武器/オルドマキナ・H

Last-modified: 2024-09-19 (木) 21:23:59

翠と金を基調とした機械仕掛けの槌。
傀異化エネルギーを利用した変形機構を備える。
(オルドマキナ・H)

目次

概要

  • MHR:Sにて登場したハンマー。
    オルドマキナ武器の一つで、翠色と金色に彩られ、中央部にはメーターのようなパーツが取り付けられている。
    どちらかというと斧に近い形状である。
    • 溜めを行うと打撃面の金色のフレームが開き、オレンジ色のラインが走る内部機構が露わになる。
    • 本作においては割と貴重な純粋な斧型のハンマー。
      ややスタイリッシュすぎる感はあるが、斧使いの戦士系装備を再現したいなら、
      是非重ね着として作成しておこう。
  • 名前の「H」は、他のオルドマキナ武器の法則性を見るに「Hammer」の頭文字だろう。

性能

MHR:S

  • 強化先は無く、一発生産。
    EX★1から★4までの傀異化モンスターの素材をつぎ込んで作られる。
    その性能としては…
    • ハンマーでは平均よりやや上の攻撃力330、会心率0%
    • 斬れ味は素で紫30、既に右端まで到達しており匠は無効
    • かなり低い毒17
    • スロットは無し
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    と、物理寄りのステータスをしている。
  • 本作のハンマー内では、スロットが超優秀なものや、総合性能が高いもの、
    強烈な斬れ味ゲージのもの、高い拘束力を持つものなど
    いずれも個性的な面々が揃っている。
    今作の武器はいずれもある程度物理火力が横並びであり、こうした突出した特徴を持つ武器が人気となりがちな一方、
    一見して突出した特徴のないこの武器は現状での人気は低めである。
    • 毒属性でみてもオオナズチ素材から作られる幻神のディモゴルゴが非常に強力。
      攻撃力が10下がるだけで毒属性が一気に45まで上昇し、
      素の紫ゲージも20とこちらより短くはあるが使えない程ではない。
      スロットもLv1&百竜装飾品でLv2に対応と、僅かながらこちらより強い。
      一応、これでも攻撃力で10差がある&斬れ味差も少しあるので下位互換ということにはならないが、
      今作の防具はLv1スロットが少なめになっている為、その使い勝手の部分で逆転という可能性は充分にある。
  • とはいえ、よく見るとこの武器にも特徴がない訳ではなく、超会心Lv3が半ば前提となる現環境において
    「攻撃力330・素紫・素会心0相当」という物理火力の条件を満たせている武器は発売当初時点のハンマーには存在しない*1
    しかし、ストーリークリア直後では毒を加味しても微差に近く、実際の使用においては
    スロット差や属性差で覆されてしまうことが多いので、それが故の人気の低さとなっている。
    一方、スロットを補いきれるお守りを持っていれば他を越えてくることもあるかもしれない。
    • なお、毒17という値は非常に低いが、溜め変化【武】の手数でも一応1回くらいは概ね安定して毒になる。
      傀異化が相手ならば2回くらいは発生することも。
      これは総HPの1~2%を削る程度だが、横並びの現状ではこの僅かな差でも他より優れる可能性は出てくる。
  • 無料アップデート第一弾にて、非常に近い性能を持つナルガクルガ希少種のハンマー斗宿槌【天府】が追加された。
    攻撃力330・素紫・素会心0と微小の毒属性まで共通している上、スロットが4-2と強力。
    紫ゲージは10しかないが匠で延長可能であるし、剛刃研磨でのカバーを考えてもいい。
    百竜装飾品のサイズも傀異錬成で揃えられてしまうためこちらは新たなる逆風となっている。
    一応、百竜装飾品のサイズを変えない分でこちらは別の傀異錬成を使えるが、
    攻撃力10や会心率5%の増加分と比べ百竜装飾品の特効の恩恵の方が大きいため、現状はどうにも分が悪い。
    尤も素の斬れ味の長さがそこそこ違う為、全くもって劣ってしまうとは限らないが。
    • ただ、この武器に対してアプデで追加された有利点もない訳ではなく、
      傀異錬成でスキル自由度が広がったためにスロットの有無に関しては多少ながら埋め合わせも効くようにはなっている。
      これは他の武器も同時に強化されているということでもあるのだが、ハンマーに関して言うと
