フィールド/獄泉郷

Last-modified: 2024-04-27 (土) 11:40:33

霊泉に満ちた、緋色の古戦場

 獄泉郷

終極 災禍の郷

  輪廻 冥府の泉

    廻天 運命の獄

アップデートVer3.00で追加された、MHRiseに登場するフィールドの一つ。

目次

概要

  • 禍々しい雰囲気に包まれた、謎の決戦場型フィールド
    Riseの時点では2つの高難度クエストとイベントクエストでしか使用されておらず、非常に謎の多いフィールドだった。
  • 龍宮砦跡とシルエットの似通った建造物がフィールド奥に確認できる…のだが、付近の様子があまりにも異質。
    紹介ムービーで真っ先に目に飛び込んでくるのは、血のような色をした真っ赤な川だろう。
    この川は建造物のある高台から流れ出ており、岩壁を伝う液体の周りには硫黄のような黄色い物体が付着している。
    地面からも何らかの気体が噴出しており、いたるところに墓標と思われるものが刺さっている。
    また、ベースキャンプには大量の風車が刺さっているほか、
    川の付近には意味ありげに積み上げられた石がある。
    もうお分かりだろう、ここはまさに地獄を体現したようなフィールドなのである。
    • 川の付近に積まれた石も、おそらくは賽の河原の石積みをイメージしたものだろう。
  • MHRiseの作中では一切語られることなく、高難度クエストと共に突如現れたフィールド。
    そのため、地理的情報はもちろん過去に何があったかも不明のままであった。
    • MHR:Sにてアマツマガツチが出没した際、里の住人達は襲来の可能性を危惧していたため、
      獄泉郷はカムラの里から程近い場所であることが判明している。
    • サンブレイク第5弾アップデートで追加されたアマツマガツチのクエスト名が「愛する故郷に、陽はまた昇る」であること、
      またヨモギが狩猟地を知ったときの反応などから、
      この地こそがアマツマガツチにより滅ぼされた、ヨモギやカゲロウ達の故郷「ツキトの都」ではないか、と考える人もいる。
      ただ、大きな建物の残骸こそあれど、立地はどう見ても山奥の秘境と行った様子で、
      仮にも「都」と呼ばれる規模の都市があったとは考えにくい。
  • 昼と夜で空模様が変わる。
    昼は薄雲に覆われた空に太陽が昇っており、黄色っぽい光を注がせているのだが、
    夜になると空全体が濃い紫で覆いつくされ、禍々しさに拍車を掛ける。
  • BCには赤い旗や倒れかけた石灯篭などが配置されており、この時点で物々しい。
    また、端から下をのぞき込むと真っ赤な川と水没した建物が見られる。
    戦場へは付近にいる大翔蟲を使って向かうことになる。
    • この大翔蟲の奥には壊れた橋がある。かつてBCのある場所と戦場とを結んでいたものだろう。
    • BCからはハンターたちが武器を振るうことになる平地と、朽ちた城のような建物を下から望むことができる。
    • BCにいる時点で「霊泉に満ちた、緋色の古戦場」という固有BGMが流れ始める。
      このBGMは発覚・未発覚に関わらず常に流れる他、モンスターの専用BGMを上書きする。
      なお、BGM周りの仕様は曲以外本作の決戦場フィールドと共通である。
  • ちなみに決戦場扱いされているものの、歴代の決戦場とは異なる点が多い。
    • 実は罠が設置可能である(従来作の場合罠が設置できないタイプの決戦場が多い)。
      溶岩等によるスリップダメージが発生する場所も無いため、
      決戦場よりは塔の頂や秘境のような扱いなのかもしれない。
      もっとも、ヌシや古龍が相手の場合罠を置けても効かないことは忘れずに。
    • 決戦場系のフィールドからは乙るかモドリ玉を使わない限り脱出できないのがお約束で、
      本作でも支給品にしっかりモドリ玉が入っているが、実は普通にファストトラベル可能
      なのでシステム側に狩猟中とみなされないタイミングであれば、
      いつでもキャンプに戻ってアイテム補充、食事・装備の変更などが可能である。
      • また、ドキドキノコとケムリの実が採取できるため、
        モドリ玉を現地調合することも可能だということは頭の片隅に置いておくといつか役立つかもしれない。
      • 単体や同時クエストの場合はあまり意味のない仕様であるが、ヌシ大連続狩猟クエストの場合は
        インターバルの度に戻る事ができる。次に出現するヌシ対策スキルを積んだ装備や
        属性耐性食事などを切り替える事で大幅に難易度を下げる事ができる。
  • モンスターと戦うエリアへはベースキャンプの隅にいる大翔蟲を使って移動するが、
    マルチプレイだと乙って復帰するときにモンスターの攻撃が飛んできて着地狩りといった事故がたまによくある。
    大翔蟲の糸から手を離した瞬間から空中回避や疾翔けができるので危ないと思ったら着地位置をずらそう。

