モンスター/獣竜種

Last-modified: 2026-04-15 (水) 18:32:27

MH3で登場したモンスターの分類カテゴリーの一つ。
現実でイメージされている肉食恐竜の骨格、または獣脚類に近い外見をしている。

目次

概要

  • 飛竜種と同じ祖先を持つも飛竜のような翼を持たず、完全な陸上生活に適応した竜の総称。
    総じて巨大な体躯を誇り、後脚のみで二足歩行をする。
    ランポス系ジャギィ系など陸生型鳥竜種をそのまま巨大化させたといえば分かりやすい。
  • 飛行能力を持たない代わりに強靭な脚力を有し、短距離であれば地中を掘り進むこともできる。
    多くの種に共通する特徴として前脚が小さく退化しており、腕を用いた攻撃は殆ど行わない。
    その反面、飛竜のそれより頑強な後脚と自分の特性を大いに利用した技を得意としている。
    資料集でも強靭な脚力で飛竜種とすら互角に渡り合えると描かれており
    実際例として挙げられたアンジャナフは陸戦では主クラスの飛竜と対等の縄張り争いをする。
    一方空中戦が得意なリオス相手だとなす術がないようであり
    ディノバルドに関しても状況次第ではリオレウスに先手を取られ大敗するため
    本種族は空中を飛ぶ相手には分が悪いのかもしれない。それすら関係なしにリオスに圧勝する猛者もいるが
    • 前脚の退化は、巨大な頭部を持つ種が多いことも関係していると思わしい。
      現実世界の大型獣脚類にまま見られる特徴であるが、脚を中心に重心のバランスを取る
      (上半身と尻尾側の重さを釣り合わせる)ため、頭部の発達と引き換えに前脚は退化する傾向にある。
      肉食恐竜の代表格であるティラノサウルス・レックスはこの最たる例である。
      • 尚ティラノサウルスに関してはその小ささの割に退化しているとは考え難い程丈夫な作りらしく、
        腕やその周辺がケガをしたりそれが治癒した痕跡も確認される程酷使されている様子から
        起床する際に上体を支える、狩りや交尾の際に相手を抑える…といった
        補助的用途で使われていたのではないか、という仮説も提起されている。
    • 例外として、ブラキディオスは(巨大な頭部を持ちながらも)前脚が非常に発達しており、
      現在確認されている種の中で最も腕を使う攻撃に長けた種の一つである。
      なお重心バランスの影響か、ブラキディオスの基本姿勢はやや前屈みとなっており、
      戦闘中は前脚を支えのような形で用いることもある。
  • 種自体がかなり広い地域に分布しており、孤島地方遺跡平原といった比較的暮らしやすい環境のほか、
    砂原やデデ砂漠、セクメーア砂漠などの乾燥地帯、
    クルプティオス湿地帯バテュバトム樹海といった湿地帯、
    過酷な火山地帯フラヒヤ山脈のような寒冷地、
    永久凍土に閉ざされた極寒の地まで、環境を問わず生息が確認されている。
    イビルジョーに至ってはその性質上世界各地で目撃情報があるとされており、
    ドンドルマ周辺から孤島地方、シキ国に至るまであらゆる地方に姿を見せる。
    • MHW:Iではバフバロ、アンジャナフ亜種が渡りの凍て地のみではなく、
      新大陸の一部を除く全てのフィールドでも姿を見せる。
  • 種族全体としては生態の研究が比較的進んでいる方であり、
    食性も肉食だったり草食だったり鉱物食だったり昆虫食だったりモンスターによって様々。
    全体的に動物食のモンスターが多く、生態系においても比較的上位に位置する種が多い模様。
    • 実際現時点で確認されているモンスターは、その全てが大型モンスターである。
      蛇竜種などの絶対数が極端に少ない分類ならばともかく、
      亜種特殊個体も含めてそれなりの頭数を揃えていながら
      小型中型、そして超大型の何れも存在しないのは獣竜種のみである。
      そしてMHRiseで鋏角種に小型モンスターのツケヒバキが登場したことにより、
      小型モンスターが存在しない種族はWilds時点で古龍種及び亜龍種を除くと獣竜種と頭足種だけとなっている。
      その頭足種も幼体などが環境生物として登場しているため、
      そういうケースすらないという意味では獣竜種のメンツの特異性が際立ってくるだろう。
    • メタな考察をすれば、獣脚類系の小型・中型モンスターなら初代から走竜下目の鳥竜種が存在しているため、
      小型・中型の獣竜種を出す必要性が薄いことも起因していると思われる。
    • 生物的な分類ではケストドンガストドンバフバロに近い種族である。
      しかしながらこちらは攻撃性が低い為か草食種に区分されている。
  • 殆どの種が巨体を誇るうえ、飛竜種の様に真っ直ぐ走るだけでなく
    常にこちらの動きをホーミングしながら間合いを測る為に巨体を揺らしてのっしのっしと歩いてくるため、
    相対すると威圧感はそこらのモンスターの比ではない。
    相手の迫力に気押されないように努めよう。
    • 獣竜種で最長の体躯を誇るモンスターは、基準全長が3318.42cmの宝纏ウラガンキンである。
      ちなみに第2位は僅差で3124.94cmを基準全長とする燼滅刃ディノバルド。
      一方、全高や質量などで考えるならば山のような瘤とハンマーの如き尾を持ち、
      基準全長2227.42cmを記録するドボルベルク亜種に軍配が上がるだろう。
      また、こと体格に関して言えば2282.77cmにもなる猛り爆ぜるブラキディオスも相当に巨大である。
    • 亜種、二つ名、特殊個体を除けば、最長は2461.50cmを基準全長とするディノバルドで、
      第2位は僅差で2404.84cmを基準全長とするバフバロとなる。
      なお最小は1383.07cmのボルボロス通常種となる。
    • そのボルボロスや通常のブラキディオスなども全長としてはやや小柄にも思えるが、
      頭部や甲殻がかなり巨大かつ重厚、更には体高も高いため実際対面してみると小柄には感じられない。
      特に後者については20m級の飛竜種にも引けを取らない体格を持つ。

