MH3で初登場したアグナコトルの嘴を加工して作られたスラッシュアックス。
斬られた者は瞬く間に業火に抱かれて塵に帰すという。
本項では亜種の素材から作られたアクアテンペスト系統についても述べる。
目次
概要・性能
MH3
- 上位に上がってから作成できる武器。
攻撃力こそそこまで高くないものの、優秀な斬れ味と高い会心率がそれを補っている。
そしてスラッシュアックスの攻撃力を上げる強撃ビンを搭載しており、
火属性のスラッシュアックスの中では最も優秀な武器の1つである。
ただ、作成するには(アグナ素材自体は下位で手に入るが)上位で一発生産するしかなく、
フレイムテンペストへの強化にも何故か爆鎚竜の紅玉が必要である。
- 斧モードではアグナコトルの頭部を剣モードでは背ビレを模した形状になる。
- 同じ火属性スラアクとしてライバルとなりうるのは、海賊Jアックスだろうか。
覚醒させる手間があるものの、こちらは圧倒的な火属性500を誇り、
なおかつビンもフレイムテンペストと同じ強撃ビン。
基本的にはフレイムテンペストの方が使いやすいものの、
覚醒と属性強化を両立できるフルラギアGを装備した場合には、圧倒的に海賊Jアックスに軍配が上がる。
うまく使い分けていきたいところ。
MHP3
- ユクモノ剣斧 → ワイルドアックスの派生から強化することができるようになった。一発生産も可。
おおまかな性能傾向はMH3と同じであいかわらず強力。
本作で新たに登場した亜種に対して非常に好相性なのも頼もしい。
本作ではファイアテンペスト改から通常種派生のフレイムテンペストか、
亜種派生のリキッドストーム→アクアテンペストに強化できる。
フレイムテンペストは攻撃力200・会心率10・属性値28、斬れ味が素で青40、匠で白20のスロ1と
申し分ない性能に仕上がっている。
アクアテンペスト
- 亜種派生のアクアテンペストは水属性で、やはり強撃ビンであり、攻撃力200・会心率15・属性値18、
斬れ味が素で青30、匠で白10のスロなしと
弱くはない、むしろ強いくらいなのだが、同じく水属性強撃ビンの凶剣斧【白雨】のせいで影が薄くなってしまっている。
余談であるが、同じくアグナ武器のフレテンや同じく水強撃の白雨との比較でワロステンペストなどと
不名誉なあだ名をつけられた不憫なやつである。
MH3G
- やはり相変わらずの優秀な斬れ味、会心率、強撃ビンと三拍子揃っている。
ただし上位からでないと作れなくなってしまった。
本作ではフレイムテンペストから最終強化形「紅蓮斧ヘルゼスティ」に、
アクアテンペストから最終強化形「激流斧ヘルシュトール」に強化できる。
- しかしながら、紅蓮斧ヘルゼスティは斬れ味レベル+1を発動させても
白が伸びるだけになってしまったので、強撃ビンといえど高火力を期待できなくなってしまった。
追い討ち、もといトドメとばかりにトノトが登場。
強属性ビンではあるがそれを最大限に活かせる凶悪な火属性値を誇り、
またヘルゼスティが喉から手が出るほど欲しがる紫ゲージを素で有し、
おまけに匠でさらに紫が伸びると、強撃ビンのアドバンテージを以ってしても分が悪すぎる相手である。
とはいえ、作成可能時期と作成難易度はこちらが圧倒的に楽なため、
トノトまでの繋ぎとしてなら十分活躍できる…はず。
激流斧ヘルシュトール
- 激流斧ヘルシュトールのほうはというと、斬れ味レベル+1でわずかながら紫が現れる。
しかし、こちらもKNDこと海王斧ナバルディードという非常に強力なライバルが立ちはだかってくる。
MH4G
- G級アグナコトルの交換素材が追加されG級武器である紅蓮斧ヘルゼスティが復活。
MH4でも上位の交換素材にもアグナコトルの素材はあったが、
ファイアテンペストやフレイムテンペストは登場していなかった。
しかし生産武器の一覧にその名前は見当たらずヘルゼスティがどこから派生するのかといえば…
なんと属性以外に接点が見当たらないペキスパンダー系統からの派生である。
(さらに言えばペキスパンダー系統は強属性ビンでありビンのタイプすら違う)
そんなとんでもない派生で作成される今作のヘルゼスティの性能は- 派生元を無視した元通りの強撃ビン
- 斬れ味レベル+1を発動させることでついに手にした紫ゲージ
- ペキスパンダーの属性値をそのまま強化したような火属性520
- これまたペキスパンダーのスロット数を引き継いだのかスロット2
- 残念ながらペキスパンダーの悪いところを引き継いでしまったのかG級強撃剣斧としては低めの攻撃力1296
3Gでの性能がなんだったのかと言いたくなるような性能に仕上がっている。
属性値で見ても強属性ビンを含めれば勝てないものの素の数値ではかのトノトを上回る数値を持つ。
