精巧なる爆砕剣斧。
特殊な内部構造によって爆発性の粘菌を自在に転移させることができる。
(ディオスアックス~ディオスアックス改)
砕竜の力を再現した爆砕剣斧。
その刀身が獲物を捉えた時、 二度の破壊が襲いかかる。
(爆砕の剣斧~破岩剣斧エクリクシー)
MH3Gから登場する、砕竜ブラキディオスの素材を用いたスラッシュアックス。
本項では特殊個体の素材を用いた「砕光の剣斧」およびMHW:Iに登場した「ディオススマッシャー」についても解説する。
目次
概要・性能
- 生産時点での名称は「ディオスアックス」で、いずれのシリーズでも爆破属性を付与されている。
- 黒曜石を含む砕竜の甲殻をそのまま削り出したような外観で、納刀状態では濃い青一色の飾り気のない見た目だが、
いざ抜刀すると一変、瞬時に活性化した爆発性の粘菌が刀身に浮かび上がるギミックを持つ。
出現する粘菌の色は強化前半では蛍光グリーン、後半からは赤・黄・緑の鮮やかなグラデーションに変化する。
粘菌の現れる位置はそれぞれ違い、斧モードでは斧刃の基部を起点として刃先に向かってYの字を描くように広がり、
剣モードでは剣刃と斧刃の縁をなぞるように一直線に繋がる形をとる。
粘菌の出現・移動ギミックや、剣モード時に剣刃・斧刃・軸が綺麗に一体化して一振りの大剣を形成するなど、
一見無骨でありながら変形機構が生かされたデザインで非常に格好良い。
MH3G
- ディオスアックスの最終強化形態。
ディオスアックス→改→爆砕の剣斧→破岩剣斧エクリクシーと順当に強化を重ねることで完成する。
- このエクリクシー、数ある剣斧の中でも非常に強力な性能を秘めている。
まずMH3Gのバランスブレイカーである爆破属性を持つ唯一の剣斧であるということ。
属性値も300と十分高く、ボマーで360に上昇する。
更に、攻撃力も1196かつ強撃ビンまで完備しているため無属性武器としても十分強い。
そして剣斧は剣モードの攻撃に心眼効果を持つため、硬い部位に対しての爆破が比較的容易である。- 因みに、属性値300はすべての強撃ビン剣斧の中で最も高い。
ただでさえ強力な爆破属性が高属性値から放たれるのだから、その威力は推して知るべしである。
特に多段ヒットする属性解放突きでは一気に爆破属性値を蓄積する事ができるので
ウラガンキンの顎等、狙いやすいが物理攻撃が効きにくい部位に猛威を奮うだろう。
このように、他の属性武器を脅かす性能に仕上がっている。
- 因みに、属性値300はすべての強撃ビン剣斧の中で最も高い。
- 欠点は斬れ味レベル+1をつけても紫ゲージが短いことだろう。
スラッシュアックスは手数が多い上に納刀が遅く、斬れ味ゲージの長さが重要になっている。
確かに強力ではあるが少々扱い辛い点も抱えているため、他のスキルでカバーしたいところ。
- 高性能な分、作成難易度も相応に高い。
上位では「砕竜の宝玉」、G級では「砕竜の天殻」が厄介なストッパーになっている。
ブラキディオス自体の戦闘力もあり、相当な実力が無ければ完成は難しいだろう。
また最終強化ではウラガンキン亜種の素材も要求されるが、これが何故か上位素材の鋼鎚竜の耐熱殻となっている。
- 他の剣斧を脅かす程の汎用性を持つエクリクシーだが、ライバルも存在する。
真っ先に挙げられるのは同じ強撃ビンの七星剣斧【開陽】だろう。
会心率によってエクリクシーを凌駕する攻撃力を有し、無属性だが覚醒によって毒属性が追加される。
そして、最も大きいのが素で紫ゲージ50を有する点。
此方にはないスロットも1つあり、少なくともスキル自由度では完敗だろう。- 毒もまた相手を選ばない万能属性であり、一概に比較は出来ないが爆破属性に劣らぬ汎用性を持っている。
