- 種族
- 海竜種(海竜目 海竜亜目 電殻竜下目 ラギアクルス科)
- 別名
- 冥海竜(めいかいりゅう)
- 英語表記
- Abyssal Lagiacrus
- 危険度
- MH3G:★6
- 登場作品
- MH3G, MHXR, MH-R
- 狩猟地
- 海底遺跡
目次
生態・特徴
- ギルドが保管する古文書にのみその存在が語られる、伝説的なモンスター。
「冥府の王」「海神の化身」などの異名を持つ幻の竜であり、
深淵から出で、激流の渦を以って万物を喰らうとされ、《冥海竜》とも称される。
数十年に一度、海底遺跡の奥深くにその姿を現すとされているが、目撃例および調査情報は皆無に等しい。
- 不気味な紅い眼と深淵を思わせる漆黒の体色、
そして通常種および亜種すらも遥かに上回る圧倒的な巨体を持つ。
ハンターズギルドに残る正式な記録によれば、その全長はなんと3969.3cmにも達し、
巨大なモンスターが多いことで知られる海竜種の中でも最大の種である。
また古龍種を除くと唯一の完全な水棲モンスターでもあり、
通常種、亜種と異なり地上に姿を現すことは一切ない。
- 冥海竜の最たる特徴は、正体不明の暗黒の雷を無尽蔵に発揮する能力を持つことである。
この正体不明の電撃についての調査報告は皆無に近く、
この暗黒の雷が「闇の雷」と称されているという事実のほか、
不気味な蒼黒い色彩を持つに至った要因や
人間以外の他生物への影響といった詳細については今なお一切不明の状態にある。
- 背電殻に周囲を眩く照らすほどの電力を常に宿しており、絶命しない限り永久的に帯電状態を維持している。
また、生み出される電気はその膨大さ故に身体の内部から溢れ出しており、
背電殻のみならず角、口内、全身の随所までもが蒼く発光している。
何故これ程までの電力を生み出すことができるのかは不明だが、
近年では冥海竜のみが有するとある器官が関係しているのではないかとも噂されており、
この非常に強く帯電している未知の器官は、電気を生み出す核として「雷魂」と呼ばれている。
- 戦闘に際しては巨体と巨大な雷を用いた苛烈な攻撃を仕掛け、
着弾時に炸裂して広範囲を巻き込む黒雷ブレス、電撃を纏った状態で連続して襲い掛かる攻撃など、
亜種すらも遥かに上回る規模の電力を発揮し外敵を仕留める。
ラギアクルス種の代名詞たる大放電の脅威は特に著しく、
無尽蔵の雷エネルギーを宿す本種は蓄電行動無しで大放電を連発することを可能としている。
大放電の規模は冥海竜の巨体の実に数倍、威力は海中そのものを凶器と化し蒸発させる程で、
「死に至る雷撃」として畏怖されている。
また、身体を高速で回転させることで大渦を発生させ、
獲物を巻き込み溺れさせるという通常種の狩猟方法を攻撃に転じさせている。
冥海竜は一度に複数の大渦を生み出すことを可能としているが、
これを自身の周囲に周回させることで攻防一体の武器として扱い、
渦潮により攻撃を加えようとする外敵の行動を封じるほか、
渦潮に追い込んで窒息させてしまうこともある。
- 本種の危険性と希少性からこれ以上の生態や特徴は不明だが、
古龍種にも匹敵する力を持つモンスターであることから、
ギルドに非常に高い功績を認められた狩人でなければ狩猟許可すら降りない存在である。
勿論その素材も鱗の一つでさえほとんど市場には出回らない幻の逸品であり、
加工するにしても非常に高い技術を要求されるという。
冥海竜の素材から作成された装備からは見惚れるほどの妖しさと威厳が感じられ、
陸海空の全てを震撼させるほどの圧倒的な力により対峙した者の未来を閉ざすとされる。
概要
- 古文書のみにその存在を記されている伝説のモンスター。
その古文書には、
と記されている。深淵から出で
激流の渦をもちて
万物を喰らう―
海神の化身“冥海竜”
依頼人である黒衣の予言者は
「数十年に一度、海底遺跡の奥深くに冥府の王が現れる」や
「闇の雷を纏い、近づく者全てを終焉に誘う」などと解説している。
- リオス希少種、エスピナス希少種*1など、当時は神々しい明色をした希少種が一般的だった中、
