目次
概要
- 本来は、仏教における守護神である「持国天」「増長天」「広目天」「多聞天」の4人のこと。
転じて、特定分野における4人の実力者のことを指すようにもなった。
歴史上では徳川家康家臣の「徳川四天王」、ゲーム等の創作関係では
『スト2』の「バイソン」「バルログ」「サガット」「ベガ」のシャドルー四天王あたりが有名。
「四将軍」や「四皇」などという形で「四天王」とは別の名前だったり、
あるいは「三銃士」や「五人衆」、「七英雄」のようにそもそも四人ではない場合もあるが、
「敵サイドとして立ちふさがる実力者集団」として、まとめて四天王ポジションと扱われることも多い。
ゲームでは所謂ラスボスの前座として連続で現れるパターンと、物語の要所要所で1体ずつ現れるパターンが多い。- 日本ではよく使われる表現であるが、海外では相当する名詞がないため
「ザ・ビッグ・フォー(The big 4)」などの言い回しで表現されることが多い。
- 日本ではよく使われる表現であるが、海外では相当する名詞がないため
公式公認の例
- モンハンでも、公式での呼称、及びファンからの呼称として「四天王」という名前がいくつか存在する。
MHP2G 焔の四天王
- 初めて公式に『四天王』の名前が付けられた、G級火山での大連続狩猟のイベントクエスト。
…なのだが、いろんな意味で突っ込みどころが多いクエストになっている。
- まず登場モンスター。
グラビモスとヴォルガノスは問題ないとして、
大連続狩猟クエスト故に古龍たる炎王龍が登場しないのはともかく、
火山に生息する「焔」使いにして飛竜の「王」たるリオレウスが抜擢されていないばかりか、
「四天王」を名乗るには力不足であろうバサルモスと
攻撃から体色、生態まであらゆる面で「焔」要素が皆無であるショウグンギザミが何故か一角を占めるという謎の選出。
せめて朱色をした亜種の方ならまだ色的にマシだったのに。
なお、いずれも強さやサイズに特別な補正があるわけでもない。
- 次に配信時期。
特段強化が施されていることもないにもかかわらず、
配信時期が武神闘宴三つ前とかなり遅い。
G1から受注が可能なのでG級火山にG2前に行けるというメリットはあるが、
数週間前に配信されていた『マグマの海に擁かれて』で既に可能である。
- 最後に報酬。
この時期かつ大層なクエスト名だが、特殊な装備が作れるわけでもなければ
特に会いにくいモンスターがいるわけでも、激レア素材持ちのモンスターが多数出現する訳でもない。
貴重な素材では鎧竜の天殻も報酬で出るものの、単体クエストの方が確率が高いため、
時間のかかる大連続狩猟クエストでありながら救済クエストにすらなっていない。
鎌蟹の重殻と鎧竜の重殻が確定報酬となっているが、だからどうしたというレベルである。- しいて言えば、G1の時点でグラビモスとショウグンギザミの素材を手に入れられるというメリットはある。
確定報酬を見ても、それを意識した設定であると考えられなくもない。
…とは言え、G1に昇格したばかりの時点でこれらの強敵と渡り合うのはかなり厳しいが。
- しいて言えば、G1の時点でグラビモスとショウグンギザミの素材を手に入れられるというメリットはある。
- …このように、一度腕試しに挑めば忘れ去られるような内容故に、
知名度(印象)は非常に低い(薄い)と言わざるを得ない。
四天王という呼び名に関しても、4頭クエという理由でとりあえずクエスト名に冠された感じが強く、
一般的には後述するMHXの四天王が(初の)公式『四天王』と見做されている。
MHX 四大メインモンスター
- Xシリーズにおいて大々的に公認されている『四天王』。
斬竜ディノバルド、巨獣ガムート、電竜ライゼクス、泡狐竜タマミツネを指す。
いずれのモンスターも種族や得意とする属性が違う、と言うのが大きな特徴である。- MHXに関するCMやポスターなどの宣伝では、四天王ではなく
「四大メインモンスター」という呼称が使われ、
ゲーム外で公式にこの呼称が採用された事はなかったが、
続編であるMHXXでは、公式サイトなどでも四天王という言葉が堂々と使われていたり、
本作から4体揃った四天王の二つ名個体も4体まとめて『二つ名四天王』と各所で表記されているなど、
四天王という呼称が公式でもよく使われるようになっている。 - 英語版Monster Hunter Generationsではこれに対応する言葉として
