【やまびこのぼうし】

Last-modified: 2026-07-19 (日) 22:46:37

概要

DQ5で初登場した頭部防具。DQ6・7でも続投したがリメイク版DQ5では削除された。その後HD-2D版ロトシリーズに逆輸入されている。漢字を使って書けば「山彦の帽子」。
登場作品全てに共通して守備力25の非売品。
最大の特徴は「戦闘中に限り、1回分のMP・行動内で同じ【呪文】が2回連続で発動する」こと。
効果発動時には、「じゅもんが やまびことなって こだまする!」というメッセージが表示される。
 
重厚な兜を装備できない女性や魔法使い系のキャラにとって、守備力25はそこそこ高い。加えてその特殊効果により、たとえ力が弱くても終盤でも主力として活躍できる。
DQ5ではクリア後に限った話になるが【たたかいのドラム】が台頭することで極端な打撃偏重傾向が発生。
DQ6・DQ7では強力な特技が数多く登場し、大きく勢力を広げた。
そんな背景もあり、存在感が薄くなりがちになった呪文にとってまさに切り札ともいえる存在だろう。
 
【スクルト】【ベホマラー】などの回復・補助呪文の重ね掛けは強力。
味方に【マホカンタ】をかけ、わざと反射されて返ってきた2回目の発動分を術者にかける「山彦マホカンタ」といった応用法もある。
 
何より、上記のメッセージとともにメラゾーマやイオナズンなどの大技が繰り返し発動する様は爽快そのもの。
入手時期は冒険終盤、シリーズによってはクリア後限定。
入手方法も一品確実に手に入る以外には敵の低確率ドロップのみと限られてはいるが、是非とも手に入れておきたい逸品である。
 
なお、山彦効果は呪文にのみ適用される。DQ6やDQ7に登場する「MPを消費する『特技』」では当然ながら発動しない。
ストーリー上では「究極呪文」などと呼ばれる【マダンテ】も該当作品では特技扱いなので、「全MP消費のマダンテを2連発」はできない。
自然現象の山彦とその原理を考えれば「放った呪文が跳ね返って術者にもかかる」というのが名前に忠実な効果のように思えるが…流石にそれではほぼ呪いアイテムになってしまう。
 
ほとんどデメリットのないバランスブレイカー気味の性能ゆえか、DQ8以降の作品には登場しない。
ただし、DQ9の【やまびこのさとり】、DQ10オンラインの【やまびこの陣】、DQ11の【やまびこの心得】など、これに類似した効果を持つ特技や特性が追加されている。
 
なお、呪文が【山彦となって響きわたる】というメッセージはDQ3の頃から【パルプンテ】の効果の1つとして登場するが、こちらはDQ5~DQ7を含めて「むなしくひびきわたる」だけで何の効果もない。
つまり、元は単なるネタの一種にすぎなかったものの、「呪文の詠唱がやまびことなる」部分を発展させる形でこのアイテムが生まれたと言える。

DQ1(HD-2D版)

守備力は25。非売品で、売却価格は411G。
戦闘中に呪文を唱えると、直後にもう一度同じ呪文の効果が発動する特殊効果がある。
【街道の宿屋】南東にある【ひみつの場所】の、南西にある木の陰に落ちている。
山彦の帽子があるひみつの場所は、雨のほこらで精霊ルビスを召喚した後に発見できるようになる5箇所の追加ひみつの場所のうちの一つ。
まず「新しいひみつの場所が増えた」ことに気付く必要があるため、若干隠しアイテム感がある。
ちなみに呪文であれば【超絶技】も山彦効果の対象となっており、本作では【ジゴスパーク】がこれに該当する。
 
HD-2D版DQ3での復活を受けてか、後の時代が舞台となる本作でも続投。基本スペックもHD-2D版DQ3の時と全く同じで、やはり強力な特殊効果で主人公の冒険に多大な貢献をしてくれる。
今回のリメイクに際して敵側の出現数は増えたにもかかわらず、相変わらず終始一人で戦う主人公にとっては、そのありがたさはひとしお。
呪文限定とはいえ手数が単純に2倍となるため、一人でやることの多い主人公にとっては頼れる相棒が増えたようなもの。
重ねがけができる補助呪文を覚えられないのが歯痒いが、【ベホイム】【ベホマ】級の回復量になることは、戦いやすさを一変させると言っても過言ではないだろう。山彦ベホイムより【めいそう】の方が回復量が大きく呪文を封じられても使える点で優れているが、入手性や燃費の良さでこちらが勝っている。
 
