黒蝕竜の姿を模した堂々たる大
弓。放たれた矢は果て無き絶望
を纏い、光をも粉々に打ち砕く。
(ビジョンofロスト~ビジョンofヴァニシュ)
天廻龍の頭部を模した美しき大
弓。放たれた矢は光り輝く希望を
纏い、闇をも粉々に打ち砕く。
(THEキャプター~THEイノセンス)
目次
概要
- 黒蝕竜ゴア・マガラ及び特殊個体である渾沌に呻くゴア・マガラ、天廻龍シャガルマガラの素材で作られた弓。
- ビジョンofヴァニシュまでは狂竜化状態のゴア・マガラの頭部をそのまま弓にしたようなデザイン。
弓の上部は狂竜化時に現れる触角の様に紫色に光っている。
- THEキャプターはうって変わってシャガルマガラをモチーフにしている。
角の色は他の最終強化のマガラ武器と同じく蒼色、額に当たる部分に光玉と思われる装飾がある。
ビジョンofロスト
MH4
- 強化順はビジョンofロスト→ビジョンofディスペア→ビジョンofヴァニシュ。
- 下位から会心率に振り切っており、攻撃力は心許ないが、会心率がそれを補う。
ただ、龍属性自体がやや相手を選ぶ属性であり、効かない相手にはとことん効かない。
MHX
混沌を司るビジョンofロスト
最終版。その矢は光を掻き消し
黒闇の世界を大地に造りだす。
(ビジョンofディスペア)
- 今作ではゴア・マガラ武器、シャガルマガラ武器の両方に最終強化が存在する。
他武器種が属性偏重というアンバランスな性能なのに対し、
弓だけは物理重視であり高い会心率と抜群にマッチしている。
- また、多くの場合物理性能はof武器が高く、THE武器は属性値に優れるという性能になっているが、
弓ではこの関係が逆になっている。
- ビジョンofロストのまま最終強化を迎えると、最終強化はビジョンofディスペア。
攻撃力210に会心率25%、龍属性18。スロットは無い。
溜め3は拡散LV3で、LV2強撃ビンとLV2属性強化ビン、毒・麻痺ビンを使用可能。
おおむねMH4の性能を踏襲しているが、剛射が全弓共通アクションとなった関係か攻撃力が高め。
単体で見ればなかなか悪くない…が、どうしても後述のシャガル弓の劣化版とされがち。
- 最終強化が注目されがちではあるが、強化途中のビジョンofロストLV2がとんでもないことになっている。
- 攻撃力190、会心率15%、龍14、溜め3拡散3、LV1強撃ビン対応と性能に隙がない。
さらに特筆すべきはその要求素材で、獄炎石x5 黒蝕竜の逆鱗 黒蝕竜汎用素材10P …これだけである。
逆鱗こそレア素材だが、下位でも入手可能。汎用素材も(上位)の文字はない。
火山及び地底火山はHR5から解放されるが、イベントクエストならHR4から受注できる。
炭鉱夫の需要は落ちたが、いち早く素材を入手可能という利点は大きい。
そう、これは上位に上がった瞬間から、上位モンスターを1頭も狩ることなく作成できるのである。
上位に上がりたてでこの性能は破格と言える。
拡散矢強化とブシドースタイルで、そのままゴア・マガラ攻略までこと足りるだろう。 - 攻撃力190、会心率15%、龍14、溜め3拡散3、LV1強撃ビン対応と性能に隙がない。
MHXX
- MHX同様にゴア・マガラとシャガルマガラそれぞれに究極強化が追加されている。
また渾沌に呻くゴア・マガラの素材を使ったor武器も再登場を果たしている。
- ビジョンofディスペアを限界突破させると、究極強化はビジョンofヴァニシュ。
攻撃力260に会心率25%、龍属性22。スロットは無い。
溜め3は拡散LV3で、ビンはビジョンofディスペアから変化無しと、
龍属性拡散弓としてはバランスの取れた性能となっている。
溜め3の矢レベルが3止まりなのが引っかかるが、
実際のところ拡散LV4とは合計モーション値が1小さいだけなので無視していいレベル。
MHR:S
混沌を司る漆黒の大弓。
その矢は全ての光を掻き消し