The Fated Four(宿命の4体)という言葉が当てられている。
- MHXに関するCMやポスターなどの宣伝では、四天王ではなく
- MH4Gまではメインモンスターは各作品に1種ずつしか定められていなかったが、
MHXではシリーズで「メインモンスターが4種いる」という前代未聞の発表がされ、
ハンターたちの間で激震が走ることとなった。
MHX(X)
- MHXのOPでは、ガムートは雪山にてティガレックスと、タマミツネは渓流にてジンオウガと、
ライゼクスは森丘上空にてリオレウスと、それぞれ激戦を繰り広げる姿が描かれている。
正式な看板モンスターであるためか、ディノバルドは古代林でのハンターとの戦いが描かれる。- なお、雪山、渓流、森丘は、四天王の3体と相対する歴代メインモンスターが
ストーリー上で初めて出現した記念すべきフィールドである。
そしてMHX発売後には、まさかのトラウマクエスト4連戦というサプライズ登場が待っていた。 - さらに、MHXではディノバルドの、MHXXでは残り3体の二つ名持ちモンスターが登場。
MHXXのPVではこのOPの対戦カードを意識したのか、
二つ名四天王と対峙するハンターの纏っている装備が、
それぞれopで戦ったメインモンスターの二つ名個体の防具となっている。- 燼滅刃に挑むハンターの装備は紫毒姫となっているが、
これは生態ムービーでディノバルドとリオレイアが縄張り争いを繰り広げていたことに由来している。
- 燼滅刃に挑むハンターの装備は紫毒姫となっているが、
- なお、雪山、渓流、森丘は、四天王の3体と相対する歴代メインモンスターが
- 防具のデザイナーを担当したえだやん氏によると、
四大メインモンスターの防具も4体でセットになるようイメージ出しをしており、
ディノバルドが正統派主人公、ガムートが力自慢の巨体キャラ、タマミツネがイケメン枠、
ライゼクスが無口でニヒルなナンバー2というイメージらしい。
- 各モンスターから作られる武器は、武器名や解説文に特徴を持つものが多い。
また狩猟笛は上位以降になると、橙色の音符を持つようになるという共通点もある。
- 四天王には得意属性と弱点属性でいわば四すくみの関係が成立しており、
以下のように弱点属性を突く形になる。*1
→ディノバルド→
↑ ↓
タマミツネ ガムート
↑ ↓
← ライゼクス ←- ドス古龍の関係を連想させるが、防具に関してはそこまで明確に有利不利を産まない。
むしろ属性耐性的には第二弱点を突かれてしまい微妙になることも。*2
また下位ライゼクスの狩猟笛はタマミツネ戦に格別に有効だったりするが、他は何とも言い難い。
四天王を相手取るなら、普通に弱点属性を突くように武器作成していくと比較的に楽に攻略できるだろう。
- ドス古龍の関係を連想させるが、防具に関してはそこまで明確に有利不利を産まない。
- 彼らを「四天王」と呼んでいたのは当初はMHXの開発陣の間だけだったようだが、
現在ではこの呼称はファンの間でも使われるようになってきている。
また、ゲーム内でも村クエストにはこの4体を連続で狩猟する「宿命の四天王」や
「高難度:四天王の凱歌」というクエストがあり、前者のクエストのクリアで入手できる勲章にも
「『宿命の四天王』に打ち勝った」と記載される。- ダウンロードクエストにも、四天王が全員勢ぞろいするものが存在する。
チャレンジクエストには、4頭全員が獰猛化して襲い掛かってくるものが存在する他、
2016年7月に配信された「四天王と暴喰の王」では、
四天王に加えてとんでもないスペシャルゲストが待ち構える。
- ダウンロードクエストにも、四天王が全員勢ぞろいするものが存在する。
- 四天王は火、水、雷、氷の四属性を司るが、龍属性を用いる者はいない。
龍属性を司るのは、四天王を超えたチャンピオン…もといラスボスである。
- 恐竜のようなモンスターというイメージで作られたディノバルドは勿論のこと、
昆虫の要素が取り入れられ、古生代の巨大昆虫のような外観を有するライゼクス、
言うまでもなく、氷河期のマンモスに酷似した姿をしているガムート、
古の和を感じさせ、幻想的な雰囲気を醸し出すタマミツネと、
