【ただのぬのきれ】

概要

DQ5～7に登場する鎧・防護服。
どの作品でも守備力たったの3であり、登場作品内では全鎧中で常に最低の数値（DS版以降のDQ5のみ【おうじのふく】の方が下回る）。
DQ5では、少々みすぼらしいが服の形をしており、「部屋着として使われる」という説明もなされている。
見た目は布切れを2つに折って袖を残してサイドを縫い、頭の通る穴を空けただけの簡単な服。いわゆる貫頭衣である。
しかしDQ7（及びDQ5・6のリメイク版）では本当にただの布切れ。イメージとしてはDQ7のガボが首にまきつけているアレに近い。
体に巻きつけて身を守る防具として扱われている（DQ7の公式ガイドブックでは「マント」に分類されている）が、これを実際に装備して戦ったプレイヤーがいるのかどうかは甚だ疑問。
現実的に考えれば宝箱などからこれを入手したときにも、発見したのは“ただの”布切れなのにその直前に「なんと！」という感動詞がメッセージに出てくるのはおかしな気がするだろう。　
言うまでもなく防具としての性能など皆無に等しいので、特別なこだわりでもない限り一刻も早く別の防具を装備するように。

DQ5

守備力+3、買値25G。幼年時代の【妖精の村】や【オラクルベリー】で販売。
最初に売られている段階で装備できるのは【ベビーパンサー】のみで、人間でこれを装備できるキャラは実は【ヘンリー】のみ。王族なのに……。
後はスライム系の装備グループのみと、【ぬののふく】と比べて異様に装備可能者が少ない。
SFC版の設定であれば【ドレイのふく】よりは服としてマシなので、慣れの問題なのかも知れない。
一方で【ステテコパンツ】に【シルクハット】という変人ルックで馳せ参じる【サンチョ】でもこれは着たがらない模様。
　
一応SFC版公式ガイドブックで幼年期の主人公が着用しているが、実際には着用できない。
【くさったしたい】がこれをドロップするが、仲間になっても装備してくれない。

PS2版

【オープントレイ技】使用時に、スライム系の装備グループの仲間が幼年時代に唯一装備可能な鎧という妙な立ち位置を得た。
通常プレイの場合、及びDS版以降ではSFC版と変わらず。

DQ6

守備力+3、かっこよさ0、買値25G。
人間で装備できるのは【アモス】ただ一人。
貫頭衣（布切れ）ということで無理なく装備できそうな【ドランゴ】や、自分で持ち歩いている【くさったしたい】さえ装備できないというのに……。
販売されている場所は夢の世界の【ダーマ神殿】だけで、なぜか現実の世界では売られていない。
【モンストル】の民家のタンス、【クリアベール】(夢・現実の世界両方)の宿屋のタンス、【ヘルハーブ温泉】のタンスからも手に入る。ドロップするモンスターは【くさったしたい】(確率1/32)と【キラーバット】(確率1/128)。
　
SFC版公式ガイドブックでは【スライム】が着用（？）モデルに。
但し「スライムの頭の上に布切れを被せているだけ」というやっつけにも程があるイラスト。まさにただの布切れ。
DQ5と同様「服として使われている」という説明がちゃんとあるのに……。
ちなみにこれでもカかっこよさは【かわのこしまき】よりは上らしい。
あってもなくてもかっこよさが変わらないというのは、これ以外では【ひのきのぼう】だけである。

DQ7

仲間モンスター不在のためか、代わりに【ガボ】がこれを装備できる他、どういう訳か【マリベル】も装備可能。
何気に初の女性キャラの装備者だが、上記の通りこの作品から「服」ではなく「マント」に設定が変わっている。
まあ貫頭衣は現代で女性が着るにはセクシー過ぎるからしょうがない。
　
一応【オルフィー】の道具屋に売っている他エンゴウやきこりの小屋で拾える。オルフィー編で仲間になるガボは初期装備を何も持っていないのだが、
正直裸でも大して変わらないので、こんなものを買うくらいなら黙って【かわのこしまき】までお金を溜めた方が賢明。仮に金欠だったとしても、同じくエンゴウで拾えるステテコパンツという禁断の防具が…
　
入手時期的にも存在意義がほぼないアイテムだが、一応売れば【うまのふん】よりは金になる。
但しドロップするモンスターはいない。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。