HD-2D版DQ3では装備可能者がモシャスで勇者に変身してからでないと使えなかった「山彦ギガデイン」も、本作では単独でガンガン使っていける。
ビーストモードも習得できるため4連ギガデインも一人で手軽に使いこなせ、やはりバランスブレイカー級の猛威を振るう。
というより、通常モンスターとの戦闘においては完全にオーバーキル。ビーストモード無しで大抵は片が付く。
...が、竜王の城などに出現する【ソードイド】は素早さが高く先攻後攻が安定しないうえ、完全2回行動でマホトーンを使うため、殲滅前に封じられることもしばしば。山彦ギガデインでラスダンも楽々探索…と油断していると面を食らうことも少なくないので、ほしふるうでわなどで対策を取っておくと安心だろう。
 
通常モンスターの一掃はもとより、ラスボス戦においても非常に頼りになる。
ギガデインやジゴスパークを山彦させることで十分すぎるダメージソースになるうえに後者なら麻痺まで狙え、山彦ベホイムでほぼ全回復できるため、これがあれば攻守ともにかなり盤石になる。
【ロトのつるぎ】を装備して【竜王斬り】を繰り出す…という最終決戦にお誂え向きの攻撃手段よりも、遥かに手軽に安定したダメージを出せてしまうため、この帽子に頼りすぎると最後の戦いがかなり大味になってしまうのが欠点と言えば欠点かもしれない。
 
本作では【ロトのかぶと】が実装され、デイン系呪文の威力を高める効果(1.2倍)も備わっているのだが、「単発が1.2倍」と「等倍で2回」では威力の差は比べるまでもなく、ギガデインを活かす役割としては山彦の帽子の圧勝。
とはいえあちらには不利な状態変化への耐性も備わっているうえに守備力も3倍以上の高さなので、完全上位互換とまでは言えない関係にはなっている。
他には【ふしぎなぼうし】【ファントムマスク】が特殊効果の魅力という点ではライバルに上がってくるが、総合的な利便性ではやはり山彦の帽子に軍配が上がると思われるので、剣・【ロト装備】を揃えておきながら、頭だけは帽子だった…というプレイヤーも少なくなかったと思われる。
ただ、操作キャラが一人であることはそれらの有用な装備品を独り占めして状況によって使い分けることができるということでもある。
そのため「呪文を唱える時だけ山彦の帽子を装備する」といった運用方法は、【公式ガイドブック】でも推奨されている。
 
なお、本作でも一部の呪文には効果が発揮されず、マホステ・フバーハ・リホイミは山彦対象外。
やはり重ね掛けする意味のない呪文が効果対象から外されているのだが、マジックバリアはHD-2D版DQ3の時から変わらず山彦が発動する。
  
ちなみに、山彦の帽子があるひみつの場所では【ミラーシールド】も入手可能なのだが、山彦の帽子が床落ちなのに対してあちらは【さいごのかぎ】が無いと開かない宝箱の中に収まっている。
アイテムとしての有用性からすると立場が逆なようにも思えるが、鍵付き宝箱を目立たせることによって山彦の帽子の隠しアイテム感を出すという演出の類なのかもしれない。
もっとも、この頃には【とうぞくのはな】はもちろん【レミラーマ】も(先にラダトームに向かえば)習得可能な時期なので、ひみつの場所さえ発見できれば「ミラーシールドの他にも何かある」ことにすら気付けずに山彦の帽子を取りこぼすことはほとんどないだろう。
むしろ見落としやすいのはこの帽子があるひみつの場所そのもので、精霊ルビス召喚後にいつの間にか出現していたことに気付かずクリアしてしまった…というプレイヤーも少なくないと思われる。
特に探索済みのエリアに出現するという点が厄介で、一度訪れたことがある場所ならどこでもルーラで行けるようになった関係で「以前歩いて探索したフィールドのエリアをもう一度通り掛かる」ということ自体あまりする機会がなくなった本作の、利便性の間隙に滑り込んでいる感がある。
幸いガイド機能でひみつの場所を地図上に示せる(これもかなりわかりにくいという問題もあるが…)のであえてオフにする、そもそも地図を一々確認しない、といったプレイングをしていない限り攻略サイトを見てなくても新たなひみつの場所の存在に気づけるはず。

DQ2(HD-2D版)

