概要
トルネコ2、3、少年ヤンガスに登場する杖。
SFC版【風来のシレン】で初登場した同名の杖(ふき飛ばしの杖)が逆輸入されたもの。
敵を吹き飛ばすだけではなく、他の杖とのコンボで逃げるための距離を稼ぐなどの使い道がある。
ただ、シレンも含めて作品によって吹き飛ばす距離がまちまちだったり、作品によってはアイテム等にも適応される等と仕様が微妙に違っている。
トルネコ2
敵を4マス、【トルネコ】の向いている方へと吹き飛ばし5ダメージを与える。
吹き飛んできた敵にぶつかった敵も5ダメージ受ける。
このダメージで敵を倒すと【経験値】を得られる。【はぐれメタル】を一撃で倒せる。
吹き飛ばすのは5マスじゃなく4マスなので、【大部屋の巻物】での泥棒をする場合、ふきとばし1回分だけで盗もうとすると階段マスに移動後【ガーゴイル】に殴られる。2回振るか別のアイテムと併用しよう。
敵との距離を取れるので、【矢】を連発するのも良し、そのまま逃げるのも良し。
【場所替えの杖】と組み合わせて遠方の通路に飛んだりする等のショートカットを図る事も可能。
但し視界の悪い通路で振るのはお勧めできない。
稀に「敵の後方に別の敵がいて吹き飛ばせなかった」という事態が起こりうるからだ。
どうしてもそうせざるを得ない場合は【透視の指輪】・【レミーラの巻物】・【地獄耳の巻物】等の効果を併用して、敵の位置の把握を確実にしておきたい。
吹き飛ばされた敵は【水路】の上を貫通して飛んでいくので、場所替えの杖と組み合わせれば水路上をまたいだ移動も不可能ではない。
水路上に吹き飛ばした敵はフロアの何処かに【ワープ】する。
【水晶】か【あやしいかげ】に向かって振ると魔法弾が跳ね返って【トルネコ】自身が吹き飛ぶ事ができる。
ただ、当然ダメージを受けるので【瀕死】状態の時は要注意。
上手く使いこなせば、アイテムが何個か置かれている離れ小島に着地できるかも。
トルネコ3
モンスターや【NPC】だけでは無く、アイテムや【お墓】も吹き飛ばせる対象になった(飛ばせる範囲は9マス先まで)。
但し、この杖の魔法弾に命中させなければそれらは吹き飛ばせない。
ちなみにトルネコ2とトルネコ3の間にリリースされたシレン2等も、トルネコ同様にアイテムなどを吹き飛ばせるように仕様変更されている。
既に床に置かれていたアイテムおよび【水路】の中に水没したアイテムを回収する手段の他には、本来【ポポロ】が使用できない【大砲の弾】や【ブーメラン】等の飛び道具をこの杖の効果で吹き飛ばす事で近くに存在するモンスターに命中させたり、効果を使用して地面に貼り付いた【とじこめの壺】を吹き飛ばして他のモンスターに命中させる事で、本来は1回しか使用できない「とじこめの壺」を再利用できたりもする。
同様の手法を利用して、地面に貼り付いた【聖域の巻物】・【聖城の巻物】・【ザオラルの巻物】・【リレミトの巻物】・【時限爆弾の巻物】の位置を移動させる事もできる。
また確実性には欠けるが、この杖の効果で吹き飛ばした先に存在する【ワナ】の上にピッタリ吹き飛ばして「モンスターやアイテムをワナに掛ける」という手法も存在するので、【邪悪な風穴】・【封印の洞くつ】・【異世界の迷宮】では【ワナあての指輪】・【へた投げの指輪】・【まがりの指輪】を持っていない時の代打として活躍する場合がある。
尤も仕掛けられるワナは主に壁や【水晶】の隣にあるものや、それ以外となれば通路の先や広い部屋にあるものに限定されるが、戦術の幅が広がる事に越した事は無い。
またこの作品では敵を吹き飛ばしても壁か【NPC】を含む他のキャラクターに激突させないと5ダメージを与えられず、この杖でとどめを刺しても【経験値】を入手できなくなった。
なおPS2版では吹き飛ばされて倒れると潰れた様なモーションで倒れる。吹き飛ばした【スライム】の形と表情が一番分かりやすいだろうか。
これと同様の事が【ふきとばしの石像】にも言える。
少年ヤンガス
仕様は輸入元のSFC版風来のシレンのものに近く、魔法弾の命中したモンスターを10マス後方に吹き飛ばせる。
余談だが吹き飛ばされる時のSE(効果音)が前作トルネコ3と比較すると、こちらの方がすごく痛そうである。