズ開始時、交戦フェイズ終了時まで自分のステータスの英雄点を振り直せる。

【宝具】『傲慢射貫く一矢』(リベッル・シエール・アプフエル) 1/1
【ランク・種別】B:対人宝具
【効果】
交戦フェイズ開始時に発動可能。
敵前衛全体に対しステータスを一つ選択し、この交戦フェイズ中のみそのステータスをアーチャーと同じ数値にする。

【その他】秩序・善 人属性

【絆Lv1】
身長/体重:178cm・62kg
出典:史実
地域:スイス
属性:秩序・善 性別:男
皮肉屋の反逆者。彼の弓矢は傲慢こそを射貫く。

【絆Lv2】
当時ハプスブルク家は、神聖ローマ皇帝アドルフの時代に強い自治権を獲得していたウーリの支配を強めようとしていた。ヘルマン・ゲスラー(ウーリのアルトドルフにやってきたオーストリア人の代官)は、その中央広場にポールを立てて自身の帽子を掛け、その前を通る者は帽子に頭を下げてお辞儀するように強制した。
しかし、テルは帽子に頭を下げなかったために逮捕され、罰を受ける事になった。ゲスラーは、クロスボウの名手であるテルが、テルの息子の頭の上に置いた林檎を見事に射抜く事ができれば彼を自由の身にすると約束した。テルは、息子の頭の上の林檎を矢で射るか、それとも死ぬかを、選択することになった。
テルはクロスボウから矢を放ち、一発で見事に林檎を射抜いた。しかし、矢をもう一本持っていた事を咎められ、「もし失敗したならば、この矢でお前を射抜いて殺してやろうと思っていた」と答えた。ゲスラーはその言葉に怒り狂い、テルを連行する。しかし彼はゲスラーの手を逃れ、その後姿をくらましつつゲスラーを陰から狙撃し射殺。町へ戻った彼は英雄として迎えられ、この事件は反乱の口火を切り、スイスの独立に結びついた。

【絆Lv3】
非常に扱い辛いサーヴァントである。
なぜならば彼は圧政者を許さない。自らのマスターであろうとも、その振る舞いが傲慢であるのならば彼の弓矢は牙をむく。
加えて、彼を上手く従えることができたとしても、彼の戦闘力はその労力には遠く及ばないだろう。
彼のもつ弓矢に神秘などほとんど宿っておらず、アサシンクラスの投げるダークにすら及ばぬ攻撃力しか有さぬ非常に非力なサーヴァントだからである。
唯一にして最大の長所と言えば彼の宝具によって相手の戦闘力に制限を儲けられることだが、それでもやはり、決定力に欠けるというほかない。
ただし、戦闘を抜きにし、聖杯戦争を度外視するのならば彼は多くの人々と良い友人となれるだけの人の良い人物でもある。
圧政を憎み、弱気に寄り添い、勇気をもって立ち向かう彼は間違いなく英雄の素質を秘めた人物であり、また父としての側面も持ち合わせるため頼れる一面も見せてくれることだろう。

【絆Lv4】
○反骨の相:ランクA
ゲスラーの圧政へ立ち向かった彼の勇気を称えるスキル。
彼は傲慢を憎む。それはマスターであろうと同じことだ。

○顔の無い王:ランクA+
彼の出生に纏わるスキル、また、彼が身に着ける外套そのもの。
本来は宝具であるのだが彼は本来の所有者ではないため真名の開放を行うことができず、スキルとして所持する形となっている。

【絆Lv5】
「傲慢射貫く一矢」
ランク:B 種別:対人宝具
レンジ:10 最大補足:1~5
リベッル・シエール・アプフエル
彼の逸話から生み出された相手の頭上に林檎を出現させ、それを撃ち抜くという宝具。この際相手の頭上に出現する林檎は相手の驕りであり、これを撃ち抜かれた場合、奢る事の出来ない状態、つまりアーチャーと同じ戦力にまで弱体化させられてしまう。
驕りと言う名の禁断の果実を、彼の弓は許さない。

【「いつか誰かの英雄譚」をクリアすると開放】
彼の起源を遡ると、一つの義賊の名が浮上する。
──“ロビンフッド”。
イギリスのノッティンガムの近く、シャーウッドの森に潜んだと言われる盗賊・義賊の名である。
彼の名を持つ英霊は度重なる諸外国からの侵入によって疲弊したイギリス人の「祈り」「願望」が混合された結果誕生した「顔のない王」の化身としての英霊であり、それは個を指し示す名前ではない。
だが、そんな「顔の無い男」になり得る名もなき誰かが過去に存在した。
義賊として振舞い、弱者を助け強気を挫く、歴史に語られぬロビンフッドの誰かが残した子孫、それこそが、ウィリアムテルの正体だ。
故に彼の血は圧政を許さない。その弓は傲慢を許さない。
なぜならば、国が違えど彼もまた、一人の「顔の無い王」なのだから。