モンスター/ジエン・モーラン

Last-modified: 2024-07-19 (金) 23:22:34
種族
古龍種(古龍目 峯龍亜目 ジエン科)
別名
峯山龍(ほうざんりゅう)
英語表記
Jhen Mohran
危険度
MH3・MH3G:★6, MHP3:★8
登場作品
MH3, MHP3, MH3G
狩猟地
大砂漠

目次

生態・特徴

季節風が吹く頃に、ロックラック周辺に広がる大砂漠に砂嵐と共に現れる超大型古龍。
老山龍ラオシャンロンすらも大きく上回る巨体を誇り、
記録によれば、その全長は実に11161.9cmにも達するという。
全長の約二割は上顎から伸びる一対の巨大な牙が占めており、
後頭部から尻尾にまで至る背ビレはまるで連なる岩山のよう。
その双牙や背ビレ、そして巨体から、ハンターズギルドからは《峯山龍》とも呼ばれる。
砂の中を泳ぐことに徹底特化した進化を遂げており、
後脚は小さなヒレ状に、尻尾も全体が尾ヒレのような形状になっている。
前脚は大きく発達しており、牙と共に砂を掻き分ける役割を持っている。
ただ、その運動力を獲得するために他の部位と比べて甲殻の強度が低い。
巨体に似合わず驚くべき運動能力を備えており、
外敵と判断した相手に対しては、体当たりや圧し掛かりなど巨体を活かした攻撃を積極的に仕掛けるほか、
その巨体が全て空中に躍り出るほどの大ジャンプを見せる事もある。
地盤がしっかりした場所でも特に問題なく活動できるが、砂中と比べると動きは鈍い。
大きな口を広げて砂を大量に飲み込み、その中にある有機物をこし取って食べている。
飲み込まれたものの不必要になった物や食べ残しは噴気孔から一気に吐き出される。
この時吐き出された砂は、大砂漠の砂の流れを複雑に変えてしまい、
一般の砂上船では砂の奔流に巻き込まれると同時に舵が言うことを聞かなくなってしまい、
時にはそのまま転覆、最悪の場合大破してしまう事もある。
更に、噴気孔から噴出され舞い上がった砂は季節風に煽られて大規模な砂嵐となり、周囲に大きな被害をもたらす。
ジエン・モーランがロックラックに接近すると砂嵐が観測されるようになるのはこのためである。
また、広大な大砂漠に適応するため非常に屈強な肺臓を獲得しており、
これによって大砂漠の長時間潜行を可能としている。
とりわけ強力な個体に関しては、この肺活量を攻撃へと転換させており、
極大の大砂塵を巻き起こすブレスを放って外敵や障害物を木端微塵にしてしまう姿も確認されている。
背中からは貴重な鉱物を採掘することができ、古くから「生きる鉱山」という別名でも知られる。
何故背中から鉱物が採れるのかは研究途中だが、
背中が鉱石と同じ成分で形成されているという説や、
長い期間砂で研磨された甲殻が鉱石のように変化するという説などがある。
亜種(霊山龍)から得られる霊水晶の研究からは、この二つ両方が理由ではないかという見解も出ている
(摂取したミネラル分が体液と化合することで、背中の甲殻にミネラルが結晶化して析出し、
そして砂中を泳ぐとともにミネラルを含む甲殻が周囲の砂に研磨されて上質な鉱石となる)。
また、ジエン・モーラン自体から得られる固有の素材にも高い価値があり、
一個体から得られる素材の価値を総計すれば、街一つの財政を大きく潤すことができる。
故にジエン・モーランは、他の古龍種と同じく「天災」であると同時に
街には大きな恵みを、立ち向かったハンターには大きな栄誉をもたらす「勇気と繁栄の象徴」であるともされ、
その存在は「砂の国の風物詩」として広く知られている。
なお、ジエン・モーランの背中から採掘できる鉱石類は噴気孔に近いほど希少な物が採掘できる傾向があるらしい。
ただし、その噴気孔から排出される砂や岩石に巻き込まれる危険性も高くなるため、相当にリスキーである。
ジエン・モーランが定期的に接近してくるロックラックでは、
大規模な砂嵐が観測される(=ジエン・モーランが接近してきている)と街を上げての祭事となる
(ただし、超大型古龍の接近という危難に晒されているのも事実であるため、
ハンターやギルドの関係者以外は避難している場合が多い)。
「峯山龍狩り」はその祭り最大のイベントであり、
ロックラックギルドでは大陸全土に渡ってこの特殊なクエストの参加者を募る。
しかしながら相手は強大な古龍種であり、それ故にこのクエストは非常に危険度が高く、
失敗すればハンターは勿論、ロックラック全体に大きな被害が出ることは想像に難くない。
そのため、本格的な狩猟に主となって参加できるのは、実力を認められた腕の立つハンターのみである。
「峯山龍狩り」に参加するハンター達の目的はハイリスクハイリターンな噴気孔近くの鉱石、
一攫千金を狙える巨大な牙など様々であるが、基本的に峯山龍の狩猟ではない。
これは、ジエン・モーラン程の巨体と力を有す古龍を完全に討伐することは不可能に近いという共通認識と、
祭りでの負傷者は最小限に抑えるべきであるとするハンター達の暗黙の了解ゆえである。
なお、峯山龍狩りでは本来ならギルドのルールに違反する「5人以上での狩猟」が例外的に許可され、
撃龍船に乗り込んだ一つのパーティ(場合によっては個人)が中心となり、
それ以外の参加者は小型の砂上船で援護を担当するという方針を取る。
ちなみに、広大な砂漠からジエン・モーランを捜索する場合、まずはデルクスの群れを探すのが定石とされる。
ジエン・モーランの食事のおこぼれを狙うデルクスが周囲に群がり、古龍の位置を教えてくれるのだ。
全身を覆う鱗や岩盤のように堅い甲殻は遠目からは砂色に見えるが、
表面の砂を綺麗に取り払えば美しい蒼色が現れる。
ジエン・モーランの素材から生産された武具は非常に優秀で、
かつて東方の国で起きた戦乱にて大いに活躍し、使い手と共に数々の伝説を打ち立てたという。
中でも上質で頑丈な素材を中心に生産された鎧は東方最高の加工技術の結晶と称され、
戦や狩猟において身を護るための防具としては勿論、芸術品としても評価されるほどの逸品である。
また、最大の特徴とも言える巨大な牙は護国豊穣の象徴たる祀器などに加工される事もあり、特に珍重される。
なお、別の地方の大砂漠に生息する豪山龍ダレン・モーランは近縁の種に当たる。
共通する祖先の中でも比較的浅く柔らかな砂地に生息する個体はジエン・モーランに、
硬い岩盤の多い深層を生活拠点とした個体はダレン・モーランへと進化したと考えられている。