戦闘能力

  • 種全体の性質として、常に獲物を眼前に捉えようと動く傾向がある。
    獲物が背後に回った場合は後ずさりしつつ振り向く…という行動は、
    この性質を如実に表していると言えよう。
    獣竜種は頭部装甲に自信を持つ種や頭部をメインウェポンとするものが多いため、確かに合理的な戦法ではある。
    そのほか、逃げるハンターをどこまでも追い掛け回す思考ルーチンを持つ。
    • 特に溜め攻撃を主体とする大剣やハンマーにとっては、この性質は相性が悪い。
      特に大剣使いは溜め中に動けないこともあり、思うように溜め攻撃が入らないこともしばしば。
      特にボルボロスやウラガンキンは頭部が硬く、バックステップ時に晒される頭に攻撃
      →斬れ味が悪いと弾かれてこちらが隙を晒す→攻撃を喰らう
      という悪循環にハマってしまうため、振り向きを狙う攻撃主体の武器は戦いにくい。
      特にボルボロスの場合、弱点は頭の下にある腕なので、
      そこを狙って頭に弾かれることも多く、悲鳴が続出した。
      • なお、ドボルベルク種およびディノバルド種は尻尾での攻撃(=相手に背を向けての攻撃)を
        主体とする為か、後退しつつの振り向きをあまり行わない。
    • 一方、ガンナーにとっては頻繁に距離を詰める歩行が非常に厄介。
      強制的にインファイトを強いられるので適正距離の維持が難しく、
      また、距離を離そうとしても上記の通りしつこく追ってくるため、
      実際に相対してみると戦いにくいことこの上ない。
      抜刀斬りや溜めスタンプでなんとかできる大剣やハンマーと違って
      射撃(=攻撃)すらままならないレベルで接近、攻撃を仕掛けてくるため、
      ガンナー殺しとして名高いショウグンギザミ以上に苦手意識を持つプレイヤーもいるとか。
  • MHFでは獣竜種自体のステップや後退振り向きの頻度が引き下げられている。
    そのため、獣竜種が特定武器種での相性の悪さを持つという声は特に聞かれない。
  • 飛竜種の多くが火炎袋や氷結袋となどの内臓器官によるブレス系攻撃を得意とするのに対し、
    獣竜種はタックルや尻尾といった肉弾攻撃をメインとするモンスターが多い。
    • それ故か、とある古龍種の纏う骨の
      五つのバリエーションのうち三種類が本種族のものである。
  • 頭部に判定が発生し出の早い噛み付きや頭突きと、全身が当たり判定となるタックルを頻繁に使用するため、
    MHW:Iにて導入されたクラッチクローとはやや相性が悪い。
    • 例外はタックルを行わないディノバルドで、胴体に貼り付けばまず振り落とされる事はない。
  • 振り向きと並ぶこの種の厄介な特徴として、脚へのダメージで怯んでも踏ん張ることがある。
    大抵は怒り時に踏ん張る様になり、ドボルベルクは回転時を除き、
    脚へのダメージで転倒することは一切ない
    飛竜種などと同じ感覚で転倒狙いをしていると、寧ろ距離を離されてテンポを乱されてしまう。
    これも強靭な脚力あってのものだろう。
    特に片手剣や双剣、ハンマーなどリーチが短い武器種にはこの性質が実に厄介で、
    アンジャナフなど姿勢を高くとる種では頭部、弱点や部位破壊箇所などに
    戦闘中ほとんど手が届かないこともしばしばである。
