目次
概要 
- MHXで新しく登場した特殊なモンスターで、世界観上において「二つ名」を冠する特別な個体を指す。
生物学上は通常の個体と同種のようだが戦闘能力が格段に向上しており、
さらに通常の個体と比較すると性質・形態も大きく異なっている。- 龍歴院のギルドマネージャーによれば、これら特殊個体の象徴ともいえる「二つ名」は、
MH世界の狩人たちが畏怖と尊敬を込めて名付けたものであるらしい。
- なお、特別な個体とは言っても1頭しか存在しないわけではなく、時には大挙して押し寄せることもある。
従来の特殊個体と比較するとそれなりにメジャーで、かつ個体数も多いようだ。
- 龍歴院のギルドマネージャーによれば、これら特殊個体の象徴ともいえる「二つ名」は、
- 例外なく普段の個体とは大きく異なる容姿を持つが、特に顕著なのは体色の変化である。
現時点で確認されている二つ名持ちモンスターは全て通常とは大きく異なる体色を持ち、
「紅兜」「黒炎王」「金雷公」のようにそれが二つ名の由来となっているモンスターも存在する。
大雪主は通常個体とあんまり変わらないが。
- 戦闘面においても、通常個体とは一線を画す存在である。
既存の攻撃が強化されていたり、過去シリーズにおける亜種が用いてきた大技やコンボ、
あるいは全く新規の攻撃パターンを用いて攻撃を仕掛けてくる。
また肉質や属性・アイテムへの耐性に変化が生じている事もあるため、
「普段と同じ戦法でいいだろう」と思っていると手痛い反撃を食らってしまう。- 強化の方向性にも、モンスター毎に個性が見られる。
例えば紅兜アオアシラは一撃一撃が非常に重くなっており(怒り状態で特に顕著)、
さしずめパワー全振りタイプとでも言うべきか。
一方紫毒姫リオレイアの場合、攻撃力は通常個体より少し高くなった程度だが、
「劇毒」という強烈な状態異常や毒棘設置という搦め手を使ってくる。
- 強化の方向性にも、モンスター毎に個性が見られる。
- 二つ名持ちモンスターは、通常・怒り・疲労以外の特殊状態を持つ者もいる。具体的には以下の通り。
真帯電状態、爆熱状態、天眼状態、青電荷状態、暴走・狂暴走状態
また他にも、鎧裂ショウグンギザミは戦闘中にヤドを挿げ替えるなどどのモンスターも多様である。
- しかし一方で、二つ名持ちモンスターには普段の個体には無かった思わぬ弱点が隠れていたりする。
多少肉質や耐性が変化していても、状態異常や疲労状態にもなり、
アイテムや罠も少なからず効果があるところは通常の個体と変わらない。
特に獰猛化個体とは異なり、捕食時の隙を狙える点はかなり大きい。*1
上記の各二つ名のリンク先を見てそれぞれの特徴を掴み、
臆せず立ち向かっていけば、きっと勝機は見えるはずだ。
- ちなみに、二つ名持ちモンスターとの戦闘BGMは専用の音楽が使用される。
特殊許可クエスト 
- 二つ名持ちモンスターはいずれも極めて危険な存在とされており、
多様なモンスターの調査実績を持つ龍歴院ギルドに於いてのみクエストの開示が許可されている。
その割には最速でHR2からという狩猟経験が浅い序盤で挑めてしまうのだが
また、龍歴院所属のハンターであっても誰もが出会えるわけではなく、
基本的には龍歴院から認められたハンターのみが受注できる「特殊許可クエスト」においてのみ登場する。
詳細は特殊許可クエストへ。
- MHXXでは、新たにG級特殊許可クエストが登場。
ナンバリングはG○という形になっている。
また、MHXX初登場となる二つ名持ちモンスターは全てG級特殊許可クエストからのスタートとなっている。
更にG級特殊許可クエストとは別にHR100で解放される超特殊許可クエストも存在し、
クリアすることで、ようやく二つ名防具の防具合成が可能になる。
- なお、そのMHXXでは一部のチャレンジクエストで二つ名持ちモンスターが登場するようになった。
