武器/鋼氷狼牙

Last-modified: 2024-11-15 (金) 09:20:50

組み合わせることで、猛る獣が
現れる鋼龍の双剣。放たれる
威圧感が獲物に恐怖を与える。
(鋼氷狼牙)

銀世界に息づく猟獣の魂が、
鋼龍の魂と呼応し生まれた姿。
これ即ち鋼氷狼牙が強化形態
(ルプス=ダオラ)

MHRiseで初登場した双剣。鋼龍クシャルダオラの素材から作られる。

目次

概要

  • 過去のシリーズでは、強化に一部鋼龍素材を使うハイツインダガー系統や、炎龍素材を併用したツインネイル系統
    そして古代の石像を元に鋼龍を模して作られた罰当たりな一品鋼龍の石双剣系統といったものはあったが、
    純粋にクシャルダオラの素材から作られた双剣というのは、メインシリーズでは意外にもこれが初めてである*1
    また、この武器が登場した事で、クシャナ武器はメインシリーズにおける
    全14武器種のコンプリートを果たすこととなった。
    • なお、この武器が登場した事でツインネイルは炎王龍派生に変更された。押しつけられたとか言ってはいけない
      ただし、あちらにも鋼龍素材を使うという点は変わっていない。

性能

MHRise

  • Ver.2.0アップデートからクシャルダオラと共に実装。一発生産でのみ製作可能。
  • 初期段階の鋼氷狼牙Iの性能は
    • 心許ない攻撃力160
    • 氷双剣ではトップの氷属性29
    • 斬れ味は素ではそこそこの長さの青30とやや短めの緑。匠3から白
    • 会心率・防御力ボーナスは無し
    • スロットはLv2×1
    • 百竜スキルは「攻撃力強化II」「会心率強化II」「鋼龍の魂」を付与可能
  • 上位まで強化可能な氷双剣には、他に物理寄りのベルゲルブリザード鈍器運用適性の高いグレイス=ソウルがある。
    特に、後者は属性強化【氷】IIIを付ければ属性値でも逆転されてしまう。
    こちらには手数武器の特性にマッチした鋼龍の魂があるが、
    それでも攻撃力の低さは気になるので、その辺りをスキルでフォローしたいところ。
  • Ver.3.0アップデートから強化先のルプス=ダオラが追加された。
    強化には天彗龍特殊個体の素材が必要。
  • ルプス=ダオラの性能は
    • やはり心許ない攻撃力170
    • さらに強化された氷属性32
    • 斬れ味は素で延長可能な白10とそこそこの
    • 会心率、防御力ボーナスは無し
    • 安定のスロットLv2×1
    • 百竜強化は攻撃と会心がIIIに強化されたが、この武器を使うなら鋼龍の魂が前提なのであまり意味は無い。
  • ライバルとしては、Ver.2.0と変わらずベルゲルブリザード、グレイス=ソウルか。
    ベルゲルブリザードとは鋼龍の魂で得られる会心率、グレイス=ソウルとは斬れ味が差別化点となるだろう。
    • 手数が全武器でもトップクラスの双剣という武器種の性質上、
      百竜強化に鋼龍の魂をつけた場合は会心率+30%と解釈してもほぼ問題ない。
      ここに見切りLv7、オトモの強化咆哮が組み合わさると、部位によらず会心率100%を達成することができる。
      とはいえ、斬れ味カバーに剛刃研磨等が必要になることは留意しておこう。
      この点でスキルで斬れ味をケアする必要が無く火力スキルを爆盛り可能な鈍器心眼グレイス=ソウルに明確に劣る。
      あちらにも詳しいが、スキル構成と護石によってはグレイスが火力で超えてくる可能性も十分高いため、
      モンスターと斬れ味を照らし合わせて両方を使い分けるくらいがちょうどいいかもしれない。

MHR:S

鋼龍の魂が宿る凍てつく双剣。
風を纏い怒濤の斬撃を操る様は
命を薙ぎ倒して進む暴風雪
(ウェントゥス=ダオラ)