クエストについて

MHRise

  • 後にイベントクエストとしてジュラトドスイソネミクニ
    タマミツネの3体を狩猟するクエスト「水清ければ月宿る」が配信される事となった。
    こちらは報酬として重ね着装備が貰える通常のイベクエで、
    参加条件もHR4以上という上位入りたてのハンターでも獄泉郷に赴けるクエストとなっている。
    しかし高難度クエスト(特にヌシ3連)の印象が大きい影響か、そちらのクエストをやり込んだ
    ベテランハンター達にとってはこの三体が獄泉郷に出現するのは少し場違いに感じるかもしれない。
  • 更なる高難度イベントクエストとして、「称号・ヌシの心」も配信される事となった。
    こちらはアオアシラリオレイアディアブロスの3体のヌシが獄泉郷に現れるという、
    「ヌシの名を戴くもの」以来のヌシ3頭連続討伐クエストとなっている。
    ヌシ・ディアブロスは非常に強力な上、強化個体となってはいるものの、
    それ以外の面子は先のクエストと比べても控えめになっているのでそれほど難しくはないだろう。
    因みにこのクエストの登場でヌシは全員が獄泉郷に出現できると言うことが明らかになった。
  • さらに、強化個体の奇しき赫耀のバルファルクがターゲットのクエスト、「高難度:赫耀動乱」も配信された。
    ただでさえ世紀末のような様相を呈していたが、ついに古龍まで進出を始めた模様。
    • この様子なら、ドス古龍3体を相手する大連続討伐クエストといった無茶振りもあるかもしれない…
      …などと言っていたらその後、2022年3月4日に
      本当に3体のドス古龍の大連続討伐クエストが配信されてしまった本当に何なんだこのフィールド。