概要

  • 別名は峯山龍(ほうざんりゅう)
    ワニとトドを足して2で割り、を生やしたような外見をしている*1
    弱点属性は
    MH3発売に公開された映像で第2弾ではラストに少しだけ登場し、
    MH3にもラオシャンロンのような巨大モンスターが存在することを示唆する形となっていた。
    • MHP3以降にも登場し、モンスター紹介自体もMHP3公式サイトにあった。
  • 破壊と繁栄の象徴と称され、峯山龍狩りはお祭りとされている。
    と言うのも、ジエン・モーランの背中からは良質な鉱石を大量に採取することができるため、
    その鉱石をかき集めてくれば相当な利益を得ることができるのである。
    この「繁栄」の面からジエン・モーランギルド関係者はお祭りで盛り上がっており、
    アーケードのお店は峯山龍狩りキャンペーンを実施してハンター達を支援する。
    • しかし、如何に街に恵みをもたらす祭りの対象といえど、
      相手は「歩く天災」ラオシャンロンをも上回る全長を持つ超巨大古龍である。
      砂嵐を引き起こし、巨大な船を陥落させるほどの攻撃力を持つジエン・モーランが
      街に侵入すれば、間違いなくその地域一帯は壊滅状態に陥るだろう
      つまり、ジエン・モーランの撃退に失敗することは、即ちロックラックの崩壊を意味する
      接近時は一般住民は避難しているものの、
      此の古龍の襲来は祭りであると同時に、街の運命を掛けた決戦でもあるのだ。
      こら、そこ。失敗しても何も起こらないとか言わない
  • ジエン・モーランの狩猟は通常のクエストとは違い大人数で行われるため、
    特殊クエストとして扱われる。
    ただし主となって狩猟を行うのは撃龍船に乗り込んだハンター達のみで、
    他の参加者は別の砂上船での援護や船の操縦、転落者の救助などを担当する。
    バリスタ用拘束弾を発射した際に伸びてくる無数のロープは他の砂上船からの援護射撃である。
    また、ゲームの画面には映らないが彼らもバリスタを使って援護をしてくれている。
  • ラオシャンロンを超える巨体を誇りながらも、動きはかなりアクティブ。
    さらにラオシャンロンとは違い、移動ステージでもハンターをちゃんと攻撃してくる。
    砂の海を高速で泳ぎ回りながら船にタックルをかましてくるなどはまだまだ序の口、
    これまた泳ぎながら巨大な牙の生えた頭を振り回して辺り一面をなぎ払う
    尻尾で器用に立ち上がってボディプレスや咆哮を仕掛ける
    更に体を屈伸させることで背に乗ったハンターを簡単に振り落とし
    かなりの命中精度を誇る投石攻撃を繰り出し
    あまつさえ撃龍船をジャンプで飛び越えるという驚異の運動性能を見せつける。
    …これでもしも船の上に直接落ちてきたら船は一撃で破壊されてしまうだろう。
    いつか故意に落ちてくる攻撃を会得しないことを願うばかりである

クエストの特徴

  • 撃龍船にはと同じく耐久力が設定されており、これが0になるとクエスト失敗と見なされる。
    また、撃龍船の耐久値はクエストページで確認することができ、
    撃龍船の被害状況を把握することが可能となっている。
    • MHP3ではパーセンテージ表記となっているが、
      MH3とMH3Gでは通常低下警戒危険と抽象的な表現になっている。
      また、MH3のみ決戦ステージでは撃龍船の被害状況に応じて船から黒煙や炎が上がると言う演出があった他、
      撃龍船に伴走する他の小型砂上船からの援護射撃も存在し、それによるダメージも僅かではあるが入っていた。
  • 撃龍船の装備は主力の大砲の他、狙いをつけられ射程の長いバリスタ、おなじみの撃龍槍
    一定時間動きを止め攻撃をキャンセルできる拘束用バリスタ弾、巨大音爆弾の大銅鑼等、満載である。
    万が一砂海に落っこちた際のための命綱も完備。
    支給品で対巨龍爆弾(作品にもよるが粉塵2個)も付いてくる。
    加えて背中を掘るためのピッケルも入っているが、
    自分でピッケルを持ってきている人がほとんどなので、これを取る人はあまりいないかもしれない。
    船から落ちた際に未だに余っているようなら、横領してもいいだろう。
    • 撃龍槍は移動ステージでの正面タックル時と決戦ステージの2回使用可能*2
      決戦ステージでヒットさせるとBGMがあの名曲に変化する。
      かなり胸の熱くなる展開だが、これだけ盛り上がって結局船が破壊されては目も当てられない。
      うまく攻撃をキャンセルさせて持ち堪えよう。
  • 拠点の装備が充実したことによって、強い武器がある人は直接攻撃、
    まだランクの低い人やサポート主体の人は大砲で攻撃しつつ船の装備で援護、
    と役割分担がはっきりできるようになっている。
    みんなで声を掛け合い、援護しながらの協力プレイはなかなかに楽しい。
    このため、防衛クエストの系譜ではあるが、ただ強い武器を振りまわすだけの作業
    と嫌われていたラオシャンロン戦とシェンガオレン戦の反省点が活かされている。