  • MRクシャ素材をつぎ込んだルプス=ダオラ改を経て、最終強化はウェントゥス=ダオラ
    最終強化には鋼龍の靭尾天彗龍の大背尖甲という、地味に入手が面倒な素材が必要*2
    人によっては古龍の大宝玉の方が楽だったという人もいるのではないだろうか*3
    とはいえ、古龍武器は最終強化に傀異化素材を必要としないため、
    耐久力の高い傀異化モンスターを周回しなくて良いというのは利点となり得る。
    傀異化素材は1クエストにつき確定で2個以上手に入るので、こちらの方が周回回数は嵩むかもしれないが。
    その性能は
    • かなり強化された攻撃力310
    • 氷属性54
    • 装飾品スロットLv2、百竜装飾品スロットLv3
    • 素紫20。匠で延長可能
    と、上位で半端だった攻撃力を含め高い性能で纏まった双剣となった。
    • 特に、属性値は氷双剣7本中の2位という好成績を叩き出す。
    • 紫20では心許ないように感じるが、新たに追加された鉄蟲研糸によって斬れ味維持も格段に容易になった。
      攻撃を回避する必要があるが、通常回避の他に朧翔け鬼人空舞の無敵時間にも適用されるため、発動は思いの外簡単。
      加えて、各種斬れ味スキルを発動させれば盤石だろう。
      ただし達人芸運用の場合、百竜装飾品版「鋼龍の魂」は会心率+15%になっているため注意が必要。
    • 百竜スロットもLv3を備えており、各種特効や弱点特効【属性】、鋼龍の魂を状況に応じて使い分けることができる。
      また、度重なるアップデートで研磨術【鋭】も発動させやすくなったことに伴い、鬼人激化も選択肢に入るようになった。
      鋼龍の魂にも言えることだが、これらで上がる会心率分を他のスキルに回す柔軟性も備わっていると言える。
  • 氷属性双剣は他にも極光雪爪スノウクロウグレイス=クオーレなどがある。
    • グレイス=クオーレは匠でも白ゲージが伸びるだけかつ、属性値ではこちらの圧勝。
      ただし、物理期待値はこちらが紫の補正込みでも僅差で敗北しており、
      スロット3-1という拡張性、長大な白ゲージ、
      そしてレア素材が一切不要というお手軽さがウリの物理寄りの快適型。
      傀異錬成で属性値がかなり優秀になるため、人によってはどちらを使うかは好みになる。
      こちらは紫ゲージのため、物理で食い下がり属性は更に引き離している。
      紫ゲージを活かすことがこちらを扱う鍵となるだろう。
    • 極光雪爪スノウクロウは氷双剣トップの属性値を持つ属性特化型。
      逆に物理期待値はブッチギリでワーストなため、こちらの圧勝。
      その他スロットや斬れ味、属性値を考慮しても本武器が一番使い勝手がいいだろう。
    実は、属性全振り運用の場合だと百竜スロットと傀異錬成の都合上、氷属性双剣ではこの武器が最も適している。
    と言うのも、属痛竜珠が素で入るため傀異錬成で百竜スロットに回さなくてもいい分、属性値強化をフルに付けられる。
    そうなるとスノウクロウを追い越し、属痛竜珠前提での氷属性値は第一位に躍り出る。
    更に、余った傀異スロットで攻撃力もわずかながら上げられる。加えて、紫もこちらの方が維持しやすい。
    流石は古龍の武器ということか。
    • 属性強化をLv8まで付けた場合、ウェントゥス=ダオラの属性値は107となる*4
      スノウクロウは百竜装飾品スロットLv拡張を行った場合は102で、5%弱と決して小さいとは言えない差を付けつつ、
      他の要素でも差を付けられる*5
    • スノウクロウの項目でもあるが、鉄蟲斬糸との相性は実はウェントゥス=ダオラがぶっちぎりの最悪であるとも取れる。
      本武器とスノウクロウ以外の氷双剣は物理型なので必然的に鉄蟲斬糸と好相性になる。
      …つまり、氷双剣で鉄蟲斬糸と真逆の特徴を持つ螺旋斬を放つならウェントゥス=ダオラが神助の風翔となるわけである。
  • 属痛竜珠前提での氷属性値が第一位であるため、限りなく多くの精気琥珀を集める際には最有力候補の双剣となる。
    真打ちのバルファルクこそ肉質が堅い*6ものの、前座連中は肉質も軟らかいのでそこそこ高い物理も活きるか。
    また前座達は、特定部位への攻撃やダメージ蓄積で怒りの強制終了に伴う大ダウンを取れるので
    匠代わりに付けられる鬼火纏の恩恵も大きい。
  • 以上から氷属性双剣として非の打ち所が無い大業物に仕上がったが、制作時期という明確な短所が…かつてはあった
    本来ならMR70でようやく制作可能になるはずの物だったが
    イベントクエスト「大兇星」の配信によりMR10から制作可能に。
    つまり、氷属性双剣の中で制作可能時期が最も遅かった物が、逆に最も早くに拵えることのできる物となった。
    これでは大兇どころか大吉である。
    • とは言え、クシャルダオラの出現時期が時期なので上位並びにMR攻略用には全く使えず、
      遅咲きの双剣であることには変わりない。
      傀異化モンスターや傀異克服バルファルクに対し思いっきり暴れてもらおう。
      そういう意味では今作の氷属性双剣は氷聖ヘル*7を除き
      なんかしらの役割や運用方法が与えられており、バランスが整っているのではなかろうか?*8
  • オロミドロ双剣の項目にもあるように、属性特化構成は傀異錬成を繰り返して
    非常に付与されにくいスキルを引き当てる必要があり、さらにそのハイリスクハイリターンなスキルを
    使いこなせるという前提の上で成り立つ扱いづらいものになってしまう。
    しかし本双剣は、百竜スロット事情で属性特化向け氷双剣になっているだけで
    本来は双炎刃リュウノツガイセイントエスパーダといったバランス型双剣の1つである。
    つまりウェントゥス=ダオラは、ストーリークリア後からの傀異化事変を
    スキル構成次第で長く戦い抜くことができる、懐が深い双剣であるとも言える。
    上述の大兇星を撃墜できれば、下は傀異化ドスフロギィから
    上は(取り巻き次第で)傀異克服した兇星こと傀異克服バルファルクまで活躍しうる。
    • 傀異化の氷担当をウェントゥス=ダオラのみで突き通す場合、傀異化ヤツカダキだけがネックとなる。
      純粋に討伐するだけなら爪を狙うのが有効だが、部位破壊後は百竜スキルの弱点特効【属性】の
      効果が発動しない肉質となってしまう。
      さらに脚の糸を破壊→頭や繭を纏った腹部を攻撃するという基本的な立ち回りをするにしても、
      糸を纏っている部位は氷が5しか通らないため、流石に物理を重視した方がダメージが出やすくなるのである。
      可能ならブリザレイドか運用次第ではフェンガルあたりを用意しておくのもいいだろう。