現在配信されているものはいずれもG級レベルではあるが、
HRによる受注制限は存在しないので、その気になればHR1でも挑む事も可能。
ただし、チャレンジクエストなので、二つ名素材を入手する事は不可能。
報酬に並ぶのはこんがり肉などである。
固有素材と二つ名武具 
- 二つ名持ちモンスターを狩猟すると、各レベルに応じた「狩猟の証」というチケット系素材と、固有の素材を入手可能。
固有素材に関しては、クエストレベルに応じたグレードが設定されている。
レベル5以下の個体からは通常の下位個体に準じた名前の素材(甲殻など)が、
レベル6以降の個体からは上位素材に準じた名前の素材(堅殻など)が入手できる。
上位以降にしか登場しないモンスターの素材に関しては、
レベル5までは下位の名称と同じであるもののシステム的にはレべル1の時点で上位素材扱いである。
また、G1以降からはG級素材を入手することができるが、一部の素材はG3以降でないと入手できない。
その素材からは「○○の天端材」という端材を入手することが出来る。- ただし、上位のクエストだから上位の素材が必ず手に入る…というわけでもなく、
該当ランクの素材が手に入るのはそのランクの後半クエストで半分程度。
それ以外は通常種の素材が手に入ったり、下のランクの素材が混じることも多い。
なお、上位やG級に上がったばかりではさらに低い。 - なぜか鎧裂ショウグンギザミのみ、そのG3以降素材である「鎧裂の重竜頭殻」が部位破壊でしか手に入らない。
パッとしない二つ名武具が多い中、鎧裂武器は需要があることもあり難民が非常に多い。
他の部位破壊限定の二つ名素材と同じでG5または超特殊許可クエストなら報酬で手に入ることもあり、
この鎧裂の超特殊許可クエストは人が集まりやすい。
- ただし、上位のクエストだから上位の素材が必ず手に入る…というわけでもなく、
- また、二つ名持ちモンスターの狩猟クエストでは総じて「異形の骨(堅骨・重骨)」という素材を入手できる。
「異形」とは「普通とは違う怪しい形・姿をしていること」であり、
二つ名持ちの設定からすれば納得できる素材である。
端材交換も可能で、「異形の(銘)端材」となる。
これらはそれぞれの二つ名武具の生産・強化に用いる他、
異なる二つ名持ちの素材の一部を併用して、防具「異形シリーズ」や、
オトモ武具「異形ネコシリーズ」を生産することが出来る。
- さらに、これを用いて通常個体のものとは別に専用の装備を作成することができる。
詳細は二つ名装備を参照。
派生作品 
- メインシリーズではMHX・XXにしか出演できておらず、二つ名自体がクロスシリーズ固有のシステムである事から
今後のメインシリーズに登場するのは難しいと思われている二つ名モンスターだが、
派生作品においてはその姿を見せる事もある。
- MHSTのシステムを大きく継いでいるモンスターハンター ライダーズでは
いくつかの種がアップデートで追加されており、『龍天災』と銘打たれた大討伐戦のイベントが開かれている。
見事成功すればもちろんオトモンにする事も可能だが、難易度はかなり高いので気合を入れて挑もう。
- MHSTの続編であるモンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~では、
なんと発売直前のローンチトレーラーにて唐突にその参戦が発表された。
過去メインモンスター及びリオレイアの二つ名モンスターは製品版時点で実装されている他、
四天王とリオレウスの二つ名は発売後のアップデートでの登場となる。
該当モンスター 
- MHXXまでで現状確認されている二つ名持ちモンスターは以下の18種。
詳細についてはそれぞれの名前をクリックして頂きたい。
- MHXより登場
余談 
- 「火竜リオレウス」「怪鳥イャンクック」などの別名部分が「二つ名」と呼ばれる事もある。
