【ロザリー】

Last-modified: 2020-07-08 (水) 14:28:20

DQ4

【ピサロ】の恋人である【エルフ】の女性。
FC版では他のエルフと同じグラフィック。
英語版での名前はRosa。ピサロの英名Saroと逆になっている。
 
その目から流れ落ちた涙がルビーになるという不思議な体質の持ち主。しかしそのルビーは他者の手に触れた瞬間に崩れて消えてしまう。
そのため本来はこのルビーが何かの役に立つということはないのだが、彼女がルビーの涙を流すという一点だけが過剰に噂として広まり、それを利用して金儲けしようという悪質な人間に付け狙われるようになってしまった。
ある日とうとう人間に捕らえられ、虐待を受けていたところをピサロに助けられたのが縁で恋人となった。
 
ピサロに助けられた後は、ホビット族の村である【ロザリーヒル】の塔で匿われて暮らしていた。
魔族の王として人間を滅ぼそうとするピサロを止めるため、【イムル】の村の宿屋に泊まった人の夢を通じて、ピサロを止めるよう願う。
だが復活した【エスターク】が勇者に倒されたあたりで【エビルプリースト】の策略により心ない邪悪な人間に再度捕らわれ、虐待の末に殺されてしまう(その人間もピサロによって殺される)。
遺言は「どうか どうか野望を捨ててこの私と…」だったが結局聞き入れられなかった。
またFC版では【ぐふっ…!】と言って事切れてしまう。
人によっては、それこそが無残に殺されたことが伝わってくるシーンと言えるかもしれない。
 
この事件がきっかけとなって元々人間と敵対していたピサロは暴走し、更なる復讐心と狂気に駆り立てられることになる。
また、同じ時期からイムルで見られる夢が彼女の最期ピサロの慟哭に変化する。この夢がFC版では非常に怖い。
 
ピサロは人間に対して無差別に殺戮や破壊活動を行ったが、それが人間による彼女の虐待がきっかけなのか、それとも彼女と出会う以前から魔族の王としていずれ人間を滅ぼす予定だったのか、ゲーム中では触れられない。
ロザリーヒルのシスターによると

*「かつて このむらに
  ピサロという まぞくの わかものが
  すんでいました。
*「せかいを しはいするなどという
  やぼうを いだいて
  むらを でていきましたが
*「そのピサロも ロザリーにだけは
  やさしい えがおを みせていたものです。

という。

ルビーの涙について

女性の涙が宝石になるというエピソードはファンタジー作品でときおり見かけるネタであるが、その元ネタとしては【人魚】の涙が宝石のアクアマリンになったというヨーロッパの言い伝えが有名だろう。
 
ロザリーのルビーの涙は作中での描写がないことからどんな宝石なのかハッキリしないが、「ルビー」というからには赤い宝石なのだろう。
宝石に詳しくない人は、歴代シリーズの【公式ガイドブック】に掲載されている【ルビーのうでわ】【ちからのルビー】等のイラストを見てみよう。これらのアイテムにあしらわれた赤い宝石がルビーである。
 
エルフの涙は赤いのだろうか……。

リメイク版

容姿は他のエルフとは違うピンク色の髪の固有のものとなった。同じくFC版でエルフのグラフィックだった【シンシア】もピンクの髪になっているが、ロザリーとは別のグラフィックになっている。
英語版(DS版以降)での名前はRose。
 
断末魔のくだりが修正され、遺言を言い終わらぬうちに息絶えてしまうというものとなった。
 
【第六章】では、【せかいじゅのはな】を使うことにより生き返らせることができ、同行型NPCとしてパーティーに加わる。
そうした手順を経て復活した彼女をデスピサロのもとへ連れて行くことで、【進化の秘法】によって失われたピサロの理性を取り戻すことができる。
その際に二人の出会いの回想シーンが流れるが、それによれば元々は名も無きエルフで、ピサロが厄介になっている【ロザリーヒル】にちなんでロザリーと名付けられたという設定に変更された。
名前がなかった理由について「私たち森に暮らす者に名前はない」と述べるが、【天空城】のエルフや移民たちにはきっちり名前があるので、エルフだから名前がないというわけでは無さそうである。
人間によって虐待を受け続けているがそれでも人間を殺すことには否定的で、ピサロに助けられた際も自分を虐待していた人間を殺したピサロを酷いと否定している。
なお、これを見る限りではピサロは彼女と出会う以前から人間を嫌悪していたと思われる。
 