黒闇の世界を大地に造りだす。
(ビジョンofヴァニシュ)
- ゴア・マガラとシャガルマガラ両名の復活に伴い、この弓も復活。
今作もMHXX同様、ゴア・マガラ武器、シャガルマガラ武器の両方に最終強化先が用意されており、
ゴア・マガラ武器は「ビジョンofヴァニシュ」、シャガルマガラ武器は「THEイノセンス」となる。- 弓では物理属性のバランスが逆になっているという特徴があったが、今作では他武器種のマガラ武器同様、
物理性能はゴア・マガラ武器が高く、シャガルマガラ武器は属性値に優れるという性能になっている。 - なお、解説文がMHXの時のものから若干変更されており、「渾沌を司る漆黒の大弓。」、
その矢は全ての光を~となっている。 - Ver.13では渾沌に呻くゴア・マガラが登場し、アピアーorヴァニシュへの派生先が増えた。
こちらは過去作の傾向とは異なり、物理・属性共に高水準を満たしたバランス型の弓に変貌している。
- 弓では物理属性のバランスが逆になっているという特徴があったが、今作では他武器種のマガラ武器同様、
- 傀異化した牙と傀異化した甲殻を用いることで、最終強化であるビジョンofヴァニシュに強化出来る。
傀異化した牙が必要なため、強化するにはMR50に上がるまで待つことになる。
その性能だが、- 平均的な攻撃力330
- 高めの会心率25%
- 平均的な龍属性23
- Lv1スロット1つ、百竜装飾品スロットはLv2
- 接撃ビン、強撃ビン、毒ビン、麻痺ビン対応
- 拡散Lv3-貫通Lv3-拡散Lv5(-連射Lv5)
- 高めの会心率と各種特効を装着できるLv2の百竜スロットを持っている上、属性値もそれなりと一見悪くないが、
全ての矢種がバラバラというどこかで聞いたような欠点を持つ。
- 溜め4が連射Lv5なので、溜め段階を解放して龍連射弓として使うことが出来るが、
その場合「神貫・風雲冥冥」が大きな壁。
純粋に溜め4のみのダメージだけを比べてもこちらの弓とほぼ変わらないのに加え、
あちらは溜め3と溜め4共に同じ連射で扱いやすいという特徴を持っている。
- 溜め3の段階で拡散5なので、溜め段階解放不要の龍拡散弓としてなら使え....なかった。
というのも、後述するシャガルマガラの弓「THEイノセンス」がの存在が大きいからである。
THEイノセンスは最初から溜め4が解放されているのに加え、矢種もすべて拡散で統一されており、
会心率と属性値もあちらが上。
百竜スロットの差を考慮しても、この弓の溜め3はTHEイノセンスの溜め4に物理面でも属性面でも劣ってしまう。
- とはいえ、狂化奮闘が登場してからは事情も異なる。
というのも、重い制約とその対策が必要だがスタミナが無制限になるので、
溜め4を維持する立ち回りがとにかく容易に、それでいて溜め4への復帰も容易い。
つまりバラバラでとにかく扱い辛い矢種を狂化奮闘により無かった事にして、
溜め4のみで弓を評価出来なくもない環境になっている。- こうして見た場合、神貫・風雲冥冥とも
高い会心率とやや高い属性値で差別化する事が可能な龍連射弓に成った、と言えなくもない。
かなり強引な見方ではあるが - 後述の渾沌に呻くゴア・マガラ派生のアピアーorヴァニシュは間違いなく強力な龍・連射弓なのだが、
狂化運用では腕が試される狂竜症【蝕】が半ば必須のため、狂竜症を使わない際は、
如何なる状況でもダメージがブレにくいこちらを使うというのも十分選択肢になるだろう。
- こうして見た場合、神貫・風雲冥冥とも
THEキャプター
MH4
- ビジョンofヴァニシュから最終強化を施すことでTHEキャプターとなる。
他のマガラ武器と同じく35%と高い会心率と130と低めの龍属性、
1つとはいえスロットも持つ物理重視の弓である。
溜め段階は拡散2→貫通3→拡散3(→連射4)であり、多くの場合拡散弓として運用される。
