花の国の王子〔想田義春〕withおやゆび姫

【経歴】
《出自》
某組織がデミサーヴァント実験のためにに調整したデザイナーベイビー。
本来であれば非人道的な実験に対し英霊が手を貸す道理はなかったが、童話の中でしか存在しない自我が希薄な英雄、花の国の王子を憑依させることでデミサーヴァントとして成立させた。
彼はその成功例の１人であったが、組織がデミサーヴァントに求めていた要素である「戦力」は限りなく低かった。
そこで、組織は彼に対して１つの実験を行うこととした。
それは、「生まれつき戦闘目的で製造された人間が日常に入り込んだ時、またそれを周りが知った時どうなるか」である。無論、それが露見するように仕向けた上でである。
結果、「普通」を知らない彼は周りとの調和を取ることができず、孤立していった。そこの更に、自らの出自が露見――当然神秘の秘匿に抵触しない範囲で――した事により迫害を受ける。
それからは現在に至るまで路地裏生活をすることとなった。

《過去の聖杯戦争》
聖杯戦争に呼応して、「この宇宙とは異なる宇宙の、実在する花の国の王子」が力を貸し、フォーリナークラスのデミサーヴァントとして覚醒している。
知名度、信仰はやはり薄いが、憑依した英霊が実際に生きて活動していた事実により、最低限英霊との戦闘に耐えうるパラメータは確保することに成功した。
それとは別件で、ライダーのサーヴァントである「おやゆび姫」のマスターともなった。
共闘した参加者の考察では、ライダーの影響で別世界の花の国の王子が助力をしてくれたのではないか、と考えられている。
おやゆび姫は戦闘では一切頼りにはならないが、全力で自分を頼ってくれるため、それだけで充実感を覚えている。

《現在》
聖杯戦争終結後、ひょんなことからその後も現界し続けているおやゆび姫と共同生活を送っている。
実用的なデミサーヴァントとして様々な組織から目をつけられているため気の休まらない生活だが、それでも充実はしている。
……１人、足手まといとして現状に不満を持つおやゆび姫に気づかないまま。

【備考】
覚醒前のクラスはランサー。植物の茎を強化し硬化、長物化させて戦闘を行う。
設定上のステータス、ステータスは
覚醒前
筋力Ｄ　耐久Ｅ　敏捷Ｄ　魔力Ｅ　幸運Ｃ　宝具‐
スキル
仕切り直し：Ｄ
憑依継承（花の加護）：Ｂ
陣地作成：Ｄ
覚醒後
筋力Ｃ　耐久Ｅ　敏捷Ｂ　魔力Ｄ　幸運Ｃ　宝具Ｄ
スキル
領域外の生命：Ｃ
憑依継承（花の加護）：Ａ
陣地作成：‐

《オリジナルスキル》
花の加護：Ａ
　花の国の王子として、領民に愛されるスキル。
　すなわち、周囲に存在する花の数だけ攻撃判定にボーナスが加えられる。

おやゆび姫の応援：Ａ
　ただの応援。
　しかし、戦うことのみを目的として生まれ、迫害されるしかなかった彼には心からの応援が大きな力となる。

《宝具》
『満天に咲き誇れ、我が心の原風景（オールレンジ・フラワー・ブルームス）』
ランク：Ｄ　種別：結界宝具　レンジ：１～２５　最大捕捉：３０人
　花の国の領土を再現する結界宝具。一本の桜の大樹を中心に春夏秋冬様々な花がレンジ内に咲き乱れる。
　結界内ではフォーリナーの攻撃判定、防御判定にボーナスが加えられ、攻撃エフェクトも華やかなものとなる。
　なお、桜の樹が中央に目立つ理由は依代となった人間が人種的に日本人だから……ではなく、花樹の代表として選ばれたからであり、大きな樹に咲く花であれば基本的には無作為に選ばれる。現在は使用者が日本人のため桜で固定されている。

おやゆび姫についてはこちら

イメージソング
想田義春
「A night comes!」実谷なな
https://www.youtube.com/watch?v=QIkv7DtneGU

おやゆび姫
「みるいろの星」南壽あさ子
https://www.youtube.com/watch?v=8EqLt6qkWeM