移動ステージ

  • 撃龍船がジエン・モーランと併走する形で戦闘を行う。
    このステージではジエン・モーランの攻撃も(決戦ステージと比較すれば)比較的穏やかで、
    背中からの投石、船に横付けしてのタックル、牙でのなぎ払いなどでダメージを与えてくる。
    そんな移動ステージで最も警戒すべき攻撃は、撃龍船の前方に先回りした後、
    大口を開けて撃龍船に突っ込んでくるという驚異の大技である。
    真面に食らえば確定で気絶、撃龍船にも大ダメージと凄まじい被害を被ることとなる。
    • 正面突進の際に活躍するのが、撃龍船船頭に備え付けられた撃龍槍である。
      上手く正面突進に合わせてカウンターをぶち込むことさえ出来れば、
      ジエン・モーランに大ダメージを与えつつ怯ませて突進を中断できるため、
      撃龍船とハンター自体へのダメージを回避することができる。
      2回砂中に沈んでから突進してくるが、2回目に沈む前あたりで撃龍槍を起動すれば
      高い確率で当てることができる。
  • 横付け中・なぎ払い後は赤い三角錐マーカーが出現し、指し示した箇所から直接飛び乗る事が可能。
    飛び乗った後は背中を自由に移動でき、弱点のヒビを攻撃したり採掘できる。
    ただし背中に乗っていられる時間は限られており、激しい揺れが連続したら警告のサイン。
    そのまま居座り続ける、或いは逃げ遅れたハンターを容赦なく砂漠に振り落してしまう。
    • 振り落とされても命綱があるため撃龍船後部から戻れるが、
      命綱に引かれている最中は防御や回復ができず、
      運悪く投石に当たったりすると更にダメージを受けることになる。
    • ヒビの部分は移動ステージでしか破壊できないため、部位破壊報酬を狙う際は気をつけよう。
      幸い弱点なので破壊自体は難しくない。
    • また、ヒビを破壊した後も尻尾側のヒビがあった辺りよりやや前方に
      ヒビの肉質(=弱点肉質)が残っている箇所がある。
      MH3時代は高い部位にあったので少しシビアだったが、
      MHP3以降は判定がかなり低いところまで降りてきたので相対的に楽になっている。
  • 船のダメージは後述の決戦ステージに持ち越される。
    そのため、各種兵装が使用できる状況では極力ジエンの攻撃をキャンセルさせなければならない。
    特に正面・横からの突進やのしかかり攻撃は、大きく耐久値を削られてしまうので尚更。
  • 行動パターンそのものは固定であり、基本的に2回目の大ジャンプ後に決戦ステージへ移行する。
    ただし1回目の大ジャンプ後、左側から突っ込んでくる攻撃がスキップされた場合、
    2回目の大ジャンプの後に入れ替えて行ってくる。
    いつもは決戦ステージへ移行するので、油断していると痛手を負うことがあるので注意。
    また、一定以上のダメージを受けると、その段階で予定よりも早く移動ステージが終了する。
    • 上記のような行動の入れ替わりを完全に把握していれば戦闘をパターン化できる。
      バリスタや大砲を撃つタイミングや回数、背中に乗った際にどれだけ攻撃するか、
      弾をいつ採集するか、部位破壊をどのように行うか……などなど。
      パターン化すれば毎回の戦闘が楽にはなるが、1人の戦闘でパターン化を行った場合は
      パーティプレイなどに対応できないので注意。
      あとパターン化すると戦闘がつまらなくなるかも
      決戦ステージの行動は完全固定ではないためパターン化は難しい。

