MH3で初登場したスラッシュアックスの一種。通称“ブラハべ”。
煌黒龍の素材を使い、煌黒龍の頭部を模して作られたという黒の剣斧を強化した武器。
目次
概要
- 見る者の心をざわめかせる異様な雰囲気の武器。
アルバトリオンの素材はどれも加工が難しいが、
工房はその扱いにくさを乗り越え、特異且つ複雑な機構を持つスラッシュアックスを作り出した。
天角や尖爪を研ぎ澄ませて作られた刃は紫色の剣閃を放ち、肉体はもちろん心までも刈り取ると言われる。
しかしこの武器の真の使い手が現れた時、人の世の終焉が見え始め、
やがて龍の時代が幕を開けると言われている。
- 名前の「ブラックハーベスト(black harvest)」を日本語に直訳すると「黒き収穫」となる。
直訳だと意味不明な名称だが、モンハン独特の和製英語を考慮して意訳すると、
「黒き収穫者」ということになる。もちろん刈り取る対象は魂であろう。
性能
MH3
- アルバトリオンの素材から作られた武器だけあって、その鋭さは最高峰。
MH3に登場するスラッシュアックスでは唯一紫ゲージを得られる(斬れ味レベル+1発動時)。
攻撃力972(武器倍率180)、龍属性360。
スラッシュアックスの中でも最高クラスの攻撃力を持ち、高い龍属性を備えている。
滅龍ビン無しで龍属性を持つスラッシュアックスは黒の剣斧とブラックハーベストのみ。
さらに強属性ビンをセットされており、剣モードでの攻撃はまさしく龍を滅するための一撃である。
とりあえず龍の時代はまだ到来の兆しが見えないので、
少なくともこの武器の真の使い手はまだ現れていないようだ。- ほとんどが強撃ビン一択と言われる中、強属性ビンでも活躍できる数少ない武器である。
紫ゲージの補正が凄まじく、青ゲージの強撃ビンの武器と同じ物理ダメージをたたき出す。
これに加えて、強属性ビンによる高属性値の龍属性攻撃である。- 言うまでもないが、斧モードの場合は最高の攻撃力である。
剣士で世界を喰らう者を討ち取るのであれば高い攻撃力と龍属性を持つこの武器を使い、
打点の高い斧モードの斬り上げ攻撃で腹をひたすら攻撃するのが最適解と言われていた。
- 言うまでもないが、斧モードの場合は最高の攻撃力である。
- ほとんどが強撃ビン一択と言われる中、強属性ビンでも活躍できる数少ない武器である。
MHP3
- 引き続き登場。破壊力も健在である。
攻撃力190(ブースト込み205)、龍属性32とMH3よりやや物理攻撃力寄りになった。
今回は紫ゲージそのものが存在しないが、デフォルトで白ゲージ40、
青ゲージも60と非常に安定した斬れ味を持つ武器となっている。
相変わらず滅龍ビンなしで龍属性を持つのはこの武器のみである。
つまりスラアク使いは、裏ボスを倒さないとまともな龍属性武器を使えないということである
紫ゲージを失っているため、汎用性は強撃ビン持ちに譲ったものの
龍属性が弱点のモンスターにはやはり無類の強さを誇る。
幸いな事に、この時代でもまだ真の使い手は現れていないようだ。
MH3G
- 黒の剣斧からの強化にG級アルバトリオンの素材が必要になった。
G級で追加された最終強化先は「神滅斧アル・ヴォリア」。
攻撃力は1058と控え目で、斬れ味はデフォルトで紫ゲージ50。変わらずに強属性ビンで、凄まじい龍属性500。
3やP3よりも属性寄りとなったため、汎用性ではエクリクシーや開陽に譲ったものの、
龍属性が弱点の相手にはやはり無敵の強さを誇る。
他にもデフォルトで龍属性を有するのはジンオウガ亜種の武器である狼牙剣斧【暴獄】だが、
属性値や斬れ味で既に圧勝なので、龍属性スラアクはこれ一本で十分といえるだろう。- なお、説明文を見る限り、やはり強化しても人の世に終焉を呼び龍の時代の幕開けを促す代物らしい。
下手をすると竜大戦時代の悲劇の再来となりかねないので、
やはり真の使い手が現れないことを祈ろう。
と言っても、同僚には「世に姿を現すとき、神は失われ大地は炎に包まれる」とかいう
更にとんでもない武器もあるので、これだけが問題ではないのだが…。
- なお、説明文を見る限り、やはり強化しても人の世に終焉を呼び龍の時代の幕開けを促す代物らしい。