  • なお、疲労時は踏ん張りきれなくなるだけでなく、転倒してもがく時間が通常の倍になる
    (疲労時でも転倒しないドボルベルク通常種・亜種は除く)ので、
    積極的に転倒を狙っていく価値はある。
    また、疲労状態が存在しないMHFにおける獣竜種は脚の怯みを重ねることで転倒させることができるが、
    MHFオリジナルモンスターに関しては転倒時間は普通のままである。
  • 非常に短気なことでも知られている。
    ドボルベルクはそれほどでもないが、他のモンスターは少しでも痛手を受けるとすぐ怒り状態に移行する。
    怒り状態に移行する頻度自体はディアブロスを上回ると言っても過言ではなく、
    特にブラキディオスの怒りの持続時間はやたら長い(およそ120秒)点に注意。
    ちなみに、とあるブラキディオスの強化個体もはや短気どころの話ではないほどに凶暴
    また短気というわけではないが、アビオルグとギアオルグは怒り状態が3段階存在し、
    ガスラバズラは非怒り時と怒り時で外見も行動も大きく変化するためかすぐには怒り状態にならない。
  • 討伐された時のモーションはかなり特徴的で、
    一度倒れた後、最後の力を振り絞り前脚を使って再び立ち上がろうとするが、
    叶わずそのまま倒れ伏す……と執念の感じられる死に様になっている
    (ちなみに、MGSPWに登場するギアレックスも同じ様な倒れ方をする)。
    ちなみに、ディノバルド、イビルジョーは専用モーションを持ち、
    前者は声を上げながら尾を打ち付け、そのまま地面に倒れ伏して息絶える。
    後者は唸り声を上げつつ後退して横向けに倒れ、最後に僅かに痙攣するものとなっている。
    • ただし、MHWorldでは全ての獣竜種がイビルジョーと同じく、
      唸り声を上げながら仰け反って横向けに倒れ、最後に痙攣する、というモーションに統一化されている。
      これはこれで新鮮だが、少し慣れない人も居るかもしれない。
    • しかし、MHW:Iにて復活したブラキディオスのみ、
      討伐された後も一度自慢の前足で立ち上がろうとするも、叶わずに倒れ伏す、
      という旧作でのモーションを行う。メインモンスターの意地だろうか
      又、ディノバルドはMHXXに引き続き本種専用のモーションで倒れ伏す。
    • Wildsで登場した二種のうちケマトリスは大多数の獣竜と同じ絶命モーションだが
      ププロポルは前足が発達しているためかブラキディオスに似たモーションをとって絶命する。
    • アビオルグ、ギアオルグ、ガスラバズラの討伐モーションはイビルジョーのそれと共通する。
      • 倒れこんだ後は反った形で横倒しになるが、
        これは背中を通して獣竜種の大きな首から長い尾を支える頑強な腱が
        絶命とともに硬直したことによる影響と推測される。
        現実でも恐竜や鳥類が化石として発見される場合はさらに反り返った特徴的なポーズになっていることが多い。
        これは『デスポーズ』と呼ばれ長年水流による偶然説*1から腱の乾燥によるものまで議論の的になっていたが、
        近年死後硬直の一環であることが判明した。
        特に、保存状態が良いことで知られるティラノサウルスの全身化石『ブラック・ビューティー』とは
        かなり近い体勢をとっている。

