武器/ライトニングボウ

Last-modified: 2024-03-29 (金) 20:13:54

硬い甲殻を裂き、肉を射抜く、
疾雷の如き矢を放つ勁弓。
脅威の技術の結晶
(ライトニングボウ、雷撃弓トネール)

MHXの4大メインモンスターの一角、ライゼクスの素材で作られた弓。
ゼクス武器の例にもれず、蛍光色の緑色に光る刺々しいデザイン。
モンハンでは小夜嵐に続いて2例目となる、横構えの弓である。
本項では二つ名持ちモンスターである青電主ライゼクスの武器も扱う。

目次

性能

MHX

  • 製作段階での性能は以下の通り。
    • やや控え目な攻撃力140
    • やや低めの雷属性10
    • 溜め3は貫通LV3
    • LV1強撃ビンLV2属性強化ビン、毒ビン、麻痺ビンに対応
    • 曲射は手数を稼ぎやすい集中型
    • 取り回しのしやすいスロット1
    LV2からはLV1属性強化ビンも使えるようになる。
  • 最終強化は「ダークライトニング」。
    光と闇が両方そなわり最強に見える
    性能は以下のようなものとなる。
    • 最後まで控え目な攻撃力190
    • かなり高い雷属性25
    • 溜め3は貫通LV4
    • LV2強撃ビンLV1・2属性強化ビン、毒ビン、麻痺ビンに対応
    • 生産時から変わらないスロット1
    属性偏重の性能であり、最大ヒット数は多いがモーション値の低い貫通弓の仕様とマッチしている。
    また、LV2強撃ビンが装填可能な関係上、物理火力も馬鹿にできない。
  • 今作の雷属性貫通弓は妙に多く、 と、ライバルは非常に多い。
    この中でも属性偏重型という点ではアルクウノジョーヌ、
    総合性能では雷弓【百獣王】が強力なライバルとなるが、
    ジョーヌは属性値以外のスペックが低く、百獣王は物理偏重なので住み分けはできている。
    また、ライゼクスは獰猛化個体のクエストの解禁時期が比較的早く、
    HR解放前に作製可能なのもポイントが高い。
    MHXではTHEデザイア勇猛と光明の凄烈弓の二強ばかりが注目されがちであるが、
    この弓は属性偏重の性能であり、貫通矢のデメリットが比較的抑えられていること、
    雷属性は有効なモンスターが多く、ガノトトスやイビルジョー、アカムトルムなど
    貫通矢とも相性が良いモンスターが多いので、弓使いなら作って損はない一品といえる。
    しかし、貫通矢のモーション値の低さはどうしても足を引っ張る上に、ゼクス武器の特徴の一つである会心率も
    この弓は持っていないため、物理面が期待できないのが悩みのタネ。
    • ちなみに、他の矢のタイプの雷属性弓は連射と重射が1つ、拡散が2つ。明らかに偏っている。
      そもそも前作4Gの時点で貫通弓はオウガ弓とラージャン弓で間に合っていたのに今作で完全に飽和状態。
      これなら他のタイプの矢の雷属性弓にしてもよかったのではなかろうか。
      ただ、そうなると先述した二強が立ちはだかることになってしまうのだが…。

MHXX

  • G級ライゼクスの素材を用いてさらに強化が可能になり、究極強化にて黒電弓ウェザイスと銘を変える。
    レウス弓がバルト神話の太陽神サウレの名を冠しているのに対し、こちらは雷神の名が付けられている*1
    その性能は、
    • やっぱり控え目な攻撃力280
    • やや高めの雷属性28
    • その他は溜め2が貫通LV4に上がった以外は一切変化無し
    と属性重視である点はそのままに順当に強化されている。
    • 今作では貫通矢のモーション値がいくらか改善されており、攻撃力の高さの重要度はXより増している。
      そのため、前述のオウガ弓とラージャン弓の存在が前作以上に気がかりとなっている。
    • 究極強化には獰猛化素材と天鱗に加えて、入手確率が低めの閣螳螂の美棘が3個必要になるので
      究極強化の難易度は意外と高めになっている。

