源頼政〔ライダー〕

Last-modified: 2023-12-25 (月) 09:28:38

サーヴァント
【クラス】ライダー
【真名】源頼政
【容姿】黒馬に乗る年老いた武者
【英雄点】40点(ステ20点・スキル20点):令呪0画消費
【HP】10/10
【筋力】D:2
【耐久】D:2
【敏捷】C:3
【魔力】A:8(10)
【幸運】C:3
【スキル1】騎乗:A+
10:任意のタイミングで英雄点20点の乗騎『木下』を召喚できる。
【スキル2】鵺の子:B
5:キャラシート作成時、サーヴァントの英雄点10を得る。
【スキル3】援護射撃:B-
5:援護時のみこのスキルを使用できる。援護時、更に補正値3を与える。
【宝具】夜に啼くもの(ぬえ) 1/1
【ランク・種別】ランク:A+ 種別:対軍宝具
【効果】乗騎『木下』の魔術攻撃時に補正値5を与えて、任意の陣営の前衛全てに攻撃できる。
使用後、『木下』は交戦フェイズが終了するまで魔術攻撃時に補正値5を得る。
【その他】秩序/中庸 天属性 魔性 神性 源氏

乗騎
【クラス】乗騎
【真名】木下
【容姿】馬の形をしている
【HP】10/10
【筋力】D:2
【耐久】D:2
【敏捷】A:5
【魔力】EX:8(10)
【幸運】E:1
【その他】猛獣 神性 魔性 死霊

 「私はずっと…自分を『怪物』にしか思えなかったのだ」

プロフィール

【元ネタ】史実及び後世の伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】源頼政
【異名・別名・表記揺れ】馬場頼政、源三位頼政、源三位入道…等
【性別】男性
【身長・体重】170cm・50kg
【外見・容姿】年老いた武者
【地域】日本
【年代】平安末期
【属性】秩序/中庸
【天地人属性】天
【その他属性】神性 魔性、源氏

筋力■■■■■D耐久■■■■■D
敏捷■■■■■C魔力■■■■■A
幸運■■■■■C宝具■■■■■A+

クラススキル

対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

保有スキル

魔力放出(雷):A
牛頭天王、即ち帝釈天(インドラ)の子である源頼光や雷と化した源義平などに代表されるように、
源氏に属するものには雷を扱う術に長けている者が稀に産まれる。
ライダーもその一人で、父から受け継いだ祖である源頼光由縁の力に雷獣とも称される母の血が混じったことでその出力は源頼光のそれに匹敵するものとなっている。
ライダーは主に雷の矢としてこのスキルを使用することを好んでいる。

鵺の子:B
とある地方の伝承に曰く、ライダーの母が妖怪変化した存在こそが鵺であるという。
実際には母はその生まれからして月より零れ落ちし神性の化身であり、人外の存在であった。
その子であるライダーもまた神と妖の血を受け継いでいる。
神性と天性の魔の効果を含む複合スキルである。

援護射撃:B-
援護行動の亜種スキル。弓矢による支援に長けている。
とある事情によりランクダウンしている。

蜂起する源氏:A+
隠しスキル。
ライダーは以仁王の挙兵を失敗し自刃することになるが、以仁王が全国に発した令旨の効果は大きく治承・寿永の乱(源平合戦)の契機となった。
ライダーが死亡した後に自軍の源氏属性を持つサーヴァントに永続的に強力な+補正が加えられる。
ライダー自身はこのスキルを認識していない。

鵺殺し:―
現在は所持していない。
アーチャークラス時、あるいは猪早太がこれを所有する。
神性、魔性、猛獣に対する特攻スキル。
余談であるが類似スキルの妖狐殺しを持つ老武者が存在するらしいが…?

武装

『雷上動』
ライダーが鵺退治の際に使用した弓。
源頼光がかつて使用していたもの。さらに遡れば楚国の弓の名手、養由基が所持していた。
アーチャークラス時では宝具であるが現在は矢である水破、兵破を所持していないため通常武装に留まる。
ライダーは魔力放出(雷)と併用し雷の矢を穿つことを可能とする。

『獅子王』
ライダーが鵺退治の恩賞として天皇より下賜されたもの。
宝具ではないが刀としては紛れもなく一級であり、その性能は高い。
なお老年期での召喚の為かあまり刀を振るうことは得意ではない。

『木下』
ライダーの愛馬。馬の形をしたもの。
鵺の死骸から産まれたともその霊魂が馬の形になったものとも伝えられる。
母とは別個の存在。とは認識しているものの母の形見ではあり執着心はある。
平宗盛がこの妖馬の存在に目を付けたことが以仁王の挙兵の原因となる。