シリーズ毎の変遷

  • 同期とも言える海竜種や、後輩と言える鋏角種、両生種などは
    後発の作品で総リストラされたが、
    今のところ獣竜種にはそのような悲報は無く、登場以来皆勤を続けている。
    パッケージモンスターに獣竜種が抜擢された事もあった。
    また、派生作品においても出番は多く、MHFでも着々と数を増やしていた。
    ある意味で「働き者」な種族である。
    やっぱり揃いも揃って恐竜みたいな骨格をしている為、モンハンの竜の姿として映えるのだろうか。
    しかし、その活躍っぷりが災いしてか他のモンスターの見せ場のために犠牲にされる、
    所謂「噛ませ犬」の扱いを受ける事もまた多い。
    • MHXでは、実際のシーンこそないもののディノバルド、ブラキディオス、ウラガンキンの3体が
      ラスボスに捕食された挙句、その骨を武器として利用されている。
      • ディノバルドに至っては、看板モンスターとして初登場した作品でより強大なモンスターの餌に
        なっているという、扱いが良いのか悪いのか分からない扱いを受けている。
    • MHWorldでは、ボルボロスが謎のモンスターにより斃された挙句、
      その亡骸をジュラトドスの餌にされてしまっている。
    • MHW:Iでは、転がってきたラドバルキンがティガレックスに受け止められてそのまま屠られ、
      ウラガンキンはブラキディオスの粘菌で爆殺されてしまっている(獣竜種同士だが)。
      更には両者とも体格で優るオドガロン科には完敗を喫してしまう。
      また、ストーリー中盤ではイヴェルカーナに氷漬けにされたアンジャナフの遺体が、
      暫くアステラに放置される。
    一方でドスジャギィドスジャグラス、あるいはその両方をKOしたり
    アグナコトルに勝利したり、リオレイアを無傷で追い払ったり
    ネルギガンテ相手に真っ向から激戦を繰り広げたりと見せ場もまた多い種族である。
  • 昨今のMHプレイヤーの間では「新作新登場の獣竜種には気を付けろ」という風説がよく囁かれる。
    どういう事かと言うと、
    • MH3にて、見た目以上の素早さと非常に頑丈な頭により、
      それまでに初心者ハンターが学んできた立ち回りを全否定するかのような立ち回りを見せたボルボロス
    • 同じくMH3、新モンスター達の中でも特に優れた戦闘力と防御で初見ハンターを圧倒し、
      運搬クエストやお守り掘りでの驚異的な妨害性も加わり「主任」という輝かしい称号を得たウラガンキン
    • そして、上位昇格直後のハンターに「乱入」の恐ろしさを改めて叩き込むべく、
      驚異のパワーでひたすら暴れ続けたイビルジョー
    • MHP3、超大型モンスターと見紛うほどの巨体を誇り、ハンターの動きを逆輸入したかのような大回転攻撃と、
      その攻撃範囲・持続時間で度肝を抜いたドボルベルク
    • 同じくMHP3、氷属性と雪だるま状態でスタミナと移動の自由を奪い
      Uターン突進で執念深くハンターを狙い撃ちするボルボロス亜種
      実はMHP3ではキークエストに指定されていないので、別の意味でも注意。
    • そして、身体のみならず投げ飛ばした火薬岩からも悪臭を放ち、回復アイテムの使用を制限した隙に、
      顎スタンプや回転攻撃の強力な一撃でハンターを叩き潰すウラガンキン亜種
    • MH3G、お世辞にも良いとは言えなかった前評判を実力でひっくり返し
      終いには本作「最強最難関」の一角に数えられる事になったブラキディオス
    • こちらもMH3G、「乱入」を更に恐ろしいものにすべく禍々しい魔物と化し
      PV登場の時点で多くのハンターを戦慄させ、危惧された通りの「活躍」を見せた怒り喰らうイビルジョー
    • 同じくMH3G、G級クエストにて中堅どころのモンスターに紛れて依頼が登場し
      通常種から引き継いだ圧倒的体力と、斧の如き尻尾による砂埃でハンターを苦しめたドボルベルク亜種
    • MH4Gにてまさかの特殊個体参戦、「攻撃してきた相手を逆に爆破するという掟破りを見せ、
      改めて種族の強さを示した猛り爆ぜるブラキディオス
    • 指南役であるボルボロスをはじめ、獣竜種全体を相手取る際の大まかな立ち回りを更に全否定し
      尻尾が武器でありながら容易には背後を取らせず、ド派手な技で攻め立ててくるディノバルド
    • MHXの目玉要素「二つ名付きモンスター」の一角、苛烈な攻撃非常に入手が難しい素材のために
      多くのハンターを泣かせ、そして次々に切り伏せていった燼滅刃ディノバルド
    • MHWorldの舞台である新大陸に登場、「体験版で予習も十分だし大丈夫」「レウスの噛ませ」などと
      高を括っていたハンター達を予想以上の圧倒的なパワーで蹴散らし、力尽くで猛省させたアンジャナフ
    • 新大陸での狩りにも慣れ、新フィールド・瘴気の谷の探索に出向き、意気揚々とキャンプから飛び出したハンターたちを突然襲撃し片っ端から轢き逃げを行ったラドバルキン
    • MHW:Iのマスターランク序盤で登場するからといって舐めて掛かったβテスト勢のハンター達を、
      岩や樹木をも巻き込むパワフルな突進で追い詰め、マスターランクの厳しさを叩きつけたバフバロ
    • マスターランクも中盤に差し掛かり、「亜種と言えどもアンジャナフだから大丈夫」と油断したハンター達に、
      雷属性を用いた俊敏かつ豪快なフィジカルで怒涛の攻めを見せ、再び猛省を促したアンジャナフ亜種
    以上のように、何故か獣竜種に属するモンスターは
    初出演作品で良くも悪くもすごく目立ってしまう事が多いのだ
    • 獣竜種自体、大型種オンリーであるため序盤には登場せず、
      佳境に入る中盤を過ぎた辺りから登場する事が多かったのが要因の1つ。
      動きの覚えるのに適したいわゆる先生役がおらず*2、中堅以上のモンスターしかいなかった*3
      その上、物議を醸しやすい戦法を使ってくる種も多い。
    このせいで「獣竜種」という種族自体に強い苦手意識を持つハンターも少なくはない。
    しかしWildsでは登場ランクやBGMなどの仕様からして序盤級と言える獣竜種が登場している。
    後作に出るかは不明ながらも先生役と言える獣竜が登場したことを踏まえると
    いずれはハンター達の獣竜種に対する苦手意識も軽減されていくのかもしれない。

