日本版タイトル | しせんをはしったゴードン |
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英米版タイトル | Wrong Road |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1986年12月3日(英国) ・1988年5月17日(オーストラリア) ・1991年9月3日(日本) ・1993年7月23日(米国) ・1998年4月28日(ドイツ) ・2008年1月24日(ハンガリー) |
対応原作 | ・第21巻『大きな機関車たち』 (第3話『ゴードンのいのちびろい』) |
この話の主役 | ゴードン |
シーズン | 第2シーズン |
話数 | 第48話 第22話(シーズン内) |
機関車紹介 | ゴードン、ボコ、エドワード、ビル、ベン |
登場キャラクターA | エドワード、ゴードン、ボコ、ビル、ベン |
登場キャラクターB | 無し |
登場キャラクターC | トーマス |
登場キャラクターD | 無し |
登場人物A | ゴードンの機関助手、ゴードンの車掌、髭を生やした水色のスーツの男性、ジェレマイア・ジョブリング |
登場人物B | ゴードンの機関士、トップハム・ハット卿、ナップフォード駅長、ナップフォード駅の駅員、ナップフォード駅の作業員、髭を生やした水色のスーツの男性、緑の帽子を被った女性 |
登場人物C | ジェム・コール、ファークァー駅長、ファークァー駅長の奥様、ウェルズワーズの牧師、警察官、清掃係 |
登場人物D | 無し |
登場スポット | ・支線の橋 ・ナップフォード操車場 ・ソドー運送会社 ・ナップフォード駅 ・高架橋 ・水車 ・ナップフォード港 ・スクラップ置き場(言及のみ) |
あらすじ | ・「支線の機関車だから」と言う理由でボコが本線を走る事に納得がいかないゴードン。ある日、ゴードンは新米機関助手の失態と信号手の手痛いミスが原因で支線を走る破目になり…。 |
メモ | ・この回のゴードンは、初めてエドワードを終始罵倒しなかった*1。 ・あの時のトーマスに続いて見切り発車をするゴードン。 ・ゴードンを揶揄うビルとベン。 ・ボコ、この回になって初めて走る。 ・強い口調でビルとベンを脅すボコ。 ・新人の機関助手と信号手のミスで本線を走るエドワードとエドワードの支線を走るゴードン。 ・一見、このミスは何でも無いように思えるが、実際はかなり大変な事件である。 ・ゴードンが「支線は下品」と言っていた事を何故か知っているビルとベン*2。 ・第1シーズン『ゴードンみぞにはまる』以来、久々に深夜迄野外に放置されるゴードン。 ・夜のナップフォード駅のシーンでリンゴ・スターのナレーターが微かに聞こえる。 ・高架橋を渡っている時、エドワードの3両目の客車の灯りが点いていない。 ・ゴードンを海に沈めようと言う恐ろしい冗談を放つビルとベン。 ・ゴードンがナップフォード港にいる時、ゴードンの前輪が脱輪している。 ・米国版では夜のナップフォード駅のシーンでBGMが流れていない。 ・ゴードンとエドワードのシーンで、ランプの配線が剥き出しになっている。 ・出発前はいなかったのに、騒ぎを聞いてホームの一番手前まで来るトップハム・ハット卿*3。 ・あの時のトーマスとエドワードに続き、車掌を放置するゴードン*4。 ・あの時のトーマスとジェームスに続き、ゴードンから「君」付けで呼ばれるボコ。 ・ゴードンが見切り発車から帰って来た場面で、エドワードの眉毛が消えている*5。 ・劇中でゴードンの二人称が初めて「君」を使う。 ・『トーマスあさごはんにおじゃま』に登場したファークァー駅長と奥さんは、今回カメオ出演。 ・ファークァー駅長、第19シーズン『トーマスとあかちゃん』まで出番なし。 ・この回以降、ゴードンの口を窄めた驚き顔は第5シーズンまで登場しない。 ・前回に続いて、リンゴ・スターが米国版のナレーションを担当しない回。 |
台詞 | ・ナレーター「トーマスの支線もエドワードの支線も大事な役割を果たしている。けれど、彼等の支線は本線程、丈夫に出来ていなかったので、トップハム・ハット卿はゴードンみたいな重い機関車には支線を走らせなかった。だけど、ゴードンは自分が支線を走らないのは別の理由からだと、勘違いしていた。或る日、ゴードンはエドワードにぶつぶつ言った。」 ・ゴードン「全く不公平だぜ!」 ・エドワード「何が不公平なんだい?」 ・ゴードン「ボコが本線を走ってるんだ!彼奴は支線の機関車だろうに…」 ・エドワード「気にするなよ。その代わりに、君がボコの貨車を牽けばいいじゃないか。」 ・ナレーター「ゴードンは腹を立てた。」