MHR:S

  • MHR:SのVer.10.0.3時点では当フィールドに赴く新クエストは一つも存在しなかったが、
    Ver.12にて追加されたタマミツネ希少種が獄泉郷に登場した。
    また実際に狩猟対象になるわけではないが、彼の登場ムービーによってティガレックスの生息も明らかになっている。
    • サンブレイク公式サイトのロードマップでは、
      発売前から第2弾アップデートの背景に獄泉郷の風景が広がっているのが確認できたため、
      発売後のアップデートにて獄泉郷を舞台としたクエストが登場する事が予想されていた。
  • イベントクエストでも長らく新クエストは存在しなかったが、
    2023年1月5日には紅蓮滾るバゼルギウスを狩猟するクエスト「爆風よ、厄を払いたまえ」が、
    Ver.14アップデートを目前にした2023年2月2日には「高難度:雪鬼獣とカーニバル!」が配信されるなど、
    当フィールドでのクエストも順次増えている現況である。
    特に後者は金冠確定かつ強化個体のゴシャハギという、当フィールド相応の強敵が待っている。
  • そしてVer.15では嵐に舞い災禍を奏でる龍たるアマツマガツチがついに襲来。
    従来に増して強大な嵐龍の力は獄泉郷にすさまじい嵐を呼び、空もかつての霊峰を思わせる禍々しい赤色に染まっている他、
    以前までは見られなかったバリスタや大砲、大翔蟲の姿も見られるなど、
    大いなる災いの龍の狩猟のため、フィールドも大きく様変わりしているようだ。
    クエスト開始時のウツシ教官の台詞によると念のため用意しておいた狩猟設備が功を奏した、とのこと。
    • アマツマガツチの討伐に成功すると、かつてのアマツマガツチ討伐後の霊峰のように
      爽やかな青空に眩い陽光、更に虹までもが現れる…という非常に美しい光景を拝むことができるようになった。
      以前は昼夜ともに曇り空をしていたため、非常に新鮮な光景として映ることだろう。
    同時に傀異討究クエストでも闘技場塔の秘境と共に狩猟地に選ばれるようになった。
    これにより、理論上は決戦場フィールドでありながら古龍を含めたほぼ全ての大型モンスター*1が登場出来るという
    とんでもないフィールドになってしまった事が発覚。
    しかもほぼ全員が傀異化、あるいはそれを克服した強力なモンスター達である。
    一部はただの取り巻きではあるが…
    かくして獄泉郷は塔の秘境と共に歴代魔境の仲間入りを果たす事態になってしまった。
    雰囲気は一番魔境っぽい
    • クエストの舞台として見ると、まず環境生物・猟具生物が使用できる点で闘技場に勝り、
      水場があるので火やられを解除しやすい点は闘技場・塔の秘境両方に勝る。
      フィールドの広さは痛し痒しと言ったところだが、同時狩猟でカオスなことになりづらいのはありがたい点かもしれない。
      人によってはヒオウギカワズがとにかく邪魔かもしれないが。
      明確な欠点としては、壁が北側にしかないため、操竜での壁当ての難易度が若干高いことか。
      坂道の存在も、特に坂でモーションが大きく変わるハンマー使いにとっては戸惑いやすいところかもしれない。
      また、採取ポイントが決戦場型フィールドの中では多いため、新規クエストを集める目的ならば若干優位。
      もっとも、新規クエスト集めだけなら決戦場フィールドにこだわる理由が薄い。
  • 2023年5月4日には、特殊な仕様が追加された強化個体を狩る「烈禍襲来クエスト」として、
    最初は怒り状態から始まるラージャンを狩猟する「烈禍襲来:獅子が魅せる肉体美」が登場。
    金冠確定かつ新たな連携も追加された強敵が相手だが、報酬としてあのマッスルシリーズという人気防具が手に入る為、
    自分もあの肉体美が欲しい!というハンターは是非ともチャレンジしてみよう。

登場モンスター

小型モンスター
ツケヒバキ*2
大型モンスター
ラージャン
アオアシラ(通常種/ヌシ)
ゴシャハギ
リオレウス(通常種/ヌシ)
リオレイア(通常種/ヌシ)
ディアブロス(通常種/ヌシ)
紅蓮滾るバゼルギウス
ジュラトドス
タマミツネ(通常種/希少種/ヌシ)
イソネミクニ
マガイマガド
ヌシ・ジンオウガ
ヨツミワドウ
ヤツカダキ
オオナズチ
クシャルダオラ
テオ・テスカトル
奇しき赫耀のバルファルク
超大型モンスター
アマツマガツチ


小型モンスター
バギィ*3
フロギィ*4
イズチ*5
ハゼヒバキ*6
大型モンスター
ダイミョウザザミ
ショウグンギザミ
激昂したラージャン
ウルクスス
ラングロトラ
ビシュテンゴ(通常種/亜種)
ガランゴルム
ドスフロギィ
ドスバギィ
クルルヤック
プケプケ
オサイズチ
アケノシルム
リオレイア希少種
リオレウス希少種
バサルモス
フルフル
ティガレックス*7
ナルガクルガ
ベリオロス
セルレギオス
ライゼクス
バゼルギウス
エスピナス(通常種/亜種)
ロアルドロス
イソネミクニ亜種
オロミドロ(通常種/亜種)
ボルボロス
アンジャナフ
ジンオウガ
トビカガチ
ルナガロン
怨嗟響めくマガイマガド
ヤツカダキ亜種
ゴア・マガラ(通常個体/特殊個体)
傀異克服オオナズチ
傀異克服クシャルダオラ
傀異克服テオ・テスカトル
傀異克服バルファルク
シャガルマガラ(通常個体/傀異克服)
イヴェルカーナ
メル・ゼナ(通常個体/特殊個体)