MH3~MH3G

  • 獣竜種が初登場を飾ったシリーズであり、
    空の飛竜、海の海竜に並び、を象徴するような種族として登場。
    序盤の土砂竜ボルボロス、後半の爆鎚竜ウラガンキン、古龍級の恐暴竜イビルジョー
    登場しているメンツのバランスも良かった。
  • MHP3では新規亜種として氷砕竜ボルボロス亜種鋼鎚竜ウラガンキン亜種が追加された他、
    重量級の種として尾槌竜ドボルベルクが初登場。
    古龍レベルの体力でハンター達を苦しめた。
  • MH3Gではメインモンスターの砕竜ブラキディオスを筆頭に、
    新規亜種の尾斧竜ドボルベルク亜種、あのイビルジョーの特殊個体である怒り喰らうイビルジョーと、
    恐ろしいモンスターが勢ぞろいを果たした。
    本作は正に獣竜種の全盛期と言っても過言ではないだろう。

MH4(G)

  • MH4では新規モンスターの追加がなく、
    ブラキディオスとイビルジョーと魔物の3体のみ。
    少々寂しくはあるが面子的には強豪ばっかり、
    更にブラキディオスはかなりの強化を受けて登場した為、
    手ごたえが薄く感じるという事は無かった。
  • MH4Gではブラキディオスの特殊個体である猛り爆ぜるブラキディオスが登場。
    古文書を紐解かないと出会えない裏ボスポジションという特別待遇で、
    粘菌のカウンター爆破を以ってハンター達を返り討ちにした。
    しかしながら本種以外に新規・復活獣竜種はおらず、
    登場した種は合計で4体のみとなった。

MHX(X)

  • MHX(X)では、獣竜種全体が大きな盛り上がりを見せた。
    MHXにおいてブラキディオスに次ぐ第2の獣竜種メインモンスターとして斬竜ディノバルドが登場
    更に同作ではウラガンキンと、ドボルベルクがめでたく復活し、
    ウラガンキンとディノバルドには二つ名個体である宝纏ウラガンキン燼滅刃ディノバルドが用意され、
    登場モンスターが4体に留まったMH4(G)から一転し、多くの獣竜種が登場することとなった。
    • そしてその続編であるMHXXでは元祖獣竜種であるボルボロスが復活、
      更にはMH4Gで初登場した猛り爆ぜるブラキディオスが再参戦。
      これにより、亜種と派生作品に登場する種を除いた全獣竜種が揃い踏みすることとなった
  • MHXで追加されたニャンターは、ハンターに比べて背後カメラの視点が低いことで知られる。
    これが災いし、全体的に体が高い位置にある傾向の獣竜種のモンスターは、
    ニャンターで近接戦を展開するとほぼ脚以外見えない事態が発生する。
    MHXで主流であったブーメランニャンターでは然程気にならないが、
    MHXXで追加されたビーストニャンター等の近接戦闘を余儀なくされるスタイルでは、
    このカメラアングルの悪さと、ニャンターの近接攻撃のリーチの短さゆえに(脚以外に当たらない場合が多い)、
    獣竜種自体がやりにくい相手となっている。