*6 ・ゴードン「ボコの汚い貨車なんて牽くもんか!俺は支線など走りたくないんだ!」 ・エドワード「どうして?取り替えっ子するのも楽しいじゃない。」 ・ゴードン「トップハム・ハット卿が許しはしないさ!支線は下品だからな!」 ・ナレーター「ゴードンは煙を吐いて行ってしまった。エドワードはクスクス笑いながら彼の後に付いて駅に向かった。ゴードンとエドワードは毎晩、この駅から列車を牽いて出ていく。最初にゴードンが急行を牽いて本線に入る。そしてその5分の後に、エドワードが列車を引いて支線に入っていく。いつもは時計仕掛けのように上手く事が進むのだが、今夜は問題が起こった。ホームでは、緑の帽子を被った女の人が友達に別れを告げていた。ゴードンの出発時間が近づいた。機関助手が車掌の方を見ると、揺れている緑色の物が見えた。」 ・ゴードンの機関助手「出発進行!」 ・ナレーター「彼は車掌が旗を振ったと勘違いしたのだ。ゴードンはホームに荷物もお客も車掌も取り残したまま、出て行ってしまった。皆吃驚し、そしてカンカンに怒った。」 ・ジェレマイア・ジョブリング「コラァ!!どうなってるんだ!?」 ・髭を生やした水色のスーツの男性「お客を何だと思ってるんだ失礼な!!」 ・ゴードンの車掌「客を忘れてるぞ!!!」 ・ナレーター「ゴードンが慌てて引き返して来た時はとっくにエドワードの発車時刻に過ぎていた。そこでエドワードの方が先に出発する事になった。ところが本線と支線との分かれ目にある信号所にはその知らせが行ってなかったので、信号手は間違えてエドワードを本線の方に入れてしまった。そしてゴードンは支線の方には入ってしまい、港の傍の引き込み線に入り込んでしまった。寒くてご機嫌斜めだ。次の朝、ビルとベンが汽笛を鳴らしながら港にやってきた。そしてゴードンを見つけると、2人で揶揄ってやる事にした。」 ・ビル「ありゃ何だ?」 ・ナレーター「ビルが聞いた。」 ・ベン「あれがゴードンだよ。」 ・ナレーター「ベンが囁く。」 ・ビル「ゴードンに似てるけど、違うだろ?ゴードンは支線なんか走らないもん!彼は支線は下品だと思ってるんだからさ!」 ・ナレーター「ゴードンは聞こえないふりをした。」 ・ベン「あれがゴードンじゃないなら、材木か屑鉄ってとこかな?」 ・ビル「それじゃあ、スクラップ置き場に持って行こう!」 ・ベン「いやぁ、これはスクラップにだってならないよ。港に持って行って沈めちゃおうぜ!」 ・ナレーター「ゴードンは慌てた。」 ・ゴードン「俺は、ゴードンだい!ゃ、やめろ!!やめろぉ!!」 ・ナレーター「ディーゼル機関車のボコが入ってきた時、ゴードンは救いの神が来たと思った。」 ・ゴードン「おお~、親愛なるボコ君よ。助けてくれぇー」 ・ナレーター「ボコは直ぐ様子を察した。」 ・ボコ「ビルとベン、大人しくしないと君達の貨車を持ってってしまうぞ!」 ・ナレーター「この一言で双子達は大人しく帰って行った。」 ・ゴードン「ボコぉ、君は素晴らしいな~。あの子悪魔共が逃げ出すなんて!」 ・ボコ「あぁ、ちょっとしたコツがあるんだよ。」 ・ナレーター「ゴードンは今でもボコを命の恩人だと思っている。でも…あの双子達はただゴードンをからかっただけなんだよね…。」 |
原作との相違点 | ・ゴードンの機関助手は人形劇では特に語られないが、原作絵本では入社したての新米だった事が語られる。 ・原作ではエドワードとゴードンが入れ違いに本線と支線を走らせた為、目的地と違う場所へ運ばれた乗客が文句を言う場面が存在する。 ・ゴードンがビルとベンにおちょくられた場所は人形劇ではナップフォード港だが、原作絵本ではブレンダム港である*7。 ・このエピソードは人形劇ではジェームスが蜂に刺されるエピソードの前だが、原作絵本ではジェームスが蜂に刺されるエピソードの後である*8。 ・ゴードンの眉毛について、人形劇ではブリットオールクロフト特製の眉毛だが、原作ではフルCG版以降の眉毛になっている。 |
英国版CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター |
米国版CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン |
日本版CV | ・ナレーター:森本レオ ・エドワード:高戸靖広 ・ゴードン:内海賢二 ・ボコ:里内信夫 ・ビル:中友子 ・ベン:丸山みゆき ・ゴードンの機関助手:森功至 ・ゴードンの車掌/ジェレマイア・ジョブリング:遠藤武 ・髭を生やした水色のスーツの男性:川津泰彦 |
シリーズ前回 | ふたごのビルとベン |
シリーズ次回 | がんばりやのエドワード |
原作前回 | みつばちとジェームス |
原作次回 | エドワードのはなれわざ |