モンスター/獣竜種

Last-modified: 2024-04-12 (金) 15:19:22

MH3で登場したモンスターの分類カテゴリーの一つ。
飛竜種と同じ祖先を持つも飛竜のような翼を持たず、完全な陸上生活に適応した竜の総称。
現実世界でいう獣脚類のような骨格を持つモンスターがこのカテゴリに属する。
ランポス系ジャギィ系など陸生型鳥竜種をそのまま巨大化させたといえば分かりやすい。

目次

概要

  • 巨大な体躯を誇る大型獣脚類のような種族。
    飛行能力を持たない代わりに強靭な脚力を有し、短距離であれば地中を掘り進むこともできる。
    多くの種に共通する特徴として前脚が小さく退化しており、腕を用いた攻撃は殆ど行わない。
    その反面、飛竜のそれより頑強な後脚と自分の特性を大いに利用した技を得意としている。
    • 前足の退化は、巨大な頭部を持つ種が多いことも関係していると思わしい。
      現実世界の大型獣脚類にまま見られる特徴であるが、脚を中心に重心のバランスを取る
      (上半身と尻尾側の重さを釣り合わせる)ため、頭部の発達と引き換えに前脚は退化する傾向にある。
      肉食恐竜の代表格であるティラノサウルス・レックスはこの最たる例である。
    • 例外として、ブラキディオスは(巨大な頭部を持ちながらも)前脚が非常に発達しており、
      現在確認されている種の中で最も腕を使う攻撃に長けた種の一つである。
      なお重心バランスの影響か、ブラキディオスの基本姿勢はやや前屈みとなっており、
      戦闘中は前脚を支えのような形で用いることもある。
  • 現在確認されているのはボルボロス、ウラガンキン、イビルジョー、ドボルベルク、ブラキディオス、
    ディノバルド、アンジャナフ、ラドバルキン、バフバロ、
    MHFのアビオルグ、ギアオルグ、ガスラバズラの計12種。
    ボルボロス、ウラガンキン、ドボルベルク、アンジャナフ、ディノバルドには亜種の存在も確認されているほか、
    イビルジョー、ブラキディオスには特殊個体が、
    ウラガンキン、ディノバルドには二つ名持ちモンスターが確認されている。
    また「~亜種」とは名前に付かないものの、ギアオルグはアビオルグの(基)亜種に当たる。
  • 種自体がかなり広い地域に分布しており、孤島地方遺跡平原といった比較的暮らしやすい環境のほか、
    砂原やデデ砂漠、セクメーア砂漠などの乾燥地帯、
    クルプティオス湿地帯バテュバトム樹海といった湿地帯、
    過酷な火山地帯フラヒヤ山脈のような寒冷地、
    永久凍土に閉ざされた極寒の地まで、環境を問わず生息が確認されている。
    イビルジョーに至ってはその性質上世界各地で目撃情報があるとされており、
    ドンドルマ周辺から孤島地方、シキ国に至るまであらゆる地方に姿を見せる。
    • MHW:Iではバフバロ、アンジャナフ亜種が渡りの凍て地のみではなく、
      新大陸の一部を除く全てのフィールドでも姿を見せる。
  • 種族全体としては生態の研究が比較的進んでいる方であり、
    食性も肉食だったり草食だったり鉱物食だったり昆虫食だったりモンスターによって様々。
    全体的に動物食のモンスターが多く、生態系においても比較的上位に位置する種が多い模様。
  • 殆どの種が巨体を誇るうえ、飛竜種の様に真っ直ぐ走るだけでなく
    常にこちらの動きをホーミングしながら間合いを測る為に巨体を揺らしてのっしのっしと歩いてくるため、
    相対すると威圧感はそこらのモンスターの比ではない。
    相手の迫力に気押されないように努めよう。
    • ボルボロスやブラキディオスなどは全長としてはやや小柄にも思えるが、
      頭部や甲殻がかなり巨大かつ重厚、更には体高も高いため、
      特に後者については20m級の飛竜種にも引けを取らない体格を持つ。