方向性は個々で異なるが、どの四天王も古風なデザインとなっている。- そしてラスボスのオストガロアも、古代生物のアンモナイトをモデルにしたデザインである模様。
銀色でメタリックな体色・エネルギーを射出する機能があり、用途に応じて様々な形状に変化する翼を持つなど、
機械的・近代的な一面を持つモンスターとなっている。
鏖魔ディアブロスはどちらにも当てはまらないが、
蒸気を発しながら暴走する姿はどことなく蒸気機関車に見えないこともない…かも。
- ちなみに、MHXの制作が発表されて間もなく公式サイトで一番最初に発表された続投モンスターは、
リオレウス、ジンオウガ、ティガレックス、ブラキディオスであった。
前者3体がOPで四天王と対をなす形で描かれていたことや、
ブラキディオスがディノバルドと同じ獣竜種のメインモンスターであること、
砕竜・斬竜という対極的な別名などから、
一時期は”ディノバルドは事実上ブラキディオスと対をなす存在なのではないか”と考える者もいた。
しかしながら、発売後も両者の繋がりを意識した設定や生態、演出は全くといっていいほど存在せず*3、
現在ではそういった認識はほぼ失われている。
OPを見る限り、ディノバルドと対を成すのは他でもなくハンターであろう。
- 四天王はいずれかのタイミングで緊急クエストのターゲットとなっており、
そうでない場合でも必ず登場するランク帯のキークエストの対象に選ばれている。- その他、集会所☆7では四天王ともう1体のモンスターの同時狩猟があることや、
G級☆3ではそのクエストの名前にフィールド名が入っているという特徴もある*4。
- その他、集会所☆7では四天王ともう1体のモンスターの同時狩猟があることや、
- と、このように作品外では4体1セットとして大々的に扱われている四天王だが、
これらはあくまで作品外での宣伝や紹介としてまとめられているだけであり、
ゲーム内での繋がりはそれほど強い訳ではない。
それぞれ同時期に拠点となる4つの村で出現するだけであり、
争い合うことはもちろん、作中のキャラが4体をまとめて扱うこともない。
もっとも、種族も生態も何もかもが違う*54体を一括りする理由は特に無いため、
当然のことと言われればそれまでである。
- なんの縁か、切断されて落下する尻尾に攻撃判定があるディノバルド、
それぞれ討伐時に振動と吹っ飛ばし判定を発生させるガムートとライゼクスなど、
まず注意を向けないであろう部分に妙な引っかけを持っているモンスターばかりである。
例外的に、タマミツネは泡攻撃と言う目立つ妙手で引っかけ要素は無いと思われたが
「泡まみれ状態の一段目には特に影響は無い」と言う二段構えの引っかけがある。
MHW:I
- 新大陸が舞台となるMHW:IではMHX四天王の一角であるディノバルドが復活を遂げ、
更には亜種個体である硫斬竜ディノバルド亜種まで確認されるなど大きな盛り上がりを見せたが、
一方で残りのメインモンスター3種は復活ならずという形となった。
やはり四体セットで登場してこそ四天王だという声も多いようだが、
インタビュー等では「四天王揃い踏みとなると『MHX』感が強くなりすぎてしまう」という事情が語られている。
そもそも『四天王』という括りは四大メインモンスターという要素を押し出したMHX(X)ならではのものであり、
以降の作品では強いてその括りを継承する意味合いが薄いという事情もあるかもしれない。- ちなみに四天王のうちディノバルドのみが参戦するのは初めてではなく、
外伝作品にあたるMHSTでも他の四天王は登場せずに終わっている。
また、シリーズ15周年記念アートのメインモンスター集合イラストに描かれているのもディノバルドのみである。
特にこれといった理由は明かされていないものの、上記と似たような理由だろうか。
ディノバルドに出番が偏り気味なのは、MHXにて実際にパッケージを飾ったことをはじめ
一貫して「四天王の代表」的な存在として遇されていることが理由だと思われる。
- ちなみに四天王のうちディノバルドのみが参戦するのは初めてではなく、
MHRise
- 和風の雰囲気を全面に押し出したMHRiseでは、
発表当初よりその風格を持つタマミツネの登場が噂されていたが、
予想通りにタマミツネが単体で復活を遂げることとなった。
体験版でもターゲットに据えられ、ライバルであるジンオウガとの縄張り争いも追加され、