本種は別称の通り黒い体色(「冥」とは「暗い、闇」といった意味)を有し、
後述する電撃の色彩も相まって非常に禍々しいモンスターとなっている。
なお、切断された尻尾の断面についても青み掛かった黒色に変化している。- シリーズを代表するリオレウスと双璧を成す王者という事もあり希少種モンスターを戴いたラギアクルスであるが、
希少種の殆どが飛竜種で構成されているのもあり、MHFを除いたメインシリーズでは
タマミツネ希少種が登場するまで唯一の飛竜種以外の希少種でもあった。
- シリーズを代表するリオレウスと双璧を成す王者という事もあり希少種モンスターを戴いたラギアクルスであるが、
- 伝承の通り、放つ電撃もまた体色と同じく暗黒である。
黒い雷というと思い浮かぶのはイビルジョーの特殊個体などが纏う赤黒い龍属性の雷であるが、
ラギアクルス希少種が発揮するそれはむしろ蒼黒く、しかし純粋な雷属性を帯びている。
この謎の雷の正体は裏設定でも遂に明かされることがなく、
ラギアクルス希少種の代名詞であるとともに、大きな謎の一つともなっている。- よく観察すると、この雷は蒼白いエネルギーと黒いエネルギーに分かれており、
大放電時には蒼白いエネルギーの中に黒い電撃が迸り、暗黒の雷球が拡散する。
闇に閉ざされた海底遺跡で明滅する闇の雷は非常に美しく、むしろ蠱惑的ですらある。
- よく観察すると、この雷は蒼白いエネルギーと黒いエネルギーに分かれており、
- 絶命するまで角と背殻が蒼く光り輝き続けており、これにより常に放電が可能となっている。
この無尽蔵とも言えるほどの電力を産み出すことができるのは、
後述する「雷魂」という内臓器官によるものではないかと考えられている。- 絶命すると体の周囲が軽く明滅した後、帯電が停止する。
同時に、体色も灰色っぽい色に変色してしまい、命の灯火が消えたことがよくわかる演出となっている。
- 絶命すると体の周囲が軽く明滅した後、帯電が停止する。
- ナルガクルガ希少種と同様サイズは記載されないが、通常種や亜種と比べて明らかに大きく、
公式サイズは3969.3cmと、海竜種最大どころか超大型モンスタークラスであり、
本体から5回、切断した尻尾から2回剥ぎ取りと、破格の剥ぎ取り回数を誇る。- その巨体の影響から攻撃範囲が圧倒的に広いが、一方でタックルなど一部の攻撃速度は鈍化している*2。
- 希少種固有の素材の1つに「冥海竜の雷魂」がある。
これはナルガクルガ希少種の「朧月の欠片」と同じく、
天鱗系とはまた違った固有のレア素材であり、「海竜の蒼天鱗」の上位版といった素材である。
当然、ラギアクルス希少種から作られる武具に大量に要求される癖に、
本体剥ぎ取りで2%,尻尾の剥ぎ取りで3%,基本報酬でも1%という嫌がらせレベルの出にくさを誇る。- ただし、本体からも剥ぎ取れるというのは雷魂だけの特権である。
蒼天鱗に関しては、たとえ希少種であっても尻尾からしか剥ぎ取れない。
むしろ、頭部破壊でも蒼天鱗が出なかったり基本報酬になかったりと、
通常種・亜種以上に希少種から蒼天鱗を入手するのは難しかったりする。
蒼天鱗が欲しいならば、素直に通常種・亜種のクエストに行こう。
- ちなみに、上記の通り名前は冥海竜の雷魂である。
しかし字が潰れているためか冥海竜の霊魂と間違えて覚えている人もいるので、
そうした人を見かけたらやさしく訂正してあげよう。
- ただし、本体からも剥ぎ取れるというのは雷魂だけの特権である。
MH3G
- 希少種らしく戦闘能力は極めて高い。
特に放電能力は凄まじいものがあり、通常種や亜種を上回る範囲や威力を誇る。
その放電力の効果範囲は一度放たれた後、周囲に徐々に広がって拡散する他、
電気ブレスも着弾と同時に広範囲に拡散するため、直撃は回避できても
避けた後の広過ぎる効果範囲で結局ダメージを受けてしまう。
しかも効果時間も長く、連射するため無敵時間後の置き攻めを狙われやすい。
ただ、背電殻を破壊されると放電能力に支障をきたすようになり、
モーションと威力が通常種や亜種でいう蓄電と同程度にまで弱体化してしまう。
戦略的にかなり有利となるが、怯みを3回起こしてやっと破壊というかなり頑丈な部位なので