決戦ステージ

  • 遠方からにじり寄るジエン・モーランに対し、停泊した撃龍船を拠点に迎え撃つ。
    ここでは投石攻撃が2種類に増えるほか、より能動的に船を攻撃してくる。
  • 通常は怯みを発生させてもジエン・モーランが後退するだけだが、ここでは2通りの方法でダウンさせる事が可能。
    • 1つは、のしかかりの予備動作で立ち上がった瞬間に大銅鑼を叩くこと。
      早すぎても遅すぎても後退させるだけになるので、タイミングを冷静に見極めよう。
      咆哮も予備動作が似ているので紛らわしいが、音の違いで判別可能。
    • もう1つは、単純に腹部*3の耐久値をゼロにすること。
      肉質が柔らかくダメージも稼ぎやすいが、前進時などは攻撃判定が発生するので危険を伴う。
    ダウンすると悲鳴を上げ、ごろりと横に転がって倒れる。
    端から見るとかわいい光景だが、一息つく暇はない。
    倒れている間は、口の中へ入り込んで直接攻撃出来るだけでなく、
    剥ぎ取り対巨龍爆弾のセットも可能なのだ。
    口の中は腹部よりも肉質が柔らかい弱点であり、一気に攻める大チャンスである。
    • ただし起き上がり時のダメージは異常で、並の防御では即死しかねないほどの大ダメージを受けてしまうため、
      特にPTプレイで欲張り過ぎるのは厳禁である。
    • ちなみに牙を破壊した場合、悲鳴を上げてもがき苦しんだ後にダウンと同様に倒れる。
      が、直ぐに起き上がってしまうため、その間にこちらができるのは態勢を整え直すことぐらい。
  • 決戦ステージ限定攻撃である「咆哮」は非常に危険。
    【大】ゆえに高級耳栓必須効果判定が長い(緊急回避でもムリ)
    硬直時間も長い(勿論、金剛体無効)、と三拍子揃っているだけでなく、
    終わり間際で倒れこむ上半身全てに当たり判定が存在しているため、
    回復しようと思ったら咆哮で硬直させられた挙句そのまま押し潰されて死んだという最悪の展開に繋がる場合が多い。
    前脚や牙の近くにいるハンターは特に警戒を要するだろう。
    倒れこみ自体に船へのダメージは無いが、ガンナーでは体力次第で即死も有り得る攻撃なので、
    普通に3オチしてクエスト失敗にならないように。
    • エリアに入って一番最初の行動として行われるが、怒り状態へ移行する際の合図でもある。
      怒っている間はやたらとなぎ払いを連続で繰り出すことが多い。
      船へのダメージ総量は結構馬鹿にできず、ある意味のしかかりや大砂塵ブレス(後述)よりもタチが悪い。
      目に余るようであれば使用可能な兵器で中断させた方がいいだろう。
  • 形式上は砦エリア5の最終決戦と似ているが、相手はラオシャンロンを超える体躯の持ち主。
    鈍足であることを考慮しても、一歩ごとに詰める距離はラオシャンロンなど比にもならないほどデカく、
    放っておくと早い段階で撃龍船の目前に到達してしまう。
    更に、拠点へダメージを与える攻撃をかなりの頻度で繰り出すため、ハンターには休む猶予もない。
    ある意味これまでの防衛クエスト以上に難易度が高いと言える。

MH3

  • オンラインサービスが終了しているため、この節の内容は過去の話であることに留意
  • MH3では基本的にHR30の昇格クエストでしか戦う事ができないが、
    ロックラックに砂嵐が吹くのを合図にジエン・モーランが接近、
    その際にHR1から挑戦できるクエストとHR31から挑戦できるクエストが出現する。
    後者は素材が上位の物となっており、上位武具の作成に使う。
    上位の方は期間限定ということもあり、砂嵐時の求人区は目に見えてジエン・モーラン部屋が多くなった。
    • 祭りの季節になると香ばしいハンターさんが無言でクエストを貼り手伝ってコメントを連発する場合があった。
      運良くPTが組めたとしても、ふんたーさんが撃龍槍を序盤の訳わからないタイミングで使い、
      肝心な時に使えない事がよくあった。
      同時にそれを快く思わない高HRの方が自己紹介文に「ジエンには行きません」の文を追加したり、
      ジエン・モーランクエが貼り出されているのを見て移動したりと軽い騒ぎが起きた。
      また、ネット上でジエン出現の報を聞き、意気揚々としてオンラインに繋いだハンターが
      既に祭りが終了しているのを見て、呆然としながら「ジエン、もーおらん…」と呟く姿もよく見られた
  • 下位個体でもHP27750に全体防御率80と異様な硬さを誇り、
    上位ともなるとHP37000・全体防御率80と極めて耐久力が高い。
    このため、上位個体のソロ討伐は不可能なのではないかと思われていた時期もあった。
    そもそもPTで挑むバランス調整の個体にソロで挑もうとすること自体おかしいとか言ってはいけない
    なお現在のところ、オンラインも含めてMHFを除いた全作品に於いて、
    対象の討伐がシステム上可能なクエストにおいてソロ討伐が不可能なモンスターが登場する作品は存在しない*4
    なので、もしそうなっていれば極めて異例な事態、よく言えば伝説が生まれていただろう。
    しかし発売から二月ほど経った頃にアルトラスと火事場を組み合わせた装備での討伐が確認されたのを皮切りに、
    その後続々とランスソロでの討伐報告が上がることになる。
    ジエンに有効な氷属性とはいえアルトラスより火力の劣るセイバートゥース天での討伐報告や、
    丸薬バグありとはいえ非火事場での討伐報告も上がり、その伝説は儚く散った。
    • とはいえ、後年の超強化クエストの数々を含んで尚、CS作品において
      ソロ討伐可能なことが実証されるまでに2ヶ月もの月日を要した例はない
      PT前提ステータスの超大型古龍、という意味では後継者とも言える
      赤龍ですら1ヶ月でソロ一撃討伐報告が上がっており、
      儚く散ったは述べたものの、最早名実ともに伝説と言って差し支えないかもしれない。
    一方でその他の武器での討伐報告が出ることはあまりなく、
    特にソロにおいて対ジエンはランスが最も相性が良いと考えられていた時期もあった*5
    • またランス以外の討伐例としては、火事場+2・不屈2死・丸薬バグを併用してはいたものの、
      大剣でこの化物を10分針で討伐してしまうハンターも存在した。
      また、同ハンターによる下位装備での下位個体討伐も確認されている(こちらは丸薬バグ未使用)。
      当然ながら武器も防具も下位で用意できるもののみであるので、
      用意できる火力の差は実質的に倍近いと考えられるにもかかわらず
      下位と上位の耐久力はHPにして1.5倍差もないので、こちらのほうが難易度は高いと考えられる。
      この事例から単に攻略が進んでいなかったというだけで、
      本当は理論上全ての武器でソロ突破可能であった可能性も十分にありえる。
      また、この結果から大剣に関して言えば全ての補正がなくても理論上は討伐出来た可能性がある。

