武器/魔鎖狩

Last-modified: 2023-11-07 (火) 19:34:51

強き者にこそ相応しい大戦斧。
東方の王者「横綱」が戴冠の際に用いる斧に似せて作られた。
(大魔鎖狩)

MH3シリーズにのみ登場する、ジエン・モーランの素材で作られた水属性のスラッシュアックス。

目次

概要

  • 名前の通り見た目は金太郎の武器でもある大型の斧、マサカリ(鉞)である。
    随所に東方の意匠を盛り込んだ武器で、他のスラッシュアックスに比べてどことなく和風の雰囲気を持つ。
    分厚く重い刃は水流を纏い、硬い竜の鱗をも容易く両断するという。

性能

MH3

  • ジエン・モーランと共に初登場。
    生産時点での性能は攻撃力864、属性値250、長い緑ゲージ、会心率5%、防御+8、スロット0。
    強化すると大魔鎖狩と名を変えるが、上位からの登場となるため攻・援・輝への派生は無く、
    そのまま剛or天に派生する。例の如く剛は武器倍率+10、天は会心率+15%のボーナスとなっている。
    • 他のカテゴリでは龍属性であるが故にアルバ武器に食われがちなジエン武器だが、
      前述通りこの魔鎖狩は水属性武器である。これなら活路を見出せるのでは、と思われていたが…
  • 具体的な性能を見ると、攻撃力・会心率は剛が1026・15%、天が972・30%。
    さらに属性値は300、斬れ味は素で長い青に匠で白30、スロット1つ、防御+16。
    このように数値上のスペックにはかなり恵まれているのだが、残念ながら搭載されているのは強属性ビン
    そのため強撃ビン持ちに対して大きなハンデを抱えることになる。
    • そしてトドメは傑作と謳われたグレートナバルタスクの台頭。
      攻撃力1026で会心率0%、水属性値280、匠で白ゲージ20、スロット0と
      数値だけ見れば大魔鎖狩に若干劣っているが、こちらは強撃ビンを搭載しているため
      剣モードの火力では勝ち目がなく、水属性最強の座を見事に奪われてしまった。
  • 尚、現在はオンラインサービスが終了しているため、この武器を入手することができない。

MHP3

  • MHP3では下位から生産可能になり、魔鎖狩改を経て大魔鎖狩へと強化される。
    改以降は上位ジエン素材のほか、出難いことに定評のある上質な黒巻き角までもが
    必要になるため、最終強化への製作難度はかなり高い。
  • 大魔鎖狩の性能は、おおむね前作の「剛」を踏襲している。
    相変わらず素で長い青ゲージを素で持っているため、業物と非常に相性が良い。
    特に業物に加えて、水属性強化納刀術が発動するヴァイクSシリーズとの相性は抜群。
    しかし、強属性ビンでありながら肝心の属性値が26に下方修正されるという
    何とも手痛い弱体化を受けてしまっている。
  • MH3で猛威を振るっていたGNTがリストラされ、これで多少安泰かと思いきや、
    今度は新参のアクアテンペスト凶剣斧【白雨】が立ちはだかる。
    いずれも強撃ビン持ちであり、スラッシュアックス自体が強撃ビン一択だったことから
    お世辞にも目立てているとは言い難い。
    一応、属性値や斬れ味の面ではこちらが優勢かつ、
    水属性剣斧では唯一のスロット持ちという利点もあるにはあるのだが…

MH3G

  • MH3Gでは大魔鎖狩からG級素材によって天魔鎖狩【断鬼】へ最終強化される。
    また細かい点ではあるが、縄の色が赤から緑に変更される。
    • 気になる最終強化時の性能だが、
      攻撃力1012、会心率5%と物理は控えめ。また、防御力+16が付いている。
      しかし注目は属性値で、水属性値は450まで上昇しており、
      強烈な属性偏重で名を馳せたあのミラオス武器と同クラス。
      そして匠で出る紫ゲージは短めだが、その代わりに素の状態で非常に長い白ゲージを持つ。
      属性重視の武器なので、匠を捨てて他のスキルを積むのが得策だろう。
  • ミラオスの武器は他に強力な火属性剣斧が存在しないため独壇場となっているが、
    此方は残念ながらGNTの進化形、KNDの陰に隠れがち。
    ただし、KNDは水属性が180しかないので属性重視の運用はとてもできず、
    そして上記のように属性特化武器としてこの武器はかなりのものであり、
    水属性弱点の筆頭であるアグナコトルやウラガンキンは物理攻撃に強いため、
    彼らに対してはそれなりの成果を出してくれるだろう。
    ちなみにスキルの関係上、ヘリオス/セレネZとの相性はこちらの方が良かったり
  • 能力面以上に問題なのは、その製作難易度だろう。
    強化にはイベントクエスト限定かつハンターランク解放後でしか戦えない
    G級ジエン・モーラン原種の素材が必要となり、
    そのG級ジエン・モーランは適切な戦法と装備が無いと撃退すら困難な強敵。
    それだけでも堪らないというのに、なぜか同時に「恐暴竜の滅鱗」まで要求されるため、
    製作時期が遅い上に製作難易度も非常に高い。
    ライバルのナバルディードは「海竜の蒼天鱗」が必要なものの、
    それ以外はG級入門の相手であるナバルデウス亜種の素材で済むため
    製作難易度も低めであり、この点も分が悪い。
  • 本来ならば評価されて然るべきなのだが、
    内蔵ビンシステムのバランスの悪さや製作時期やその難易度などが幾重にも重なり、
    中々一線級にはなり得ない不遇な武器であるといえる。

余談

  • MH3では、内部データ上に魔鎖狩と同グラフィックの「鉄血の鉞」なる没武器が存在している。
    ちなみにその性能は、全スラアク中トップの攻撃力1188、会心率0%、素白に匠で紫の出る斬れ味、
    スロット3つ、覚醒で毒400、異常に高い防御+64、トドメに強撃ビンと、
    かの傑作GNTすら鼻で笑えてしまうほどぶっちぎりのチート性能である。
    • 何気にMH3当時の正規武器には存在しない、唯一の毒属性スラアクなのだが、
      明らかに上位超えの性能にもかかわらず下位派生強化の「攻」が付与されていたり、
      そもそも全体的な性能が色々ぶっ壊れているため、この手の武器の例に漏れず
      チート改造プレイヤーあぶり出し用に仕込まれたダミー武器と見られる。

関連項目

モンスター/ジエン・モーラン
武器/ジエン武器
武器/青熊双鉞 - マサカリ仲間。こちらは双剣。
武器/禍ツ鉞【封】 - 同上。こちらはチャージアックス。
武器/カムラノ鉄剣斧 - 見た目の雰囲気がよく似ているスラアク。