特に、超強化クエストの面子や超大型モンスターに対しては息切れしやすい爆破属性よりも有効。
お誂え向き防具の存在もあり、総合力で一歩劣るのは否めないか。
同じ攻撃力でスロット3を持つスラッシュフォックス、
非強撃ビンだが攻撃力と斬れ味であらゆる武器を凌駕する最強の斧・滅斧グラバリタなども
無視できないライバルと言えるだろう。- これらのライバルと差別化する為にはやはり爆破属性を活かすべきだろう。
瞬発力が非常に高く、体力が低く弱点属性がばらけがちな連続狩猟では
エクリクシー程頼りになる武器は無いと言っても過言ではない。
- 毒もまた相手を選ばない万能属性であり、一概に比較は出来ないが爆破属性に劣らぬ汎用性を持っている。
- 闘技大会・リオレウス討伐で使用するスラッシュアックスがこの系統の初期段階であるディオスアックスである。
他の武器がことごとくG級武器である中一つだけ緑ゲージ止まりなので心許なく見えるが、
実際の所他の武器にも負けぬ良タイムが期待できる武器だったりする。
MH4
- MH4ではG級が存在しないこともあってエクリクシーには強化できず、爆砕の剣斧で打ち止めとなる。
具体的な性能は、- 一線級とは言い難い攻撃力864
- そこまで振るわない爆破属性280
- 一応強撃ビン持ち
- 素でさほど長くはない青ゲージ、斬れ味レベル+1で僅かに白
- スロット1
爆破属性が弱体化したこともあり、MH3Gでの栄光は過去のものとなった。
- ライバル爆破武器としては、本作のラスボスであるダラ・アマデュラの「抜山蓋世の乱刃ガゲキ」、
ミラバルカン素材で作られる「黒滅龍剣斧」がある。
いずれも強属性ビンだが、前者は剣モードにおいて攻撃力・属性値共に上回り、
斬れ味もほぼ同等と、上位互換といえる性能。
後者は爆破属性420と驚異的な属性値を持ち、短いながらも紫ゲージを有するため斧モードでは勝ち目がない。
そしていずれも、爆砕の剣斧よりスロット数が多い。
性能面では敵わないため、最終的にはお役御免となるだろう。
- 一方で、製作難度は低い。
まず、ディオスアックス改への強化には下位レア素材である「砕竜の骨髄」を用いるが、
上位素材は「桜火竜の堅殻」が5つのみであり、
爆砕の剣斧への強化には入手困難な素材である剛拳や宝玉を一つも用いない。
入手時期も含め、かなりお手ごろな武器といえるだろう。
また、上の2振りはHR解放後のみ製作可能なので、解放前の爆破スラアクはこの武器一択となる。
あくまで最終強化が微妙なだけであって、
強化前のディオスアックス及びディオスアックス改は優秀なので、繋ぎとしては申し分ないだろう。
レア素材などを注ぎ込めば高性能になっていたと思わずにはいられない
MH4G
- G級解禁により、エクリクシーへの強化が可能に。
そして本作ではその先に、特殊個体の素材を用いて砕光の剣斧へ強化することができる。
詳細は下記を参照。
MHX
- MHXにも続投。今作では強化のシステムが前作とは異なり、
青熊斧LV3から派生して作成できるディオスアックスをそのまま強化すると爆斧グランスラッシュ、
ディオスアックスLV3から獰猛化素材を使って爆砕の剣斧に派生してから強化すると
お馴染みの破岩剣斧エクリクシーとなる。
爆斧グランスラッシュ
ディオスアックス最終型。
内部で膨大な数の粘菌を反応させ、壮絶な爆発を引き起こす剣斧。
- 通常種の最終強化。その性能は、
- かなり高い攻撃力210
- もちろん強撃ビン
- 十分に実用可能な爆破属性26
- 素では青20だが斬れ味レベル+2で白50が出現
- スロットは無い
斬れ味レベル+1でも白ゲージが現れる剣斧としては単独トップである。