あまり固執しすぎると逆に戦いが長引いてしまう。
部位破壊を行うか否かは慎重に見極めよう。
- ラギアクルス希少種専用技として、体を高速回転させて渦を3つ起こす技が追加されている。
この渦潮はラギアクルス希少種の周囲にバリアの如く発生し、
その後はベリオロスの起こす小竜巻の如くエリアを動き回る。
渦潮に当たるとダメージを受け吹き飛ばされるだけでなく、
水属性やられと共に酸素ゲージまで大幅に消耗させられてしまうため、
近接剣士にとっては非常に厄介な代物。
連発されるとラギアクルス希少種に近づくことすらままならず、おまけに行動を大きく制限されるため、
その後の拡散ブレスなどの遠距離攻撃で責め立てられやすい。
放電力と並んで、ラギアクルス希少種が通常種・亜種とは一線を画すことを象徴する能力である。
- 怒り状態になると通常種も行う2連続ショルダータックルを行うようになるが、威力が亜種並に上昇しており
ガード性能+2をもってしても削りとノックバックが発生する。
そのためガード方向を修正できず、2度目のショルダータックルで背中から殴られる展開が頻発してしまう。
- 希少種共通の特徴として頭部がかなり硬くなっていて、ナルガクルガ希少種と違い怒り状態でも弾かれる。
それだけでなく、肉質は全体的に通常種・亜種の優れた方をより合わせた形であり、
亜種で弱点部位だった背中や尻尾は通常種と同等以上に硬くなった。
ぶっちゃけ、胸以外は紫ゲージでもヒットストップが起こらないと考えていいほどの防御力を誇る。
属性肉質は、通常種と亜種に効果的だった火属性に若干強くなっており、
逆に龍属性が非常に良く通るようになった。
特に頭は龍35%と物理の硬さに反して非常に属性に弱く、
剣士は属性重視で、ガンナーは滅龍弾を持ち込むと大ダメージが期待できる。
- 言うなれば、水中におけるラギアクルスの長所を突き詰めたようなものである。
動きこそ通常種・亜種の水中戦と余り変わらないが、上記の渦潮や放電能力の効果範囲など、
ガード不可能な近接武器や防御力の低いガンナー装備の場合、
攻撃する隙自体が減ってしまい、また遠くに離れてしまう長距離突進で
時間稼ぎをされる事も多いので、討伐時間が無駄にのびてしまう事も。
水中戦の苦手な人にとってはかなりきつい戦いを強いられてしまうだろう。
- 海底遺跡自体常時水中戦で罠が使用不可能なフィールドであるため、捕獲が不可能である*3。
ただし、一応捕獲の見極めを発動させると、捕獲可能な体力時に点滅を始めるので、
理論上は捕獲できるようだ。
今後のシリーズで罠が使用可能なフィールドに登場することがあれば捕獲できるようになるかもしれない。- MH3においては、チャチャにシビレ罠の印をつけたお面をかぶせておくと
海底遺跡であってもシビレ罠を設置することがあったようだ。
ただしMH3Gでは修正されたようで、この現象は報告されていないので
残念ながらラギアクルス希少種に試すことはできない。
- MH3においては、チャチャにシビレ罠の印をつけたお面をかぶせておくと
- また、部位破壊そのものも非常に困難である。
海底遺跡に設置されている撃龍槍を使うと少しは楽になるが、
ナバルデウスに比べて図体が小さく、必ず来る訳ではないので当てるのは少々シビアで、
さらに水中用バリスタに至っては事前に岩で塞がれていて使用不能である*4。- 当然であるが、蒼天鱗と雷魂の出る尻尾の切断だけは自力で行わなければならない。
ただ、ラギアクルス希少種に尻尾の固有素材は存在しないので、
レア素材目当てで無い場合やどうしても難しい場合などは、無理に切断する必要は無い。
先述の通り、雷魂が出る可能性が最も高い3%なのが辛いところだが…
- 当然であるが、蒼天鱗と雷魂の出る尻尾の切断だけは自力で行わなければならない。
派生作品
MHXR
- 本作では水中戦が存在しないため登場は絶望視されていたが、なんと陸上へ進出してきた。
裏設定の項にある通り、希少種は本来巨大化の影響で深海に住処を移した個体ではあるのだが、
後のMH-Rでは明確な理由付けのもと陸上で活動する個体が現れたため、