      具体的には火事場は1.3倍、不屈は1.2倍、
      またMH3の武器バランスであれば丸薬+種は概ね1.2倍程度の強化になるので、
      非火事場・非不屈・丸薬バグなしの場合と比べて
      火力には1.3*1.2*1.2=1.87倍ほどの差がつく計算となる。
      したがって15分内で討伐出来ているということはそれらの補正が全てなくても
      28分以内に討伐が行えることになる。
      当時の大砂漠の宴は制限時間30分なので、あくまで理想的に立ち回れれば間に合う計算である。

    とはいえここまで見てわかる通り討伐例は殆ど火事場または丸薬バグ、不屈の使用を前提としており、
    それらのような極端な火力増強を用いずとも、
    匠などだけで余裕を持ってソロ討伐可能であるMHP3、MH3Gと比較すると、
    規格外のタフネスを持った化物であったことは間違いない。
    今後、仮にMH3のリメイクが出たとすれば、その圧倒的タフネスで再度猛威をふるうことは自明である。
    調整さえ入らなければ。

MHP3

  • MHP3以降は時期に関係なくいつでも挑戦可能になった。
    今作では村、集会所下位、集会所上位それぞれで
    最終ランクのキークエストを全てクリアすると現れる大ボスクラスの役目を担う。
    集会所下位に限り「撃退」が目標で、一定ダメージを与えるか20分間船を守りきると、
    決戦ステージには移行せずにクエストクリアとなる。
    村と集会所上位では「討伐」が目標となり、MH3と同じく決戦ステージで戦わなければならない。
  • 本作では、ソロでも十分討伐が可能な強さに設定されている。
    ソロプレイに重きを置いているPシリーズでナンバリング並みの体力だったら
    まずやっていられないだろうから、妥当な処置であろう。
    また、オトモアイルーもバリスタや大砲で援護してくれるので心強い。
    ぼっちでも安心
    • この調整のお陰で、集会所下位ジエンは余程の不運が重ならない限りまず撃退失敗が無く、
      支給品だけで牙や腕甲を破壊してのクリアも可能で、
      わずか20分のクエストで1万z以上の報酬+下位ジエン素材が得られるなどと、
      非常にマラソンし易い上に美味しいお得なクエストとなっている。
      更に、何かと必要になる古龍の血が部位破壊報酬かつ剥ぎ取りでは出ないため、
      剥ぎ取りできない下位ジエンでも入手の機会が減らないのもポイント。
    • 村クエのジエンは村クエの例に漏れず体力等が全体的に低めなので、
      背中のヒビの辺りに攻撃し続けるだけで楽に決戦ステージに行けたりする。
  • 上位個体も当然ながら存在するが、此方もやはりソロ討伐可能な範疇に収まる。
    前作はソロ討伐が困難、あるいは不可能であった可能性も高い片手剣などでも勿論討伐可能。
    攻撃力も良心的、それでいて武具は優秀なボーナスステージでもあった。
    • MHP3発売後しばらくして登場したイベントクエストのジエンは一応かなり強化された個体なのだが、
      MH3時点の脅威的な戦闘力を知る者の目にはこれでも相当手温く映ったのだとか。

MH3G

  • MH3Gでは下位のジエン・モーランは存在しない。
    村の上位クエストを進めると村長の息子が砂上船の材料を要求してきて、
    これを満たすことでクエストの受注が可能となる。
    村でクエスト受注が可能となると、港のクエストでも戦うことが可能となる。
    そのためMH3Gでジエン・モーラン戦はキークエストおよび緊急クエスト扱いではないのだが、
    村のものはクリアするとチャチャが新たに「大砲のお面」を思いつき、
    港のものは食材探索クエストとなっており、クリアすると食材の「酒」がランクアップする。
    MH3Gをやり込んでいく上では、双方共に事実上のキークエストのような存在と言えるだろう。
    • 但し下位が存在しない代わりなのだろうか、村クエストのジエンは極めて弱く、
      正直下位装備でもそれなりのものが用意できれば討伐可能である。
      具体例としては、大剣ならジークムント、ハンマーならドラグロハンマー改あたりがあれば
      かなり余裕を持って討伐することが出来るだろう。
      攻撃力も下位のジャギィシリーズあたりでようやくそれなりにスリルを味わえる程度に留まっており
      行動の変化もないので、過去作で安定して相手出来ていれば今作でも問題はないだろう。
    • なお、この砂上船の材料にはリオレイア及びボルボロスの上位素材を求められるのだが、
      村☆6クエストにはその2体を同時に相手取るクエスト「嵐の前触れ」という大連続狩猟クエストがある。
      偶然か狙ってのものかはさておき、砂嵐と共にやってくるジエン・モーランの解禁に繋がることを思えば
      これ以上ないクエスト名である。
  • G級個体についても長らく通常種のクエストが存在しなかった為挑むことができなかったが、
    2012年4月27日にG級クエストが配信された。
    こちらでは決戦ステージにおいて、PVで見せていた砂ブレス攻撃「大砂塵ブレス」を使用してくる。
    予備動作として口をあけて大量の空気とを吸い込み、
    凄まじい規模の渦巻く砂嵐として吐き出してくる。
    ハプルボッカの使う砂ブレスにそっくりだが、威力は比にならないほど高い。
    当然ながら食らうとハンターのみならず船にも大ダメージだが、
    他の攻撃と同じく拘束弾などで事前に防ぐことが可能。
    亜種との戦闘以上に船が破壊されやすいため、確実に阻止したい。
    • このブレスの予備動作の砂の吸引時に、口の中を攻撃する事が可能。
      上述通り口内は弱点部位なので、ここを攻撃して怯ませることでブレスを強制的にキャンセルさせる事も出来る。
      キャンセルに成功するとジエン・モーランが攻撃に耐えかねて大きくダウンするため、
      更に攻撃チャンスを増やす事も可能である。
      ただしこれは成功した場合の話で、失敗すると超大口径ブレスのゼロ距離射撃をモロに受ける事になり、
      船に大ダメージ、自分は瀕死(もしくは消し飛び報酬金が減額になる等)と散々な目に遭う事になる。
      この場合、撃龍船の防衛装置群を使用するか否かをケースバイケースで判断する事が大事である。
      どれも使えないようなら特攻するしかないが。
  • 気になるG級個体の戦闘力に関しては、G級装備で挑むことを念頭に置いた場合
    MHP3の上位個体に上位装備で挑むよりは明らかに数段高い。
    が、MH3の上位個体に上位装備で挑むほどの難易度にはまず間違いなく及んでいない。
    装備が揃っていなかったり対処がわからないと時間切れすらも必至だが、
    装備と知識どちらも揃えば余裕を持って討伐可能と、ここに来てようやく充分なバランス調整が実現している。
    • しかし、良バランスが実現したこのMH3Gを最後に残念ながらジエン・モーランは登場していない。
      その代わり、MH4Gまではダレン・モーランにこのバランスが上手く引き継がれている。