  • 現時点では小型、中型、そして超大型に分類されるモンスターは確認されておらず、
    全種が大型モンスター扱いである。
    鋏角種などの絶対数が極端に少ない分類ならばともかく、
    亜種や特殊個体も含めてそれなりの頭数を揃えていながら
    その全てが大型モンスターのみで構成されているのは現在は獣竜種のみである。
    そしてMHRiseで鋏角種の小型モンスターのツケヒバキが登場したことにより、
    全種族中で小型モンスターが存在しない種族は古龍種を除けば獣竜種だけとなってしまった。
    • メタな考察をすれば、獣脚類系の小型・中型モンスターなら初代から走竜下目の鳥竜種が存在しているため、
      小型・中型の獣竜種を出す必要性が薄いことも起因していると思われる。
    • 生物的な分類ではケストドンガストドンバフバロに近い種族である。
      しかしながらこちらは小型モンスターかつ草食であるためか草食種に区分されている。
  • 獣竜種で最長の体躯を誇るモンスターは、金冠で3400cmを超える燼滅刃ディノバルドである。
    ただし(燼滅刃)ディノバルドは胴体に対して尻尾が長く、獣竜種の中では比較的細身ということもあり、
    全高や質量なども加味した上での体格は、山のような瘤とハンマーの如き尾を持ち
    金冠で約2800cmを記録するドボルベルク亜種に軍配が上がるだろう。
    また、こと体格に関して言えば猛り爆ぜるブラキディオスも相当に巨大である。
    一方の最小は最小金冠で1200cm強を記録するボルボロス(通常種)。
    派生作品を含めると、最小金冠で1200cmを下回るアビオルグが最小となる。
  • 種全体の性質として、常に獲物を眼前に捉えようと動く傾向がある。
    獲物が背後に回った場合は後ずさりしつつ振り向く…という行動は、
    この性質を如実に表していると言えよう。
    獣竜種は頭部装甲に自信を持つ種や頭部をメインウェポンとするものが多いため、確かに合理的な戦法ではある。
    そのほか、逃げるハンターをどこまでも追い掛け回す思考ルーチンを持つ。
    • 特に溜め攻撃を主体とする大剣やハンマーにとっては、この性質は相性が悪い。
      特に大剣使いは溜め中に動けないこともあり、思うように溜め攻撃が入らないこともしばしば。
      特にボルボロスやウラガンキンは頭部が硬く、バックステップ時に晒される頭に攻撃
      →斬れ味が悪いと弾かれてこちらが隙を晒す→攻撃を喰らう
      という悪循環にハマってしまうため、振り向きを狙う攻撃主体の武器は戦いにくい。
      特にボルボロスの場合、弱点は頭の下にある腕なので、
      そこを狙って頭に弾かれることも多く、悲鳴が続出した。
      • なお、ドボルベルク種およびディノバルド種は尻尾での攻撃(=相手に背を向けての攻撃)を
        主体とする為か、後退しつつの振り向きをあまり行わない。
    • 一方、ガンナーにとっては頻繁に距離を詰める歩行が非常に厄介。
      強制的にインファイトを強いられるので適正距離の維持が難しく、
      また、距離を離そうとしても上記の通りしつこく追ってくるため、
      実際に相対してみると戦いにくいことこの上ない。
      抜刀斬りや溜めスタンプでなんとかできる大剣やハンマーと違って
      射撃(=攻撃)すらままならないレベルで接近、攻撃を仕掛けてくるため、
      ガンナー殺しとして名高いショウグンギザミ以上に苦手意識を持つプレイヤーもいるとか。
  • MHFでは獣竜種自体のステップや後退振り向きの頻度が引き下げられている。
    そのため、獣竜種が特定武器種での相性の悪さを持つという声は特に聞かれない。
  • 飛竜種の多くが火炎袋や氷結袋といった内臓器官による攻撃を得意とするのに対し、