MHNow

  • クシャルダオラの登場に伴い、MHRise初登場の双剣にも関わらず堂々と参戦。
    性能は既存のギエナ武器やベリオ武器と比べて物理よりの氷属性双剣となっているが、
    属性値を攻撃力に上乗せした数値がこちらのほうが高いために最終的な火力はこちらが高くなる。
  • そしてこの武器の最大の魅力は、間違いなく武器スキルにある。
    • 狩り人の結束(同じスキルを発動中の仲間がいると火力が上がるスキル)
    • 風圧耐性レベル2
  • 上記の2スキルから考えられる仮想敵は、大連続狩猟でよくいる氷弱点かつ風圧が厄介なリオレウス亜種や、
    クシャルダオラ同様強敵であるテオ・テスカトル辺りだろうか。
    • 本武器の風圧耐性と「鋼龍の凍風」が発動するクシャナ防具1部位を組み合わせることで龍風圧を無効化できるため、
      将来的に条件の合う強敵が現れたときには心強い一品となってくれるだろう。
  • しかも本武器はMHRiseでもカッコイイと評判だったビジュアルそのままに登場しているため、ぜひとも作りたいという人も多いだろう。
  • ただし製作難易度はクシャルダオラが古龍迎撃戦限定ということもあり、かなり高いと言っていい。
    そもそも討伐が大変なことが非常に痛いが、その分素材要求数が既存の武器よりもグレード7-5まではかなり易しいのはせめてもの救いか。
    なおグレード8以降は強化難易度が大きく跳ね上がったことで絶望するハンター諸氏が多くいる模様。