登場ムービーも見事に七五調の語りが入れられるなど、
和風代表のモンスターとしてかなりの高待遇を受けている。- また、今作特有の特殊な個体であるヌシ個体、ヌシ・タマミツネも登場。
天眼の面影を残しつつも黒々とした大きな身体に鬼火泡を使用し、
百竜夜行では群れを率いるなど新モンスターとして存在感を放っている。
- また、今作特有の特殊な個体であるヌシ個体、ヌシ・タマミツネも登場。
- なお、他の四天王についてはアップデートを経ても参戦しておらず、
四天王の看板とも言えるディノバルドもMHW:Iから引き継がれてはいない。
MHR:S
- MHRiseのG級相当作品であるサンブレイクでは、
既にタマミツネがRiseに登場していたことから他の四天王の登場は危ぶまれていたが、
四天王の一角として無事(?)ライゼクスが電撃参戦を果たした。
今作ではRiseとは対照的に西洋妖怪をフィーチャーしているため、
悪魔的な英名や印象を持つライゼクスが抜擢されたのだろう。- タマミツネとライゼクスが共演したことで、今作では四天王同士の縄張り争いも実装された。
これまでは一括りにされることこそあれ四天王が互いに争う場面は一切描かれていなかったため*6、
新鮮な感覚を覚えたプレイヤーもいるかもしれない。
- タマミツネとライゼクスが共演したことで、今作では四天王同士の縄張り争いも実装された。
- MRでは百竜夜行が存在しない関係で「ヌシ・ライゼクス」と言うものは存在せず、
加えてライゼクスの亜種や特殊個体と言ったものも未登場になっている。
一方でタマミツネについては陽の目を浴びる機会が多く、ヌシ個体に加えて
大型アップデート第二弾でまさかの希少種が新たに登場する運びとなった。
- 本作では換金用アイテムに、ベルナ村の土産として「4品詰めの土産品」というものが存在する。
その説明文はというと、
…というもの。ナイフ、ローブ、マフラー、
羽織がセットになった土産品。
メイン4品の贅沢仕様。
MHXではギルドカードの勲章において、四天王各種を素材にした*7記念品が用意されており、
その内容は剣尾のナイフ、電翼のローブ、象毛のマフラー、舞狐の羽織の4品となっている。
同じ組み合わせ、ベルナ村、そしてメインという言葉から考えて、
まず間違いなくこの勲章の品であろう。
素材だけとはいえ再び四天王揃い踏みした…と言えるだろうか。
MHWilds
- 上記のような経緯からMHW:Iでディノバルド、MHRiseでタマミツネ、
MHR:Sでライゼクスというように、四天王は「各作品に(機会があれば)一体ずつ登場する」
というルールになっているのではないかという考察が多く見られるようになった。
よって、残されたガムートの登場はその次作、MHWildsに回されるのではないかという予想がされていた。
- ところがどっこい、なんとガムートは発売段階で登場せず。
その上、MHWildsの第1弾無料アップデートの
追加モンスターとして再びのタマミツネが登場する事が判明した。- 何故タマミツネが続投する事になったかについてだが、
開発陣からは海竜種の骨格を技術的にアップグレードしているからと説明されており、
滑走や泡など独自の要素があるタマミツネをPS5のスペックで動かしたいという思いがあったのだと考えられる。
また、20周年総選挙においてタマミツネが四天王随一の人気を博している事が判明した*8事、
MHR(:S)にモデルがあり他のモンスターと比べても復活の手間がかかりにくい事なども無関係ではないだろう。
- 一方、残されたガムートに関しては骨格・身体の大きさの面でリメイクに難があり、
人気を考えると費用対効果が芳しくない事などが挙げられている。
また、もう1つ考えられるのがMHR(:S)があくまで携帯機シリーズであるという事。
もしMHWildsの開発陣が据え置き機で四天王を出したいと考えていた場合、
上記の復活順サイクルが今度はMHWildsで回される可能性もある。
この場合、ガムートの復活はさらに後作に回されてしまう事が懸念されるが…。
- 何故タマミツネが続投する事になったかについてだが、
MHNow
- MHWorldベースの本作では、配信開始からしばらくの間は四天王は居なかったものの、
シーズン2『嵐が誘う泡沫の宴』の第2弾の目玉としてタマミツネが、