    獣竜種は甲殻や尻尾といった外骨格による攻撃をメインとするモンスターが多い。
  • 頭部に判定が発生し出の早い噛み付きや頭突きと、全身が当たり判定となるタックルを頻繁に使用するため、
    MHW:Iにて導入されたクラッチクローとはやや相性が悪い。
    • 例外はタックルを行わないディノバルドで、胴体に貼り付けばまず振り落とされる事はない。
  • 振り向きと並ぶこの種の厄介な特徴として、脚へのダメージで怯んでも踏ん張ることがある。
    大抵は怒り時に踏ん張る様になり、ドボルベルクは回転時を除き、
    脚へのダメージで転倒することは一切ない
    飛竜種などと同じ感覚で転倒狙いをしていると、寧ろ距離を離されてテンポを乱されてしまう。
    これも強靭な脚力あってのものだろう。
    特に片手剣や双剣、ハンマーなどリーチが短い武器種にはこの性質が実に厄介で、
    アンジャナフなど姿勢を高くとる種では頭部、弱点や部位破壊箇所などに
    戦闘中ほとんど手が届かないこともしばしばである。
  • なお、疲労時は踏ん張りきれなくなるだけでなく、転倒してもがく時間が通常の倍になる
    (疲労時でも転倒しないドボルベルク通常種・亜種は除く)ので、
    積極的に転倒を狙っていく価値はある。
    また、疲労状態が存在しないMHFにおける獣竜種は脚の怯みを重ねることで転倒させることができるが、
    MHFオリジナルモンスターに関しては転倒時間は普通のままである。
  • 非常に短気なことでも知られている。
    ドボルベルクはそれほどでもないが、他のモンスターは少しでも痛手を受けるとすぐ怒り状態に移行する。
    怒り状態に移行する頻度自体はディアブロスを上回ると言っても過言ではなく、
    特にブラキディオスの怒りの持続時間はやたら長い(およそ120秒)点に注意。
    ちなみに、とあるブラキディオスの強化個体もはや短気どころの話ではないほどに凶暴
    また短気というわけではないが、アビオルグとギアオルグは怒り状態が3段階存在し、
    ガスラバズラは非怒り時と怒り時で外見も行動も大きく変化するためかすぐには怒り状態にならない。
  • 討伐された時のモーションはかなり特徴的で、
    一度倒れた後、最後の力を振り絞り前脚を使って再び立ち上がろうとするが、
    叶わずそのまま倒れ伏す……と執念の感じられる死に様になっている
    (ちなみに、MGSPWに登場するギアレックスも同じ様な倒れ方をする)。
    ちなみに、ディノバルド、イビルジョーは専用モーションを持ち、
    前者は声を上げながら尾を打ち付け、そのまま地面に倒れ伏して息絶える。
    後者は唸り声を上げつつ後退して横向けに倒れ、最後に僅かに痙攣するものとなっている。
    • ただし、MHWorldでは全ての獣竜種がイビルジョーと同じく、
      唸り声を上げながら仰け反って横向けに倒れ、最後に痙攣する、というモーションに統一化されている。
      これはこれで新鮮だが、少し慣れない人も居るかもしれない。
    • しかし、MHW:Iにて復活したブラキディオスのみ、
      討伐された後も一度自慢の前足で立ち上がろうとするも、叶わずに倒れ伏す、
      という旧作でのモーションを行う。メインモンスターの意地だろうか
      又、ディノバルドはMHXXに引き続き本種専用のモーションで倒れ伏す。
    • アビオルグ、ギアオルグ、ガスラバズラの討伐モーションはイビルジョーのそれと共通する。
      • 倒れこんだ後は反った形で横倒しになるが、
        これは背中を通して獣竜種の大きな首から長い尾を支える頑強な腱が
        絶命とともに硬直したことによる影響と推測される。
        現実でも恐竜や鳥類が化石として発見される場合はさらに反り返った特徴的なポーズになっていることが多い。