守備力は25。非売品で、売却価格は411G。
【サマルトリアの王子】【ムーンブルクの王女】【サマルトリアの王女】が装備可能。
戦闘中に呪文を唱えると、直後にもう一度同じ呪文の効果が発動する特殊効果がある。
ルプガナのトレジャーハンターの家にある宝箱と、【無限の回廊】の宝箱から入手できる。
トレジャーハンターの家にある宝箱を開けるためには【さいごのかぎ】が必要なため、入手可能になる時期は【ロンダルキアのほこら】に辿り着いてからとなる。
無限の回廊においては、最終目的地である【ひかりのたま】のあるフロアの一つ手前のマップという、実質的な最深部での入手となる。
本作でも呪文カテゴリの【超絶技】の一部は山彦効果の対象となっており、今回は【メラハリケーン】【ジゴスパーク】【ダークデイン】【ミナデイン】がこれに該当する。
 
HD-2D版DQ3→1に続いて、もちろん本作でも登場。基本スペックが同じな点も変わっておらず、その有用性も健在。
基本的な使い勝手はHD-2D版DQ3とほとんど同じで、攻撃・補助・妨害・回復、どれと組み合わせてもやはり強力。
今回のリメイクで有用な特殊効果を備えた頭装備も色々と増えてはいるが、相変わらず山彦の帽子の利便性は頭一つ抜けていると言える。
【ビーストモード】もムーンブルクの王女は確実に、サマルトリアの王子も【ビーストの巻物】を使えば習得できるため、4連呪文ももちろん可能。
サマルトリア兄妹なら、スクルト+山彦の帽子+【きんのブレスレット】(被術者に装備させる)の組み合わせで、味方全体の守備力を一気に4段階上げる…なんてこともできる。
女性陣なら、山彦の帽子を装備してルカニを唱えることで敵1体の守備力を一手で最大4段階も下げることができるため、単体のボス相手には特に有効。
最後の鍵を入手したら、本格的なロンダルキア攻略の前に是非とも回収しておきたい逸品である。
一方、「混乱したら味方に山彦攻撃呪文」や「同じキャラに山彦バイキルト重ね掛け」といった注意点も、HD-2D版DQ3から変わっていない。
 
また、転職を繰り返すことによって誰でもオールラウンダーになれるHD-2D版DQ3とは異なり、今作はキャラクターごとに使える呪文が異なるため、その辺りを考慮して誰に優先的に与えるのかを考える必要がある。
 
サマル兄の場合、やはりギガデインとそこから派生するジゴスパークが強い。ザラキも敵を選べば終盤でも十分役に立つので、攻撃呪文を活かすなら最適とも言える。彼は【はかいのつるぎ】によって呪文暴走率を上げられ、ビーストモードと山彦の併用で手数を増やすことによっても呪文暴走を発生させやすくなるなど、呪文による攻撃役としては抜きん出ている。
それ以外では先述の通りスクルトが便利な他、マホトーンが彼の専売特許となっている。
一方、回復呪文は山彦の意味がない【ベホマ】【ベホマズン】を独占している都合上、こちらを重視するなら帽子ではなく【ロトのかぶと】を被せて行動不能率を下げる選択肢もあるので、彼にどんな役割を求めるかで装備を選ぶといい。
一応、やり込み前提でなければビーストモードはローレに回されやすいので、その分を山彦の帽子で補うといった選択もあるが、結局ボス戦では回復呪文の方が重視されやすくはある。上記の妹と合わせての1ターンでスクルト4段階という手もあるが、2つ目が手に入る頃には時期的に物理特化型のボスもいない。
 
