概要 
死に直面したキャラクターあるいはボスモンスター等の、最期のセリフの末尾に置かれるフレーズ。
セリフというより、気管に入り込んだ血液をむせ出す際の擬音語・擬態語と考えられる。つまり吐血して絶命しているということである。
初期作のウィンドウ内の限られた文字数だけでドラマを完結させる必要性から生まれたドラクエ特有の堀井節の一つと言える。
DQ5以降、違った表現も登場するが(→【断末魔】)、今なお「ぐふっ…!」が王道かつ定番である。
例は「おぉ…旅人よ!この○○を無事届けてくれ…。ぐふっ…!」など。
FC版4では薄幸の美女【ロザリー】が事切れる際の言葉もこれ。恋人に目の前で「ぐふっ…!」と死なれたのだからピサロが暴走するのも仕方ない。
この言葉を発した者は大抵その直後に死亡し、その肉体は消滅するか、へんじのないただのしかばねになる。
例外的に、DQ4の【オーリン】はこの言葉と共にへんじのないしかばねとなるが、なぜか後に息を吹き返し、ついでに囚われていた踊り子を救って華麗に脱出するというダイ・ハードっぷりを見せつけてくれる。
また、同作品のアッテムト鉱山の鉱夫はセリフの最後にこの言葉を発するが、何度話しかけてもしかばねにはならず、同じセリフを返してくる。
近年の作品では、「ぐふっ」と言っても死なないパターンが増えており、例えばDQ8の【チャゴス】も王家の山で落馬した時にこの言葉を発している。
同じくいたストSPでは【クッキー】が破産したときにも発する。
少し特殊な生存例ではリメイク版4の【キングレオ】はこの言葉を発した後に元の王子の姿に戻る。
【魔界神マデュラーシャ】はプレイヤーが勝利する度に「ぐふっ」と言うが、本人曰く不滅の存在なのでその場に残り、次の日には再戦の準備を整えている。
なお、DQ6では「ぐふっ」とはちょっと違う断末魔が多い。
【ミラルゴ】の断末魔は「ゲッゲフッ!」。惜しい。
同じくDQ6の【まおうのつかい】(強化版)の断末魔は「ガハッ!」、【デスタムーア】の断末魔は「ぐはっ!」。
ぐふっ…!のマンネリ打破を意図したものであろうか。
DQ8では【ドン・モグーラ】が倒されたときに、「も…もぐふっ……!!」とセルフパロディをかます(懲らしめただけなので生存)。
ちなみに【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】でも、ヒュンケルの一撃で腹部を貫かれた【クロコダイン】が、激高したヒュンケルに止めの一撃を食らわされた際に、「今度生まれ変わる時はオレも人間に……ぐふっ!む、無念……」と倒れている(これも後に復活)。本作リスペクトが窺える。
「ぐふ」と聞くと某モビルスーツを思い出す人も中にはいるかもしるない…というより確実にいるだろう。
ぐふっ!を発する方々(セリフの末尾に来るもののみ) 
作品 | 人物 |
DQ1 | 城下町のローラ姫捜索隊兵士(リメイク版。オリジナル版は「ぐぶっ」) |
DQ2 | 傷だらけの【ムーンブルクの兵士】、ムーンブルク地下の兵士、海底の洞窟の【じごくのつかい】(リメイク版のみ)、【ハーゴン】 |
DQ3 | 【バラモス】(リメイク版)、【オルテガ】、【ゾーマ】 |
DQ4 | 【ピサロのてさき】、武術大会終了後のサントハイム兵、脱獄後の【オーリン】、【キングレオ】、【バルザック】、【ロザリー】(FC版のみ)、アッテムトの鉱夫、【アンドレアル】、【エビルプリースト】(5章)、【ギガデーモン】、【ヘルバトラー】、【デスピサロ】 |
DQ5 | 【ニセたいこう】、【グランバニア大臣】、【オークLv20】、【キメーラLv35】、【ジャミ】、ボブルの塔のシスター、【ゲマ】(SFC版のみ) |
DQ6 | 【ジャミラス】、【デュラン】、【ランプのまおう】、【アクバー】 |
DQ7 | 【マチルダ】(PS版のみ) |
DQ8 | 【マイエラ修道院】の【オディロ】院長の部屋にて、【ドルマゲス】襲来時に襲われた【聖堂騎士団】 |
DQ10 | 【魔兵ヒプノス】、【ミャルジ】(演技) オンラインは該当項参照 ![]() |
DQ11 | 【デンダ】、【魔道士ウルノーガ】、【ラプソンフープ】、ユグノアの兵士 |