BGM/ディノバルド戦闘BGM

Last-modified: 2024-04-24 (水) 10:04:32

目次

灼熱の刃 ~ ディノバルド

使用作品
MHX、MHXX、MHXR
作曲
裏谷玲央
収録
モンスターハンタークロス オリジナル・サウンドトラック
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
  • 出だしから曲のループに入るまで、ひたすら盛り上がり続けるメロディーが特徴的な本作の人気BGMの一つ。
    ディノバルドは比較的早い段階で公式のプレイ動画が上がっていたため、
    その動画から聞こえてくるやたら熱いBGMに聞き惚れるハンターも多かった。
    作曲スタッフによれば「荒々しい狂戦士的なイメージ」
    「最初から最後までずっと盛り上がる楽曲」がコンセプトだったという。
  • 牙で尻尾を研ぐというディノバルドの特徴から着想を得て、金属を叩く音がエッセンスとして入れられている。
    よく聞いてみると重厚なメロディーの中に紛れて「チン」という高い音が所々で聞こえる。
    中盤に入ると曲調が少し変わり、やがて大部分の音が寸断されたかのように一瞬鎮まり、
    その直後に爆発的に盛り上がるサビに突入する。
    音が「途切れる」のは「竜」を意識してだろうか。
    荒々しく暴れ狂うディノバルドにピッタリの名曲であると言えよう。
  • MHXの発売前、PV第二段の前半部分ではこの楽曲を編集したショートバージョンをBGMとしていた
    ちなみにこのバージョンはゲーム中に使われていないイントロが追加されている
    重厚なBGMに合わせるようにハンターが当時発表されて間もなかった狩技を次々と発動させ、
    本作での復活や続投が報じられたモンスター達を相手に攻め立てていく…が、
    サビに突入しようという瞬間に画面が暗転、ライゼクスの咆哮を合図とするように
    今度は四大メインモンスター達が攻勢に出る…という構成のPVになっていた。
    メインモンスターのBGMがPVで使用されるのは昨今のシリーズでは珍しい事ではないが、
    その場合は大体モンスター側が攻勢に出ているシーンが多く、
    そういった意味では珍しい使われ方をされたBGMと言えるかもしれない。
    • MHXメインモンスターの楽曲では最初に公開されていた曲であることから、
      当初は「四大メインモンスター戦全てでこの曲が用いられるのではないか」という予想もあった
      (少なくともディノバルド戦の楽曲であろうことは試遊版デモプレイにて濃厚視されていたため)。
      次にデモプレイが公開されたライゼクス戦で森丘汎用とは異なる別の楽曲が使用されていたため、
      この曲がディノバルド専用曲であることが判明した、という経緯がある。
    • 一方で、他のMHXメインモンスターの楽曲が使われているオープニングムービーでは、
      この曲らしき部分は一切流れないという扱いを受けている。
      これはディノバルドが四大メインモンスター中最後に登場する立場にあり、
      OPの締めくくりとして『英雄の証』のメロディが用いられているためである。
  • 3DSのHOMEボタンメニューのテーマの1つ「モンスターハンタークロス モンスター狩猟」では
    このBGMが使われている。
  • カプコンの業務用音楽ゲームcrossbeats REV.に『古代の息吹き』と同時収録された。
    収録当時は期間限定曲のイベント曲であり、その時に解放できなかったプレイヤーは暫しの間は
    プレイすることができなかったが、2016/04/15~27の間はデフォルトで解禁されていた。
    同月28日にバージョンアップされ隠し曲になってしまったが、
    解放のための条件がかなり緩かったため、以降も解放は容易だった。
  • 狩猟音楽祭2016においてはMHX四天王メドレーの最後に演奏された。
    アンコールを除けばこの楽曲がまさに大トリであり、パッケージモンスターにふさわしい扱いと言えるだろう。
    また、サビのメロディに合わせてオーケストラを照らす赤い光が点滅するという特別な演出もあり、
    ただでさえ盛り上がるサビと合わさって観客に鮮烈な印象を残した。

