MHRiseで配信されたイベントクエストであり、高難度クエスト。
奇しき赫耀のバルファルクを討伐するクエストである。
概要
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 受注・参加条件 |
---|---|---|---|---|---|
MHRise | イベント★7 | 討伐クエスト | 獄泉郷 | 28080z | HR8以上 |
- 里の受付嬢ヒノエ
- 古文書に「凶星」と記される
天彗龍の異形、奇しき赫耀…。
赫き耀きは日に日に増大し続け、
大地を破壊し尽くす脅威へと
相成りました…。この脅威に打ち
克てるのはあなた様のみ。どうか
凶星を墜としてくださいませ。
- 2022年2月4日から配信されたイベントクエスト。
獄泉郷にて奇しき赫耀のバルファルクを討伐するクエストであるが、冒頭の通り高難度クエスト。
そのため正式名称も「高難度:赫耀動乱」となっている。
- 奇しき赫耀のバルファルクの高難度クエストは通常のクエストにおいて、
ヤツカダキとの同時狩猟クエスト、通称「バルカダキ」が先例として存在する。
そのバルカダキの時点で(特に野良では)単体でも十分脅威になっていたところ、
当然このクエストの攻撃倍率はそんなものでは収まらない。
その攻撃倍率は12.3倍。
ヌシ重大事変や高難度イベントクエストの先例に匹敵する。
それが裏ボスである奇しき赫耀のバルファルクの元より高い攻撃力に乗ると言えば、その脅威の程も分かるだろう。
体力の方もバルカダキと違い単体討伐なので減少しておらず、通常の単体討伐クエストよりも当然多い。
流石に百竜ノ淵源ナルハタタヒメ程のタフネスはないが、
一方で動きは素早く、さらに最大金冠確定で攻撃範囲も十分広くなっていることから、
今回もまさしく高難度クエストにふさわしい強大な個体が立ちはだかることになる。- ただ一応、虹色ヒトダマドリの存在を考えると
これほどの数値でもバルカダキ側でヒトダマドリ集めをしない場合よりは即死しにくい環境である*1。
こちらはタフネスが倍ほどあるのと、
バルカダキ側もヒトダマドリを集めればこちらを下回るため厄介さの比較は難しいが、
バルカダキの方を既にクリアできていれば全く歯が立たないということはないだろう。 - また、サイズが大きいことが災いして一部の攻撃は逆に当たりにくくもなっている。
例えば、翼脚で上から刺してくる攻撃はハンターの頭上を越えて後ろにいってしまうし、
翼脚を大きく振り回す攻撃も平坦な場所であればしゃがんでやり過ごすこともできる。
これらを踏まえ、立ち回り方も普段とはやや変える必要がある。 - ちなみに体力は28200と、なんと重大事変のヌシよりも高い。
他モンスターの操竜がないため、大ダウンが狙えるかどうかでダメージが大きく変わる*2ほか、
狙いやすい前脚と後脚は肉質が硬く、頭や斬撃による尻尾、活性中の翼等の
柔らかい部位を積極的に狙わないとそのタフネスにも苦しめられることだろう。
なお、その大ダウンも体力が上がっている関係で通常個体より取りづらくなっている。- 大ダウンや操竜壁ドンでよく見ると、受注する度にダメージが変動しているのがわかる。
これらは割合ダメージなので変動するということは体力が一定でない可能性がある。
2頭クエスト(=強さが変動しない)の淵源戦において、
乱入者を操った際のダメージがモンスターごとに一定なことからもその点が窺える。
このため受注者は、「おだんご弱いの来い!」を発動させるのも一つの手か*3。
- 大ダウンや操竜壁ドンでよく見ると、受注する度にダメージが変動しているのがわかる。
- ただ一応、虹色ヒトダマドリの存在を考えると
- 今回のクエストの舞台はいわゆる闘技場・決戦場型フィールドである獄泉郷。
そのためモドリ玉がないと退避することが出来ない。支給品にもあるので、1つは持っていきたい。
一方で通常フィールドのバルカダキやヌシ重大事変と違い、虹ヒトダマドリを使うことができる。
もっとも、それを考慮してもなお攻撃は手痛いので利点とも言い難いが……
また、フィールド内にはいくつか環境生物もいる。特にアイテム使用等のチャンスを作れるヒオウギカワズ、
回復が追いつかない時にありがたいカモシワラシや回復ミツムシ、そして操竜を狙えるクグツチグモなどは有用。
ただし野良の翔蟲は1匹と少ないので、必要であれば環境生物呼び寄せの技を持ったオトモアイルーを連れて行くと良い。- バルファルクとは広い平地で戦うことが多かったがゆえに見落としがちだが、