宝具

【宝具】『夜に啼くもの』
【ランク・種別】A+:対軍宝具 レンジ:10~80 最大補足:500人
ぬえ。
時の天子すら呪殺せんとした大妖『鵺』が持つ大呪術の再現。
ライダーの乗馬『木下』を一時的にかの大妖として仮想顕現させる。
その鳴声を聴いたものは精神を病み。
その黒煙を吸ったものは肉体を蝕まれ。
その形貌を捉えたものの生命には死が訪れる。
宝具として再現されるにあたってその効果は弱体化されているが、代わりに対象をある程度絞ることも可能となっている。

人物像

厳格かつ陰のある老人。
真面目で常識があり、かつ内向的・受動的な人物。
生前、自身を本質的に人外であると認識しつつも、他の誰にもそれを悟らせなかった。
(それは彼に混じっている神性も多分に影響している)

若い頃は自身を人間であると疑わず育つ。
異能の数々もあの源頼光の血筋故のものであると誰も疑わなかった。
(武人としての腕前は元より歌人としての才能や政治の取引、そのすべてが一流であったためである)

『鵺退治』を契機に彼の世界は一変することとなる。
かの天皇を蝕んだ大妖を射抜いた折、頼政にのみ聞こえたその声が母のものであると知ってしまったからだ。
(頼政は鵺に止めを刺すことはできず、郎党である猪早太が絡繰奇刀でもって止めを刺した)
母の意図は不明であるが、伝承のよれば頼政に手柄を上げさせるために行ったともされている。
事実、それ頼政は源氏の統領の地位を確固たるものとし、晩年には平家の世にも関わらず従三位の地位を与えられることになる。

解説

稀に青年期と老年期二つの霊基を持つサーヴァントが存在する。源頼政もその一人である。
それは力の最盛期と技の最盛期の差異であったり、人生において2度の最盛期を持つ人物であったり、あるいは自己矛盾故だったりと様々である。
源頼政の場合は一般的にはアーチャーの霊基で召喚されるケースが多く、その場合は肉体的に最盛期であった青年期での現界となる。
鵺退治をした英雄という側面が強く、また若いためか(実際に鵺退治したと思われる年齢よりも若い)その言動には熱がこもっている。
ライダー霊基での召喚は珍しく、こちらは老年期での姿での現界になる。
アーチャー時と比べると史実ベースの側面が強い。(とは言っても別人ではないので諸々の異能は所有している)
鵺退治の結果、自身の方向性が確定し。
保元の乱・平治の乱を経て以仁王の挙兵の果てに自刃した後の精神性であるともいえる。
熱は消え、胸には諦観が宿り、言葉数は少ない。

因縁キャラクター

猪早太
かつての郎党であり、共に鵺退治を成し遂げた英雄。
鵺退治後、一変したように物静かになったライダーは彼の明るい性格に随分と救われた。
『早太か。剣の腕は錆びてはいないようだな。そなたの絡繰奇刀頼りにしているぞ』

源頼光
尊敬するご先祖。
幼少時の憧れであり、目標とする英雄。
『頼光様。共に戦えて光栄であります』

源頼政〔アーチャー〕
若い頃の自分。
英雄としてはそちらの方が最盛期なのであろう。
自分殺しをしようとは思わないが、やはり出会いたくないのかライダーは避けている。
アーチャーは特に何も考えてはいない。
『…一つだけ忠告しておく。』
『私のようにはなるな』

源頼政〔アヴェンジャー〕
女の自分。…女の自分???
別の世界線という奴…なのだろう。
『其方もまた、月の神性に由縁があるのだな』

三浦義明
同時代を生きた英雄。太陽を射落としたもの。
共に大妖を射った英雄であり、また共に老人の姿で召喚されたことも相まってカルデアでは仲良くしている。
『妖狐殺しの英雄殿か。…どうだろう今晩一杯?』


『…貴女を私は』

とある兄妹
とある特異点で出会った鵺の末裔。即ちライダーの同類と言える。
当初は怪物として殺そうとするが…。
『救いは…あったのだろうか』

鳴々・ロードフェルト及びヴィクティ萩原朔太郎
とある特異点におけるマスターと同行サーヴァント達。
『…随分と苦労をかけた。そしてありがとう私を人と呼んでくれて』
クリスマスパーティはきっと彼にとって楽しいものだったのだろう。