ジランタウ一族

Last-modified: 2018-08-18 (土) 21:36:11

概要

   これは、その断片的な記録である。
 かつて、現在のロシア連邦タタールスタン共和国に属するカザンという都市があったあたりで、とある竜種が出現したという。
 その名はジラント。それは部下である蛇の群れを従えて、蛇の丘(ジランタウ)という地域より現れ、人を貪り、恐怖を与えたという。それらは騎士によって討伐されたが、ジラントはからがら黒き湖より地底に降りてそこの王になったという。

――ここからは誰にも伝わることのなかった異聞だ。
 もともと、始りのジラントはその地域を支配した人間の姫が変じたものであった。
 そして、悪竜たる『ジラント』は依り代が存在しないと血肉を得ることができない微小な『虫』であったと推測される。必ずしも関係があるとは限らないが、プレスター・ジョンの伝説に伝わるサラマンドラも火の『虫』と示されている。
 地底の王となったジランタウの姫こと始りのジラントがまず行ったのは、自身の『虫であった』体から108体の微生物を分離したことだった。
 その微生物は、ジラントがひそかに地上に上り、そこで狩った生物の遺骸に移植された。その遺骸を微生物が完全に支配することでジランタウの眷属たる竜種――『竜の仔』は生誕する。

 『竜の仔』は生まれてからおよそ百数十年はジラントと他の『竜の仔』によって養育され、適正に問題なしと判断されれば地上への外出を許されるようになる。
 その際に、彼らは自身の起源たる『煩悩』を知り、その名をセカンドネームとして与えられそれを以て旅立っていく。

『全ては始りのジラントがために、その繁栄と神秘をこの世界に取り戻す』

 眷属のうちの何人かは魔術協会や聖堂教会等の魔術組織に潜伏しているが、その特異な出自故にその身を狙われる危険性が高く、時が来るまでは表立った行動を良しとしない。
 故に、秩序無き者を嫌い、そのような者はたとえ同族であろうと容赦はしない。
 もっとも、108の仔のうち、誰かが欠けた場合でもその体を構成する微生物は新たにジラントの体から分離し(その時、ジラントは自身の『仔』の死を知る)それをもとに、また新たな竜の仔が生まれる。そのため、基本的に108という数が変じることはない。

 一部の構成員は、その寄生先として高名な人物の遺体が使用されているとかないとか。

上を要約した設定メモ

・おおざっぱでいいが、何番目の子なのかと設定しておくといいかもしれない。
・兄弟同士だと産まれたのが近い子たちは面識はあるが、年が離れているとあんまり面識はない
特に一桁代と100番前後の子はほとんど面識がない
ただ、出会ったら本能的に気付くことはできる(まあそこはRPの都合とかもあるのでアバウトに)

ジェネレーションギャップがひどい一族
上の方は割と純化された存在が多いが、
若いのは結構緩いというか、統率が上手くいっておらず
竜種というより、只のチンピラみたいになっているのも多い
中堅どころは、そこのところは割とうまくやっていて
静かに暮らしているジランタウが多い

普段の生業とか、収入源を決めておく
それで潜んでいる場所も決まって来たりする

年齢・番号を決めておくとよい
また、年齢から時代を逆算し肉体になった人物の設定も決めておくといい

※地域はジランタウ一族準拠!

ジランタウ一族は人肉は食べるけど、あえて人肉を選んで食べるわけではない
まあタダの食糧候補ってくらいの認識でいい

地底の王であるジラントへの忠誠心のイメージ
→忠誠というか畏怖。やらかしたら殺されて「はい次の肉体ー経験値リセット―」って感じなので
怒りは買いたくないので従ってる感じ 
まあ中には心から忠誠を誓ってるのもいますが
まあ矜持が薄い若い子にとってはうるさい遠い親戚のおばちゃんってくらいでいいかと

肉体は死体で、それにジラントの分身の虫が支配したのがジランタウ一族

寄生された肉体は生前の機能を取り戻して、普通の生命体と同様になるけど虫が死んだら崩壊する

構成員

1の仔:■■■(♂):不明
2の仔:トゥガリィ・ディスタード(♀):痴‐不正知=正しいことと誤ったことの区別がつかない。
4の仔:クリスカラ・アラガンス(♀):慢‐増上慢=自分が一番正しい。
7の仔:■■■(♂):不明
9の仔:ロンブォング・リグレット(♂):貧‐堅=物を惜しんで貪る。
41の仔:■■■(?):疑‐顛倒=物事をさかさまに見る。
77の仔:■■■(♂):眞‐愈盗=盗む。
78の仔:■■■(♀):眞‐害=生きるものに危害を与える。
105の仔:エレンシュケール・チャイルディッシュ(♀):痴-放逸=我が儘放題。
108の仔:ドラコ・ジランタウ(♀):貧‐執着=欲を制止することができない。 ※除籍候補
他多数。