獄泉郷のマップ右上にある傾斜では下り坂方向に緊急回避ができず、スライディングからのジャンプになってしまう。
これが結構危険であり、納刀して逃げようとしているところに傾斜の上から突進などされるとまず避けられなくなる。
傾斜から離れるよう誘導して戦うのが吉だろう。瞬間強化生物なども豊富にいるため有利になる。
- また、従来の超強化クエストと異なり力尽きてから戻るまでの時間がかなり短い。
そのため、大翔蟲で戦闘エリアに戻ったら大暴れ中のバルファルクの攻撃に被弾してしまう…という
デジャヴを感じる事故も起きかねない。
力尽きた時はアイテム補充をするなり、少し時間を空けてから向かった方が良いだろう。
- バルファルクとは広い平地で戦うことが多かったがゆえに見落としがちだが、
- 報酬は通常通りの報酬に加えて狩友チケットがもらえるのだが、
何故かマガイマガドの強化個体クエストに比べて枚数が少ない。
おそらくはモンスター素材のマカ錬金における評価値の差などを考慮したものとも考えられるが、詳細は不明である。- 淵源の高難度と比較した場合、チケットによる錬金ポイントは
平均値も中央値も同じく400。
ただし、最低値/最高値はこちらは200/600と
あちらの300/500と比べ振れ幅が大きい。
あちらと違い乱入モンスターもいないのでこちらが若干不利か。
もっとも、素材評価値は元々高くそこまで気になる差でもないが。 - 決戦場フィールドのため、エリア移動時の落し物は狙えない。
奇しき赫耀のバルファルクはエリア移動時にも1%の確率でレア素材の赫星招く龍氣玉を落とすため、
それの入手が望めないという点は意外と馬鹿にできない。
一応報酬で赫星招く龍氣玉が通常個体のクエストの1.67倍程の1枠あたり5%の確率で出るが、
この強さでは割に合うかは謎。
通常素材に目を向けても、野良モンスターがいないせいで操竜で素材の入手量を増やすことも不可能。
そのため最大金冠以外の見返りは薄く、腕試しクエストとしての性格が強い。 - いっそのことクエストクリアが困難であればいっそ上位のうちは見送って、
マスターランク装備を引っ提げてリベンジするのも手だろう。
ただし計算上は防御力1000でも体力150以下だと怒り時の「彗星」で即死してしまう程度の力はあり、
MHW:Iとあまり変わらない防御力水準だった場合、
MR装備があっても油断ならない可能性は高いものとMHRise時点で目されていた。
そして実際にMHR:Sを迎えてみると防御力1000はおろか700すら高い方な上に、
しかもMRの奇しき赫耀のバルファルクはこの個体よりも攻撃力が低い。
それでもプレイヤー側の火力が倍近くに増えている&MR個体より体力は低い為タフネス的には大分楽だが、
被ダメージ計算式に変化はないため、上位個体だからという油断は命取りである。- 現在では通常の傀異克服バルファルクが攻撃力倍率16倍もの数値を誇り行動も強化された一方、
それに対応するに足るほどにプレイヤー側の装備やスキルも充実してきている為、
傀異錬成や傀異討究といった上級コンテンツに喰らいついていればあっさり倒せるようにはなる。
とはいえ通常のMR個体より攻撃力が高いという事実はなんら変わらないし、
防御力水準もスキル重視だと900にすら届かないこともある為、上位だからという油断は未だ禁物である。
- 現在では通常の傀異克服バルファルクが攻撃力倍率16倍もの数値を誇り行動も強化された一方、
- 淵源の高難度と比較した場合、チケットによる錬金ポイントは
- ここまであまり触れてこなかったが、このクエストはハンターランク8で受注ができる。
本来、上位の奇しき赫耀のバルファルクはハンターランク100にならないと通常クエストを受注できないため、
ランク開放さえすれば受注できるこのクエストは一応、すぐに素材が欲しい人に対する救済にもなっている。
とは言え、討伐できるかはまた別の話だが。
余談
- イベントクエストにおいて奇しき赫耀のバルファルクがメインターゲットとして登場したのはこのクエストが初めて。
前々から「MHXXの姉御バルクのような強化個体クエストが来るのでは」とは予想されていたのだが、
高難度イベントクエスト登場以降はその予想されていたクエストこそ次の高難度クエストではと考えられていた。
本クエストの配信により、その予想はまさしく的中した形となる。- ちなみに姉御バルクこと「天彗龍より姉御が怖いぜぃ!」とは決戦場型フィールドでの討伐であることや、
強化倍率が二つ名持ち/ヌシの超強化クエストのそれに匹敵することなど類似点は多い。
ただしクエスト依頼文の雰囲気だけは明らかに正反対である。
