目次
概要
- タマミツネの属する海竜種は数多くのモンスターが存在するが、その中では2例目の専用BGM持ちとなる。
先例となるラギアクルス希少種は、登場作品において希少種のBGMとしても汎用的に使われている
『秘境の伝説』であることを加味すると、
「一つの曲を占有する海竜種」はタマミツネが初である。
- MH3の同期である獣竜種は専用BGMに恵まれる傾向が強い。
また、海竜種に近い骨格のモンスターは複数専用BGMを持つなど優遇されている。
そちらとの対比もあり、モンスター数が多い割に専用BGM持ちの居ない海竜種は
不憫と見做されていた時期がある。
妖艶なる舞 ~ タマミツネ
- 使用作品
- MHX, MHXX, MHXR
- 収録
- モンスターハンタークロス オリジナル・サウンドトラック
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
- MHXシリーズにおけるタマミツネの戦闘曲。
- 曲の題名は発売前に公開されたキャッチコピーをそのまま頂いたものとなっており、
「ようえんなるまい」と読む。
- この曲のイメージは和風。
同じ和風でも叩きつけるように激しいジンオウガの閃烈なる蒼光や、
渓流の風情ある自然を表現した陽昇る水景とは違い、
品があり比較的落ち着いた曲となっており、タマミツネの優美なイメージが聞き取れる。
- 上記2曲や他の和風戦闘BGMと比べても和楽器が前面に押し出されているのも特徴。
- なお、四大メインモンスターは作中登場する4つの村と関連付けられている。
タマミツネは「ユクモ村のメインモンスター」と定義付けされており、
和風な曲調になることは企画段階から決まっていたのかもしれない。
- 使っている楽器は三味線に琴、尺八など、
やはり「"和"」をモチーフとするもの。
間に挟まる小鼓の音が心地よいアクセントとなっている。
他3体のメインモンスター戦闘曲と比べて、
終始特別に強調された部分が無くサビも落ち着いているが、
和を全面に押し出す趣深い曲であり、じわりと優雅な印象を与える。
- タマミツネは泡と滑液でスピードに緩急を付けて撹乱する戦法を得意としており、
その一方で威嚇や大技の後隙により、ハンター側の攻め時が判りやすいモンスターでもある。
この曲はそのような戦闘のテンポを乱すことがなく、舞踏の如く縦横無尽に舞うタマミツネとは好相性と言えよう。
- タマミツネのBGMはモンスター戦闘BGMの中でも中々の人気を誇っている。
作曲者によると四大メインモンスターの戦闘BGMの作曲は苦労したようで、
この曲も作り出すまでに長い時間をかけたとか。
- 四大メインモンスターの楽曲の内、最後にお披露目された曲である*1。
台湾での作品紹介でタマミツネが登場し、和風の曲調を持つことが明らかになった。
- ただ、日本国外で真っ先に公開されたこともあってか、
厳かな和のイメージに反する華やかな曲調も手伝って
「中華風の楽曲」と受け取った海外ユーザーが多かった様子。
日中文化混同視は今に始まったことではないので仕方ないことではあるが。
- ちなみに、曲の鳴り始めから2周まではちょうど3分となっている。
だからどうということは無いが…
- 四大メインモンスターの楽曲は狩猟音楽集XXでリマスタリングされている関係で、
MHXサントラと音質が異なっているが、タマミツネの場合はミックスバランスからして違うことが分かる。
特に0:52秒以降の尺八を聴き比べてみるとわかりやすいだろう。
ちなみにゲームでの音源は狩猟音楽集XXの音源に近く、MHXサントラの音源ほど尺八が他の音に埋もれていない。
MHXサントラと狩猟音楽集XXでエンジニアが異なるのが理由の1つと考えられるが詳細は不明である。
- モンスター総選挙BGM編では四天王の専用BGMで唯一のベスト10入りとなった。
モンスター編ではベスト10にわずかに届かなかったものの、こちらでは入ることができた。
妖艶なる舞/タマミツネ - Rise ver.