灼熱の刃/ディノバルド: World version

使用作品
MHW:I
  • MHW:Iにて復活を果たしたディノバルドに用意された専用曲。『灼熱の刃』のアレンジである。
    MHWではBGMの仕様に大きな変化があり、旧作モンスターの曲には大幅なアレンジが加えられている。
    ディノバルドの曲もMHW仕様に準じており、乗り状態や追跡時にBGMが変化する。
  • イントロはMHX時代のものとあまり変わっていないが、それ以降は変化がみられる。
    MHXのモンスター専用曲は比較的ループまでの時間が短い曲が多く(『電の反逆者』が好例)、
    このアレンジ曲では従来の『灼熱の刃』のフレーズを複数繰り返すことで曲自体が長くなっている
    • 40秒頃までは原曲をなぞって曲が展開されるが、そこからもう一度それまでのフレーズを繰り返す。
      一回目と二回目でそれぞれ曲想に変化が付けられており、後者の方が変化が大きい。
    • 原曲と極端に変わっている部分の一つがサビ前のフレーズ。
      原曲は一旦抑えめの曲想になりつつもサビに向けて徐々に盛り上がっていく部分なのだが、
      こちらは突如別の曲が挿入されたかのようにしめやかな曲想になり(沼地の曲のイメージに近い)、
      サビの導入部分がやや唐突に感じられるくらい他のパートと差異がある部分となっている。
    • サビについてもMHX版が終始盛り上がるのとは対照的に、徐々に盛り上がる曲想になっている。
      一回目のフレーズは抑えめで、その直後に原曲にはないフレーズが挿入される(後述)。
      二回目のフレーズは原曲に近く、三回目はやや平坦ながら曲を締めくくる重厚感がある。
    • サビ直後の部分も新たに追加され、こちらはやや控えめなパートとなっている(後述)。
      また、原曲のようにイントロに戻るのではなく、従来のフレーズをアレンジした部分を挟み、
      イントロを飛ばす形でループに突入する。
  • この曲は『灼熱の刃』以外の曲のフレーズを取り入れているとみられる。
    判りやすいのはサビ部分で、古代林のメロディを用いているのではないかと考えられている。
  • 原曲が終始緊迫感を煽る曲だったのに対し、MHW:I版は緩急が効いた楽曲となっている。
    元々の楽曲の完成度が高かったため、このアレンジには個々人の好みが大きく分かれる形となっている。
    • ただ、MHW:Iでは新たに硫斬竜ディノバルド亜種が登場している。
      亜種は薄暗い瘴気の谷に姿を見せ、尻尾の状態を変化させることで攻撃テンポが変わる特徴がある。
      このため、通常種よりも亜種に似合うのではないか?という意見がみられる。
      デベロッパーダイアリーVol.2では亜種を紹介する際にこの楽曲が使用されている。

乗り状態

  • MHW仕様の楽曲はモンスターに乗り状態になると曲に変化が加わるという特徴があるが、
    この曲は元々それなりにパーカッションがあり、乗り状態になって更にパーカッションが追加されるが
    曲自体の印象はそこまで変わらず、ちょっと太鼓の音が増えたかな程度の変化でしかない。
    しかし、サビになると一変。更にパーカッションが目立つ他トライアングルも追加され、
    元々疾走感の強い曲だが更に拍車がかかり、印象は大きく変わる。
    通常時のアレンジが原曲に比べて控えめな曲調であることもあり、こちらの方が原曲に近いとの評も。

灼熱の刃/ディノバルド: The Chase

使用作品
MHW:I
  • MHW:Iにて、ディノバルドが戦闘直後にエリア移動する際に流れるBGM。

余談

関連項目

モンスター/ディノバルド
モンスター/ディノバルド亜種

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