シーズン5『春陽薙ぐソードテイル』の目玉としてディノバルドが登場した。
いずれもシーズンストーリーの緊急クエストクリアで低確率でフィールドに出現する他、
大連続狩猟のトリでは専用BGMを伴って現れる。
- 現状、MHNowではMHWorld以降に登場したモンスターのみが登場しており、
作成にはある程度そちらのデータが流用されていると考えられている。
そのためMHR:Sに登場していたライゼクスならば登場は容易であるが、
MHWorld以降復活できていないガムートの参戦はいささか厳しいと言わざるを得ない。
MHST
- MHSTの発売当初では四天王やMHX出身モンスターは参戦しておらず、
唯一MHXとの連動特典としてディノバルドの片手剣や
ナビルーのコスチュームが手に入るといった程度であった。
- しかし、DLCとしてディノバルドと戦う事ができるトーナメントが追加され、
NPCライダーと共に襲い掛かるディノバルドを見事倒すことができれば
ディノバルドの大剣を入手する事が出来るようになった。
また、更にオトモンとしてのディノバルドもDLCとして追加され、
Ver.1.2.0以降では通常のモンスターの巣にも登場する様に。
飽和しがちな火属性モンスターとしてもなかなか優秀で、
絆技は「クロスブレイザー」と称してX型の炎刃を叩き込むなど、
四天王代表として非常に大きな存在感を放っていた。
MHST2
- MHST2では遂に四天王全員が勢揃いで参戦するという快挙を果たした。
ガムートは最強のキングモンスター、それ以外はストーリーでボスも務めるなど華々しい活躍も見せている。
それどころか無料アップデートの追加モンスターとして二つ名四天王も大々的に登場し、
後に四天王の巣という二つ名四天王が手に入る巣も追加されているなど、
四天王にとってはまさに大躍進の作品となった。- 四天王揃い踏みでMHX感が強くなりすぎてしまうのは、
あくまでメインシリーズとしての話ということなのだろうか。
実際にMHXの要素が多いなどという批判は全く出てないので問題はないが、
それ以上にストーリーズの作品はメインシリーズの多くのモンスターが出演しており、
クロスシリーズのみならず他作品のファンであっても楽しめるシリーズになっているのも一因だろう。
- 四天王揃い踏みでMHX感が強くなりすぎてしまうのは、
- ちなみに四天王はいずれも
「自身の弱点属性を得意とする四天王の絆技で討伐すると帰巣率が大幅にアップする」という共通点がある。
要するにディノバルドはタマミツネの絆技で、タマミツネはライゼクスの絆技で、
ライゼクスはガムートの絆技で、ガムートはディノバルドの絆技で討伐するとよい。
シリーズファンによって呼ばれている例
- こちらは公式から呼ばれているわけではないが、
プレイヤーたちからよく「四天王」と呼ばれやすいもの。
一応探せば他にも多数あるが、個人的な主観も強く含まれるため、特に有名なものの紹介に留める。
MH3G ヘビィ四天王
- MH3Gにおいて、非常に強力とされている四丁のヘビィボウガンのこと。
カーディアーカ、エクリプスナイパー、皇砲アークアンセム、冥砲エンヴァトーレを指す。- 装填数は悲惨だが、貫通、通常弾のWしゃがみ撃ちで発揮する恐るべき破壊力が魅力のカーディアーカ。
- 武器倍率が控えめで、通常弾装填数もやや少ないものの、
リミッター解除による安定した立ち回りが可能なスキル自由度の高い貫通銃エクリプスナイパー。 - LV3物理弾こそ撃てないが、
それを補って余りある圧倒的な攻撃力でLV1,2の物理弾をばら撒く皇砲アークアンセム。 - 一見、属性弾と散弾が得意なだけで他は並程度の性能…と思いきや、
とあるバグ仕様の働きで水中では反則級の強さを発揮することが可能になる冥砲エンヴァトーレ。
どのヘビィもお互いの特徴を潰すことなく共存ができているという、稀有な存在であると言える。
この辺が、「四天王」と呼ばれることが多い理由の一つなのかもしれない。
狩猟の際には状況に応じて、これらをうまく使い分けることが大切になってくるだろう。- どの武器も作成や強化にレア素材が要求されるため、作成難易度が高いのが共通の欠点と言える。
とはいえレア素材をつぎ込むに値するだけの性能なので、苦労してでも作成したい。
MH3G イベントクエスト四天王