肝心の攻撃力は204と少々物足りないように思えたが、MH4からの新要素である剛射に対応しており、
散弾強化スキルと併用した場合の短時間での火力は寧ろ抜きんでている。
この弓で4人集まればレベル100ギルドクエストのシャガルマガラを5分以内で攻略できてしまうほど。
また毒・麻痺ビンにも対応しており、蓄積性能も高い。
- THEキャプターまではビジョンofロストの一発生産から強化していく必要がある。
下位段階では黒蝕竜、天廻龍の逆鱗は必要ないが、
上位では各強化段階でレア素材の闇玉、光玉の両方が強化に必要になってくる。
弓では切断が困難な尻尾こそ求められないものの、上述の玉のほかにも
狙うのが難しい角(触角)の部位破壊報酬が生産段階を含む各強化段階で求められるので、総じて作成難度は高い。
- 他のマガラ武器と同じく、龍属性武器の黒龍武器がライバルとなると考えられていた。
しかし、あちらは覚醒が必須なため無属性弓としても龍属性弓としても至極残念で封印まっしぐら。
射撃タイプや装填できるビンなどを見ても、比べるに値しないとすら言えるだろう。
- 他にMH4に登場する龍属性弓には
がある。
表示上の攻撃力こそ劣るが、上記二つにはない溜め3での拡散矢、剛射、高い会心率などで
十分に差別化できるだろう。
MH4G
- 続編のMH4Gでは、G級ゴア・マガラの素材で「THEデザイア」、
G級シャガルマガラの素材で「THEイノセンス」への強化が可能になった。
攻撃力288・龍属性160、他のマガラ武器と同じく表示攻撃力と属性値は控えめになっている。
攻撃力はなんとあの鹿弓と同じで、龍属性値も上位からほとんど強化されていないため、一見かなり頼りない。
ただし会心率40%なので、実質の攻撃力は316.8で属性弓としてはそこそこのレベル。
もちろん剛射も健在で、溜め3も拡散4、スロットは1のままで
総合的に見ればキャプターから正統強化されているといえる。
上位同様、低めの攻撃力を圧倒的会心率・剛射・散弾強化スキルの仕様が徹底的にカバーした性能となっている。
極限強化【攻撃】との相性も極めて良く、特別な必須スキルも無いため火力スキルを積みやすい。
そのため最終的な火力は属性弓の中でも高めの部類に入ると言える。
龍属性弓のライバルもライバルで正統強化されてはいるが、生産武器では唯一の龍属性拡散弓であり、
拡散+剛射によるラッシュ力が強みとなるため埋もれることは無いだろう。
特に拡散弓との相性が良いシャガルマガラやテオ・テスカトル相手にはまさに無類の強さを誇っている。
MHX
秩序を司るTHEキャプター
最終版。その矢は闇を掻き消し
光明の世界を大地に造りだす。
(THEデザイア)
- ビジョンofロストLV3からシャガル素材でTHEキャプターに派生させると、最終強化はTHEデザイアとなる。
攻撃力230に会心率25%、龍属性12、さらにスロット1つ。溜め3で拡散LV4。
使用可能ビンはディスペアとほぼ同じだが、さらにLV1属性強化ビンも使える。
見ての通り、やや低めの属性値以外はほぼ上位互換である。
そしてこの物理性能が、期待値で崩天弓アイカオンカムを超えるほどの強さ。
しかもLV1強撃ビンしか使えないアイカオンカムと違って此方はLV2強撃ビンを装着できる。
他の属性拡散弓と比べると明らかに高すぎる物理威力を持っており、
それどころか無属性拡散弓と比べても最強の威力を持つのはTHEデザイアという状態である。
要するにかつての月穿ちセレーネと同じ状況になっている。
テオ弓の万能性に隠れ気味ではあるが、やはり弓使いの間ではバランスブレイカーという認識。
このため「テオ弓とシャガル弓以外は全て趣味武器なので、他の弓の性能差は気にしなくて良い」
と言われるほどの状況を作り出した。
- これらに対抗できるのは汎用性の聖なる弓(ゼルダコラボ)ぐらいしかない。