- 使用作品
- MHRise, MHR:S, MHNow
- 収録
- モンスターハンターライズ オリジナルサウンドトラック
- MHRiseにて『妖艶なる舞』のアレンジ版が登場。
事前情報で「MHRiseでは曲が新調されている」との言及があり、それが明確に確認できる最初の例となった。*2
- MHRise自体が和の雰囲気に満ちた作品であることから、タマミツネへの期待感は大きかった。
その希望に見事応える形での採用であり、このアレンジへの反響は大きかった。
- MHRiseにおける戦闘曲の特徴としてコーラスの多用が挙げられ、タマミツネの曲にも女声が追加されている。
その艶めく女声コーラスは曲名を表しているようでもある。
女声コーラス追加の影響か高音部分が原曲より抑えられている部分も多く、
全体的にはより低音の存在感が増したアレンジとなっている。
- また、イントロ直後から新規フレーズが追加され、原曲よりループまでの時間が延びている。
イントロ以降は原曲の流れを殆ど踏襲しており、リズムなども原曲と大差ない。
前作にあたるMHWorld系作品では原曲とテンポが異なるアレンジ曲も多かったが、
本アレンジにおいては軽快さやどこか楽しさも感じる曲想は損なわれていない。
- 細かい所で三味線などのメロディが変化しており、特徴的な鼓にも変化がある。
原曲では最終盤にポンポンポンと他のフレーズを無視するかのように連打され、
締めくくりとして一回ポンと打ち鳴らされていた。
また、全体的に1度だけ打ち鳴らすことが多かった。
アレンジ版ではやや頻度が控えめになった一方、ポポンと小気味よく二連打する場面があり、
ラストではクライマックスのフレーズに合わせるように連打されるようになった。
- 実戦では普通に始まった場合、
タマミツネの咆哮と最初のコーラスが重なるように流れるというなんとも粋なものになっている。
- MHR:Sでは、新たなる希少種として焔狐竜タマミツネ希少種が登場したが、
TGS2022 CAPCOM ONLINE PROGRAMでの初披露時にこのBGMが流れた。
獄泉郷のBGMがフェードアウトした後に、タマミツネ希少種の咆哮と共に流れ始めたBGMは、
続くエスピナス亜種の紹介ムービーが終わるまで流れており、
タイトルアップデート第2弾の紹介映像を大きく盛り上げた。
- 実際の戦闘では、専用曲を持つモンスターとの狩猟であっても上書きされるほど拘束力の高い
決戦場フィールドの汎用BGMが流れる。
しかし、体力を減らして形態変化状態の「焔纏い」が解放されると
この『妖艶なる舞』が流れるという心を躍らせる演出がなされている。
この時フィールドBGMごと『妖艶なる舞』になっているのか、普段BGMが止むはずの睡眠中にも本曲が流れている。
- 位置情報ゲームのMHNowでは、立ち位置が似たジンオウガと同様に
大連続狩猟の5体目限定でRise ver.が流れる。
通常フィールドに出現する個体は汎用戦闘BGMになる。
- 小ネタとして、設定でSE音量をオフにして挑むとBGMが途中から始まる。
どうやらイントロ部分はタマミツネの咆哮を含めた効果音の扱いになっている模様。
妖艶なる舞/タマミツネ (Wilds version)
- 使用作品
- MHWilds
- Riseから続投したタマミツネに合わせ、World系に寄せた曲調にアレンジし直された。
大まかな旋律は従来通りだが女性コーラスは削除。
そして鼓と三味線、笛の演奏をほぼ省いた静かめな曲調と化している。
打楽器をベースに洋の金管・弦楽器と和の琴をメインに据え、イントロやサビで主張を交代させる、さながら和洋折衷と言った仕上がり。
過去作では主だった鼓と三味線はフレーバーとして、耳を立てると隅で聞こえる程度に留まっている。
全体的に煌びやかさよりも流麗さに重きを置いたようなイメージとなり、過去作と比べると落ち着いた気品のある曲に仕上がっているが、しっかり和風であることを感じ取れるアレンジ。
関連項目
モンスター/タマミツネ
モンスター/タマミツネ/派生作品
モンスター/ヌシ・タマミツネ
モンスター/タマミツネ希少種