深海が理想の環境ではあるが、かと言って陸上でも全く活動できないという訳ではないのだろう。
- 基本的なモーションはMHXRでの通常種・亜種と変わらないが、
サイズの影響で攻撃範囲がかなり広く、希少種の名に恥じぬ強敵となっている。
大放電が更に強化されており、ラギアクルスからかなり離れた地点にも雷球が発生する。
しかし、ラギアクルスと雷球地帯の中間が安全圏となっており、そこまで退避することでやり過ごせる。
また、大放電の直前にはほぼ必ず威嚇(シビレ罠などから抜け出した時のモーション)をするため、
それを見てから全力で離れれば雷球地帯の外側まで逃げられる。
確実性を取るならこちらの対処法でもいいだろう。
二頭クエストの場合はクルペッコ亜種もいるので要注意だが。- ちなみに麻痺無効とハイパーアーマー効果を付与させて大放電の範囲内にいると
雷球が多段ヒットし、防御力によっては凄まじい勢いで体力を削られる。
特にハイパーアーマー効果を持つ武器が複数ピックアップ*6されていた第二回幻界深域では
この雷球によって突然力尽き、温存していた深域アイテムが
海竜だけに海の藻屑と化してしまったハンターもいたとか。
- ちなみに麻痺無効とハイパーアーマー効果を付与させて大放電の範囲内にいると
- 二頭強襲クエストからはアビスシリーズも入手できる。
正確には二頭クエスト防具ということで「双」の名を冠する(剣士頭だと「アビスヘルム・双」など)。
- ラギアクルス希少種の登場より、エクスプロアのベースとなった3Gに登場した大型モンスターは
古龍種を除くと全て出揃ったことになる。
MH-R
- 第8回夢幻の塔イベントにおいて入手可能となった。
MHXRに続きこちらでも陸上への進出となるが、
夢幻の塔が水没していた時代から取り残された個体と作中の説明文で推察されている。
- 希少種は長く生きたラギアクルスが至る姿なのだが、
タマゴからは普通に希少種の状態で生まれる。
まあ、このあたりはストーリーズ系列の作品ではいつものことだが。
- ハルシオンの生家であるウーナ家には、
当主となるもののみが装備を許されるラギアクルス希少種の武具が代々伝わっているという。
オトモン
- 通常種、龍波、亜種の3種のタイプは全て防御型だったが、希少種は攻撃型である。
しかしHPや防御も低くはなく、防御系の技も多く覚えるので、
どちらの役もこなせる万能なオトモンとなっている。
だが、やはり陸上には慣れないのか速さが低いのが難点。
- 属性耐性は、火-50%、龍-25%、水50%、雷25%。
いくら防御系の技を覚えるといえど、火属性の相手には向かわせないほうが無難だろう。
- めぼしい技としては、オトモン技の「浄化の龍鳴」や「バーストスパーク」、
タッグ技の「冥界の荒波」、「ヘルディバイダー」、「冥界の奔流」あたりが挙げられる。- 浄化の龍鳴は、味方全体の状態異常を回復、
かつ防御ランクを3ターンの間1ランク上げるという効果。 - バーストスパークは、敵全体に威力230の遠距離攻撃をし、
味方全体に4ターン持続する3%の継続回復を付与する。 - 冥界の荒波は、味方全体の状態異常を回復、
かつ2ターン持続する50%のダメージカットを付与する。 - ヘルディバイダーは、敵単体に威力630の遠距離攻撃をし、
自身に3ターン持続する25%の回避状態を付与する。- ちなみにヘルディバイダーの演出は、
MHSTにおけるラギアクルスの絆技である「キングストローム」の黒雷版である。
非常にカッコいいので一見の価値アリ。
- ちなみにヘルディバイダーの演出は、
- 冥界の奔流は、1ターンの間味方全体をかばい、かつHPを小回復する。
ライダー側のスキル枠を拡張しておき、
なおかつ短期決戦を心がけなければ息切れしてしまう可能性がある点には注意が必要。 - 浄化の龍鳴は、味方全体の状態異常を回復、
余談
- 深海域に生息地を移したという生態及び水中戦に特化した設定により
MH3G以降(外伝作品のMHXR, MH-Rを除く)の作品で一切音沙汰が無いモンスターの一種であり、
ジュラトドスの様に水上限定でも戦えるかすらも怪しい事から