また、体力こそこちらの方が上位であることにもかからず高いが
全体防御率を踏まえると大差はなく、一度に多段攻撃するせいか確定威嚇も多く*4
何よりハンター自身の性能や火力が格段に上昇していたり、ガッツポーズを取らなくなったりすることなど
実質のタフさは上位の強化止まりと言ったところか。- とは言え、姉御バルクを上回る体力の特殊個体を上位武器で倒せるハンターを輩出するあたりは
流石、幾多の百竜夜行に耐え続けたカムラの里と言ったところか。
- とは言え、姉御バルクを上回る体力の特殊個体を上位武器で倒せるハンターを輩出するあたりは
- ちなみに姉御バルクこと「天彗龍より姉御が怖いぜぃ!」とは決戦場型フィールドでの討伐であることや、
- 前述の通り狩猟地は獄泉郷なのだが、このクエストに関しても獄泉郷の独自仕様が影響している。それは戦闘BGM。
本作の闘技場および獄泉郷はフィールドの汎用BGMが戦闘時以外でも常に流れている特殊仕様であり、
ヌシですら例外でなかったように、今回もバルファルクの専用BGMではなく汎用BGMが優先されている。
銀翼の凶星はハンターたちからの評価がすこぶる良い楽曲のひとつであり、この仕様を嘆くハンターは多い。
中には「BGMがいつものじゃないせいでテンションが上がらなくてミスしやすい」という声もあるとか…
- 上述の通り、依頼者はヒノエなのだが
前回のイベント高難度である超強化淵源クエストの依頼者ミノトと対に成っていたりする。
淵源と赫耀はそれぞれ真ラスボスと真裏ボス*5なのでそのつながりだろう。
イブシマキヒコは泣いていい。
- クエストの依頼文を見る限り、どうやらこの奇しき赫耀のバルファルクは
出現確認からそれなりに日が経ってから討伐クエストの発行が行われたようである。
また、時間と共に全身から噴き出す龍気がどんどん強くなっていき、脅威度が増していっているようだ。
獄泉郷に留まっているのを発見したは良いがすぐに討伐せず手をこまねいていた結果
どんどん危険な状態になってしまい、やむなくカムラの里の猛き炎に討伐クエストが出されたと言う事らしい。- すぐにクエストが出されなかった理由は不明だが、
まともに情報が存在していないバルファルクの特殊個体が獄泉郷に留まっているのを見て、
ハンターズギルドによる詳しい調査のために討伐が先送りされたなどの事情があるのかもしれない。 - また、(恐らく)数日ほどで龍気の量が変動するほどに、
奇しき赫耀のバルファルクと言うモンスターは力の制御が不安定であるらしいことが示唆されている。
このように本クエストの依頼文は、なかなかに意味深である。
- すぐにクエストが出されなかった理由は不明だが、
- 前回のイベント高難度クエストの配信の際には「高難度クエストが解禁!」との煽り文句が公式から出され、
その言い回しから予想された通りに本クエストがイベント高難度クエスト第二弾として配信された。
その後も第三弾以降が順次配信される…と予想されたが、2022年3月25日の配信を最後に
MHRiseとしてのイベントクエスト配信は終了を迎えてしまったため、
同作無印版でのイベント高難度クエストは2つだけと言うこととなった。- 続くMHR:Sではどうなのかと言うと、そちらでは「凶双襲来」と銘打った
非常に高い難度を誇る、決戦場フィールドでの同時狩猟のイベントクエストが配信されている。
一方で、高難度クエストに関してはイベントクエストでの配信がなかなか行われず、
後に2023年2月2日にようやく配信されたものの、最終的にはその1つのみとなった。
これに関してはVer.14より追加された、同じく強化個体を相手する「烈禍襲来」シリーズと
競合してしまったという背景もあるだろう。 - なお、展開後期に既存のイベントクエストとは特別な印象を持つ宣伝文句で配信された、
これまでより一段上の難易度として設定したと思しきイベントクエスト群は、
MH3の「新イベントクエスト4連」と言う前例が存在していたりする。
ただし、あちらはクエスト名に「高難度:」が付くなどの扱いはされていない。
- 続くMHR:Sではどうなのかと言うと、そちらでは「凶双襲来」と銘打った
- サンブレイクでは2023年7月6日にMR版最大金冠確定の「大兇星」という類似クエストが配信されたものの
あちらは決戦場型フィールドではなく、体力もこちらの2倍近く、特別な報酬も無いことから
単に金冠が欲しいだけならばこちらの方がいいだろう。
一方、MR10以上で挑めるのでバルファルク素材を要される武具の作成への近道となる。