霞龍の盾斧は未来を示す。
携える者には輝かしい勝利を、
仇なす者には完膚なき敗北を。
(アルカナドロー)
盾に宿りし霞龍を目にした者、
いずれ聖なる声を聞くだろう。
決して夢想と笑うことなかれ。
(幻想のクリズモス)
MHRiseで初登場した、霞龍オオナズチの素材を用いたチャージアックス。
目次
概要
- 鋼龍の双剣、炎王龍のライトボウガンと並び、MHRise(Ver.2.0)でのドス古龍揃い踏みに合わせて
新たに追加されたナズチ武器はチャージアックス。
一応、過去作では霞龍の石斧という、石像を魔改造してオオナズチの形に仕上げた不敬極まるシロモノはあったが…。
- ナズチ武器の例に漏れず、その外見は非常に特徴的。
まず、剣は明滅する焔の刀身を纏ったサーベル……なのだが、こちらは別にナズチ武器としては珍しくもない。
一方の盾の方は……カード。
なんと不思議な模様の描かれた巨大なカードが積み重なって盾を構成している。
そして、斧モードになるとこのカードがシャキン!と扇状に広がり刃になるのである。
さらに、この模様は納刀中は「?」のような形状だが、
斧モードになると模様が変化し、デフォルメ化されたオオナズチが現れる。
が、アレンジされすぎてもはや別のモンスターになっている
このギミックは武器構えポーズからも確認できる。
また、少々分かりづらいが、盾の上側にはオオナズチの目のような装飾がある。
普段は目蓋を閉じているが、斧モードになると大きく目を見開く。こっち見んな。- 武器説明のテキスト、ならびに「アルカナ」ドローという武器名から、モチーフは十中八九タロットカードであろう。
性能
MHRise
- 他のナズチ武器と同様、「アルカナドローI」の一発生産でのみ入手可能。
アルカナドローIの性能は
- 実装時点では強化先が存在しなかったが、Ver.3.0にて最終強化「幻想のクリズモス」が追加された。
ただ、宝玉などの霞龍素材に加えて奇絶の赫灼殻が必要なため、
イベントクエストを利用しない場合HR100まで強化を待つことになる。
強化された点は以下の通り。- 攻撃力がわずかに上昇して190に
- 毒属性は大幅に上昇し39に
- 斬れ味は匠Lv1から白が出るように
- 百竜スキルが攻撃力強化IIIに改良
- 他の毒属性チャージアックスにはタイタンアームズとインフェクスベイルがいるが、いずれもこちらより攻撃力が高い。
クリズモスは匠Lv1から白が出せることと高い毒属性、Lv3スロットが差別点となるか。- 斬れ味が良い・スロットが優秀・匠で白・高属性で低火力ということで、
低い物理面を手数と毒で補う斧強化状態での運用に適したスペックとなっている。
- 斬れ味が良い・スロットが優秀・匠で白・高属性で低火力ということで、
- ネタ的な運用にはなるが、武器のモチーフがモチーフなだけに
攻撃がヒットするとランダムにバフを発生させる霞龍の魂がよく似合う。
ただし、発動するたびに約1分のクールタイムがあるので注意が必要。
MHR:S
霊異の盾斧、命預け信ずる者に
幸運を授ける。摩訶不思議な
紋様は往古より継がれたもの。
(幻狂のシャフル)
- MR強化が追加されたが、オオナズチが古龍であるためMR★5と登場が遅い。
「幻想のクリズモス改」の時点で攻撃力310、毒属性46、斬れ味は紫10まで伸びる。
最終的に「幻狂のシャフル」として完成するが、古龍の大宝玉は勿論、再びバルファルク素材が要求されるので
緊急クエストではMR70、イベントクエスト経由でもMR開放後のMR10まで強化はお預け。
- 毒チャアクでは最下位の攻撃力320、逆にトップを突き進む毒属性52。
匠で延長可能な紫20、スロットは変わらずLv3×1、百竜装飾品スロットはLv2と、属性寄りの性能になっている。 - 肝心の毒属性であるが、MRではモンスターの体力上昇が凄まじく、
爆破共々ダメージを稼ぐ手段としては少々厳しい立場に追いやられてしまった。
一方で、新スキルの攻勢は毒の効果発動時に攻撃力と会心率を上げるというものになっており、
状態異常値が高く毒を維持しやすいシャフルとは相性が良い。
ただ、超高出力型では剣モードでの攻撃を増やす必要があるので、使うなら斧強化型の運用が推奨される。 - また、状態異常武器の火力を上げる手段として重宝されるのが蓄積時攻撃強化。
発動させない手は無いが、MR110で解放される傀異克服オオナズチの討伐が必要なのでかなりの重役出勤。
傀異錬成や傀異錬金術・覇気/円環での付与も可能ではあるが、MR開放直後では非常に効率が悪い。 - 今作では属性武器に著しい強化がなされたが、状態異常武器も汎用性においては優位に立つことができる。
この武器についても信じて命を預ければ、期待に応える性能を発揮してくれるだろう。
幸運を授けるといっても奴に勝てるかは別の話である
余談
- 武器銘のアルカナとはラテン語の一般名詞【arcanum】の複数形【arcana】で意味は秘密、秘薬、奥義と言ったところ。
- 一般的には寓意画カード、タロットにおける大アルカナをイメージする人も多いのではなかろうか。
- タロットの絵柄には本来の意味を表す正位置と、それを反転させた逆位置という要素を用いて占いを行う。
武器説明にある勝利(正位置)と敗北(逆位置)がソレ。ちなみに、勝利は『戦車』のアルカナの意味の一つ。
- タロットの絵柄には本来の意味を表す正位置と、それを反転させた逆位置という要素を用いて占いを行う。
- 一般的には寓意画カード、タロットにおける大アルカナをイメージする人も多いのではなかろうか。
- ドローはおそらく英語の動詞【draw】だと思われる。大意は引く、引っ張る。
ここでは武器のモチーフからおそらく山札からカードを引くという意味なのだろう。
昨今ではカードゲームにおいて特に馴染みのある言葉ではないだろうか。俺のターン!
斧モードを構える姿はさながらモンスターにカードを引かせる占い師のよう。
カードを引かせるという意味ではナズチ一式だけでなくブナハ一式も似合いそうだ。
いずれの装備も毒属性であるこの武器との相性良好である。