後述の理由により匠運用が推奨されるが、白50は手数の多いこの武器種では大きな魅力である。
- 後述の爆砕の剣斧と違い最終強化に獰猛化狩猟の証は用いないが、獰猛化砕竜殻は要求される。
部位破壊限定の砕竜の剛拳は使わないものの、例によってレア素材の砕竜の宝玉は要求されるため、
作製難度は高め。
破岩剣斧エクリクシー
爆炎の嵐が世界を包み込む。
一発で都市を壊滅させる爆撃を引き起こす、爆砕の剣斧の最終版。
- 獰猛化派生の最終強化。その性能はというと、
- それなりな攻撃力190
- 当然強撃ビン
- かなり高い爆破属性34
- 素では青30、斬れ味+2で白10が出現
- スロット1
今作には短い白をケアする事が可能なスキル剛刃研磨や
それと同時に斬れ味レベル+2と砥石使用高速化が発動する燼滅刃シリーズ、
斬れ味回復効果を持つ絶対回避【臨戦】などがある為、十分に実用可能な剣斧であると言える。
- なお、こちらは獰猛化狩猟の証IIIが要求されるため最終強化は解放後となるほか、
獰猛な爆液と獰猛化砕竜殻の2種類のブラキ獰猛化素材に加えやはり砕竜の宝玉も要求されるため、
作製難度はグランスラッシュに輪をかけて高い。
- しかし、十分優秀なこの二振りであるのだが、今作には非常に強力なライバルが立ちはだかっている。
二つ名持ちモンスター燼滅刃ディノバルド素材の武器、燼滅斧グリマルスである。
攻撃力200、会心率5%、強撃ビン、爆破属性30、素で白20という超高性能なこの剣斧に、
攻撃力で有利かつ斬れ味+2で白50となるグランスラッシュはともかく、
匠込みでも斬れ味と攻撃力で劣るエクリクシーは完全に居場所を失ってしまう。
更に、上で述べたようにエクリクシーの作製時期は解放後であり難度も高いため、繋ぎとしても価値が無い。
ブラキ武器に愛着があるならグランスラッシュを匠運用するか、
趣味と割り切ってエクリクシーの斬れ味をケアしながら使っていこう。
MHXX
- グランスラッシュ、エクリクシーのそれぞれにG級の強化先が用意された。
グランスラッシュを究極強化すると爆斧エクスグランド、
エクリクシーを究極強化すると砕巌剣斧エクリクシーとなる。
- また、猛り爆ぜるブラキディオスの復活により砕光の剣斧も再登場。
本作ではエクリクシーLV3からの派生という位置づけになり更なる強化先も追加され、
最終強化で砕光のイラプテリクス、究極強化で砕光晃剣斧リェブラクという新たな銘を得る。
- 3本のどれもが一線級となりうる武器であるが、今回も燼滅刃が立ちはだかる。
グリマルスの究極強化真滅斧グリマノヴァは、攻撃力300、強撃ビン、爆破属性35、素で紫30を持つ大業物である。
とはいえ、スロット、匠、二つ名補正など様々な差異があるので、棲み分けは十分にできるだろう。
爆斧エクスグランド
- 通常種の究極強化。その性能は、
- 属性武器としては高い攻撃力330
- 強撃ビンは欠かせない
- 及第点の爆破属性30
- 素では青止まり、斬れ味+2でようやく白30紫10
- 会心率、スロットは無いまま
斬れ味レベル+2を発動しても紫ゲージ10と物足りないが、業物や絶対回避【臨戦】、剛刃研磨など、
カバーする手段は十分用意されている。
ディノXや燼滅刃、グギグギグXRテンプレなどで紫ゲージを維持できれば十分な活躍が見込めるだろう。- また白ゲージでも紫ゲージのエクリクシーよりも物理期待値が上なので、
白ゲージまで使い切るなら十分な斬れ味とも言える。
- グランスラッシュ以降に要求されるものはブラキ素材のみであり、なおかつわずか2回の強化で
完成に辿り着くため、3種あるブラキ剣斧の中では最も作製難度が低いことも利点。
