カイン〔アナザー〕

Last-modified: 2018-07-08 (日) 11:34:54

キャラシート

【クラス】バーサーカー
【真名】カイン[アナザー]
【容姿】鋭い鉤爪、禍々しき3つの眼、獣の如き腕脚を持つ、化け物へと堕ちた"人"
    忌まわしき痩躯、しかしそれに反する隆々とした筋肉が悍ましさを加速させる
    その全身には入れ墨が走り、その面には3つの眼が爛々と輝き、煌々とした金髪が天を衝く
【英雄点】40点(ステ21点・スキル19点):令呪3画消費
【HP】40 / 25+15
【筋力】A++:7(8)
【耐久】B+:5
【敏捷】D:2
【魔力】B:4
【幸運】D:2

【スキル1】狂気:A+
10点+令呪1画:キャラシート作成時、令呪を1つ失う。
物理攻撃と魔術攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。

【スキル2】無辜の怪物:A+++
5点:自身の物理攻撃・防御時に面数を1増やす。

【スキル3】咎の証:Ex
4点:自身のHPを15増やす。
物理攻撃時、補正値5を得る。

【宝具1】『はじまりのざいにん(トバルカインズ・ブラッディルーツ)』 1/1
【ランク・種別】ランク:B 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:10人
【効果】自分がダメージを受けた場合に発動できる。
1d(受けたダメージの数値)を振り、出た出目の数だけ次の物理攻撃時に固定値補正を得る。

「何故だァ……!!何故!!俺のような罪人が!何故英霊として昇華されている!?」
 

プロフィール

【元ネタ】旧約聖書『創世記』第4章
【CLASS】バーサーカー
【マスター】無し
【真名】カイン(EXTRA)
【性別】男性
【身長・体重】194cm・95kg
【肌色】褐色【髪色】金【瞳色】漆黒
【外見・容姿】全身に痛々しい刺青を彫られた、
       爛々と漆黒に輝く狂気の眼を持つ狂人
【地域】楽園
【年代】創世期
【属性】混沌・狂
【天地人属性】人

筋力■■■■■A++耐久■■■■■B+
敏捷■■■■■D魔力■■■■■B
幸運■■■■■D宝具■■■■■

クラススキル

狂気:A+
英霊になった後に付与される狂化ではなく、
その精神性が生まれつき持つ純粋なる狂気の波長。
彼は弟を殺した。一時の嫉妬から弟を殺した。そして嘘をついた。
バーサーカーで呼ばれた彼は、その罪を未来永劫……英霊である限り後悔し続けている。
その、常人ならば狂い死にそうになるほどの後悔の中でもなお、
そして、人類に対する圧倒的破壊衝動の中でもなお、
人類を守護する英霊、守護者として顕現するその精神。
狂気の中で正気で在る事。それ即ち狂気に他ならない。

 

この狂気のランクは、顕現した世界の合わせ鏡としての性質も持つ。
その彼が召喚された世界が危機にさらされていればいるほど、狂気は跳ね上がり彼は人間から遠ざかった異形へと堕ちる。
バーサーカーで召喚された彼が、人間離れした異形の姿へと変貌している理由はまた後述する。

固有スキル

無産の加護:A
彼の周囲ではありとあらゆる植物が枯れ果てる。
また彼の周囲において、ありとあらゆる"誕生"も許されない。
これは神の呪いにより、彼が新たなる命を生み出すことを禁じた為である。

 

咎の証:Ex
その身に刻まれし、けして消えぬ罪の証。
彼は全身に禍々しい刺青が痛々しく残されている。
本来ならば高ランクの被虐体質などデメリットスキルの塊となるものだが、
後述の宝具と一体化する形で打ち消されている。

 

無辜の怪物:A+++
数多くの伝承において、怪物の始祖として扱われたことに由来するスキル。
彼はその狂気に呑まれ「人類を守護するあり方」を忘れていく度に人でなくなってゆく。
このスキルにより、現在彼は持ち鋭い鉤爪を持つなど人間離れした肉体を持つ。
その代償として、怪力A+などといった人間では持てないスキルを幾つか持つ。

宝具

『はじまりのざいにん(トバルカインズ・ブラッディルーツ)』
ランク:Ex 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:∞
彼が全身に受けた罪の証である刺青に起因する、罪人への慈悲の加護。
彼へと攻撃を加える者は、如何なる者でもその与えたダメージの7倍のダメージを負う。
ただし、その攻撃の後に罪人である彼が生きている必要が在るため、一撃必殺で処理すれば宝具の影響は受けない。

 

またこの宝具は、彼へと攻撃すると何かが起こる、という本能的恐怖を対峙者へと訴えかける性質を持つ。
これは始まりの罪人である彼を罪の連鎖から逃れさせるための神の慈悲であり加護の影響。
これにより、咎の証のデメリットスキルを打ち消す形となっている。
その代わり宝具のカウンターダメージを発動しにくい欠点がある。

解説

旧約聖書『創世記』第4章に描かれし、原初の人類アダムとイブの最初の子。
そして、嫉妬の感情に駆られ人類で最初の罪、"殺人"と"虚偽"を行った始まりの罪人である。
その罪により彼は楽園を追放され、流離いの地"ノド"へと流された。

 

バーサーカーの彼はその罪から、弟アベルと神を憎み続けており、同時に謝罪し続けている。
またそれと同時に、一時の感情で罪に走った己という存在の全てを、否定し続けている。
その感情に起因する形で、■■■の末裔たる人類に対する破壊衝動に常に苛まれている。
しかし彼は、そんな感情の中でも英霊として人類を守護するという道を選んだ。
狂い死にそうなほどの感情の濁流の中でさえ、人理を守護するという
確固たる己を彼は見失わない。狂気の中で正気を保ち続ける
それは狂人の所業にほかならない。

 

人理を守護する、という意思を貫き続けるが故、彼は"人"の英霊であり続けている。
もし彼が己の在り方を忘れ、その狂気・憎悪・後悔の感情に呑まれた時は人間でなくなるだろう。
聖書外典『アダムとイヴの生涯(モーセ黙示録)』に於いてカインは吸血鬼の始祖と仄めかされ、
そして『ベオウルフ』に登場する魔人グレンデルはカインの末裔とされている等、
彼は後に「始まりの罪人」から「怪物たちの始祖」という烙印を押され始める。
結果として、彼は人と怪物、二つの狭間に立つ英霊となっている。

 

此度は救い難き人間の傀儡(サーヴァント)としての呼びかけに応じ顕現。
"人として"最低限の働きをしてやろうという感情の下、マスターの言いつけに背かず戦う。
ちなみに反英霊や怪物の英霊として呼ばれた場合は即座に殺すところだったと彼は語る。
"人として"の彼が最も嫌う事、それは自分が怪物へと堕ちることにほかならない。

性格

バーサーカーとして召喚された彼が、まず最初に行う事は神、そして弟への懺悔である。
そして後悔し、更に問う。「何故俺のような罪人が、英霊になっているのだ」と
だがしかし、すぐに己の使命を思い出し英霊……境界記録帯としての使命に殉ずる。
その間はひたすらに寡黙であり、言葉を発しない。なぜならば彼は狂えば狂うほどに怪物へと堕ちていくからだ。

 

因縁キャラクター

カイン
己のもう一つの可能性。見たら即座に襲い掛かるであろう宿敵。
その飄々とした態度。罪を忘れているその在り方。何より"英霊である事を受け入れている"その思考に対し、
並々ならぬ憎悪を、悲哀を、怒りを、…………そして、憧憬を抱き、我を忘れその鉤爪で屠り殺そうとする。