- 但し、アイカオンカムは装填数UPで溜め4拡散LV5が発現し、
剛射で此方を上回る威力を叩き出す事もある。
強撃ビンが切れるとこの差が顕著になりやすいので
その点には留意すべきだろう。
- 但し、アイカオンカムは装填数UPで溜め4拡散LV5が発現し、
- なお通常弾強化が1.1倍、散弾強化が1.3倍であるため、
属性を考えなければテオ弓よりデザイアの方が圧倒的に火力が高かったりする。
MHXX
- 前作で猛威を振るったデザイアは究極強化であるTHEイノセンスとなる。
攻撃力280に会心率25%、龍属性15、スロット1つ。溜め3で拡散LV4。ビンはデザイアから変化無し。
- 良くも悪くも平凡な、物理重視型の属性拡散弓となった。前作とは違い会心率を生かし火力を盛る必要があるだろう。
- ただ、全く使い所の無い弓ではないのは留意すべきだろう。
溜め2が拡散4と優秀なので、いっそエリアルスタイルで運用するのもアリ。
溜め3も拡散なので、散弾・拡散矢強化を付ければ最低限の地上火力は維持可能。
飛燕と併せ、先述のように会心強化スキルを付ければ予想しない火力を出すこともできる。
- だいぶ平凡な弓になってしまったものの、腐ってもLV2強撃ビン対応の拡散弓なので
今作の弓の中ではまだマシな方である。
連射弓はヒット判定消失のバグがあるため、旧3DSでは扱いづらい*2。
貫通弓は大分盛り返したが、モーション値自体は弱体化されたまま。
重射弓は使いこなせれば最強だが、ヒット数が1なので物理肉質が硬い相手に弱い。
今作で拡散矢強化の1.3倍が弱体化された訳でもなく、この弓は低めながらも龍属性を持つので、
龍属性が効く相手ならG級でもそこそこ使っていけるだろう。
X時代が強すぎただけである
MHR:S
秩序を司る金色の大弓。
放たれる矢は闇を掻き消し
光明の世界を大地に造りだす。
(THEイノセンス)
- THEイノセンスへの強化には激昂したラージャンの素材が必要なため、イベントクエストを利用しないならば
ビジョンofヴァニシュと同じく、強化出来るのはMR50になってから。
その性能だが、- 低めの攻撃力310
- 非常に高い会心率40%
- まずまずといった龍属性30
- 通常スロットなし、百竜装飾品スロットはLv1
- 接撃ビン、強撃ビン、毒ビン、麻痺ビン対応
- 拡散Lv3-拡散Lv3-拡散Lv3-拡散Lv5
- 最大の特徴は何といっても最初から溜め4が解放されていることだろう。
それに加えて矢種がすべて拡散であることや、溜め4で拡散5が使えることもあり、
龍拡散弓としては優秀な性能であるといえる。
低めの攻撃力を高い会心率がフォローしてくれる点も嬉しい。
- ただし、この弓にも欠点が無いわけではない。
- 同じく龍拡散弓である奇しき赫耀のバルファルクの弓「赫絶の飛翼アガステヤ」は強力なライバル。
こちらと同じ攻撃力310で会心率は0%でありながら、龍属性48という非常に高い属性値を持ち、
さらには溜め3と溜め4共に拡散Lv5であることに加え、百竜スロットもLv2。
溜め段階解放こそ必要なものの、龍属性の通りが良いモンスターに対しては火力でこの弓を上回る。
こちらは高い会心率と強弓珠不要によるスキル自由度の高さ、それと麻痺ビンの有無で差別化したい。
- ちなみに、こちらの解説文もビジョンofヴァニシュと同様に変更されており、
「秩序を司る金色の大弓」、その矢は~→放たれる矢は~となっている。
デザイアorディスペア
MH4G
使い手に呼応して会心率が変化
する剛弓。狂竜ウイルスを克服
した時、真の威力を発揮する。
- MH4GのG級にて登場したゴア・マガラの特殊個体、渾沌に呻くゴア・マガラの素材で作られた弓。
デザインはビジョンofロスト系をベースに光玉の装飾と右上側がシャガルの形になっている。
正に渾沌に呻く黒蝕竜を模した弓である。
- 性能だが、
- 覇滅弓クーネレラカムと同じ攻撃力360