とはいえグランスラッシュ同様、獰猛化素材に加えレア素材の天殻もしっかり要求され、
完成はHR解放後となる。
砕巌剣斧エクリクシー
- 獰猛化派生の究極強化。その性能は、
- まずまずの攻撃力300
- 安定の強撃ビン
- 中々高い爆破属性40
- 素で長めの白50、斬れ味+2で紫40が出現
- 会心率は0%
- スロット1
特に最終強化時点では心許なかった斬れ味が大幅に改善されている点が大きく、
匠有りでも無しでも十分な継戦力を獲得している。
バランス型ゆえに突出した強みは無く、最適解となるモンスターは少ないだろうが、
性能にクセがなく汎用性が高いため、大連続狩猟などでは頼りになるだろう。
- 作製難度に関しては、獰猛化狩猟の証VIが必要になるためHR解放後となるほか、
獰猛化派生ゆえに獰猛化素材各種に加え爆破繋がりでテオ素材、
そして天殻もしっかり要求されるなど、エクスグランドよりも完成までのハードルは高い。
しかし難度に十分見合った性能なので、3種の中で迷ったら優先的に作るだけの価値はある。
MHW:I
ブラキディオスの剣斧。
爆発性の粘菌が全体に付着し、斬りつけた獲物を粉々に砕く。
(ディオススマッシャー~ディオススマッシャーII)
- ブラキディオスの新大陸進出に伴い砕竜素材のスラッシュアックスも登場。
ボルボロス武器のボルボドーザーIからの派生強化となる。しかし…
ディオススマッシャー
- どういう理由か固有グラフィックが没収され、いわゆる皮ペタ武器になってしまっている。
パーツ強化対応と言えば聞こえは良いが…
- 最終強化ディオススマッシャーIIへの強化にはリオレウス亜種の素材も必要になる。
ディオススマッシャーIIの性能は- 攻撃力875
- 爆破属性480
- 会心率0%
- 斬れ味白40、匠は延長のみ
- Lv1スロットが1つ
- 強撃ビン
- レア度10でカスタム枠は最大10枠
- 良くも悪くもそこそこの性能になっている。
覚醒が必要なカラクルウルムーを除けば属性値はトップではある。
マイナス会心は無く斬れ味も悪くないので、使用の際はカスタム強化等を駆使して
やや低い物理攻撃力を伸ばしていきたいところ。
MHF(スラッシュアックスF)
- MHF-G10のスラッシュアックスF実装と共に遷悠武器として登場。
ディオスアックスを生産し破岩剣斧エクリクシーに強化できる。
今作では強化しても緑色のまま。
破岩剣斧エクリクシー
- 性能は以下の通り。
- MHFでは爆破属性自体が大して強くないので、
強撃ビン武器中でも他の状態異常武器と違って純粋な無属性に次ぐ程の物理性能になっている。
ということでライバルは上でも挙げた滅斧グラバリタやタナトスアックスとなるが、
前者は単純に高倍率、後者は会心付き、
そしてこの武器は爆破属性とそれぞれ個性があり大差は付いてないので、好みで選んでもいいと思われる。
エクリクシーを選ぶのなら劇物取扱皆伝を付けるといいかもしれない。
- 強撃ビン武器なので剣攻撃の威力は高いが、
スラッシュアックスFではバランス調整のため強撃ビンの補正が抑え目なほか、
他のビンには空ゲージ持ちでこの武器よりも攻撃力が高く十分な属性値までついている武器も存在し、
斧モードも軽視できないためエクリクシーのような強撃ビン武器でどこでも最適ということは無い点に注意。
しかしながら、汎用性が高いことは確かであり、
ビン効果を活かしやすい地、嵐ノ型での運用に向いている。
- 爆破属性スラッシュアックスFとしてはオンリーワンだったエクリクシーだが、
MHF-Zではなんと1000というとんでもない爆破属性値を持つ焔嶽龍ノ剣斧が登場。
しかも、あちらは強異常ビンに高い火属性も併せ持っている。