        これは『デスポーズ』と呼ばれ長年水流による偶然説*1から腱の乾燥によるものまで議論の的になっていたが、
        近年死後硬直の一環であることが判明した。
        特に、保存状態が良いことで知られるティラノサウルスの全身化石『ブラック・ビューティー』とは
        かなり近い体勢をとっている。
  • 同期とも言える海竜種や、後輩と言える鋏角種、両生種などは
    後発の作品で総リストラされたが、
    今のところ獣竜種にはそのような悲報は無く、登場以来皆勤を続けている。
    パッケージモンスターに獣竜種が抜擢された事もあった。
    また、派生作品においても出番は多く、MHFでも着々と数を増やしていた。
    ある意味で「働き者」な種族である。
    やっぱり揃いも揃って恐竜みたいな骨格をしている為、モンハンの竜の姿として映える…のカモ。
    しかし、その活躍っぷりが災いしてか他のモンスターの見せ場のために犠牲にされる、
    所謂「噛ませ犬」の扱いを受ける事もまた多い。

余談

  • 英語版における獣竜種の名称は「Brute Wyvern」という。
    これは直訳すると「獣のような飛竜」となるのだが、
    「Brute」という英語は「獣のような」という意味は意味でも
    「畜生、けだもの、肉欲的」といったゲスな意味での獣性を意味する言葉である。
    このような名称をつけられた獣竜種はどう思っているのだろうか……。
  • 昨今のMHプレイヤーの間では「新作新登場の獣竜種には気を付けろ」という風説がよく囁かれる。
    どういう事かと言うと、
    • MH3にて、見た目以上の素早さと非常に頑丈な頭により、
      それまでに初心者ハンターが学んできた立ち回りを全否定するかのような立ち回りを見せたボルボロス
    • 同じくMH3、新モンスター達の中でも特に優れた戦闘力と防御で初見ハンターを圧倒し、
      運搬クエストやお守り掘りでの驚異的な妨害性も加わり「主任」という輝かしい称号を得たウラガンキン
    • そして、上位昇格直後のハンターに「乱入」の恐ろしさを改めて叩き込むべく、
      驚異のパワーでひたすら暴れ続けたイビルジョー
    • MHP3、超大型モンスターと見紛うほどの巨体を誇り、ハンターの動きを逆輸入したかのような大回転攻撃と、
      その攻撃範囲・持続時間で度肝を抜いたドボルベルク
    • 同じくMHP3、氷属性と雪だるま状態でスタミナと移動の自由を奪い
      Uターン突進で執念深くハンターを狙い撃ちする、ボルボロス亜種
      実はMHP3ではキークエストに指定されていないので、別の意味でも注意。
    • そして、身体のみならず投げ飛ばした火薬岩からも悪臭を放ち、回復アイテムの使用を制限した隙に、
      顎スタンプや回転攻撃の強力な一撃でハンターを叩き潰すウラガンキン亜種
    • MH3G、お世辞にも良いとは言えなかった前評判を実力でひっくり返し
      終いには本作「最強最難関」の一角に数えられる事になったブラキディオス
    • こちらもMH3G、「乱入」を更に恐ろしいものにすべく禍々しい魔物と化し
      PV登場の時点で多くのハンターを戦慄させ、危惧された通りの「活躍」を見せた怒り喰らうイビルジョー
    • 同じくMH3G、G級クエストにて中堅どころのモンスターに紛れて依頼が登場し
      通常種から引き継いだ圧倒的体力と、斧の如き尻尾による砂埃でハンターを苦しめたドボルベルク亜種
    • MH4Gにてまさかの特殊個体参戦、「攻撃してきた相手を逆に爆破するという掟破りを見せ、
      改めて種族の強さを示した猛り爆ぜるブラキディオス
    • 指南役であるボルボロスをはじめ、獣竜種全体を相手取る際の大まかな立ち回りを更に全否定し
      尻尾が武器でありながら容易には背後を取らせず、ド派手な技で攻め立ててくるディノバルド