余談

  • 獄泉郷のロケーションモデルは恐らく恐山であり、
    ゲームのそれと同じく風車や積み重なった石などがみられるが、
    それらは有毒ガスへの対策であるとされている。
    血のような色の水も非現実的なものではなく、鉄泉と呼ばれる鉄分が豊富な水(あるいはお湯)の可能性が高い。
  • 霊泉とは霊験あらたかな泉、あるいは不思議な効能のある温泉のこと。
    池から湯気が立ち込めていたり、硫黄のような物体が壁面に付着していることを考えると、
    このフィールドにおいては恐らく後者の意味で使われていると思われる。
    • 設定資料集では「古き温泉郷」「滅びた温泉行楽地」などと表現されており、
      古くはユクモ村のように湯処・観光地として栄えた場所であるようだ。
      あるクエストで興行の舞台として活用されているのも、
      そういった過去を持つが故なのかもしれない。
      もっとも、今では見る影もなく朽ち果てており、
      湯治客に代わって多種多様なモンスターが立ち寄る魔境と化している。
      こんな有様では、何かイベントを催したとて人が寄ってくるとも思えないが…。
    • モンスターが集まる理由については湯治によって疲れを癒すためか、
      もしくはそうして集まった獲物を食らうためではないか?という推論が立てられている。特にこいつとか。
  • 火山活動が活発な地域では硫黄ガスの影響で草木が育ちにくく、
    岩肌が露出した殺伐とした景観になる。
    日本においてはこういった場所を「地獄」「地獄谷」「地獄地帯」などと呼ぶことがあり、
    このフィールドの名称もそれを参考にしてつけられたものではないかと思われる。
  • 飛行しないモンスターが追加で登場する際は、地面を掘り返したり空から降り立つようなことはせず
    壁面に空いた横穴から出てくる。
  • MHRise発売後のタイトルアップデートにて「決戦場型フィールドの追加」が告知されており、
    多くのプレイヤーはイブシマキヒコ・ナルハタタヒメの追撃戦に関連するものだと考えていた。
    しかし実際にはあくまで龍宮砦跡の新規エリアという形で決戦の場が設けられたため、
    この獄泉郷こそが告知されていた決戦場型フィールドに該当するものと言える。
    • 今まではあくまでユーザー間の俗称に過ぎなかったが、
      アプデ情報に「決戦場フィールド」という単語が用いられたことで、
      公式用語として認められる形になったようだが、そもそも決戦場を知らないユーザーは
      単純にラスボスと戦うフィールドに現れる新エリアの事だろうと思ったかも知れない。
  • フィールド紹介ムービーにて、琵琶法師の語り(ページ最上部のアレ)の最後の文字を逆向きに縦読みすると
    綺麗に「獄」「泉」「郷」となる。

関連項目

フィールド/龍宮砦跡
BGM/獄泉郷戦闘BGM
モンハン用語/決戦場フィールド

本フィールドが狩猟地となるクエスト記事

クエスト/猛者たちの酒宴
クエスト/ヌシの名を戴くもの
クエスト/水清ければ月宿る
クエスト/赫耀動乱
クエスト/称号・ツワモノの心
クエスト/雪鬼獣とカーニバル!
クエスト/烈禍襲来:焔の海に大難は舞う
クエスト/烈禍襲来:獅子が魅せる肉体美
クエスト/烈禍襲来:奏でるは破滅の調べ


*1 今作に登場する(超)大型モンスター78種のうち実に73種約9割に当たる
*2 ヤツカダキに伴う形で登場
*3 ドスバギィに伴う形で登場
*4 ドスフロギィに伴う形で登場
*5 オサイズチに伴う形で登場
*6 ヤツカダキ亜種に伴う形で登場
*7 タマミツネ希少種のムービー中にも登場する