鳴り響く大銅鑼

  • 生態ムービーにあたるもので、ロックラックに襲来したジエン・モーランを、
    大銅鑼やバリスタ拘束弾、撃龍槍を用いて討伐しようとするハンター達を描いたもの。
    最終的にハンター達はジエン・モーランから素材(大地の龍玉?)を採取する事に成功し、
    ロックラックの酒場へ堂々と帰還する。
    まさに迫力満点で、映画並みの完成度である。
  • ちなみに、このムービーに登場するレウス装備のハンターとチェーン装備のハンターは、
    ロックラックに初めて来た時に流れるムービーにも登場している。
  • このムービーでは護衛船の乗組員達が幾度となくその巨体に振り回されており、
    中には明らかに船もろとも吹っ飛ばされ、砂漠に投げ出されたとしか思えない人もちらほら。
    余程頑丈な人でもない限り死人が出てない方がおかしい
    極め付けは決戦の最後。ジエン・モーランが大ジャンプで頭から船に突っ込んで来る
    船のハンター達はどうやって帰還することが出来たのだろうか。
  • このムービーはMHP3では視聴出来ない。
    要因として、容量の問題も勿論あるのだろうが
    MHP3には登場しないラギアクルスの素材で作られたラギアブレイドや、
    今作では行く事の出来ないロックラックの街並みが映ってしまっていることが大きいと思われる。
    作れない装備や行けない場所を映す訳にはいかないという、制作側のやむを得ない事情があるのである。
    • MH3Gでは集会所がタンジアに移ったため、ロックラックの街には行けなくなってしまったのだが、
      村人の会話で言及はされているのでこちらは問題ないだろう*6