      攻撃・見切りのLv7と超会心・弱点特効のLv3を積んだ後は伏魔響命業鎧【修羅】のような
      デメリット付き火力スキル以外では然程火力が伸びなくなる。
      カムラノ傑鉤鎚等は7733+業鎧などは比較的容易だった一方で
      オルドマキナ・Hは傀異錬成実装前はそれすらも難しかったため、
      「出来なかったことが出来るようになった」という意味での伸び幅はオルドマキナ・Hが優勢である。
      また、Lv1スロットがあれば顕如盤石供応が使えるため、
      防具へのスロット数のみならず質の要求度も落ちる場合が出てきたのも追い風か。
  • それ以降のアップデートでは最後までオルドマキナ・H自体の新たな展開はなかったが、
    リバルカイザーシリーズなどの優秀な防具や錬金術・極光の実装によりスキル自由度が当初より圧倒的に広がっており、
    所謂「7733」スキルに更にフルチャージ+業鎧【修羅】や伏魔響命といった主要火力スキル、
    更にKO術、顕如盤石などのサブスキルまでフル搭載した上での達人芸Lv3搭載がかなり現実的な範疇になってきている。
    また、剛心を使おうとすると業物が付いてくることも多く、そもそも達人芸に依存しなくていい環境にもなりつつある。
    属性スキル側も充実した搭載が可能な上に溜め変化【勇】の旺盛もあり最適解を求める場合は微妙なことも多いが、
    初見の相手で弱点がわからない場合や持ち替えが面倒な時など、汎用性が欲しい場合には有効。
    • さらに、Ver.14.0アップデートの武器の傀異錬成面の環境も進歩し、
      傀異スロットの強化だけでも最終的に素紫40+攻撃力360+微量の毒と
      なかなか汎用性の高い性能に育つようになった。
      威力の伸びも目覚ましいが、
      業物や達人芸が当たり前に付与可能になりつつある環境で紫10の延長は額面以上の恩恵でもある。
      防具面も粉塵纏など一部固有スキルが錬成付与出来るようになったり、剛心が装飾品でも使えるようになるなど
      スキル・装備の自由度の不利も更に緩和。
      オルドマキナ・H自体は依然として変化がないが、
      MHR:S発売当初は「理論上は強いがスキル自由度の都合でやや扱いにくい」という状態だったところに
      アプデを重ねるにつれてスキル自由度がどんどん改善され、現実的にも強さを引き出しやすくなってきた。
      流石に特化運用に勝るのはまだまだ苦しいにせよ、
      汎用ハンマーという点での立ち位置は少しずつ上がってきている…かもしれない。
    • Ver.15アップデートにて更に本武器に追い風が吹く。
      武器の傀異スロットの強化が最大解放され、それに伴うボーナスも追加された。
      その結果、斬れ味と攻撃力がさらに強化され、
      傀異スロットの強化のみで斬れ味紫50、攻撃力370を備えるという高性能な一本に仕上がった。
      斬れ味50、というのは同Verで追加されたアマツマガツチの防具が持つ新スキル
      天衣無崩」の効果と中々噛み合っており、
      斬れ味が白に落ちたところで疾替えを行うことで斬れ味50をちょうど回復できる。
      そして極め付けに、毒武器である本武器と相性の良い蓄積時攻撃強化が新たに登場したマカ錬金の
      「傀異錬金術」により護石に付与されるようになった。
      装飾品は依然存在しないものの、付与される最大レベルはなんと3のため護石のみで賄えるようになり、
      上手く引き当てられれば以前より高い拡張性を得ることが出来る。
      登場当初はどうにも微妙な評価だった本武器だが、
      度重なるアップデートにより高い汎用性と快適性を併せ持った武器に仕上がった。
      ライバルである斗宿槌【天府】も負けじと強化されているが
    • 最終アップデートとなるVer.16においても残念ながら強化先の追加はなかったが、
      他のハンマーの環境も龍属性に刻銀の破鎚が追加された以外はそこまで変化していない。
      今後も「最適になるケース自体は多くないが汎用性と快適さに優れる」という立ち位置に居ることになるだろう。

関連項目

武器/オルドマキナ武器
武器/ギザミヘッドアクス - 斧みたいな形状のハンマー仲間
武器/エムロードビート - 同上
武器/デモナスの禍根 - 同上


*1 攻撃力350組及び破鎚シャッター改はマイナス会心及びこれ以上に短い紫ゲージで、超会心の影響も考えると物理は下回る。アネモスも低会心によってやはり大きく期待値を落とす。他の武器もこれ以下