ムーンの場合、単純に習得呪文の多さで言えば一番。だが、攻撃呪文系の超絶技はダークデインしかなく、その性能もサマル兄のジゴスパークと比べると大分見劣りする。またムーンは(残りHPが50%以下以外の)超絶技の発動条件が「ビーストモード状態である」ことなので、そこも加味すると帽子無しでも2連続なので威力的には十分、帽子込みで4連続だと流石に過剰となってしまう。さらには超絶技の【断空なぎはらい】が呪文を喰ってしまうレベルで強く、こうなると攻撃面では山彦の帽子がまったく役に立たない。
攻撃面で呪文運用をしたいならいっそのこと雑魚専門と割り切り、集団相手に普通にイオナズンを山彦させるといった使い方がいいかもしれない。しかしこれも終盤はロトのかぶと+【ルビスのけん】のセット装備による道具使用ギガデインで間に合ってしまう事情もある。これなら他のキャラにやまびこのぼうしを被せて一緒に雑魚散らしということもできてしまう。
サポート面だと、ラリホー・メダパニ・マヌーサ辺りが専用かつ比較的有用な山彦対象に挙げられ、特に山彦ラリホーはやはり強力である。他、ルカニやベホマラーも覚える。こちらの妨害・回復面ならボス戦でも十分に帽子を被る意義はあるだろう。
ただ実はムーン王女に山彦の帽子を装備させるにあたっての逆風はもう1つあり、彼女自身が超絶技として【やまびこのさとり】を使用可能であり、これは帽子の山彦効果とは重複しない。手間がかかる上に【いてつくはどう】などで消されるリスクはあるものの、あえて彼女に帽子を被せないことで1戦闘で最大3人が山彦可能になるという戦術もある点には留意しておきたい。こちらの発動条件は【キラキラポーン】を自身にかけることであり、キラキラポーン自体は有用なので手間ではあっても負担というほどではない。
もっとも、ボス戦の場合はサマル王子もそこまで山彦の恩恵は強くないので雑魚戦はサマル、ボス戦はムーンといった使い分けも考えられるだろう。
 
サマル妹の場合、彼女しか山彦にできないのはメラハリケーンだけなので、他の2人と比べると彼女にしかない強みには乏しいのが実情。
とはいえ攻撃ならメラゾーマ・マヒャド・イオナズン、サポートならスクルト・ルカニ・バシルーラ、回復ならベホマラーと、山彦を活かせる呪文は決して少なくない。他の2人はビーストモードで連続行動もできるので、呪文だけでも連続で放てるよう彼女に持たせるのも悪くない。
一方で彼女もまたロトのかぶととの選択になる。兜によって威力を高められる雷属性の超絶技を2つ持っているのが理由。
 
最終的に帽子は2つ手に入るため、装備可能者3人のうち帽子が2人、残る1人がロトのかぶとという形に落ち着くだろう。
 
なお、本作でも一部の呪文(超絶技を含む)には効果が発揮されず、マホカンタ・マホステ・マホキテ・フバーハ・アストロン・パルプンテ・ベホマ・ベホマズン・リホイミ・キアリー・キアリク・ザメハ・マホリー・ザオリク・マダンテ・リベホイミ・マホヤズン・ザオリーマは山彦対象外。
HD-2D版DQ3やDQ1と同様に、バイキルトやマジックバリアは何故か山彦対象となっている。
ちなみに特技である【いなずま】から派生するダークデインが呪文扱いで山彦対象である一方で、呪文である【イオナズン】から派生する【ビッグバン】は特技扱いなので対象外となっている。ライバルともいえ、同じく呪文から派生するジゴスパークは対象なのだが…。
 
HD-2D版DQ3~DQ1では3個中2個が地べたに置かれているという、強力なアイテムには若干似つかわしくない扱いを受けていたが、本作では1個目からして鍵付きの宝箱に収まっており、待遇改善(?)が見られる。
もっともHD-2D版DQ3の商人の鑑定時のセリフからすると当時から強力かつ貴重な逸品であることが認められていた様子なので、むしろ地べたに放置されていたという事実の方が不自然である。
HD-2D版DQ3の【キラキラ】の設定からすると、そこで前の持ち主が最期を迎えたのかもしれないが…。

DQ3(HD-2D版)

まさかの再登場。リメイクによって追加されるというDQ5とは真逆の扱いを受けた。
守備力は25。非売品で、売却価格は411G。
【魔法使い】【遊び人】【賢者】が装備可能。アップデート(2025年5月23日)後は【僧侶】も装備可能になった。
戦闘中に呪文を唱えると、直後にもう一度同じ呪文の効果が発動する特殊効果がある。
【サマンオサ】周辺の【キラキラ】と、【試練の神殿】の宝箱から入手できる。
山彦の帽子があるサマンオサ周辺のキラキラは岩山に囲まれた谷間にあるため、入手可能になる時期は【ラーミア】に乗れるようになってからとなる。
ここのキラキラはラーミアに乗っている時だと高い岩山に隠れるように配置されており、若干隠しアイテムのような扱いになっている。
この帽子の性能を考えると納得のいく隠され方ではある。
 