- 属性値は低めの龍120
- 会心率は-25/15%。狂撃化状態なら55%に
- 溜め段階は拡散2→貫通4→連射5(→拡散5)
- 曲射タイプは爆裂型
- 対応ビンは強撃、毒、接撃
- スロット2
龍属性連射弓ではなんといってもあの覇滅弓クーネレラカムの壁が厚い。
多くのマガラ特殊個体武器は狂撃化中に限ってはブッチギリ最高の物理期待値を持つことが多いのだが、
これに関してはレラカムとの差が会心率10%しかない上に
その程度のダメージ差など2倍以上の属性値によって容易く逆転してしまう。
装填数アップが必要ないという利点はあるものの、狂撃化の手間も考えると実用性には少々疑問が残るだろう。
しかし、ライバルの龍属性弓はラスボス後だったりギルクエ限定だったりと妙に作成難易度が高いのに対して
こちらは旅団クエストだけで素材が全て揃うため、G★3クエスト群の攻略用としては適当なのが救いか。- 直接のライバルは真・狼牙弓【滅罪】になるだろう。
装填できるビン、スロット数が同じで、こちらと比較すると属性値に勝り攻撃力で劣る。
ただしあちらは怒り喰らうイビルジョーの素材を要求するので作成難易度ではこちらに分がある。
- ちなみに作成にはレア素材である背反する双逆鱗を要求するが、なぜか相克の変異角は必要ない。
どう見ても変異角っぽいパーツがあるのだが…実は爪なのだろうか?
MHXX
ゲインorロスト最終形。
希望を捨てぬ者に真価を示す、
武器が狩人を選ぶ稀有な例。
(デザイアorディスペア)
- MHXXにて渾沌に呻くゴア・マガラが復活したことにより、この弓も復活。
今回はまずゲインorロストとして生産し、最終強化をすることでMH4Gと同じ銘であるデザイアorディスペアとなり、
究極強化時の銘はアピアーorヴァニシュとなっている。
- 今回の究極強化であるアピアーorヴァニシュの性能は
- イクセレラカムより低い攻撃力280
- 過去作よりは向上した龍属性値22(昔で言う220)
- 会心率は-25/15%。狂撃化状態なら55%に
- 溜め段階は拡散2→貫通4→連射5(→拡散5)
- 曲射タイプは爆裂型
- 対応ビンはLV1強撃、毒、接撃
- スロット2
例によって例のごとく覇殲弓イクセレラカムの壁が厚い。
ただでさえ攻撃力で差をつけられた上に強撃ビンのレベルで大きく火力で水をあけられ、
向上したといってもやはりイクセレラカムより低い属性値が尾を引く。
さらに高い会心率を発揮するのに必要な狂撃化状態が、今作では狩技なしにはマガラ種でしか発動しないのが痛い。
狩技を一つしかつけられないスタイルではアクセルレインを発動したイクセレラカムに敵わないだろう。
極めつけは素材元の渾沌に呻くゴア・マガラがHR解放後のモンスターになってしまったので、
作成時期がイクセレラカムと大差がないのも逆風になっている。
装填数UPが不要なのも、今作ではアカムトXRで装填数UPがつけやすいのであまり強みにならず、
スロット2と連射5だけで抗うのはあまりに辛い。- ただしイクセレラカムには装填数UPだけでなく、溜め2貫通矢にモノを言わせた
ブレイヴ属性特化ばらまき運用という今作独自の新境地も見せている。
貫通矢でしかも属性特化運用である。こうなれば優劣など気にする必要もなくなる。
- 他の渾沌マガラ武器と見比べても、他武器種の究極強化形の攻撃力が320~340なのに対し、
この武器だけ他武器種の生産段階以下の280という異様な低さになっている。
- そんなわけで実戦に出ることは無い…と思われていたが、
三葵・真の登場で事態が変わる。
一式で連撃の心得・超会心・会心撃【属性】・スタミナ急速回復
そして武器の2スロットと護石『通常弾強化+5・スロット3』を使用し、連射矢強化と特定射撃強化を追加
ブレイヴスタイルであれば集中はあまり重要視されないため、ここでスキル追加を粘る必要はない。