本種と再び戦いたいという理由で水中戦の復活も切望する声が見られる。
果たしてリオレウス希少種とも再び共演出来る日はやって来るのであろうか。- 派生作品であるMHSTシリーズには何とかして参戦させてほしいという意見もあったのだが、
やはり同作のライダーが対応できない水中オンリーと言う点が大きく響いたのか、それも敵わなかった。
MHST2で序盤に「主人公は泳げない」と言う設定を聞かされ、絶望した冥海竜ファンもいたという…。
- 派生作品であるMHSTシリーズには何とかして参戦させてほしいという意見もあったのだが、
- 深海での活動がメインになったとは言え肺呼吸である事は変わっていない筈であり
若年の個体と同様、呼吸の為に時々浮上して来るのではないのか…と考えられている*7。
或いはイキツギ藻を食する等で深海でも酸素を確保してるのかもしれないが、
現時点で具体的な詳細は判明していない。- 非常に強引な手段ではあるが、水を電気分解すれば水素と酸素を得られるため、これで呼吸している可能性も考えられる。
あまりにも非常識だが、ラギアクルス希少種の規格外の電力ならばあるいは…- ただ、その場合余った水素の処理に困ることになる。
水素は簡単に爆発する極めて危険な気体であり、
体内に大量に溜め込めばラギアクルス希少種といえどもただでは済まないだろう。
結局考察の域は出ない。
- ただ、その場合余った水素の処理に困ることになる。
- 非常に強引な手段ではあるが、水を電気分解すれば水素と酸素を得られるため、これで呼吸している可能性も考えられる。
- 地形を利用したハメ技が可能なことでも有名。
海底遺跡には撃龍槍のある場所の奥にハンターだけが通れる隙間が空いているのだが、
その隙間付近にラギアクルス希少種をおびき寄せ、反対側から攻撃するだけ。
MHP2Gのヴォルガノス同様、ハンターが入れてモンスターは入れない空間を利用したハメである。
たまに位置がずれてハンター側に来てしまうが、焦らず反対側に移動してしまうこと。
戦法上担ぐ武器は遠距離武器に限られるが、ハマればまずクエスト失敗は無いといって良い安定性を誇るため、
ラギアクルス希少種の素材を手っ取り早く集めたい際は便利な技ではある。
非常に有効な戦法ではあるが、狩猟の楽しみを損ねるとして好ましく思わないプレイヤーも存在する。
やるかやらないかは自己の判断で。- 用意する武器はラギアクルスの弱点属性である火属性or龍属性の弓、
特にグラン・ミラオスの弓やアルバトリオンの弓といった、
属性値の高い弓が必須となる。要するに高い属性ダメージで押し切ってしまうという作戦。
必須スキルは火(龍)属性攻撃強化+2or属性攻撃強化と集中。
属性値を強化する事は勿論、集中で貫通矢を少ない時間でより多く連射する事が重要となる。
防御面もなるべく雷耐性の高い装備を推奨、酸素無限、高級耳栓、回避距離UPのスキルを付けるのも良い。
逆に属性ダメージに依存するため、見切り、弱点特効、貫通弾・貫通矢強化、
火事場、挑戦者、フルチャージ等といった物理火力UPスキルは恩恵が薄い。 - 反対側にも届く攻撃は雷ブレスと渦潮、背電殻破壊前の放電の3つ。
この中では渦潮は周りの地形で消えやすく、渦潮自体の移動速度がかなり遅いため、
撃っている最中でもこちらに来るのを見てから余裕を持って避けられるので脅威ではない。
また、放電も予備動作が見てたら落ち着いて武器を仕舞って逃げれば当たってしまうことは少なく、
背電殻を破壊してしまえばただの的同然の大チャンスにもなる。
問題は雷ブレス。位置取りによってある程度地形で防ぐこともできなくもない…が、
大体の場合はしっかり反対側に届いてしまう上、広範囲に拡散するためにほぼ被弾は避けられない。
これに関しては完全にラギアクルスの機嫌次第であるため、このハメ技唯一の不安定要素と言える。
ただし、よっぽど雷耐性が酷いなどの事が無い限りは怒り時の雷ブレスが直撃しても即死することはない。
耐性が足りなければ雷耐性【大】やネコ飯で雷耐性を上げておくこと。
後は大量の回復アイテムと属性やられ対策にウチケシの実を持参しておけば、