余談

  • 「天災」であると同時に「繁栄の象徴」という点は、七福神の一柱である大黒天と一致する。
    こちらは神道の神である大国主と習合された事で、当初は「破壊と豊穣の神」として信仰されており、
    後に、七福神の一柱である食物・財福を司る神である大黒様と習合された。
  • 「老山龍」と書いてラオシャンロンと読むのは中国語読みであることは知られているが、
    こちらの「峯山龍」の場合「フェンシャンロン(フンシャンロンとも。)」と読まれる。
    MH3黎明期には一部のユーザーの間でラオシャンロンに倣ってこう読まれることもあり、
    当時の攻略サイトを見ればその痕跡があるかもしれない。
    勿論このように読むという公式アナウンスがある訳でもなく、
    最近ではこのように読む人もほぼいないので本当の本当に余談である。
  • 鱗は砂中での生活によって砂まみれになっており、水で洗い流せば本来の美しい蒼色が現れるという点は、
    ガレオス及びドスガレオスの鱗と共通している。
    実際、ジエン・モーランの背中には採掘可能な蒼い部分が露わとなっている。
    • 近縁種であるダレン・モーランの本来の体色は、ジエン・モーランとは対照的な鮮やかな緋色である。
  • MH3とMHP3以降ではなぜかムービーが変更されている。
    また、MHP3以降では1度見るとクエスト開始時にムービーが流れなくなる。
    アルバトリオンやMH3Gで復活したナバルデウスに至っては亜種版まで用意され、毎回流れるのだが…
    MH3では夜に受注すると、夜の大砂漠に行くことができ、ムービーも夜バージョンになる。
    MHP3では大砂漠の夜クエストが存在しないが、MH3Gでは亜種で夜が復活した。
    しかし、ジエン・モーラン亜種のムービーは用意されていない。
  • ジエン・モーランが決戦ステージにてプレイヤー側から見て左側(船後部)にずれていく事がある。
    確実ではないが大銅鑼や撃龍槍などでダウンを奪うと起こる現象らしく、
    この状態だと砲台や撃龍槍は完全に射程範囲外となり、しかも後退させても位置は戻らない。
    しかしジエン・モーランの攻撃はしっかり船に当たる上に、身体半分が完全に船にめり込むと、
    討伐しても剥ぎ取れないと言う事態に…。通常種・亜種、上位・G級に関わらず起こるのも始末が悪い。
    MHP3でも確認できていたバグだが、MH3Gでは発生率が激増しており、狩猟に悪影響を及ぼしている。
    • また、MH3Gではバグが深刻化しており、通常、撃龍槍は右腕に当たらない位置にあるが、
      なんと撃龍槍が右腕に当たる位置(船前部)までジエンがずれるというバグも発生。
      船後部にずれていたのがいきなり船前部に瞬間移動するなどの現象が起こったという報告もある。
    • なお、同様の現象はかなり稀だがラオシャンロンでも確認されたことがある。
      こちらの場合、砦の上に昇ってしまうため見上げるのも困難になるほど。
      こうなってしまうと剣士は手出しできず、砦が一方的に破壊されてしまうのであった。
  • ジエン・モーランがかなり撃龍船の近くにいる時にダウンを奪うと、
    口まで行けなくなる場合がある。見えない壁が、見えない壁が…。
    それどころか、急いでいくと倒れて来た牙と船に挟まれ動けなくなることもある。
    ものすごい無力感に襲われるが、幸い稀にしか起きない現象である。
  • 牙から乗ろうとすると明らかに牙に着地したのに落ちることがある。
    先端の部分に乗ろうとすると特に発生率が高い。
    冷静に奥の方に飛び乗ることを意識すれば着地率はだいぶ改善されるので試されたい。
  • 極稀なことではあるが、撃龍船を飛び越える直前の振り落しを食らった際、
    引っかけられるようにしてジエンの背中に戻されることがある。
    当然、ジエンは砂の中に沈んでいくのだが、
    この状態でハンターが砂に触れても、落とされることなく共に沈み、
    その後撃龍船を飛び越えるジエンの背中に頭を埋めるようにして佇む。
    この時、普段は見ることのできない上からのアングルで撃龍船を(一瞬ではあるが)眺めることができる。
    もっとも、逆側に着地してしばらくすれば砂の海に投げ出されるのだが。
    狙ってできることでもなく、稀にしか起こらないため、
    見られたらラッキー程度に思っておこう。
  • 探知、自動マーキングで表示されるアイコンは船上ステージと決戦ステージで微妙に形が違い、
    船上では下向きだった両手が上向きになる。
  • MH3Gでは食事場で野菜と酒を選び、調理法を「揚げる」と設定することで、
    「ネコのド根性」「ネコの砲撃術」「ネコの道具倹約術」の3つの食事スキルが付く。
    破壊力の高い一撃をド根性で耐え、バリスタと大砲の威力を上げ、ピッケル採掘をしやすくする…。
    つまり、ジエン・モーランのクエストを強く意識したスキル構成になっている。
    「決戦前のお食事」というコックの一言が付いているのもその証拠だろう。
    • しかし対峯山龍用の食事としては、同じくネコの砲撃術が発動し、攻撃力UPの効果まで付く
      肉×乳製品のメニューに人気が集中しがち。
      どうしても防御力に不安がある場合には、ド根性がある方を活用すると良いだろう。
  • ジエン・モーランの素材から作られる武器は龍属性や水属性を帯びる。
    ただ龍属性に関しては、ジエン・モーランの弱点属性でもあり、
    水属性に至っては「こいつのどこに水の要素があるんだ?」と言いたくなるくらいである。
    背中から本来水分の多い水没林でしか取れないシーブライト鉱石、デプスライト鉱石を採掘できるのと
    何か関係があるのかもしれない。
    • 同じく砂の中に潜るハプルボッカの素材で作られる武器も水属性を帯びるものが多い。
      砂中を泳ぐモンスターは水属性との相性がいいようだ。
      おそらく乾燥した地域のため保湿や水分の保存をすることができるのではないだろうか。
      • その後新事実が判明し、かつて大砂漠は海の底であったらしい。
        もしかすると、彼やその先祖は本来大海龍のような存在、
        あるいは共通の祖先を持つ生物なのかもしれない。
        ともすれば、水属性を帯びるのはこの辺りの設定を反映したものなのかもしれない。
    • 龍属性の場合は、3以前の古龍から弱点属性であるにもかかわらず、龍属性武器が作られたのと同様、
      彼の素材にも龍殺しの成分が含まれているのかもしれない。
      …どうして自身の弱点属性を宿しながら、
      生存可能なのかはイビルジョーも含め理由はよく分かっていないが。
      因みに彼自身は龍属性攻撃を行ってこないが、
      素材を武器加工する上で龍属性の成分が表出するようになったのだろう。
    • MH3Gにおいてジエン・モーランの素材から作られる武器の中には、
      最終的にG級のジエン・モーラン通常種の素材を強化に要求されるものもある。
      また、G級ジエン・モーラン通常種の素材を用いた
      「大和(日向)【真】/陸奥(天城)【真】」シリーズも存在する。
  • ノベル版ではEPISODE novel 5にて登場。EPISODEシリーズ最後のモンスターとなった。
    EPISODE novelシリーズは漫画版のキャラクターが主要な人物として登場するが、
    このストーリーではなんと11人も登場する。
    彼らそれぞれのエピソードから数年が経過しており、
    それぞれの成長結果が見受けられる(全く変わっていないキャラもいるが)。
    また、このストーリーのジエン・モーラン戦は少々特殊な形式を取っており、
    自分たちの目的のため、撃龍船に乗っているメンバーが入れ代わり立ち代わりジエン・モーランに挑んでいく。
    そのため11人全員に活躍の機会が与えられており、正にオールスター戦。
    漫画版、ノベル版を含めたエピソードシリーズの集大成とも言えるストーリーとなっている。
  • ジエン・モーランの容貌は同カプコン社のRPG作品「ブレスオブファイアIV うつろわざるもの」に登場する、
    ドラゴン「風竜ラーウィ」に酷似している。
    もしかしたら、ジエン・モーランのデザインの参考にしたのかもしれない。
  • カプコンのアクションシューティングゲーム「ロストプラネット2」に登場する
    原生生物をエイクリッドと言い、その中でも巨大なモノをカテゴリーGと呼ぶ。
    更にその内「アカメ」と呼ばれる個体は「閉じた口でジエンの牙*7の様に砂をかき分けて砂漠を潜行」
    「乗り物と追走ないし並走しながら戦う」「その場では討伐不可で、別の場面で討伐する」
    「大口を開けて突っ込んでくる(ただし頻繁に)」といった共通する要素が見られる。
    モンハンともコラボしており、その気になればレウス装備でアカメに挑む事も出来た。
    • ムービー内ではブロス科の鳴き声の一部が使われていたりもする*8
      砂漠の生物繋がりだろうか。
      なおMH3が2009年、ロストプラネット2が2010年発売であるため、登場したのはジエンの方が先。