また、作成難易度で見てもレア素材を要求されずほとんどの素材がG1で揃う。
真紅蓮石のみG2での入手となるが採掘で入手できる素材なため、
G2の大型モンスターを狩猟をしないでも作成できる。
むしろネックとなるのは強化の過程で必要なギルドクエスト限定のイャンクック亜種の厚鱗だろう。
- 他のG級の火属性剣斧と比較してみると
- スロット3に高い属性値と素で長い白ゲージを持ち匠が不要なクク・ダグダンガ
- 覚醒が必要だが高めの属性値を持ち防御も上がるコンクエスタ
- 作成時期こそ遅いものの総合的にほぼ上位互換の光焔斧リオエクシード
覚醒必須だがこちらより高い攻撃に防御のおまけも付く、
コンクエスタは装備次第では出番を奪い合うことになるだろう。
最終的にはリオエクシードに場を譲るが、スロット数や作りやすさなどを含めた使いやすさで見れば
攻略段階では最高の性能を持つ火属性剣斧だと言えるだろう。
- 名前が似ているが紅蓮斧ユニオリオンとは関係ない。
- また、発掘武器としてアグナコトル亜種剣斧のデザインとした「激流斧」も登場。
キリン亜種、イビルジョー、クシャルダオラのギルドクエストで入手できる。
MHX
- 素材主の復活に伴って続投。ただし登場するのは通常種のみなので亜種武器はない。
最終強化となるフレイムテンペストの性能は- 属性武器としても控えめな攻撃力180
- 申し訳程度に物理火力を補強する会心率15%
- こちらも控えめな火属性値26
- デフォルトで青40、斬れ味レベル+2で白20
- 今作でも健在の強撃ビン
- スキルが貧弱になりがちな今作では有り難いスロット2
火属性スラッシュアックスとしては扱いやすい。
- 他の強撃ビン火属性スラッシュアックスはリオフラムグレイブと焔斧リオエクスレイズ。
前者は攻撃力220・属性値30と此方を突き放しているが、
匠無しでは緑ゲージまでで発動させても白ゲージが僅かしか出ない点や
スロットが無い点から癖が強く、性質が大きく異なる。
後者は攻撃力190・属性値35と前者ほどではないがそれなりの数値で、
斬れ味は青と白が此方より若干短く、スロットも1つある。
しかし最終強化の為にイベントクエストをクリアしなければならない。
総評してパワー型のリオフラム・取り回しに優れたフレテン・バランス型のリオエクスであり、
どれを使うかは装備や好みによるだろう。
- ただし、最終強化にHR60で解禁されるアカムトルムの素材が要るので
決してお手軽ではない。レア素材を使わないだけマシだが、
素材の在庫と相談して生産・強化すべきだろう。
- 火属性剣斧としては十分なのだが、MHXでは匠の発動が難しいため素で白ゲージを持つ武器の地位が高い。
特にスラッシュアックス界はレギオス剣斧を作れば武器には困らないと言われており、
しかも此方とは違ってHR7で最終強化できる上に攻略段階での性能も高い事も
それに拍車をかけている。本来なら競合する関係ではないのだが、
上記のような環境が重なり、此方を作るのを躊躇うハンターも少なくないというのが現状である。
MHXX
- G級追加に伴い、紅蓮斧ヘルゼスティが究極強化として復活。
その性能は、- やはり控えめな攻撃力280
- 会心率は20%まで伸びた
- 強撃ビンで火力を補助
- 低くはないが高くもない火属性32
- 素で白40、斬れ味レベル+2で紫30と斬れ味はまずまず
- スロット2で拡張性は高め
しかし、レウス剣斧の系統も斬れ味が改善されており、やはり単純な火力では勝ち目はない。
スロットにどれだけ価値を見いだせるかが差別点となるだろう。
- また、本作で追加されたクック剣斧豪嘴剣斧ビークックスがかなり手ごわい。
攻撃力300に会心率10、属性値30にスロット3と火力でもスロットでもこちらの上を行く。
とはいえあちらは素の白も斬れ味+2の紫も20しかなく、斬れ味ではこちらが優位。
継戦能力の差でどうにか差別化したい。
- 会心率20%と斬れ味の良さからして会心特化運用が素晴らしく相性がいい。
業物で斬れ味のケアをしつつ、見切り・連撃・超会心、この時点で60%~70%を確保できたことになる。
更に狩技『エネルギーチャージIII』を入れてやれば怒涛の90%以上の(超会心による)1.4倍クリティカルが手に入る。
一部の会心率だけ上げて物理火力にスキルを注いでもおいしい。 - レウス剣斧は強力ゆえに拡張性に乏しく、ビークックスは隙が無いが一部スキルが固定されがちである。
こちらは匠がそれほど必要ないというスキル周りによる器用さを火力に変えていこう。
関連項目
モンスター/アグナコトル
モンスター/アグナコトル亜種
武器/アグナ武器
武器/ペキスパンダー - MH4Gでの派生元になっている。