白銀に煌く天彗龍の鎚。
鉄星の如く冷酷無比で重い強打は、対象を容赦なく穿つ。
(銀翼の穿鎚)
古文書は記す。
「恐れ見よ。星をも圧潰する破滅の猛撃を」
銀翼の穿鎚、最終強化形態。
(龍星鎚ノウド)
目次
概要
MHXX
- 製作時点での性能は攻撃力160、斬れ味白50、龍属性30、スロット1。
属性寄りのハンマーとしては斬れ味が最初から白である分攻撃力も高めで使いやすい。- 上位の間では「龍星鎚ノウド」LV2までしか強化できず、LV3以降はG級素材を必要とする。
G級バルファルクはG★4昇格の緊急クエストなのでG級後半まで強化できないが、
最後の古龍の大宝玉以外はバルファルク素材以外使わないので素材は集めやすくはある。
- 上位の間では「龍星鎚ノウド」LV2までしか強化できず、LV3以降はG級素材を必要とする。
- 究極強化形態は「赫醒鎚マグナウド」。
攻撃290、龍属性44、スロット2、そして斬れ味は脅威の白250。
素で斬れ味ゲージMAXなので匠スキルで伸ばす事はできない。- しかし、この武器は少ない手数の代わりに一撃の重さで勝負する武器種ハンマーである。
…………どう考えてもハンマーにこの長さの斬れ味ゲージは要らない。
宝の持ち腐れ状態である。 - 究極強化龍ハンマーの中ではワースト3という酷い物理期待値を持つ。
属性値は高めだが、1位の「ミラアンセスルイン」には大きく差を付けられており、
また同程度の属性値40~45を持つハンマーがマグナウド含めて6つも存在し、ライバルが非常に多い。 - 今作の龍ハンマーは後述する固有狩技の実情もあり、
匠スキルで実用域のレベルの属性値と斬れ味に攻撃力320と会心率30%を持つパワーofエンミティ、
次点としてマイナス会心率で白ゲージであるものの
攻撃力380という途轍もない数値の白骸巻槌サダイメリキが
龍属性どころかハンマー全体でトップクラスの物理火力を誇っており、他のハンマーは肩身が狭いのが実情である。
- しかし、この武器は少ない手数の代わりに一撃の重さで勝負する武器種ハンマーである。
- 「赫醒大剣バルハーリィ」と同様、武器種との相性が悪い性能であるが、
大剣と比べるとハンマーには、デフォルトで溜め短縮を持つストライカースタイルでの回転攻撃や、
狩技のタイフーントリガーなど手数を稼ぐ有用な手段がある。
斬れ味補助のスキルや絶対回避【臨戦】が必要ないという自由度もあり、使い道が皆無というわけではないが、
ハンマーの固有狩技は、正直どれも使い勝手が微妙であるため、
斬れ味保持が出来る絶対回避【臨戦】を外すメリットがかなり薄いというのが問題。
そもそも、ハンマーで属性が通る部位を積極的に殴りに行くこと自体が
他の手数武器を吹き飛ばすリスクがかなり高まり、地雷認定されやすく、
手数を稼ぐのなら手数武器で十分である。
使用場面はオオナズチにソロでハンマー縛りで挑む場合くらいだろうか。
それすらも神滅鎚アル・メタリアでいいなんて言っちゃいけない
- それでも運用する場合、匠スキル無しで運用できることを活かすしかないだろう。
パワーofエンミティ、サダイメリキ、ミラアンセスルインはいずれも匠スキルが無いと運用できないので、
それを外して自由にスキル構成できるのは数少ないが明確なメリットである。
斬れ味重視の龍ハンマーは上記のアル・メタリアに加え、「極星幽鎚ダリエガロア」が挙げられる。
ダリエガロアはゲージの短さ・属性値の低さからあまり競合しないものの、
アル・メタリアは斬れ味補正込みで物理も属性も上回られており、
スロットも同じ2つ、素で紫ゲージ50を持ち斬れ味補助が必須ではない、とかなり厳しいライバルとなる。
赫翼の穿鎚
天彗龍の翼を基盤に造られた
鎚。龍気をまとった一撃には
質量以上の圧がともなう。
(赫翼の穿鎚)
その衝撃は隕石の如く、天より
墜ちて大地を穿つ。生命を根絶
させる危険性を宿す脅威の鎚。
(龍天鎚レッドノウド/赫絶の剛翼ヴェスリオ)
MHRise
- MHRiseでは早い段階からバルファルクが登場するのではないかと言われていたが、
その予想及び期待の声に答えるかのように特殊個体「奇しき赫耀のバルファルク」が登場。
それに応じて、新たに龍天鎚レッドノウドが追加された。
- その性能は
- 上位ハンマーとしてはやや控えめな攻撃力180
- かなり高い龍属性42
- 斬れ味は赤60白90、匠で延長可能
- 汎用性のあるLv2スロット*1
- 百竜強化は攻撃力強化III、竜種特効、天彗龍の魂
- 百竜強化の天彗龍の魂だが、「龍気活性発動中に属性値を1.2倍する」というもの。
言うまでもなく属性が重視されないハンマーとの相性は最悪に近く、大体の仮想敵に対し他2つに勝てない。
一方で、竜種特効及び攻撃力強化IIIは数値上は殆ど同じになるが、僅かに竜種特効の方が上なため