余談

  • 武器名や説明文からも分かるとおり、モチーフとなっているのは
    それぞれの刃が狼の顎を模した形状で、納刀時に組み合わさる事で口を閉じた狼の頭が現れる。
    更に、細身で刺々しい狼の特徴がそのままクシャルダオラ自身の顔にも見えるという秀逸なデザイン。
    上位最終強化後の名前にある「ルプス」(lupus)もラテン語で狼を意味する。
    一方、MR最終強化の「ウェントゥス」(ventus)は、これまたラテン語で風を意味する単語。
    強烈な風を操るクシャルダオラの武器の銘としてピッタリである。
    • 続編のMHR:Sにおいて、氷狼竜ルナガロンが登場したのでこの武器銘がややこしくなってしまった。
      ルナガロンの双剣は冷たき月の朱爪なので注意。
    • 武器の重ね着が可能になってからもそもそも本武器の性能が性能のため、
      属性違いプレイでもしない限り重ね着装備に用事が無いと見られる。
      むしろ本武器の方こそ、氷聖ヘルの見た目運用や双影剣の擬似的な再来*9を目的として重ね着される側になるか。
      無論、何の重ね着もせずそのまま使うのも有り。
  • 上述の通り、MHFではこの武器のずっと前から鋼龍双というクシャル双剣が存在しているが、
    実はあちらも形状のモチーフは同じ狼である(あちらは鬣が刃で、柄は口から飛び出している)。
    更に剛種~G級覇種武器段階での武器名も「ラファール」「カルム」「タイフェン」「テンペスタ」と、
    全て様々な言語で風や嵐を意味する単語を冠しているという点も共通する。

関連項目

モンスター/クシャルダオラ
武器/クシャナ武器
武器/ラファール=ダオラ - 2008年よりMHFに存在している純粋なクシャルダオラ素材の双剣
武器/冷たき月の朱爪 - 氷狼繋がりの双剣。


*1 派生作品を含めれば、MHFの剛種武器である鋼龍双系統が以前より存在していた
*2 後者は入手条件がターゲット報酬(12%)と壊しにくいバルファルクの背中破壊(90%)くらいしか無い。バルファルク双剣にも使うので尚更。
*3 大宝玉はクシャルダオラ以外のドス古龍からでも取れるため、得意な相手を周回すれば幾分かはマシだろう。また、重要調査クエストにはドス古龍三頭を相手にするクエストも存在する
*4 属性強化LV8自体は+35だが、傀異スロット拡張でも+18される。
*5 特に顕著なのがスキル自由度。本武器の2スロ1つとあちらの1スロ2つでは単純比較にならないものの紫ゲージ事情で匠4ポイント分、即ち4スロ2つ分で鬼火纏回避距離などの立ち回りスキルをより多く組み込めるだろう。火力面でも傀異護石や傀異錬成次第で冰気錬成3を入れるスペースを確保しやすい。
*6 常時属性が通るため主な狙い目となる前脚は肉質25と物理が活きにくい。
*7 アップデートによる追加武器のため、最終性能以外で価値を見出す手段が存在しない。
*8 例えば上位/MR中盤までにおけるグレイス=ソウル/スピリットやMR序盤におけるスノウジェミニ、対ヤツカダキ特化のブリザレイドなど。
*9 デュエルツインダガーの重ね着を用意すれば可能。