桐花・三葵シリーズの記事にも記されているが、このスキル編成はよほど条件が揃わない限り三葵一式でないと難しい。
三葵の力によりかなりマトモな弓へと生まれ変わることができるのだ。
狩技も性能に逆らわず狂竜身にすれば、ウイルス克服時の会心率は85%という破格の数字に化ける。
連射矢ならば克服はあっという間で、しかも狩技も使用後すぐ溜まるため、狩猟中はずっと狂撃化状態と言っていい。
ここまで環境を整えてやればこの弓が救われたも同然だろう。
MHR:S
- Ver.13で遂に姿を現した渾沌に呻くゴア・マガラの素材を投入することで作成可能。
銘については、最初からMHXXの究極強化と同じアピアーorヴァニシュとなっている。
ビジョンofロストから直接派生の他、一発生産にも対応。
一発生産の場合はレア素材の背反する双逆鱗が必要になるが、入手の難しい黒蝕竜の剛触角×2を使わずに済む。
その性能は…- 十分すぎる攻撃力330
- 渾沌マガラ武器特有の会心率 -25%/15%
- なにがあった龍属性42
- 通常スロットLv3-Lv1
- それでいて百竜装飾品スロットLv2
- 接撃ビン、強撃ビン、毒ビンと必要十分なラインナップ
- 拡散Lv2-貫通Lv4-連射Lv5(-連射Lv5)
スキルや百竜装飾品の可否などまるでMHXXの頃を彷彿とさせる要素を持ちつつ、
龍が弱点の相手にはどこへ撃っても強いという、
毎回はきゅんに存在意義を破壊されていた昔の寂しさを
拭い去るほどの性能を得たことで見事に返り咲きを果たしたといえる。
そして、こんな代物がMR10から作れるというのだからありがたい話である。
渾沌ゴアが非常に強力なモンスターである点を度外視するなら…。
- 特に、素の状態で神貫・風雲冥冥を脅かしているのは大きい。
龍属性で溜め3と溜め4が同じ連射で揃っているのが今まで神貫だけだったが、
ここにきて十分な攻撃力にかなり高い龍属性、溜め3&4が連射5、
更に自前で大きなスロットを持つに至ったこの弓は新たな龍連射弓として名を馳せる存在になることだろう。- ちなみにあちらは属性をオマケとした完全物理特化、こちらは属性主体のバランス型と
住み分けはしっかりと成されている。
- ちなみにあちらは属性をオマケとした完全物理特化、こちらは属性主体のバランス型と
- 気になるのはやはり独特の会心率だが、狂竜症【蝕】Lv1だけでも付けて補うのが素直なところ。
狂竜症克服前後で火力が段違いなので、克服前の火力低下が気になるならLv3も検討してみよう。
- 最終アップデートを経て弓は完全に属性へと振り切った武器となり、環境も追い風となったことで
この弓は龍属性連射弓最高峰に君臨することとなった。
龍属性が第1弱点のモンスター目掛けて放てば、素材集めにもやり込みにも凶悪な力を約束してくれる。
余談
- 他のゴア・マガラの武器と同じく、
各強化段階はlost、despair、vanishと喪失や絶望、消滅を表す不吉な言葉が並ぶ。
visionは多義語ではあるが、ゴア・マガラを弓に体現したという意味で「幻影」か。
captorは「捕獲者」、desireは「~を強く望む、願う」を表す。失い、絶望し続けてきたものを最後に捕獲する
…と解釈するのは穿ち過ぎだろうか?
- よく間違えられているようだが、この武器の名前は上記の通りビジョン(vision)であり、
決してピジョン(pigeon)ではない。pigeonでは鳩になってしまうので気をつけよう。
- 一時期、「ビジョンofヴァニッシュ」が全角11文字分だとされていた時期があったが、
MH4ではビジョンofヴァニシュであり、ヴァニッシュではない。
しかしながら、ここのWikiを始め様々な攻略サイトで間違われていた時期は存在しており、
かのグーグルで検索しても 「もしかして:ビジョンofヴァニッシュ」 と聞き返される始末であった。