    • MHXの目玉要素「二つ名付きモンスター」の一角、苛烈な攻撃非常に入手が難しい素材のために
      多くのハンターを泣かせ、そして次々に切り伏せていった燼滅刃ディノバルド
    • MHWの舞台である新大陸に登場、「体験版で予習も十分だし大丈夫」「レウスの噛ませ」などと
      高を括っていたハンター達を予想以上の圧倒的なパワーで蹴散らし、力尽くで猛省させたアンジャナフ
    • 新大陸での狩りにも慣れ、新たなフィールドである瘴気の谷の探索に出向き、意気揚々とキャンプから飛び出したハンターたちを突然襲撃し、片っ端から轢き逃げを行ったラドバルキン
    • MHW:Iのマスターランク序盤で登場するからといって舐めて掛かったβテスト勢のハンター達を、
      岩や樹木をも巻き込むパワフルな突進で追い詰め、マスターランクの厳しさを叩きつけたバフバロ
    • マスターランクも中盤に差し掛かり、「亜種と言えどもアンジャナフだから大丈夫」と油断したハンター達に、
      雷属性を用いた俊敏かつ豪快なフィジカルで怒涛の攻めを見せ、再び猛省を促したアンジャナフ亜種
    以上のように、何故か獣竜種に属するモンスターは
    初出演作品で良くも悪くもすごく目立ってしまう事が多いのだ
    • 獣竜種自体、大型種オンリーであるため序盤には登場せず、
      佳境に入る中盤を過ぎた辺りから登場する事が多いのが要因の1つ。
      動きの覚えるのに適したいわゆる先生役がおらず*2、中堅以上のモンスターしかいない*3
      その上、物議を醸しやすい戦法を使ってくる
    このせいで「獣竜種」という種族自体に強い苦手意識を持つハンターも少なくはない。
  • 獣竜種は
    • ボルボロス⇒泥(肥沃なドロ)
    • ボルボロス亜種⇒氷雪(凍った粘液塊)
    • ウラガンキン⇒火薬岩(溶岩塊)
    • ドボルベルク⇒苔、キノコなどの菌類(尾槌竜の苔甲)
    • ブラキディオス⇒粘菌(なぞの粘菌)
    • ディノバルド⇒鉄分を含む発火性の高い金属
    • 燼滅刃ディノバルド⇒爆破性の塵粉(燼滅刃の塵粉)
    • 怒り喰らうイビルジョー⇒龍属性エネルギー、獲物の返り血
    • ギアオルグ⇒氷
    • ラドバルキン⇒骨(竜骨塊)
    • アンジャナフ亜種⇒電気
    • ディノバルド亜種⇒腐食性のある硫化金属(削られた硫晶片)
    といった具合に体に何かを付着させている、あるいは何かを纏っている種類が多く、
    多くのケースでこれらを使った独自の戦法を生み出している。
    また、纏っているもののいくつかは素材として利用されている。()は利用される時の素材名。
    何かを纏うのが好きなモンスター種なのだろうか。
  • 恐竜然とした、一番現実にいても違和感のない種族であるが*4、どういうわけかそのイメージモチーフには
    重機(ボルボロス)、ミサイル(ブラキディオス)、ガンランス(ギアオルグ)とやたらに生物とは程遠いものばかり並ぶ。
    また、デザインモチーフそのものはカルノタウルスとされているが、後のインタビューで、
    戦車砲(ブレスの充填)や鍛冶屋の金床(顎)などがイメージモチーフとして複合されている事が明かされたディノバルド、
    MHWで追加された要素、「痕跡」において戦車などの無限軌道を思わせる、
    轍(わだち。地面に残った車輪痕などのこと。)という表現が用いられているウラガンキン、ラドバルキンなど、
    獣竜種全体が、やたらと生物離れした表現・要素を多分に混ぜられている。
    「ファンタジーの自然」におけるモンスター達というものはなかなかに奥が深い。
  • Xシリーズでは、獣竜種全体が大きな盛り上がりを見せた。
    MHXにおいてブラキディオスに次ぐ第2の獣竜種メインモンスターとして斬竜ディノバルドが登場