MHR:S

雷の神の如く、大地に雷光撃ち
落とし怒号を散らす。苛烈に
轟く、雲翳を別つ激情の
(黒電弓ウェザイス)

  • MHRiseの続編にあたるMHR:Sにてライゼクスがめでたく復活。
    パワーハンターボウ系列からの派生強化として挿入され、G級相当となるマスターランクからのお目見え。
    はじめの段階で何気に『雷撃弓トネール』という新たな名をもらっている。
    トネールとはフランス語で雷鳴を意味し、フランス海軍の強襲揚陸艦にもこの名がついている。
    最終強化はMHXX同様に黒電弓ウェザイス、今回の性能はというと…
    • 作中ではかなり高い攻撃力340
    • 頼もしすぎる会心率30%
    • 何があったのか雷18
    • 曲射は耐衝型
    • Lv1スロットが1つと物足りないが、百竜装飾品スロットはLv2と十分
    • 溜め段階は 連射3-貫通3-貫通4-(連射5)
    • 対応ビンは接撃ビンと麻痺ビン・・・のみ
    属性をかなぐり捨てた、完全物理型の連射弓としてイメージチェンジしてきた。
    …のだが、肝心の強撃ビンが使えずスキルで追加もできない。痛恨の極みとはこのことか。
    属性に突き抜けていてかつ強撃ビン未対応ならば、高会心を活かした完全属性特化運用で輝けたのだが、
    残念ながらこれは完全物理特化であり、つまり力こそパワーなのである。
    パワーこそ力だというのに、ビンの1.35倍補正なしとはこれ如何に……。
    • ちなみに、溜め段階解放を積まない場合は貫通弓としての活躍となるのだが、
      雷貫通弓は属性特化やバランス型など個性ひしめく超激戦区のため避けたほうがいい。
  • 明確なライバルはトビカガチの弓万雷弓【羽々矢】改
    攻撃力330に会心率15%、雷27と物理型でありながらバランスも取れている一品。
    しかし、スロットなし、百竜スロットLv1とこちらを一段下げた状態で、こちらの下位互換……ではなかった
    あちらはなんと強撃ビンにしっかり対応し、しかも麻痺ビン強化のおまけつき
    更にウェザイスと違い溜め3、溜め4共に連射矢が放てるため、手数も威力も稼げるという優等生。
    • 例えばウェザイスに各種特効(1.05倍)の装飾品を付けて期待値は383.25。
      そこに接撃ビン(1.2倍)というリスクを設けてはじめて期待値が459.9となる。
      対して特効がつけられない万雷弓に強撃ビンをつけるとそれだけで期待値が461.7となる。
      ここに更に属性値やスキルによる差が乗ってくるため、並び立つ為にはリスクを背負わなければならない。
      • ただし、これが意外にも欠点ばかりではない。
        Ver.11で解放された傀異討究クエストにおいてある程度適性が見出されつつある。
        高レベルのクエストになると相手の体力が10万近い場合も多く、強撃ビンで戦える時間の割合も減る他、
        弾道強化が必須な現状も相まって、接撃ビン一筋のこちらは継戦能力で優れることになる。
        …と思うのも束の間、万雷弓も傀異錬成により百竜スロットを拡張可能に。
        Lv2に成長し各種特効が入るようになり、総合火力で上回れなくなってしまった。
        強撃ビンなどはもう言うに及ばず、属性値が高いため接撃ビンでもあやしいほど。
        もはや強撃ビンが憎いレベル。
        その後Ver.13にて錬成枠6つで属性値+20というとんでもない錬成を手に入れることとなる。
        これをつけることで雷38と無視できない値にまで成長できる・・・が
        万雷弓も百竜スロ強化込みでも雷39まで成長可能
        一応性能面では追いついたものの結局ビンにより巻き返されるため立ち位置はそれほど変わらない*2
        おのれ強撃ビン・・・。
  • 時は流れVer.15…なんとなんと、ここにきて覚醒の時を迎える
    錬成枠が最大10個になり、そのうち属性強化は最大8枠まで入るようになった。
    その強化値は+35この武器にくっつけると途端に53に膨れ上がる
    対する万雷弓も負けてはいない、百竜スロット拡張に枠を取られてしまうため
    属性は6枠、+20により47僅差だがウェザイスが属性面で有利になった
    元の会心率の高さもあるため属性会心が生かしやすく、ここまでくればビン無しでも
    念願の属性特化型として力を発揮できる。
    長い雌伏の時を経て、ついに望まれた形になったといえるだろう。
    ただし、溜め3と溜め4がバラバラで本領発揮にワンテンポ遅れるという欠点も相変わらず
    麻痺ビン強化と併せて手数と立ち回りを求めやすいのは相変わらずあちらの十八番であるため、
    各々がどんな弓が欲しいかでどちらにも需要が生じる理想的な関係といえる。
    • ちなみに、この属性による立場および総火力の逆転という関係性、
      あちらが百竜スロ拡張という考えを捨て完全に属性特化すると再び負けるつまり最初に戻る。
      これは今作の弓が属性大正義のため、無理に物理を確保するとかえって火力が下がることが原因。
      振り出しに戻るどころかアイデンティティまで否定されてしまうとは…。*3