【戦士】【武闘家】らに戦闘用の特技が実装され、呪文の立場が危ぶまれるかと思いきや、心配御無用とばかりにお馴染みの仕様をそのまま引っ提げて久々の復活。
ラーミア解禁後に各地のキラキラを回収して周る過程でこのアイテムを見つけ、まさかの再登場に驚いた人も多かったことだろう。
その効果の程は言わずもがなで、本作でも相変わらずの高性能っぷりを遺憾なく発揮してくれる。
攻撃呪文で2倍ダメージを狙うのはもちろんこと、補助呪文では複数匹のモンスター相手にラリホーやマホトーンを連続で唱えて、試行回数を増やすのも効果的。
呪文のエキスパートである賢者に装備させれば、攻守両面での大活躍が見込める逸品である。
本作で新たに登場した【ビーストモード】と併用すれば、1回の行動で同じ呪文を4連続で唱えることも可能。
さらに【魔力かくせい】も併せて攻撃呪文を放てば、1.8倍×4回で実質ダメージは7倍超え…ではあるのだが、準備に2ターン掛かる上にそれぞれの状態変化が最速で3ターンで切れる関係上、この組み合わせは少々扱いが難しい。
…そもそも、ビーストモードを覚えてるという事は必然的に、本人のステータスに依存しない特技の【まものよび】も覚えてるわけで…。
それでも四連続の魔力かくせいメラゾーマという浪漫を一度は味わってみたい人は挑戦してみるのも一興か。しかし、それもアップデートで敵の守備力が低下してからは最終的にバイキルト込みの【渾身斬り】一発で超えられてしまうようになってしまったが…。
 
最速でラーミア解禁後に入手できるので、【バラモス城】攻略から活用できるようになる。
その有用性はというと、入手以降は賢者に【ほしふるうでわ】と山彦の帽子を装備させ、開幕でヒャダインやイオナズンを使っているだけでも、【ゾーマの城】くらいまでなら特に労せずサクサク進めるほど。
その後もクリア後のダンジョンの強敵にザキ系やバシルーラで対応する場合などには装備させておくと効果的。
特に試練の神殿でボス仕様の【パンドラボックス】を吹き飛ばして処理する場合は、この帽子の有無で難易度がだいぶ変わってくる。
 
欠点は25という伝統的な守備力の低さだが、特殊効果の有用性を考えればこれくらいはどうということではないだろう。
ただ、そんなお馴染みの欠点とは別に、本作では従来の作品とは異なる注意点がいくつか存在する。
 
まずは装備可能者。
過去に山彦の帽子が登場した作品はSFC版DQ5とDQ6・7だが、これらの作品では装備品の装備の可否は「キャラクターごと」となっている。
そのため、DQ3とは異なる転職システムが採用されているDQ6・7では、山彦の帽子を装備できるキャラクターは現在就いている職業は関係なくこの帽子の恩恵に与ることができていた。
ところが、今作では職業ごとに装備可能な品が設定されているため、「転職したら装備できなくなる」ケースが存在するのである。
例えば賢者で全ての呪文を習得した後に、会心必中やビーストモードなどの有用な特技を求めて転職する場合、山彦の帽子はしばらくお預けである。転職による各種パラメータの低下に山彦喪失が重なるため、このケースは特に戦力低下が著しい。
なまじ山彦の帽子がバランスブレイカー級の性能を誇っているため、使えなくなった時のダメージも大きいと言えるだろう。
呪文を覚えきった後に魔力かくせい目当てで遊び人に転職した場合は、山彦の帽子を被り続けることができるが、当然勝手に遊び出すことあるが故に2連続発動どころか不発に終わることもありえるため、有効活用できるとは言い難い。
装備可能なのは先述の通り魔法使い、僧侶(アップデート後)、賢者、そして遊び人だけなので、転職を繰り返す過程では必然的に装備できない期間の方が長くなる。交代で「常に誰かは装備できる」という状態を維持するのも一つの手かもしれない。
 