- MH3Gに存在するイベントクエストのうち、超ド級の強化個体が登場するクエスト群、
及びその狩猟対象のモンスターのこと。- 電撃・ランディープ(ランディープラギ亜)
- JUMP・獄界の門番(JUMP獄狼)
- 黒曜石は砕けない(ジョジョブラキ)
- ケロロ軍曹・侵略作戦(ママトトス)
ママトトスはクエストクリア条件を満たすだけであれば必ずしも狩猟しなくてもよいこと、
そしてママトトスがこの4種の中でさえ頭一つ抜けていることから、
代わりにUSJ・ガノトトス3D(ガノアベ)を四天王に加えるべきである、という意見もある。- この場合ママトトスは強さだけで言えば四天王を従える、
言わば魔王の様な立ち位置になると言えるだろう。
- いずれの個体も並外れた攻撃力と体力を誇っているだけでなく、
モンスターのサイズが通常の個体と比較してもかなり大きいものが出現する、という点が共通している。
また、最初から龍光まとい状態な上に通常時でも拘束攻撃を仕掛けてくるJUMP獄狼や、
疲労時以外は1ダメージでも受ければ即座に怒り状態に突入してしまう上
徘徊歩きからいきなりデスコンボを放ってくるジョジョブラキのように、
能力値以外の部分でも通常個体と違う仕様に変更されているものもいる。
- これらのモンスターを自分だけの力で倒せたのならば、
胸を張って「MH3Gを遊びつくした」と言えることだろう。
MHP3 スラッシュアックス四天王
- MHP3において強力とされているスラッシュアックス4振りの
王牙剣斧【裂雷】、凶剣斧【白雨】、フレイムテンペスト、ブラックハーベストを指す。- バランスに優れた裂雷、物理火力に優れた白雨、
会心率と属性値に優れるフレテン、斬れ味と拡張性に優れるブラハベ、
と属性や性能に置いてそれぞれが違う役割を果たせる為、
バキクエのような例外を除けばこの4振りの何れかが最適解になると言われていた。
主に見た目に難があるものの汎用的に担げる裂雷、
シルバーソルと合わせて高火力を出せる白雨、火弱点のドボルベルクやアグナコトル亜種に強いフレテン、
物理火力は低いながらも属性弱点を突きやすく耳栓や耐震など快適スキルを積みやすいブラハベと使い分けよう。
後に唯一の氷属性剣斧であるゴアフロが再評価された為、白雨に隠れて空気気味なやつがワロス入りするか、
ワロス兄弟を分けるかで謎の議論が繰り広げられたらしい - バランスに優れた裂雷、物理火力に優れた白雨、
余談
- 「四天王」と呼ばれるポジションに立つものは多くの場合、
よくファンの間で「最強・最弱議論」や「人気論争」などが巻き起こりやすいとされる。
基本的にこういった立場にあるものはいずれも魅力的な存在であることが多いため、
ファン同士の論争が過熱して場が荒れてしまうようなことも割と珍しいことではない。
この手の話題が出た際には自分の意見を押し通して好きな四天王を持ち上げたり、
逆に他の四天王を一方的に貶したりするようなことは避けるようにしたい。- ただし、「○○は四天王の中でも最弱…」というテンプレネタも存在しており、
こういう発言にいちいちムキになると逆に恥をかいてしまう場合もあるので注意。
- ただし、「○○は四天王の中でも最弱…」というテンプレネタも存在しており、
- MH3Gではガンランスにも四天王と呼ばれる武器群が存在した。
ズヴォルタ、貪獄、玉衝、ナルニツがそうであると言われていたのだが、
デアヴェルト、イシュタル、エングルム、ボルティックワークス等々、
強力なガンランスは他にも数多く存在したため、ヘビィ四天王と比べるとやや不安定であった。
- MHXXでは、特定コミュニティ内において「片手剣物理特化四天王」なる概念が提唱されたことがあった。
牙牙我王の大回転、クラッシュデアマンテ、鏖剣クリスタ、白骸鬼角アッダバランの4武器を四天王とするものだったが、
片手剣自体各種属性の使い分けが重視される武器種であること、
「物理重視という一つの運用法の中での四天王」という範囲の狭さなどから、賛同を得るには至らなかったようだ。
なお、前述した4武器が物理偏重片手剣として優秀な性能を誇っていた点は事実である。- MHXXはこれまでに比べても非常に各武器の数が多く、それぞれが実に多様な性能を持っている。
これに各スキル他、6種の狩猟スタイルが合わさることによって多様な戦法を生み出しており、