とはいえ、実際にはここまでの属性値があっても爆破属性メインでの運用は依然難しく、
また物理攻撃力では、エクリクシーの方が素で上を行き、尚且つ強撃ビンで更に強化できるので、
まだまだエクリクシーがお役御免という訳ではない。
砕光の剣斧
砕竜の怒り滾る砕光の斧。
工房自慢の変形機構がもたらす爆発の波が幾重に襲い掛かる。
- MH4Gより登場する特殊個体、猛り爆ぜるブラキディオスの素材を用いたスラッシュアックス。
- 武器の形状は通常個体と同様だが、配色がかの個体を思わせる濃い緑色に変化、抜刀時に出現する粘菌は
臨界点まで活性化したことでより範囲が広がり、まるで赤熱した溶岩のように不気味に明滅しているのが特徴。
MH4G
- エクリクシーから更なる強化を行うことで、砕光の剣斧となる。
その性能だが、- 攻撃力1404
- 強撃ビン
- 爆破属性350
- 匠で紫20+白70
- スロット1
単体狩猟では弱点属性のスラッシュアックスの方が良いが、
複数のモンスターを相手にする時はこの武器が輝いてくれる。- ちなみに、他の砕光武器は攻撃倍率が270以上なのに対し、砕光の剣斧は260である。
属性値も控えめで、紫ゲージも短いため、一回りスペックが低い。
しかし他の強撃ビン剣斧や爆破属性剣斧の立場を奪わずに
独自の立ち位置を築いているため、これは良調整と言えるだろう。
- ライバルはガゲキ、黒滅龍剣斧のそれぞれの最終形蛇剣斧オプタマデュラ、真・黒滅龍剣斧の他に
テオ・テスカトルのテオ=キャッスルが参戦した。
いずれも高い攻撃力と属性値を両立しているが、搭載しているのは強属性ビン。
斧モードでは勝ち目がないが、剣モードでは高火力を発揮する。差別化には困らないだろう。
- 強撃ビンのスラッシュアックスという括りで見るとライバルは多い。
圧倒的攻撃力を誇る水属性の海王斧ナバルディードや、
爆破属性が有効なモンスターの大半が弱点とする龍属性の狼牙剣斧【暴獄】がその代表例である。
前者は砕光の剣斧に挑戦者+2を発動させても追いつけない程の火力差がある。
後者は攻撃力だけでなく斬れ味でも砕光の剣斧を上回っており、長期戦に強い。
いずれも爆破属性とは違い、終盤になっても安定してダメージを与えられるため、
持続的な攻撃性能では海王斧や暴獄などに譲ることになる。
とはいえ爆破属性ならではの強みもあるため、それを活かしていけば活躍の余地はある。
- 相変わらず製作難度は他の砕光武器と比べて低い。
猛り爆ぜるブラキディオスを倒さなければならないが、ストッパーとなる素材が砕竜の天殻のみ。
集めづらい剛鉄拳・撃滅拳はおろか、炉心殻も必要ない。
MHXX
砕光の剣斧、最終型。
限界まで調整を加えた変形機構が生み出す衝撃が対象を爆散させる。
(砕光のイラプテリクス)
- MHXXでは猛り爆ぜるブラキディオスが復活。
獰猛化派生のエクリクシーから更に派生させることで砕光の剣斧を生産し、その後は砕光のイラプテリクスを経て
究極強化を行うことで、砕光晃剣斧リェブラクという新たな銘を得る。
砕竜の天殻に加えて不滅の炉心殻は当然のこと、果ては紅龍素材なども要求されるため、作製難度はかなり高い。
その性能は、- 更に下がった攻撃力290
- 強撃ビンは同じ
- 更に高まった爆破属性45
- 素で短めの白、斬れ味+2で紫30を得る
- 会心率は0%
- スロット2
残念ながら製作難度の割にはいまいちパンチが足りず、バランス型爆破スラアクとして
完成された性能のエクリクシーを差し置いてまで作る必要があるかは微妙なところ。
斬れ味が長くない事と、より爆破に頼るようになる事から、継戦能力には乏しいと言えるだろう。