MHW(:I)

  • MH3振りにベースが一新されたMHWorldでは、
    ボルボロス、ウラガンキン、イビルジョーのMH3トリオが復活*4した他、
    新参では序盤の壁となる蛮顎竜アンジャナフ、そして主任の親戚たる骨鎚竜ラドバルキンが登場。
    序盤から中盤、そして終盤まで新大陸の生態系を支える十分な数が揃い、
    ジャナフやジョーを筆頭に存在感も抜群であった。
  • MHW:Iではディノバルドとブラキディオスの看板コンビが復活、
    更に序盤モンスターとして猛牛竜バフバロが登場した他、
    新規亜種として雷顎竜アンジャナフ亜種硫斬竜ディノバルド亜種が登場。
    特にディノバルドの亜種は想像だにされなかった存在であり、
    多くのハンターが驚くこととなった。
    • その他、お馴染み怒り喰らうイビルジョーに加えて
      三度目の登場となる猛り爆ぜるブラキディオスが復活、
      エンドコンテンツとなる導きの地でも活躍を見せた。

MHR(:S)

  • 一転してMHR(:S)ではボルボロスとアンジャナフのたった2種しか登場しないという寂しい事態に。
    特にイビルジョーに関してはMH3から唯一参戦し続けていた獣竜種なだけに、
    不参戦となった事に多くのハンターが戸惑ったことだろう。
    • アンジャナフの出現フィールドが多い為にあまり気にならないが、
      鋏角種や甲殻種と並んで寒冷群島には誰も姿を見せていない。

MHWilds

  • 再びベース一新となったMHWildsでは、
    現在のところ炎尾竜ケマトリス沼噴竜ププロポルの2種の新種獣竜が登場。
    新規獣竜種は作品としては2作品ぶりだが年月で見れば実に6年ぶりである。
    両者共に比較的小柄で痩せ身な体躯をしており、甲殻が少なく嘴などを持つ点で
    印象はどちらかといえば従来の中型鳥竜種に近いものがある。
    ププロポルの場合あまりにも奇抜すぎて鳥竜種にも見えづらいが
    ともかく彼らは今後の新獣竜種の傾向に新風を吹き込むものがある…かもしれない。
    • ただし、どちらも生態的地位はかなり低めであり、
      戦闘BGMも初遭遇時は危険度Lv.2が流れる*5=序盤級扱いである他、全ての縄張り争いで敗北する。
      おかげで本作では新登場の獣竜種に関するジンクスは感じにくい。

MHF

  • MHFでは、フォワード3でフロンティア初の獣竜種、
    獰竜アビオルグが登場を果たして話題となった。
    G2ではその亜種のような存在、氷獰竜ギアオルグも登場した。
  • G8アップデートはこれまでにないほど獣竜種がフィーチャーされているアップデートとなった。
    具体的には、G8の目玉である新モンスターの怒貌竜ガスラバズラが登場、
    第二・第三の遷悠種としてイビルジョーとブラキディオスがメゼポルタへ襲来、
    アビオルグが特異個体&G級進出と、一挙に4種もの獣竜種が凄腕並びにG級へ進出したのである。
    特に遷悠種2種の実装は大きな反響を呼んだ。
    G8はまさに獣竜種のシーズンと言っても過言ではないだろう。