ある程度手間取っても約15~20分、上手くいくとソロでも約5分程度で狩猟できてしまうことも。
遠距離からのピンポイント射撃が主であるため、角や背中の部位破壊も比較的簡単に行えるのも魅力。 - ハメ技を行う場合、オトモを連れていくのは厳禁。
ターゲットが分散するため、討伐時間が伸びてしまうのはもちろん
ふらふら動き回るオトモを狙った攻撃に巻き込まれる危険性がある。 - ハメの範疇ではないが、胸より下に攻撃判定がほとんど発生せず、巨体が災いして下部分に安全地帯ができることがある。
例えば水中に存在する足場に足をつけるように居座ると、2連ショルダータックルが頭上を通り抜けてしまうといった具合。
下方向への回避が有効な場面も多いので意識すると剣士でもかなり戦いやすくなる。
力の源である背電殻を砕いた後の「ただの的」となった冥海竜を力ずくで終焉に叩き伏せる事が出来る。
ちなみに、その狩猟時間は上記の戦法より短いとか。ハメとは一体、という反応も少なくなかったそうな
そのボウガンの名の通り、冥海竜は為す術もなくその銃弾に運命を焼き尽くされるというわけである- なお、オンラインならば極端に龍属性に弱い頭部へ滅龍弾を4人で速射し、
頭怯みダウンを繰り返す間に削り切るという力技も可能…というか素材集めならほぼこの方式。
滅龍弾を調合分撃ち切る頃にはクエストが終了するためお世話になったハンターも多いとか。
- 用意する武器はラギアクルスの弱点属性である火属性or龍属性の弓、
- モンハン生誕20周年記念として行われた「モンスター総選挙」では、
メインシリーズに登場した大型モンスターが亜種・希少種・特殊個体なども交えて全229種がエントリーしているのだが、
本種はなんと第12位というまさかの高順位にランクインする事態となった。
MH3Gが初登場でありながらメインシリーズではそれ以降10年近く復活の目処もなく、
水中戦すら登場の気配もなかったが、ここに来てプレイヤーからの大人気を示す事となった。
直近の作品であるMHR:Sでは同期の月迅竜に先を越されていたため、
MH3G繋がりという事で想い出され、復活が待望されている本種(引いてはラギアクルス種)に票が集まったのだろうか。- その後の発表により通常種のラギアクルスは第3位というトップに食い込む大人気を見せた。
同時に日本限定の集計ではラギアクルス希少種が“第2位”であったことが明かされ、更に驚きの声が上がった。
上記の通り10年近く登場しておらず、あくまで裏ボスポジション、
希少種の1体に過ぎないながらもここまで人気を得たことは特筆に値する。
多くのハンターの予想だにしない展開を生み出した本種は、まさに今投票最大の“ダーク”ホースと言えるだろう。
- その後の発表により通常種のラギアクルスは第3位というトップに食い込む大人気を見せた。
- 2024年8月、『パズル&ドラゴンズ』のモンハンコラボ第8弾*8にて、
ラギアクルス希少種がコラボモンスターとして新規参戦する事が発表され、
一時はXのトレンドワード上位に食い込む程の盛り上がりを見せた。
そして開発中の段階でいち早く実装予定のイラストが公開された…のだが、
その姿はラギアクルス通常種が陸上で立ち上がった体勢のアートワーク*9を元に描かれたイラストを
希少種の色に塗り替えただけだったのである。
MHXRなどの前例があったとはいえ、マイナー故に希少種が陸揚げされていることに違和感を覚えた
シリーズファンがこの立ち絵に納得するはずがなく、実装前にもかかわらず物議を醸し続けていた。- この事を重く見た運営は、イラストを差し替える処置をとることを発表。
実装時点では陸上の立ち絵のままだが、後日新たな描き下ろしイラストに変更される予定となっている。
前のイラストには見られなかった黒い雷も迸っている、正しくラギアクルス希少種のイラストとなっており、
モンハンファンだけでなく、パズドラプレイヤーからもカッコいいと高評価の声が上がっている。 - この事を重く見た運営は、イラストを差し替える処置をとることを発表。
裏設定