素材

峯山龍の蒼鱗
ジエン・モーランの鱗。
普段は砂に塗れてしまっているが、本来は青い色をしている。
より発達したものは「上蒼鱗」、更に上質なものは「重蒼鱗」と呼ばれる。
  • ちなみに、鱗に「重」と付くのは今のところ峯山龍と弩岩竜豪山龍のもののみである。
峯山龍の甲岩殻
ジエン・モーランの甲殻。
その名の通り、硬度と重量は岩盤の如し。「生きる鉱山」たるジエン・モーランそのものを体現した存在。
非常に堅いだけでなく、属性ダメージも大幅にカットしてしまう。
剥ぎ取るだけでなく、まだ生きている個体からでもピッケルで叩けば入手できる事がある。
より堅牢なものは「堅岩殻」、さらに上質で鋼鉄をも凌ぐものは「重岩殻」と呼ばれる。
峯山龍の腕甲
ジエン・モーランの腕(前脚)を覆う頑丈な甲殻。砂漠の砂や岩石をものともしない硬度を持つ。
かなり耐久力があるものの、過度の攻撃を与えれば破壊できる。
より強固なものは「上腕甲」、さらに上質なものは「重腕甲」という。
  • 「加工するには手ごろな素材」とされるが、部位破壊された腕部分を見る限りでは、
    控えめに見積もっても数メートルの大きさがあり、実際に通常のモンスターの甲殻より遥かに大きくて重い。
    これで手ごろと言えるのか…?
    そんな1つだけでも十分過ぎる程大きな甲殻を数十個要求する工房…一体どこに使っているのか謎である。
    尚、腕甲より堅い牙は剥ぎ取りで入手できるのに、腕甲は部位破壊でしか入手できない。やっぱり謎である。
たくましい龍牙
ジエン・モーランの巨大な牙。峯山龍の名を表わすが如く、正しく峰のようにそびえ立つ。
この牙を活かした一撃を立て続けに受ければ、いくら強固な外壁でも長くは持たない。
ただ、ジエン・モーランの回遊域沿いにある街の中には、うまく誘導して岩盤に衝突させることで、
街の整備に活用しているところもあるという。
大型モンスターの胴体よりも太く大きくそして堅いが、徹底的に攻撃すれば折る事が出来る*9
滅多に入手できる素材ではないが、そのためなのか一時期価格が高騰した事があり、
この牙に一獲千金の夢を馳せたハンターが続出した時期があったらしい。
尤も、ジエン・モーランは単独で簡単にどうにかできるような相手ではないので、
どれ程のハンターがその夢を実現できたか、あるいは何人が夢を見るだけに終わったかは不明である。
上質な物は「猛々しい龍鋭牙」と呼ばれる。こちらも同時期に価格高騰が起きたらしい。
形状や色彩が美しい最高級のものは「神々しい龍牙」と呼ばれる。
通常種の牙は岩、亜種の牙は水晶のような質感であるが、区別することなく扱われる。
ロックラックではこの牙を用いて作られた高級インテリア「峯山の龍牙飾り」があり、
街のシンボルとされている。(3Gでは希少交易品★6と交換できる。)
大地の龍玉
ジエン・モーランやダレン・モーランから採取できる幻の宝石。
色などは不明であるが、大地の雄大さを感じられる逸品だという。
G級個体のジエン・モーランやダレン・モーランの体内で生成される更に希少な玉石は「大地の龍神玉」と呼ばれる。
最近の研究によると、この玉石の正体は、体液とミネラルが体内で結合し、
結晶化したものであると考えられている。

関連項目

モンスター/ジエン・モーラン亜種
武器/ジエン武器 - ジエン・モーラン素材から作られる各武器へのリンクあり。
防具/大和・日向シリーズ
BGM/ジエン・モーラン戦闘BGM
フィールド/大砂漠
クエスト/砂の国の風物詩
モンスター/ダレン・モーラン - 近縁種
モンスター/デルクス
モンスター/ガレオス - 鱗が砂に覆われており、本来の鱗の色は美しい青色という事が共通。


*1 実際にジエン・モーランの鳴き声はセイウチの鳴き声を加工して作られているものらしい。
*2 厳密には決戦ステージのみ、通常種戦では約10分、亜種戦では約5分経過で再使用可能となる
*3 この場合、腹部とはジエン・モーランの脇辺りから前の範囲を指す。頭や胴体ではダメ
*4 熔山龍や上位の爛輝龍のように、そもそも討伐という概念が設定されていないモンスターはいる。他にはMH無印~MHP時代のミラボレアスは「1戦討伐」に限ればほぼ不可能なレベルだが、システム上明らかに1戦での狩猟を前提とした作りではない。またMHFを含むと、ラヴィエンテはそもそもソロではクエストを受注できない。
*5 ある程度攻略が進んだ現在においても弱点部位を的確に突け、咆哮や落石、タックルを咄嗟に防げるランスは比較的相性のいい部類に入ると考えられる。これはダレン・モーランにも同様のことが言える。
*6 前例として、MHPにも行けなかったミナガルデのムービーが収録されていた。
*7 どちらかというとダレンの角に近い。
*8 MH4Gオープニングで大タル爆破一回目やドスガレオスと激突直後に発している低いうなり声
*9 部位破壊だけではなく、討伐後の剥ぎ取りでも入手ができる。