余談

  • 恐竜のうち獣脚類と呼ばれるグループをモデルにしているというのは上述通りで
    種族名の『獣』も獣脚類由来だと考えられるが一部ユーザーからは
    「獣と名称に入っているのに哺乳類っぽくない、あるいは哺乳類モデルの種*6が少ない」
    と突っ込まれることもある。かといって哺乳類に近づけすぎるとこっちになるかもしれないし…
    ちなみに食肉目をモチーフとした獣竜種は今のところいないが逆に鳥竜種には
    イヌだのイタチだのハイエナだの食肉目モチーフのものが割といる。
    鳥竜種のくせにそういうところは本種族より獣っぽいと思った貴方は間違っていない。
    • 獣脚類をモチーフとしているのは再三述べたが英語版だと樹形図において『Theropoda』と記されており
      これは現実の獣脚類と同じ名称である事から本種族はMH世界における獣脚類そのものとも見做せれる。
      一方で獣竜種は首から肩帯が異様なほど重厚に発達している場合が多い。
      頭部に巨大な荷物を抱えるボルボロス、鎚竜下目、バフバロ、ブラキディオスが該当する。
      またディノバルドとドボルベルクなどは、背筋にも炎状殻やコブが発達し、それらを支える必要がある。
      イビルジョーもニュートラルな姿勢では、
      頭部・首・肩が一直線に繋がった印象を抱かせ、隆起した筋肉も重厚に見える。
      このような特徴は陸棲哺乳類、それも巨大でがっしりした体躯を誇る種類を想起させ、
      現実の獣脚類恐竜の、優美にS字を描く首や貧弱な肩帯とは隔たった特徴といえるだろう。
      例外として、アンジャナフは恐竜に寄せたためか従来の獣竜より首が柔軟に動く。
      • 一方そのおかげか飛竜同様に重心バランスが著しく前半身に偏っている種が多いが、
        これに対しては尻尾を太くして対処しているものと思われる。
        そのため、尻尾を切断してしまったら重心が崩れて立てなくなる…
        なんてことはなく、ゲーム中では普通に切断前と変わりない動きをしてくる。
      • また地味であるが現実の獣脚類は手の甲が横向きなのに対して
        獣竜種は前を向いているという相違点が存在している。
        一応現実でも20世紀末までは前を向く復元をされており各種メディアでも
        それが踏襲されていることからそれに倣ったのかもしれないが。
    • ちなみに英語版における獣竜種の名称は「Brute Wyvern」という。
      これは直訳すると「獣のような飛竜」となるのだが、
      「Brute」という英語は「獣のような」という意味は意味でも
      「畜生、けだもの、肉欲的」といったゲスな意味での獣性を意味する言葉である。
      このような名称をつけられた獣竜種はどう思っているのだろうか……。
      肉に対する欲が凄いという意味では間違ってもなかったりする
  • 獣竜種は体に何かを付着させている、あるいは何かを纏っている種類が多く、
    多くのケースでこれらを使った独自の戦法を生み出している。
    何かを纏うのが好きなモンスター種なのだろうか。
    更にWildsでは付着や纏いから一歩進んで(?)毒ガスを溜め込むププロポルまで登場した。
    身体に何かしらを付着・纏っている獣竜種は以下の通り。
    また、纏っているもののいくつかは素材として利用されている。()は利用される時の素材名。
    • ボルボロス:泥(肥沃なドロ)
    • ボルボロス亜種:氷雪(凍った粘液塊)
    • ウラガンキン:火薬岩(溶岩塊)
    • ドボルベルク:苔、キノコなどの菌類(尾槌竜の苔甲)
    • ブラキディオス:粘菌(なぞの粘菌)
    • ディノバルド:鉄分を含む発火性の高い金属
    • 燼滅刃ディノバルド:爆破性の塵粉(燼滅刃の塵粉)
    • 怒り喰らうイビルジョー:龍属性エネルギー、獲物の返り血
    • ラドバルキン:骨(竜骨塊)
    • アンジャナフ亜種:電気
    • ディノバルド亜種:腐食性のある硫化金属(削られた硫晶片)
    • ギアオルグ:氷
  • 恐竜然とした、一番現実にいても違和感のない種族であるが*7、どういうわけかそのイメージモチーフには
    重機(ボルボロス)、ミサイル(ブラキディオス)、ガンランス(ギアオルグ)とやたらに生物とは程遠いものばかり並ぶ。
    また、デザインモチーフそのものはカルノタウルスとされているが、後のインタビューで、
    戦車砲(ブレスの充填)や鍛冶屋の金床(顎)などがイメージモチーフとして複合されている事が明かされたディノバルド、
    MHWorldで追加された要素、「痕跡」において戦車などの無限軌道を思わせる、
    轍(わだち。地面に残った車輪痕などのこと。)という表現が用いられているウラガンキン、ラドバルキンなど、
    獣竜種全体が、やたらと生物離れした表現・要素を多分に混ぜられている。
    「ファンタジーの自然」におけるモンスター達というものはなかなかに奥が深い。
  • 肉食*8の種はブレスを吐き、それ以外の食性の種はブレスを吐かない傾向にある
    (ドボルベルクやバフバロは植物、ボルボロスは昆虫、ウラガンキンは鉱石、ラドバルキンは骨を食べる)。
    例外はブラキディオスとケマトリスで、前者はリノプロスやアプケロスを捕食、後者は腐肉を食するがブレスは吐かない。
    またププロポルは泥中の甲殻類を食べるが毒ガスを口から吐く。
    更に言えばディノバルドの通常種は尾を研いだ際に飲んだ欠片や煤を内部器官で溶かしブレスとして吐くが
    亜種はその様な行動を行わない珍しいケースである。
  • 「メタルギアソリッドピースウォーカー」に登場する核竜ギアレックスも、
    骨格や動きの特徴などからこの獣竜種に分類されるモンスターなのではないかとする意見があるが、
    こちらはそもそもモンハンに登場していないモンスターなので詳しいことは不明である*9