    更に同作では爆鎚竜ウラガンキン、尾槌竜ドボルベルクがめでたく復活。
    登場モンスターが2種に留まった4シリーズから一転し、多くの獣竜種が登場することとなった。
    そしてその続編であるMHXXでは元祖獣竜種である土砂竜ボルボロスが復活、
    更にはMH4Gで初登場した猛り爆ぜるブラキディオスが再参戦。
    これにより、亜種と派生作品に登場する種を除いた全獣竜種が揃い踏みすることとなった
    • Xシリーズで追加されたニャンターは、ハンターに比べて背後カメラの視点が低いことで知られる。
      これが災いし、全体的に体が高い位置にある傾向の獣竜種のモンスターは、
      ニャンターで近接戦を展開するとほぼ脚以外見えない事態が発生する。
      Xで主流であったブーメランニャンターでは然程気にならないが、
      XXで追加されたビーストニャンター等の近接戦闘を余儀なくされるスタイルでは、
      このカメラアングルの悪さと、ニャンターの近接攻撃のリーチの短さゆえに(脚以外に当たらない場合が多い)、
      獣竜種自体がやりにくい相手となっている。
  • MHFでは、G8アップデートがこれまでにないほど獣竜種がフィーチャーされているアップデートとなった。
    具体的には、G8の目玉である新モンスターの怒貌竜ガスラバズラが登場、
    第二・第三の遷悠種として恐暴竜イビルジョーと砕竜ブラキディオスがメゼポルタへ襲来、
    MHF初の獣竜種である獰竜アビオルグが特異個体&G級進出と、
    一挙に4種もの獣竜種が凄腕並びにG級へ進出したのである。
    特に遷悠種2種の実装は大きな反響を呼んだ。
    G8はまさに獣竜種のシーズンと言っても過言ではないだろう。
  • 肉食の種はブレスを吐き、それ以外の食性の種はブレスを吐かない傾向にある
    (ドボルベルクやバフバロは植物、ボルボロスは昆虫、ウラガンキンは鉱石、ラドバルキンは骨を食べる)。
    例外はブラキディオスで、リノプロスやアプケロスを捕食するがブレスは吐かない。
    またイビルジョーはゲームでは肉しか食べないが、雑食性である可能性もある。
  • なお、「メタルギアソリッドピースウォーカー」に登場する核竜ギアレックスも、
    骨格や動きの特徴などからこの獣竜種に分類されるモンスターなのではないかとする意見があるが、
    こちらはそもそもモンハンに登場していないモンスターなので詳しいことは不明である。
  • 獣竜種はMH3で初登場して以来、MHR:Sに至るまで皆勤賞を続けている種族だが、
    そのMHR:Sではボルボロスとアンジャナフのたった2種しか登場しないという寂しい事態に。
    • 特にイビルジョーに関してはMH3から唯一参戦し続けていた獣竜種なだけに、
      不参戦となった事に多くのハンターが戸惑ったことだろう。
    • アンジャナフの出現フィールドが多い為にあまりそんな気がしないが、
      鋏角種や甲殻種と並んで寒冷群島に誰も姿を見せない種族である。

該当モンスター

  • リンク先に一覧表あり。

*1 じゃあ陸地で死んだ個体の化石はどうなるんだという声が聞こえてきそうだが、そもそも生物の骨が無事に化石となるには様々な要素が必要である。中でも重要なのが、『風化や肉食生物の食害を逃れて速やかに地中へ埋没する』というものであり、この要素を簡単に満たせるのが『溺死』『泥に足を取られて沈み込み窒息』といった水場における死なのだ。そのため、化石の多くは水中に沈んだ死骸が元であるという仮説から流水説も有力視されていたのである。
*2 一方でが獣竜種のアクションも使うことから、こちらを先生役として学ぶ事もある
*3 例としてXX体験版の中級に割り当てられているのがボルボロスである
*4 実際、獣竜種が分類されている「竜盤目 獣脚亜目」は実在した大型肉食恐竜が分類されているグループである