次に、【混乱】
これまで山彦の帽子が登場していた作品における混乱は、混乱しても【混乱時の特殊行動】をとるだけだったが、DQ3は事情が異なる。
DQ3の混乱は、歴代でも凶悪とされる味方が自分1人になるまで、味方に攻撃し続けるという仕様。
これはHD-2D版でも変わっておらず、近年登場した【魅了】とは異なり味方に対して通常攻撃だけでなく攻撃呪文まで使用するという厄介なもの。
つまり、山彦の帽子を装備した者が混乱した場合、2連続呪文の矛先が味方に向けられ倍の被害を被ることになるのである。
最速入手の直後に戦えるバラモス戦では、早速この仕様で泣きを見ることになる可能性がある。
バラモス戦において山彦の帽子を活用することは、公式ガイドブックでも推奨されているのだが、バラモスはメダパニ使いでもある。
そのため山彦の帽子装備者が混乱させられて逆に味方が窮地に立たされることになる恐れがあるのである。
もっともこれはバラモスがメダパニを使い、その対象に山彦の帽子装備者が選ばれ、その者が実際に混乱し、そのうえで強力な攻撃呪文が選択される…という様々な要素が重ならないと起こりえないことではあるのだが、それでも起きるときは起きる。
HD-2D版はバラモスのHPが5400に増加した影響で長期戦になりやすく、そのさなかに運悪くメダパニの餌食にもなりかねない為、【りせいのリング】による対策を講じるのも一考だろう。念のため【天使のすず】も用意しておくと良い。
通常モンスターでもメダパニ使いはちょいちょい出てくるが、こちらに関しては「やられる前にやる」心づもりで優先的に倒しておけばそれほど心配は要らないかも知れない。ただ、【らせん打ち】を仕掛ける【クラーゴン】は一度に複数人を混乱させてくる上、倒しにくいので要注意。
 
ちなみに一部の呪文には効果が発揮されない。
山彦対象外の呪文は、ドラゴラム・フバーハ・マホカンタ・アストロン・モシャス・パルプンテ・ベホマ・ベホマズン・キアリー・キアリク・ザメハ・マホリー・ザオ・ザオラル・ザオリク。
基本的に2回連続で効果を発揮する必要性が薄いものは山彦しない傾向にあるが、どういうわけか重ね掛けの効果が無いバイキルト・ピオリム・マジックバリアはしっかり2回発動する。
また、ベホマ・キアリー・キアリク・ザオ系も山彦されない為、1手で2人に同時に全快・治療・蘇生といった芸当もできなくなっている。
一方対象が敵の場合は割と融通の利く挙動をしてくれ、攻撃呪文の1発目で対象を倒した場合は山彦が違う対象に向かってくれるのはもちろんのこと、メダパニなどの補助系呪文が1発目で効いた場合、同じ敵を対象に重ね掛けしたりせずに違う対象を狙ってくれる。バイキルトもそうしてくれたらいいのに…。
 
また、【商人】鑑定させた場合には特別なセリフが用意されている。
「呪文で戦う人にとっては、誰もが憧れる幻の一品」とのことで、続いて「唱えた呪文が山彦のように響き渡ってもう一度効果を発動する」こと教えてくれる。
そして「1回分のMPで2回の効果……こんなにおトクなことがあって いいんでしょうか!?(いいのかしら……!)」「憧れる気持ち、なんだか良く分かる気がする」と興奮気味に感想を述べる。
呪文で戦う人はどちらかと言うと「1手で2回分の効果を得られること」に憧れを抱いてると思われるが、商人はその口振りからすると「消費MP実質50%OFFでお得!」という点に憧れを抱いていそうなので、商人の共感は若干ズレているのかも知れない。
 
なお、【キャラクターボイス】が導入され呪文使用時にキャラクターが呪文名などを口にするようになった今作でも効果発動時に「呪文が やまびことなって こだまする!」というメッセージが表示されるのは従来通りだが、山彦時にキャラクターの声は聞こえない。
山彦となってこだまするのは「呪文(の効果)」であって「唱えた者の声」ではないということなのか、単に同じボイスがすぐに復唱されることがクドいといったような判断がなされたのかは不明。

DQ5(SFC版)

初登場。
【エビルマウンテン】の宝箱に入っているほか、【あくましんかん】が1/128の確率でドロップする。
【ビアンカ】【フローラ】【女の子】【装備グループ】B・G・Iの仲間モンスターが装備可能。
主にサポート役として使っていた妻や娘をメインアタッカーに起用した人も多いのではないだろうか。
【メラゾーマ】【イオナズン】を連発して敵をなぎ倒す様は爽快の一言。
【男の子】【ライオネック】は装備できないので、このころは山彦 【ギガデイン】はできなかった。
【バイキルト】+打撃と違って、凍てつく波動の影響を受けないというメリットがある。
ゆえにラスボス裏ボス戦でも、【マホカンタ】に対処すれば十分主力のダメージソースになりうる。
特にラスボスは守備力が高い上にマホカンタを解除しないとルカニ系が通らないので、その意味でもマホカンタは真っ先に解除しておきたいところである。
山彦ラリホーを上手く活用すると、ほぼ無傷でエスターク撃破も可能である(後述)。
 