MHX
- アルバトリオンの復活により再び参戦。黒の剣斧からブラックハーベストへと派生させる。
その性能はと言うと- 攻撃力180
- 龍属性32
- 斬れ味は素で白40
- 強属性ビン
- スロット1
今作では紫ゲージが存在しないので白ゲージでの運用となるが、
従来と同じく斬れ味はMAXで白ゲージがとても長い。物理よりも属性寄りの立ち回りとなるだろう。
ドス古龍の翼破壊など、堅い部位の破壊に使うのも良いかもしれない。 - この武器のネックは、角を大量に使う事であろう。
少なくとも生産に砕けた天角を4つ、最終強化に天をつらぬく角を2つ、
おまけにお馴染みの瑠璃色の龍玉もひとつ使う。
アルバトリオン討伐クエストのサブターゲットは角の破壊となっているので少しは救われるかもしれないが、
運が悪ければ苦戦を強いられるだろう。 - ブラックハーベスト自体が極端に弱体化されたというわけではないのだが、
MHXでは各種仕様によって強撃ビン以外の剣斧にすさまじい逆風が吹いている。
しかも龍属性極振りのピザカッターことアルトロイヤルがいるため、
ブラックハーベストの龍属性+強属性ビンの組み合わせがまるで目立ってない。
仮に使おうと思っても、他と比べると相対的にあまり優位性がない。
真の使い手どころか普通の使い手すらろくに見かけないほどの不人気ぶりである。
まあ人類にとっては良いことかもしれないが。
MHXX
- G級追加により「神滅斧アル・ヴォリア」が復活。
その性能は、- 攻撃力280
- 少し上がった龍属性36
- 斬れ味は素で紫50
- 強属性ビン
- スロット1も変わらず
本作では属性値50を誇る強撃ビン武器龍焔剣斧【竜喰】の出現により、
龍属性+強属性ビンの武器の立ち位置はかなり危うくなった。
この武器も単体で見ればむしろ強化されたくらいなのだが、ほとんど出番は考えられないだろう。
しかもこれより前に出来る赫星剣斧バティスタにも負けているという始末。
もしかすると、こんな立ち位置の危うい武器を好んで使う者こそ正しく真の使い手なのかも知れない。
アルトランプロンの話はここでしてはいけない。
MHW:I
- Ver.14.00にてアルバトリオンが新大陸へ進出。ブラックハーベストも姿を現した。
時代を経ても尚、真の使い手は未だ現れる気配は無い。
黒の剣斧からの強化には瑠璃色の龍神玉を要求される。
新大陸におけるブラックハーベストの性能は- 攻撃力980
- 龍属性660
- 龍封力[小]
- 斬れ味紫90、匠で延長可能
- 会心率0%
- Lv2スロットが2つ
- 強属性ビン
- レア度12、カスタム強化枠は最大6枠
特筆すべきはやはり高い属性値と長大な斬れ味だろう。
龍属性剣斧トップの属性値を強属性ビンが後押しし、素で90もある斬れ味によって
匠などの斬れ味関連スキル分を別のスキルに回す事ができる。
また攻撃力も強属性ビンの中では高く、物理と属性をしっかり両立している。
龍封力が小である事がこの中ではやや気になる点ではあるが、
恵まれた性能によるスキル自由度は高く、ほとんど隙の無い優秀な一振りである。
やっと評価される武器になれた・・・
- ちなみに他の武器もブラックハーベストの見た目に変えられるが、
ブラックハーベストを一度入手した上で更に重ね着の為に
瑠璃色の龍神玉が必要な為、人によっては厳しい道のりになる。
基本報酬や回数多い剥ぎ取りでも出る龍神玉より破壊報酬でしか取れない角の方が出にくいは禁句で。
……と、言いたいところだが今作のアルバトリオンは事実上角破壊が必須な関係上、角はモリモリと集まる。
- まったくの余談だが、今作では過去にマギュルシリーズとして登場していた防具が、
英名に合わせて「ハーベストシリーズ」に改名されている。
これとブラックハーベストを一緒に装備する事で、全身ハーベストを実現できる。
ハーベストシリーズにマスター防具は無いが、重ね着が用意されているので利用するといいだろう。
関連項目
モンスター/アルバトリオン
武器/アルバ武器
武器/暗黒ト赤熱ノ剣ト斧 - 本武器と同様に、長い紫ゲージに高属性値と強属性ビンを持つ。