ピサロの暴走の引き金となると同時に、彼の進化の秘法を解除するきっかけにもなっており、彼女はDQ4の最重要人物といえるかもしれない。
ちなみにピサロの理性を取り戻せた理由は、「ルビーの涙が進化の秘法を打ち消した」という謎の新設定から。
自然に逆らう秘法を消すほどの力を持つ宝石を無限に出せるとは、エルフの中でもとてつもない力の持ち主ということだろうか。そんなことできるならついでにエビルプリーストの進化も打ち消してくれればよかったのに。
リメイク版ではデスピサロの進化の秘法はなぜか完成していなかったことになっているので、その影響もあるのかもしれない。あるいは、ファンタジーにありがちな「真実の愛の力」といったところか。
 
なおピサロを仲間にした後、彼からは「ロザリーヒルに帰りなさい」と言われるが、実際には別れることなく裏ボス撃破までそのまま同行し続ける。
フィールド上では馬車内から出てこないが、特定の場所に入るとロザリーは自動的にパーティの後ろに付いてくる。
具体的には【ロザリーヒル】【デスパレス】【エルフの里】【世界樹】【天空城】【闇の洞窟】【架け橋の塔】【きぼうのほこら】【結界のほこら】【デスキャッスル】【デスマウンテン】の11箇所。
馬車から出てくるのはエルフ所縁の地か、もしくはピサロと関係のある場所が多い。

小説版

小説版ではエルフ王ネルウィックの末の王女という設定になっている。
魔王ナルゴスの軍勢によりエルフの都サムルラーンが滅ぼされた後に、ナルゴスの皇孫ピサロに助けられ保護された。
そしてピサロは他の魔族に(祖父である魔王ナルゴスにすら)内密にロザリーをかくまい、秘密の部屋で養育していた。
出会った頃は目の前で仲間のエルフが殺されても(ちなみに殺し方はピサロが素手で背後から心臓を貫通するというもの)わからないほど幼い少女だったが、そんな彼女に目をつけていた辺りはさながら源氏物語の光源氏と紫の上。つまりこちらのピサロ、まさかのロリコン疑惑が……
この時の容姿は金髪で、小説版ではエルフにふさふさの尻尾が生えている設定なので勿論ロザリーにもある。
 
当初は結構駄々をこねたりする気丈な性格だったが成長した頃にはすっかりピサロの虜となっており、魔王の後継者争いでピサロが地上に追放された際には、魔力と記憶を奪われ別人のようになってしまったピサロに戸惑っていた。そして以前のピサロを取り戻すべく、かつて自分がピサロから与えられた知識と魔法を、逆に教授している。
 
魔王ナルゴスが死の間際にピサロの魔力と記憶を戻し、ピサロが魔王の正統後継者となると、以後は大体原作通りの展開となる。
勇者ユーリルと対面した際には一瞬ピサロと錯覚し、ユーリルの方も【シンシア】との類似性を感じるなど、ユーリルとピサロが合わせ鏡のような関係であるということを読者に印象付けるキャラクターにもなっている。

CDシアター

CDシアターでの声優は潘恵子。
他に【精霊ルビス】も兼任している。

ピサロ役が池田秀一、そして勇者の名前が「レイ」であることから、某ロボットアニメの1作目を連想した人も多かったとか。

DQ6(リメイク版)

【デスコッド】で「ちかいみらいの夢」を選ぶと【ライフコッド】ではターニアが住んでいる家にピサロと住んでいる。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】の「ロザリーの部屋」にFC版の姿で登場する。
自分を守ってくれるはずの【ピサロナイト】に追い回されており、彼を正気に戻すとクエスト【大切な贈り物】を依頼してくる。因みに、このクエストを受ける際、隣にいるスライムが明確に「ロザリーちゃんの恋人のピサロ様」と言っている。
 
クエストをクリアしてから話し掛けると歓喜のあまり涙を流し、「主人公はルビーのなみだを手に入れた」と表示されるが、やはり脆くも崩れ去る為、ルビーの涙をアイテムとして入手することはない。
 
DQ11Sではリメイク版の外見になった。

DQHシリーズ

【ピサロ】の断末魔で名前が登場。ちなみにVita版のDQH2では言わない。

DQR

【エビルプリースト】の台詞にのみ登場。一方で彼女の住まうロザリーヒルの【塔】は建物カードとして実装されている。