しかし二つ名持ちモンスターというシステムが登場した現在では、
そういった呼称だとちょっとした混乱を招きかねないので注意しよう。
また、「大海の王者」や「電の反逆者」といったものが「二つ名」と呼ばれる事も。
こちらは「異名」などの表記を用いれば混乱は避けられるだろう。- ちなみにモンスターハンター スピリッツによると二つ名は別名とは違う扱いとなっている。
つまり別名も普通に所持しており、例として「斬竜燼滅刃ディノバルド」「轟竜荒鉤爪ティガレックス」
「迅竜白疾風ナルガクルガ」といった感じになっている。めんどくさい
また、二つ名持ちの中文ロケールでの表記もやはり二つ名+通常種の別名で、
上記例の3種はそれぞれ「燼滅刃斬竜」「荒鉤爪轟竜」「白疾風迅竜」になっている。 - なお公式サイトでの扱いを見る限り「二つ名」「別名」「異名」などの呼び分けに、
明確な基準がある訳ではない様だ(異名ページを参照)。 - 二つ名というと特定の個人に与えられるのが一般的だが、モンスターハンターの世界ではそうとも限らないようだ。
- ちなみにモンスターハンター スピリッツによると二つ名は別名とは違う扱いとなっている。
- MHXには通常個体とは異なる外見や特徴を持つ個体(特殊個体)として、
以前から存在する激昂したラージャンや怒り喰らうイビルジョーも登場する。
ただしそちらは特殊許可クエストに代表されるような二つ名持ち特有の待遇は受けておらず、
あくまで一般モンスターの一部という扱いになっている。
このことから、二つ名持ちは通常個体のみならず、従来から確認されてきた特殊個体とも
何らかの点で「一線を画する存在」と見なされていることが伺える。
それでいて時には大挙して押し寄せてくるのだからそら恐ろしい。- MHXには登場しないが通常個体が変異した個体として、
グラビモス亜種、ラギアクルス希少種等がいるが、これらも二つ名持ち扱いはされていない。
- MHXには登場しないが通常個体が変異した個体として、
- 通常個体とは形態の異なる強化体が出現する点、クエストの受注に専用のチケットが必要となる点、
通常個体のものとは異なる武具が作成できる点などが、MHFにおけるハードコアクエストと
そこに登場する特異個体を彷彿とさせるという声もある
(今ではハードコアクエストの受注時にチケットは不要になったが)。
また、MHF-Zで登場する「辿異種」も二つ名持ちモンスターを彷彿とさせるという声がある。
ただし、設定上の直接の類似点は存在しないと思われる。- 特異個体については、似ているのはあくまで表面上のものと言える。
基本的に通常個体に各種補正を掛けることでステータスに差異を生む特異個体に対し、
二つ名持ちには特にそういった法則性はなく肉質含め各々に独自のステータスが設定されており、
入手できる素材も、通常個体の延長線上である特異個体に対し、二つ名個体は大きく異なっている。
また「通常個体とは形態の異なる強化体」「通常個体のものとは異なる武具が作成可能」という点は、
従来の特殊個体の流れを汲んだシステムであり*2、
かつての特異個体の共通点と言えるのは「クエスト受注に専用のアイテムが必要であること」、
及び「作成される武具に独自の効果が付与されること」の2点だけである。
- 特異個体については、似ているのはあくまで表面上のものと言える。
- XXの時点で二つ名持ちモンスターが用意された種類と数は
飛竜種が6種、牙獣種が3種、鳥竜種と甲殻種と獣竜種が各2種、海竜種と牙竜種と両生種が1種ずつ。
関連項目 
BGM/二つ名持ちモンスター戦闘BGM
BGM/鏖魔ディアブロス戦闘BGM
システム/二つ名スキル
システム/二つ名装備
モンハン用語/特殊個体
システム/特殊許可クエスト
システム/ヌシ - 二つ名持ちモンスターと共通点を多く持つモンスターが多数存在する