雑魚戦の全体攻撃では、【たたかいのドラム】【はかいのてっきゅう】と山彦イオナズンはほとんど一長一短の関係。
ドラム→鉄球は複数攻撃武器の例に漏れずダメージが後の対象ほど減少し、また相手の守備力に左右される。
なにより、一旦ドラムで強化してもらう必要があるため、鉄球の攻撃は最速のキャラに任せられない。
対して山彦イオナズンはダメージが相手の耐性に左右されるが、全体に一定のダメージが与えられる。
そして、単騎で行えるため、星降る腕輪で素早さを強化しての先制一掃が期待できることが大きい。
母娘での山彦イオナズンの破壊力は凄まじく、弱耐性以下の敵を相手取った場合に、
全体にミナデインを軽く越える480~640ものダメージを与えることができる。
さらに【女の子】ならばもう1つの全体攻撃呪文である【マヒャド】も覚えるのだが、終盤ではイオに強くてヒャドが有効な敵はごく一部に限られるので、こちらは全体がけのメリットがあまりない。
厄介な強敵はヒャドに強・完全耐性が多いのもつらい。
とは言え、山彦マヒャドは【かがやくいき】のダメージも上回るため、全然使えないというわけではない。
一方、山彦【ベギラゴン】は対【キラーマシン】のリーサルウェポンとして活躍する。
 
山彦メラゾーマの最大の利点はダメージの安定性にある。
最大ダメージ量を比較するとドラム→【ふぶきのつるぎ】に軍配が上がるが、これは力が255、あるいはそれに近い数値まで育っているということが大前提。
一方で山彦メラゾーマの代表的な使い手である嫁はメラゾーマをLv33で習得する。あとは山彦の帽子さえ入手していれば力2倍状態の吹雪の剣に次ぐような火力をこのレベル帯で出せてしまうというわけである。
当然魔界で登場する各ボスや強敵対策としても有効なことこの上ない。
なお本作で「山彦メラゾーマ」が可能なのはビアンカ・フローラと【キングスライム】のみ。
粒揃いなスライム族の中ではあまり使えないと酷評される王様だが、最後の最後に輝く瞬間がやって来る。
あくましんかんから2個目の帽子を入手すれば、ダブルで山彦メラゾーマを放てる。
キングスライム2匹目と3個目のドロップがあればトリプルで撃てるが、さすがに防御面で不安が残る。
 
欠点として、上記の通り出現時からマホカンタを張っている敵への対策は必須になる。
だが、補助呪文にも効果を及ぼすため、使い道が多様なことは大きな長所。
確率系呪文は手数の暴力で相手の耐性を突き破り、数値の増減は変化の値が単純に2倍化する。
例えば、山彦【ラリホーマ】ならエスタークさえ94%の確率で寝かせられる(【主人公】が高レベルなら【ラリホー】でもOK)。
【メダパニ】【マヌーサ】【ニフラム】、果ては【ザオラル】までも成功率を大きく高めることが可能。
同様の手法で山彦【ザラキ】を使うと、高貫通化していれば実に94%(弱耐性以下なら100%)の確率で即死させるため、完全耐性を持たない敵には反則技と化す。
今作では【ルカニ】の使い手が少ないが、山彦【ルカナン】ならルカニに近い感覚で使えるだろう。
打撃重視の相手には山彦【スクルト】で守りを固めるのも地味ながら有効。
ちなみに【スライム】はここに挙げたうちラリホーマ・マヌーサ・ザラキ以外を覚えるため、山彦を加えることで全キャラ中トップクラスの補助のエキスパートと化す。
 
回復については、フローラの山彦【ベホイミ】が有名。
回復量が170前後になるため、クリアレベル帯であれば、ほとんど【ベホマ】に近い感覚で使える。
このおかげで、彼女は攻撃・補助・回復と、八面六臂の活躍を見せる。
一方で、山彦【ベホマラー】もスペックは非常に優秀なのだが、こちらは使い手が【ホイミスライム】【ベホマスライム】しかおらず、彼らはいずれ【ベホマズン】を覚えるので山彦ベホマラーを活かす機会はあまりない。
 
打撃偏重と言われるSFC版DQ5だが、山彦の帽子さえ装備すれば意外と呪文使いも頑張れるのだ。
また、使い道が多様な分、プレイヤースキルが高いほど大きくポテンシャルを引き出せると言える。

