MHP3などに登場する防具の一種であり、生産には主にヨロイシダイを使用する。
下記の通りスキルが優秀なこともあり、多くのハンターが作ったのではないのだろうか。
目次
性能
MHP3
ヴァイクシリーズ
- 一式揃えると、共通で回復速度+1(3P追加で+2に強化可能)が発動し、
剣士なら業物、砥石使用低速化が、ガンナーなら通常弾・連射矢UP、装填速度-1が発動する。
また、もう少しで「水耐性【小】」も発動する。
非常に扱いやすいスキル構成となっており、特に「業物」は下位だと貴重なスキルである。
マイナススキルを打ち消すとスロットが5個余り、5スロスキルを追加することも可能。
ただしこの時期はちょうどジンオウガや火竜夫婦との対決が迫る時期。
くれぐれも気をつけて運用すること。
ヴァイクSシリーズ
- 一式揃えた際の発動スキルは、回復速度が納刀術になっていること以外は下位と同じ。
また、もう少しで回復速度+1と水属性攻撃強化+1が発動。
やはりこちらも優秀で、デフォだとスロットが8つも余ってる。
マイナススキルを消して、回復速度+1か水属性攻撃強化+1のどちらかを発動しても
スロットが5個空いてるので、やっぱり便利な防具である。
MHX(X)
- ヨロイシダイの復活に伴い、ヴァイクシリーズも再登場。
下位のものは一式で水属性攻撃強化+1が発動し、爆弾強化のポイントが8付いている。
だが、それよりも全体的に防具のスロット数が少ない今作では破格の8スロが目を引く。
スロットを2つ使うと水属性攻撃強化+2とボマーを発動でき、スキルの追加も容易だろう。
- 上位のものは相変わらず一式で水属性攻撃強化+1のみだが、
付属のポイントが爆弾強化から斬れ味(弾薬節約)に変化している。
スロットは合計6つに減ってしまったが、スロットを2つ使うと水属性攻撃強化+2と業物(弾薬節約)を発動できる。
- パーツ単位でみると、斬れ味(弾薬節約)4ポイントにスロットが2つ付いた腰が特に優秀。
これらのスキルを絡めてシミュをすると、高確率で引っかかるだろう。
下位の胴もスロット2と水属性攻撃強化2があるため、
水属性攻撃強化護石での最高値である13ポイントの護石と組み合わせやすい。
- G級のヴァイクXシリーズでは、水属性攻撃強化が+2まで発動するようになった他
なんと攻撃のSPが追加されている。
中でも上位でも優秀だった腰は、斬れ味(弾薬節約)4に攻撃3、スロット2と、
魚と鉱石とガレオス素材しか使わないくせに非常に優秀。
業物(弾薬節約)がほしいだけならギザミXR腰に軍配が上がるが、
それに加えて攻撃力UPがほしい時は第一候補となりうる。
同じく斬れ味と攻撃を併せ持つ腰防具としてウカムルXが挙げられるが、
あちらはSPが攻撃寄りであり、棲み分けは容易。
魚が白き神と肩を並べるとは…
MHRise
- 火力スキルの装飾品が解禁されたVer.2.0アップデート後は胴装備に注目が集まる。
Lv3Lv2Lv1のスロット1つずつにスキルなしと一見弱そうな装備に見えるが、
今作は胴装備の競合が軒並みスロットもスキルも貧弱で、
とりあえずスロットで最低限強いスキルを積むことができるこの装備が注目されたのだ。
火力をガン積みするようなスキル構成を目指すと、自ずとこの装備が引っ掛かることも多い。
MHR:S
- ヴァイクXが登場。MHRise時代から主にスロット面の強化が目立つ。
頭のスロットがLv2⇒Lv3になり弾強化系の装飾品も搭載可能になり、
MR序盤のうちに装填拡張を使いたいならなかなかの候補だろう。
またそれぞれ腕に2p、腰に1pの業物SPが付く
先祖返りを果たしている…が元がガンナー構成なのでそこまで嬉しい強化ではない。
- 前作で(相対的に)強装備だった胴はスロットに変更もなくSPも腹減り耐性Lv1が付くだけと大した伸びもなかった。
MR序盤はまだ胴装備が弱めだがそれでもインゴットXメイル等Lv2スロット3つ分の装備くらいは当たり前に出てくるため、
見た目目的以外での出番はないだろう。
強いて言えばレア度がMR装備としては最低の8であるため傀異錬成による伸び代が大きいという利点はあるものの、
それは他のレア度8の胴装備にも言えることである。
製作難易度
- 下位版も上位版も、製作時期は結構早い。そのくせ便利なスキルがつく。
「でも、お高いんでしょう?」という心配を抱く方もいるかもしれないが、心配はご無用。
各種魚介類や適当な鉱石が材料なので、P3では農場に毎回行けば自然と材料は集まるのだ。
逆に、どんなにベテランでも場合によってはなかなか集まらないと言う点では
強力なモンスターと連戦する手腕では無く、素材が集まるまで気長に回し続ける胆力と運を要するのは難しい所。
揃う人だとキークエスト消化の間に間に農場へ通うだけで集まるため、プレイヤー毎の難易度は大きくブレる。
- MHXではヨロイシダイがタンジア鮮魚市での交易レア枠であったり、
他にもS版は各魚竜+化け鮫の上ヒレが必要になるなど、少し入手難度が上がった。
最終防具としてはさすがに無理だが、繋ぎとしては便利である。- ただし腰パーツは前述のように優秀で、最終装備候補としても有名なテンプレ装備にも使われる。
MH4と違い上位の一部のマップでしか釣ることができないため、入手手段を知らない人も多い。
余談
- このヴァイクシリーズ、どうやらモンハン世界における海賊の装束を模したものらしく、
ヒレや鱗などで飾られた涼しげな外見をしている。
見た目重視のハンターにもお勧めである。
- MHXではヨロイシダイを素材としたチャージアックスが登場したため、
武器から防具まで全身ヨロイシダイ素材で統一することができる。
- 「ヴァイク」とはつまり「ヴァイキング」のことなのだろう。
名前的にもスキル的にも水属性大剣であるヴァイキングホーンとの相性は抜群だが、
残念ながら登場している作品が違うので併用はできない。- しかしMHXXにてヴァイキングホーンがまさかの復活、ヴァイクシリーズもMHXから続投しているので
ようやく両者の共演が実現した。
- しかしMHXXにてヴァイキングホーンがまさかの復活、ヴァイクシリーズもMHXから続投しているので
- 世界観的に海賊が登場するのは今のところMH3、MH3Gだけなのだが、
なぜかこちらの方では作ることができない。
紅葉舞い散るユクモ村でこの装備が闊歩するのは何となく妙な光景である。
見た目的にも水中戦に合いそうなのだが…- ちなみにMH3Gでは、ヴァイキング風の本項の海賊装備こそ登場しない物の
別物としてパイレーツ風の海賊装備なら配信を介して工面できる。
海賊Jの銘を冠した各種のパイレーツ風の海賊装備はMHP3やMHXにも登場するため
シリーズによってはヴァイキングとパイレーツの混成海賊パーティーを結成する事も可能。
海の漢が集結してガノトトス辺りを狩りに出掛けてみるのも面白い。
あるいは、MHXならラギアクルスを相手に大立ち回りも良いだろう。
もっとも、混成できるのはMHP3とMHXであるため水中戦では戦えないのが惜しい所。
- ちなみにMH3Gでは、ヴァイキング風の本項の海賊装備こそ登場しない物の