【BOT】

Last-modified: 2022-10-21 (金) 14:16:37

概要

ボット。プレイヤーが直接操作せず、特定の行動を繰り返すよう設計されたツール、およびそのツールによって動作しているキャラの俗称。BOTは「ロボット=roBOT」の略。
 
レアアイテムの発掘や経験値稼ぎなどで、プレイヤーのかけた時間に対価を与えるという、オンラインゲームの在り方を根底から破壊するもので、ネットゲーム共通の問題としてあげられる。
作業をBOTに代行させることで、自分がプレイしていない間にレベル上げや金策を行わせる。24時間戦い続けることも、BOTにとっては余裕である。
 
オフラインゲームではズルをしても自分にしか影響が無いので、やるかやらないかは人次第、という思考が成り立つが、旅人バザーでの競売などを通じて他人と繋がるオンラインゲームでは事情は異なる。
BOTがレアアイテムを大量に発掘しバザーに流すと、その商品の価格は下がり続け普通のプレイヤーの金策として使えなくなってしまう。
またBOTを使用していない人とのレベル及び財力の格差が広がり、ゲームバランスが崩壊してしまう。
さらに行儀の悪いBOTは、通常の操作ではありえない高速・大量の命令をサーバーに送ることがあり、これを処理しようとするとサーバーに負荷がかかってしまう。
運営側にとっては百害あって一利なしである。
規約でもきちんと禁止されているので、絶対に使用してはならない。
・・・というか、そんなツールを作れる技術があるならもっと人の役に立つことに使うべきであろう。

PC版発売以降の状況

人気の高いゲームだけあってWii版のころからBOTは存在したが、特殊な機材を使ってPCに画面を取り込み、さらにその映像を解析して命令を与える必要があり、動かすためのハードルは高かった。
しかしWindows版の発売にともない、プログラムさえあれば一般人でもBOTに手を出せる様になってしまったため、RMTではなく自動狩りが目的のカジュアルユーザーが急増している。
目につく現象としては、落陽の草原でBOTによる【バサラーナ】狩りが一般人の手で復活している事が挙げられる。
もっとも、BOT自体が禁止事項なので、業者だろうが一般人だろうが不正を行っていることに違いは無い。
あれ?と思ったら一声応援かけて様子を見、疑わしければどんどん通報しよう。
 
1.5中期ではBOT狩りが目に余るほどに増殖した結果、BOTに集中して狙われていた【メタルライダー】【クリスタルハンド】などのモンスターの配置が修正されてしまい、該当箇所で金策などに励んでいた一般ユーザーが損をすることになってしまった。
BOTによる樽、ツボ漁りも急増したらしく、貴重な素材が取れないように修正が入った。
有名どころでは、オルフェアの樽、ツボからやわらかウールが出なくなり、バザーで高騰したことも。
 
2.0ではBOTが特に多かったモリナラ地下道と海のとける洞窟、オルッパ地下洞窟に【ドラゴンゾンビ】が猟犬として放たれた。
最初は効果抜群だったが、BOT側も対策しドラゴンゾンビを返り討ちにできるサポート仲間を雇いはじめた。
4人PTが組めなくなり一ヶ所での効率こそ落ちたものの、そこはBOT。
一度セッティングしてしまえば永遠に動き続けるため、あぶれたキャラクターはひと気が無く、より弱い敵のいる僻地へと広範囲にばらまいた。
完全なる駆逐は果たされていないのが現状である。
 
本来業者がたどり着くことが困難だとされている【レンダーシア】では、BOTと思わしき行動をとる一般プレイヤーのアカウントが多数確認されている。
【コニウェア平原】のエモノ呼びBOTや【魔女の森】【マミー】放置狩りBOTが一時期は見られていた。

進化していくBOT

BOTが使われるのはモンスターとの戦闘だけには限らない。
スロットやポーカー、ルーレットといった【カジノ】のゲームに対応するBOTも作られている。
このゲームのカジノには不正検知機能がついているのだが、その不正検知の抜け穴を見つけられてしまい、うまく操作できるBOTが完成させられてしまったようである。
 
【釣り】に関してもBOTが完成しており、動作を入力すれば機械が自動に竿を緩めたり引いたりするため、自分で操作しなくとも魚がつれてしまうという寸法である。
袋が満タンになったらそれに伴い釣りも終了し、魚交換員のところまで向かい魚を交換したら再び釣り場に戻るといった無駄に高性能な動きも可能になっている。
 
BOTが流行り始めた当時は機械的な動きのBOTが多かったが、最近ではスマホからPCにアクセスして直接BOTを操作することまでできるようになった。
各所各所で的確なMPやHPの回復やエモノ呼び対応BOTも増え始めているので、一般プレイヤーとの区別も付きにくくなり始めている。

カジノBOT事件

カジノ大緩和後は10コインスロットが95%はBOTで埋め尽くされており現在も増える一方だが、バージョン3.0後期中に公式関係者であるみちくさ冒険ガイドの編集スタッフがBOTを使用しているところを一般プレーヤーに発見され謝罪する事件が発生した。
この騒動後、みちくさ冒険ガイドが「ドラゴンクエストXのあるきかた」への改名を余儀なくされている。
肝心のカジノBOT対策は一切なされておらず、通報されて隔離サーバーへ飛ばされても数時間後には元いた席でBOTを再開している。
これは通報コマンドはRMTに関与しているキャラクターに対して効果を発揮するが、カジノBOTはその場でRMT行為をしているわけではないため意味が無い。
 
こういったカジノBOTにはサポートセンターから外部ツールの利用項目で不在プレイをしている旨を伝えるか、作戦→困った時は?からの通報を選択すると良い。

関連項目

【RMT】
【業者】