基本性能はエクリクシーが有利なので、増えたスロットにどれだけ価値を見いだせるかが重要になる。
MHW:I
- Ver.13.00で追加された、猛り爆ぜるブラキディオスの剣斧。
こちらは他の砕光武器と同様に従来のデザインであり、
武器の形態によって粘菌が移動するギミックも再現されている。
また高出力状態や斧強化状態では刃が活性化した粘菌の様に赤く輝くなど、
スラッシュアックスの新システムとも見た目での相性が良い。
- 通常種武器を強化する形ではなく、猛り爆ぜるブラキディオスの素材を使用した一発生産となっている。
レア素材の不滅の炉心殻も使用するため、簡単に作成できるかどうかは運が絡む。
その性能は- 攻撃力1050
- 爆破属性270
- 会心率0%
- 斬れ味は素で紫20 、匠による延長は不可
- スロットはLv4+Lv3の2つ
- 強撃ビン
- レア度は最高の12、カスタム強化は最大6枠
- 断滅の一閃【破】や煌戦の金剣斧を超える攻撃力に素の紫ゲージと、
生産武器では最高クラスの攻撃性能を有している。
斬れ味は手数寄りの剣斧としては心許ない数値のため何らかのケアは必要なものの、
優秀なスロットがそれを補ってくれる。
非常に高性能な仕上がりとなっており、作成して損をすることはないだろう。
- 物理型剣斧として、というか物理偏重武器には全てあてはまるが、やはり赤龍武器の存在は気になる。
達人芸でおなじみ攻撃力強化VIVV斬れ味強化VVの赤龍武器*1ではほんの僅かに基礎攻撃力で砕光武器が劣るが、
Lv3スロットひとつ分スキルを搭載できるので、スキルの汎用性では砕光武器が優勢か。
集中や強化持続など、欲しいスキルが多い剣斧ではこのlv3スロットがかなり有用だろう。
特に零距離特化運用で便利な耳栓lv1もlv3スロットなので発動可能である。
また紫ゲージが10長いので、弱点以外を斬ってしまったときのリスクも砕光武器のほうが小さいだろう。- 実際に使えばわかるが、
タイムアタックでもしない限りはダメージ表記の差が気にならないほどの僅かな差である。
しかもスキル構築によっては付けた装飾品の効果で砕光武器が有利になることもあり、
たとえタイムアタックだろうと砕光武器が採用されるケースもある。
どちらも物理武器としては黒龍に次ぐ性能なので、好きなデザインのほうを使うといったハンターもけっこういる。
- 実際に使えばわかるが、
余談
- 見慣れない文字の並びのせいか、エリクシーと誤読(誤表記)されやすい。正しくはエクリクシーである。
エリクサーでもエクスタシーでもなくエクリクシーである。
「エクリクシー」は、古代ギリシャ語で爆発を意味する「Ekrixis」から取ったものと思われる。
- グランスラッシュとエクスグランドの名前の由来は、
第二次世界大戦中のイギリスで開発された超大型爆弾、グランドスラムからと思われる。
歴史上のすべての爆弾の中でも有数とされる巨大さから爆撃機一機につき一発しか運べず、
また複雑な製造工程による高価さから作戦に失敗しても海中投棄は禁止されるなど取り回しには難があったとみられる。
一方でその威力は折り紙つきで、ドイツに対する空襲では鉄道施設や工業地帯に対する攻撃に使われ、
果ては生半可な攻撃ではびくともしない潜水艦用の鉄筋コンクリート製耐爆シェルターまでぶち抜き破壊するなど
大きな戦果を挙げた。
その大威力と貫通力は、現代のバンカーバスターに継承されている。
モンハンでグランドスラムというとあのガンランスの名前がちらつくが、あちらの由来は爆弾ではなく野球用語である。
関連項目
モンスター/ブラキディオス
モンスター/ブラキディオス/派生作品
モンスター/猛り爆ぜるブラキディオス
武器/ブラキ武器