どんな状況でも強い武器というものを見出だすのが容易ではなく、
また見出だしたところでそうそう4つ前後に絞れるものでもなかった*9。
様々な戦法の提案・各武器の魅力の紹介自体は決して憚られるものではないが、
「四天王」という箔を無理につけようとしたがゆえに難色を示された部分はあるだろう。
- MHXXはこれまでに比べても非常に各武器の数が多く、それぞれが実に多様な性能を持っている。
- MHWildsでは同作の新フィールドにおける頂点捕食者として扱われている
煌雷竜レ・ダウ、波衣竜ウズ・トゥナ、獄焔蛸ヌ・エグドラ、凍峰竜ジン・ダハドが四天王と呼ばれることがある。
一体目として公開されたレ・ダウが雷属性の飛竜種、
二体目として公開されたウズ・トゥナが水属性の海竜種であったため、
MHXの四大メインモンスターを想起した人が多く現れたのである。
さらに火属性使いのヌ・エグドラ、氷属性使いのジン・ダハドと続いて
計4体のモンスターが出揃ったことにより、その傾向はますます強まっていくことになった。- また、龍属性を用いるモンスターがこれらのモンスターを襲撃してその力を利用すること、
ストーリーにおいてはラスボスとして登場することもあちらと共通している。
- 一方で下位における登場時期や武器のランクは明確に分けられている他、
ジン・ダハドは超大型モンスターということもあって他の3体より上に見られることが多い。
加えてゲーム内外で四天王という呼称は用いられておらず、あちらよりモンスター間の繋がりも薄い。
- また、龍属性を用いるモンスターがこれらのモンスターを襲撃してその力を利用すること、
- 概要でも触れたが、四天王と呼ばれることは基本的に実力の証であり誉れであるため、
(モンハン界隈も含めて)あらゆる部門で四天王ないしそれに近い存在が擁立されることが多い。
一強と呼ばれる存在を選出するよりは、実力が拮抗するものとして複数を挙げたほうが
いざこざが起こりにくいという事情もあるだろう(先述したように人気論争などはあるが)。- ただしこういった称号・二つ名的なものは人々から自然とそう呼ばれてこそ価値が高く、
適当に自称したり祭り上げたりしたところで実力・評判が双方伴っていなければ、
名前だけ・見掛け倒しとしてこき下ろされてしまうことも少なくない。
- ただしこういった称号・二つ名的なものは人々から自然とそう呼ばれてこそ価値が高く、
- 似たような概念に「四神(四獣)」がある。
中国神話における方角(季節)を司る聖獣、朱雀・玄武・白虎・青龍のことを指す。
こちらは四大○○といった概念としてよりも、より物質的なものに各聖獣の名を冠することが多く、
モンハンにおいてもフロンティアの防具にその名を用いている。- 稀に天を統べる鳳凰、地を統べる麒麟(キリン)が四神の上位に配置されることがある。
鳳凰は朱雀と被っている事などもあって事例は少ないが、
後述のように麒麟は五行思想にて色が合致しているのもあり、
上位存在としての配置は鳳凰よりも多い。 - なお元となった中国の五行思想において、四神の上位に当たる存在であると共に
「方角の中央・季節の変わり目」を象徴するのは「黄龍」という黄金色の龍とされている。
前述した麒麟は色によって名称が異なるとされ、
麒麟は黄色・金色の個体である事から黄龍の代用とされることが見受けられる。 - 創作では使いやすいモチーフであるからか、これを用いる作品は非常に多い。
モンハンに一応関連しているところでは、パズドラあたりだろうか。
- 稀に天を統べる鳳凰、地を統べる麒麟(キリン)が四神の上位に配置されることがある。
関連項目
シリーズ/モンスターハンタークロス - 公式で『四天王』と称されるメインモンスターが登場する。
シリーズ/モンスターハンターダブルクロス - こちらは『二つ名持ち四天王』が全て出揃った作品である。
登場人物/四天王装備のパーティー - MHXXのOP等に登場する四天王の装備を身に纏ったハンター達
クエスト/ImperialSaGaシリーズ - ロマサガの『四天王』フレイムタイラントが登場する。
世界観/天下三刀
世界観/王域三公 - 3種だけだが、四天王に近いポジションを確立している
モンハン用語/三界
モンハン用語/ドス古龍 - 有利不利の関係、4種いる、鳴り物入りで登場など、MHXの四天王と共通点が多い。