該当モンスター


メインシリーズ
モンスター名別名英名初登場作品
ボルボロス土砂竜BarrothMH3
ボルボロス亜種氷砕竜Jade BarrothMHP3
ウラガンキン爆鎚竜UragaanMH3
宝纏ウラガンキンCrystalbeard UragaanMHX
ウラガンキン亜種鋼鎚竜Steel UragaanMHP3
イビルジョー
(派生作品)
恐暴竜DeviljhoMH3
怒り喰らうイビルジョーSavage DeviljhoMH3G
ドボルベルク尾槌竜DuramborosMHP3
ドボルベルク亜種尾斧竜Rust DuramborosMH3G
ブラキディオス
(派生作品)
砕竜BrachydiosMH3G
猛り爆ぜるブラキディオスRaging BrachydiosMH4G
ディノバルド
(派生作品)
斬竜GlavenusMHX
燼滅刃ディノバルドHellblade GlavenusMHX
ディノバルド亜種硫斬竜Acidic GlavenusMHW:I
アンジャナフ蛮顎竜AnjanathMHWorld
アンジャナフ亜種雷顎竜Fulgur AnjanathMHW:I
ラドバルキン骨鎚竜RadobaanMHWorld
バフバロ猛牛竜BanbaroMHW:I
ケマトリス炎尾竜QuematriceMHWilds
ププロポル沼噴竜RompopoloMHWilds


派生作品
モンスター名別名初登場作品
アビオルグ獰竜MHF-フォワード.3
ギアオルグ氷獰竜MHF-G2
ガスラバズラ怒貌竜MHF-G8
改造ボルボロス改造土砂竜MHST
改造ウラガンキン改造爆鎚竜MHST
強化竜ディノバルド-MHST3

*1 じゃあ陸地で死んだ個体の化石はどうなるんだという声が聞こえてきそうだが、そもそも生物の骨が無事に化石となるには様々な要素が必要である。中でも重要なのが、『風化や肉食生物の食害を逃れて速やかに地中へ埋没する』というものであり、この要素を簡単に満たせるのが『溺死』『泥に足を取られて沈み込み窒息』といった水場における死なのだ。そのため、化石の多くは水中に沈んだ死骸が元であるという仮説から流水説も有力視されていたのである。
*2 一応のアクションは一部獣竜種と共通するためこちらを先生の代役として学ぶ事もあるにはあるが、肉質や体力の差・特定条件下では転倒しない・震動や咆哮など狗竜にはない要素も多く、基礎知識よりも応用を求められる。ドスバギィに至ってはボルボロスより登場が遅いのでぶっちゃけ教わる事がない。
*3 例としてXX体験版の中級に割り当てられているのがボルボロスである
*4 イビルジョーは第1弾アプデで追加
*5 ププロポルは任務クエスト以降戦闘BGMが危険度Lv.3となる
*6 全体で見るとドボルベルクとバフバロが、バイソンやバッファローといったウシ科の哺乳類の特徴を持つ他分類上彼らに近縁なガストドンもバイソンのデザイン要素を持つ。また、ブラキディオスの頭部は、ミサイルに似た頭殻や装飾を排すればジンオウガのように食肉目の風貌を想起させる。
*7 実際、獣竜種が分類されている「竜盤目 獣脚亜目」は実在した大型肉食恐竜が分類されているグループである
*8 ここでいう「肉食」は昆虫や魚介類などを除いた、竜や獣の肉を食べる食性を指すこととする。
*9 MGSPWはMH3より後に発売されているが、コラボ先はあくまで獣竜種という種族が登場する前のMHP2Gである