- 後に、雑誌『ニンテンドードリーム』2012年10月号に掲載された
藤岡要ディレクターによる裏設定・解説によると、生態における設定としては、
長く生きたラギアクルス(通常種、亜種両方)が次第に巨大化していき、
その中でも特別に強い個体が深海へと住処を移したものがこの希少種となるらしい。
深海に移動する理由は、巨大化すると自重の影響で地上活動がしにくくなるためで、
さらに深海では餌となる大型モンスターが減少するため、深海の生物を自身の雷光でおびき寄せ、
一気に捕食するという狩りの方法を身につけ、結果として帯電能力が発達し、
常時帯電できるようになっているとのこと。
- このことから、生物学的な種の違いでは無く、通常個体のうち特別に強靭な個体が成長し続けた、
いわば種の頂点だけが到達し得る最終形態とも言える存在がラギアクルス希少種の正体らしいが、
何十年(若しくは百年以上)も生きた個体で、
かつ特別に電気の力が発達する素質のある個体でなければ希少種になり得ないことから、
ラギアクルス希少種が同種の中で飛び抜けて異質且つ強力な存在であることは間違いないようである。
また、最大の謎の一つでもあった暗黒の雷の詳細については、最後まで語られることはなかった。- なお同インタビューによると、ゲームデザインの観点からは
「水中戦をガチで遊んでもらいたい」ということから作られたモンスターらしい。
- なお同インタビューによると、ゲームデザインの観点からは
素材
- 冥海竜の厚鱗
- 妖しげな光沢を放つラギアクルス希少種の鱗。
通常種や亜種よりも頑丈な為、加工には高度な技術が必要。
MHXRでは2頭クエストのみに出現し、「冥海竜の双鱗」が入手できる。
- 冥海竜の雷電殻
- ラギアクルス希少種が持つ背電殻。
放たれる大雷電の放電力は、海中そのものを凶器へと変えてしまう。
- 冥海竜の厚皮
- ラギアクルス希少種の最上質の皮。
この素材を使用した革製品には、見とれるほどの妖しい存在感が加わる。
- 冥海竜の剛角
- 強く妖しい印象で、近寄りがたい存在感を持つラギアクルス希少種の角。
- 何かと出にくいことで評判の通常種の角とは異なり、
希少種の角は通常報酬でも入手ができるので、いずれも通常種と比べると相対的に入手しやすい。
ただし、あくまでも通常種と比べてであり、非常に出にくいことに変わりはない。
- 何かと出にくいことで評判の通常種の角とは異なり、
- 冥海竜の雷魂
- ラギアクルス希少種から極稀に入手できる謎の器官。
非常に強く帯電しており、ラギアクルス希少種の無尽蔵な雷の根源とする説もある。- ラギアクルス希少種の武器の最終強化や防具の作成には必ずこの素材が必要となるが、
入手は蒼天鱗以上に困難を極める…のだが、こちらは本体から剥ぎ取りで入手できるうえ、
ラギアクルス希少種の剥ぎ取り回数が5回と多いため、人によってはそれほど苦労せずに済むことも。
なお、武器によっては一発生産する場合に最初から必要になる場合もあるので、ご利用は計画的に。
- ラギアクルス希少種の武器の最終強化や防具の作成には必ずこの素材が必要となるが、
- 冥海竜の双骨
- ラギアクルス希少種の骨。
MHXRで追加された固有素材。2頭クエストのみで入手できる。
- 冥海竜の双爪
- ラギアクルス希少種の爪。
MHXRで追加された固有素材。2頭クエストのみで入手できる。
- 冥海竜の双雷鳴玉
- ラギアクルス希少種が持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。2頭クエストのみで入手できる。
関連項目
モンスター/ラギアクルス
モンスター/ラギアクルス/派生作品
モンスター/ラギアクルス亜種
武器/ラギア武器 - ラギアクルス希少種素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ラギアシリーズ - ラギアクルス希少種素材を用いたアビスシリーズについての記載あり。
システム/希少種
クエスト/冥帝の光儀
システム/水中戦 - メインシリーズでの参戦に於いて欠かす事の出来ない要点である。