ゼフィロボウ

MHXX

  • LV5の究極強化を施すとジルヴォルトボウになる。
    黒炎王弓のシンヴァルツボウのオマージュである。
    性能は
    • 属性弓としては並程度の攻撃力300
    • そこそこの雷属性25
    • 曲射は集中型
    • LV2強撃ビンとペイントビンのみに対応
    • 溜め段階は連射LV3-拡散LV3-連射LV4-(連射LV4)
    • 二つ名武器特有の狩技ゲージブースト効果。
    通常種武器とはうって変わって連射弓となっている。
    青電主の武器は『少々低い攻撃力と属性値、非常に高い会心率』で構成されているのに対し、
    何故かこの武器だけはその法則に従っていない。
    溜め3と溜め4の射撃タイプが同じになっているため、装填数UPを使うことで剛射との相性が非常に良い。
    ビンは実質LV2強撃ビンしかつけられないというシンプルさだが、
    一番重要な強撃ビンであるため、大きな問題にはならない。
  • 雷連射弓のライバルとしては、前作から引き続き属性重視のランゴ弓の他、
    オウガ弓の新たな派生としてガオウ・ヴェローバルが連射弓となって復活している。
    特にガオウはこちらよりやや高い攻撃性能に、豊富なビンとスロット1を備えており少々分が悪い。
    装填数UPで現れる溜め4や狩技ゲージの溜まりやすさで何とか差別化を図りたいところ。

関連項目

モンスター/ライゼクス
モンスター/青電主ライゼクス
武器/ゼクス武器
武器/プロミネンスボウ - 名前の元ネタ
武器/凶弓【小夜嵐】 - MHP3出身の元祖横持ち弓
武器/カムラノ鉄弓 - MHRise出身の初期装備の横持ち弓
武器/百竜弓 - 上のコンパチの横持ち弓であるが、外観が変更されて縦持ちにされていることが多い


*1 ただし厳密に言うと、ペルクナスの別の呼び方。
*2 麻痺ビン強化も重要で、傀異化モンスター相手には手持ち20個だけでは1度も麻痺にできないことも多い。麻痺までが早いか遅いかに留まらない決定的な差となる。
*3 ちなみに百竜スロットをLv3に拡張しようとすると属性値が38で止まってしまい、属痛竜珠を突っ込んでも万雷弓に追いつくことができない。南無。