差別化を考えると竜種特効の方がいいかもしれない。
- 他の武器との拮抗を考えると、
とりあえず竜種特効が通った上で弱点部位の肉質が龍30%:物理70%*1、
またはこの比率より龍の比率が大きくなる敵には他の武器より優位となりうる。
具体的にはヌシ・リオレウスを除くリオス種の頭に対するインパクトクレーターが
鉄蟲糸技強化を付けた轟鎚【虎丸】にごく僅かに劣る程度であり、これは斬れ味の差で充分に巻き返せる。
また、バサルモス相手も肉質が硬い状態の時はこれが一番強いだろう。
そのため、龍がしっかり通る飛竜相手になら担げる余地は充分ある。- ただ問題は、マカ錬金の周回に使われる古龍種及びバゼルギウスはどういう訳か龍属性の通りが軒並み悪いこと。
比較的通るオオナズチも20しか通らない。
唯一ナルハタタヒメに関しては百竜ノ淵源を含めて帯電袋に25%通るのだが、
ここは打撃も100%通るため、基本的に他の物理型ハンマーの方が有利。
メインで戦うことになる敵に対しては軒並み分が悪いという少々残念な結果になってしまっている。
全体的にもう10%程属性が通るようであれば違ったかもしれない。 - ただ問題は、マカ錬金の周回に使われる古龍種及びバゼルギウスはどういう訳か龍属性の通りが軒並み悪いこと。
- 同時実装された赫耀シリーズとの相性は天彗龍の魂込みで最高クラス……と言いたいのだが、
肝心の天彗龍の魂がハンマーでは然程強くない。
素で付いている弱点特効のおかげもあり簡単に会心100%を実現し超会心や死中に活との相性も最高、
あとは斬れ味ケアだけすれば最低限使える夜行槌【常闇】の方がどちらかというと相性が良く、
あちらは龍気活性型なら全ハンマーで見ても最強クラスの力になっている。
MHR:S
- 奇しき赫耀のバルファルクがMRでも続投、それに伴ってこちらも
「赫絶の剛翼ヴェスリオ」と新たな強化先を引っ提げてきた。
- その性能は、
- 今作のハンマーとしては平均程度の330
- 微増だが相変わらず高い龍属性45
- Rise時代より更に伸びた白140
- スロットLv3に強化、百竜装飾品スロットはLv2
- 過去作と比べて攻撃力の伸びが大きく、物理火力が重要な武器種であるハンマーとしても不足ない数値となった。
また、今作では溜め変化:勇の強化もあり、
特徴である長大な白ゲージ、高い属性値についても以前より活かしやすい環境にある。
総じて過去作から一転し、優秀な武器になったと言えるだろう。
- 今作では過去作と比べても武器性能、特に物理性能が横並びな傾向にあり、
属性の有無を問わず大体の最終強化ハンマーが攻撃力310~350の範疇に収まっている。
更に、340を超えると大体は会心率のマイナスが加わっていたり、紫ゲージが非常に短いなど欠点を抱えだし
超会心や斬れ味の持ちなども加味した実質的な攻撃力は概ね高くても320~30の紫+属性相当である。
その点330の白は313の紫相当と一見少し劣ってくるが、白140の斬れ味というのは具体的には
タフな傀異化個体相手ですら斬れ味ケアなしで一切研がずに済む場合もあるほどであり、その点で取り返せる場合も多い。
大宝玉マラソンなどには特に強く出られる。- また上で強調した通り今の基準は「高くても」320~30の紫+属性値で、その代表例である
ロギンスフィリ改、ゴシャ!ギガゴベチャ!、ダイラージャン、アネモスと見渡してみてもどれも属性値が30前後。
その点、少しの差ではあるが45もの属性値があるヴェスリオは他のハンマーと比べても高めの水準である。
ただ、上述した通り今作のハンマーの物理性能は本当に誤差に近い場合も多く、
長い斬れ味と良好なスロットがあるため他のハンマーと比べても安定性、それに伴う汎用性で上位の部類には入るが、
それでもヴェスリオの力を十全に活かすならばやはり龍属性弱点に担ぐのが最適となる。 - 龍属性ハンマー同士でのライバルはデスギア武器の災禍鎚ダルカラモルテ。
攻撃力では10低いが龍属性値は52とヴェスリオを上回り、スロット回りもより広く弱点特効【属性】が乗る。
斬れ味もモンスターのエリア移動に合わせて砥ぐ程度で済む白90と、運用もヴェスリオに近い形。
作成可能時期はMR20とダルカラモルテが大幅に早いのでこれだけは明確に遅れを取るが、
それ以外は甲乙付け難いところだろう。
- また上で強調した通り今の基準は「高くても」320~30の紫+属性値で、その代表例である
余談
- 龍星鎚ノウドの銘はバーナード彗星が由来と思われる。
- 特殊個体武器のレッドノウドは、単純に「レッド+ノウド」であろう。
- MHXXでのハンマーの公式CGでは、
このハンマーを持ってバルクシリーズを装備したハンターが使われている。