車輪の砂

Last-modified: 2020-02-12 (水) 10:57:54

組織概要

時計塔周辺の魔術師をメインのターゲットに据え活動する対魔術師テロ組織。
構成員の数は不明であり、その手口も標的も常に変わることから魔術師に対する私的な攻撃を相互援助する団体と言える。
明確に組織された集団ではなく自然発生した集団であるため、個々の繋がりは薄い。
この組織の存在が確認されたのはごく最近であり、魔術師への襲撃事件、また神秘の漏洩が多発したことで発覚した。
襲撃された魔術師の魔術刻印などがブラックマーケットに流れていることもあり、それが資金源になっていると考えられる。
時計塔としても排除すべき対象ではあるのだが、重い腰を上げた時には後の祭り。組織の規模は拡大しすぎていた。
常に実行犯も計画犯も変わるものだからトカゲの尻尾切りのように木っ端の構成員だけを捕らえるに終わり、彼らを拷問にかけようにも肝心な事は知らないので実態がつかめない。
彼らに共感した模倣犯も増え、まるでゴキブリのように駆除しても次から次へと湧いて出る厄介な集団と化している。
その為、個人での排除はむしろ推奨されており見つけ次第殺せと言う魔術師も多いが、逆にブラックマーケットに流れた刻印を回収することで利益を得ているため陰ながら支援している魔術師も少数存在するらしい。どっちも見つけ次第殺そう。
構成員は基本的に時計塔からの落伍者が多いが、明確に魔術師への憎しみを抱き活動を行っている者もいるとされる。
一部の構成員を除いて実力は低いと見られているので、自分が狙われた際は臆せず積極的に殺していこう。
ただし、刻印剥がしなどを行っていることから見て一部の構成員は相応に力があると考えられるので注意されたし。

構成員

車輪の砂に所属する人間は大きく分けて復讐者タイプ、狂信者タイプ、犯罪者タイプの三種類に分類できる。

 

復讐者タイプ
魔術師へ強い恨みを持ち、復讐を果たさんと活動するタイプ。
その多くが魔術師への攻撃自体を目的としている。
魔術世界で落伍者となり、魔術世界そのものへ八つ当たりをしている人間もここに分類される。
車輪の砂のメンバーの大部分を占めるが、そのほとんどは落伍者で構成されているため実力は低い場合が多い。

 

狂信者タイプ
何らかの理由で創設者を狂信しており、彼の為に活動を行っているタイプ。
理由は様々で、例を挙げれば車輪の砂によって救われた者から彼の活動に共感を超えた崇拝を覚えた者などがいる。
創設者の力となれるのであれば自らの命など惜しまない者が多く、一番危険な存在。
このタイプは彼の力になろうと何かしらの特技を持った者が多く、実力の面でも非常に厄介と言える。

 

犯罪者タイプ
そもそも車輪の砂自体が犯罪者集団なのにこの分類は妥当なのかと言う疑問はあるが便宜上こう呼んでおく。
彼らは魔術師に恨みも無ければ創設者に興味もない。それどころか車輪の砂の事すらどうでもいいと思っている場合が多い。
魔術師から金品を奪うのを目的として活動しており、その多くは車輪の砂の事を犯罪の相互扶助団体程度に思っている。強ち間違いではない。
復讐者タイプからこちらにスタンスが変化するものもそれなりにいる。
彼らが築いた独自の売買ルートによって車輪の砂の活動資金は成り立っているので、ある意味一番重要な存在。

構成員

創設者
ザイスティス・コールマン
幹部
アルフレッド・ベルンハルド・ノーベル
構成員
カース・ハント