リメイク版での削除

魔法使い系キャラにとって切り札的存在であった山彦の帽子だったが、PS2版ではなんと削除されてしまった。
SFC版で山彦の帽子が手に入った宝箱はすごろく券、ドロップはちいさなメダルに変更されている。
同じくPS2版で削除された【ときのすな】はDS版で復活したが、こちらはDS版以降も削除されたままである。
 
リメイク・移植に伴って無くなった装備品は、他にFC版DQ4の【いばらのむち】【ブーメラン】があるが、これらには代替品(【せいなるナイフ】【クロスボウ】)が登場している。というより、後発作品でムチやブーメランが複数攻撃武器の代名詞になっているので紛らわしくないように【いかちのつえ】のように名前だけ変更されたというほうが近い。
オリジナル版での装備品でリメイク・移植時に代替品も作られず、文字通り跡形もなく消えてしまったのは現在のところDQ5の山彦の帽子だけである。
MSX版限定の【あぶないみずぎ】のように、リメイク・移植での特典アイテムみたいなものも入れると他にいくつかあるが……。
ちなみに装備品以外を入れても、アイテムとしての代替品が用意されずにリメイク・移植で削除された例は非常に少ない。
例を挙げると【みずでっぽう】(DQ3)、【倉庫のカギ】(DQ7)のように実用性のない完全なお遊びアイテム(しかもみずでっぼうは代わりに【オルテガのかぶと】が手に入る)。
そして各種【地図】アイテム(DQ2、DQ5~7)、【ふっかつのたま】(DQ2)、【すごろくけん】【ゴールドパス】(DQ3)、【しんじゅ玉】【こわれた石版】(DQ7)、【ルパスのお宝メモ】(DQ11)、【たびのしおり】【ももんじゃのしっぽ】(DQM1)と、仕様変更やシナリオ変更の憂き目にあったものぐらい。
山彦の帽子のように戦略に大きくかかわるアイテムでは極めてまれである。
 
データ上は存在しているが、PS2のプログラムではうまく発動しないために削除されたとも言われている。
それ以外にも、SFC版からの仕様変更により、

  • バイキルトの計算式の関係で、通常攻撃で山彦メラゾーマを上回るダメージを与えるのが困難になった
  • 馬車外に出せる人数が増えたことで山彦補助・回復呪文の効果がSFCよりも大きくなった

この辺りも削除の一理由だろうが、そもそもメラゾーマはMPを大量に消費する上級呪文なのだから、通常攻撃よりもダメージが大きいのは当たり前である。しかも、やまびこのぼうしを削除しておきながら、バイキルトの仕様変更はあってもこれよりも強い「たたかいのドラム」は何故か続投している。
この差は一体何なのだろうか…?
開発者はそこまでして呪文を活躍させたくないのだろうか?
それとも物理を活躍させたいのだろうか?
おかげでただでさえ、打撃偏重なDQ5の物理・特技優遇、呪文冷遇のバランスをさらに崩してしまっているため、批判の声が大きい。そもそも、仮に山彦メラゾーマがあったとしても、耐久力などの差によって、物理キャラの出番が失われることはなかっただろう。
 
PS2版とDS版による大胆な変更は「どうせDQ6,7もリメイクされたら削除されるに決まっている」と別作品のプレイヤーを絶望させたり、「DS版DQ6ではリストラが免れてスタッフがプログラムの組み方も把握したんだからきっとスマホ版DQ5では復活するに決まっている」とスマホ版DQ5を楽しみにしているプレイヤーに淡い期待を持たせたりと、混乱を招くことになった。
少なくともDQ5のリメイク版は全作品ともお察しの通りだが、別作品のリメイク版ではどうなったのかというと……作品ごとの項目を参照されたし。

DQ6

【デスコッド】の民家のタンスに入っている。
確実な入手はクリア後になったが、【メタルキング】【ブースカ】がドロップするので頑張ればクリア前でも手に入る。
ドロップ率はいずれも1/256で、盗賊をマスターした4人で戦えば1/30程度の確率で盗むことができる。
盗賊4人で時間さえかければ、人数分揃えるのも難しくはない。
【ミレーユ】【バーバラ】【チャモロ】のほか、装備グループA・Eのモンスターも装備可能。特に装備グループEにとっては、最強の頭装備が【しあわせのぼうし】であり、そちらよりは量産しやすいうえ守備力も10しか違わないため、こちらのほうが有用である。
 
今作では【せいけんづき】【かがやくいき】【ギガスラッシュ】【ハッスルダンス】と強力な特技が多数登場したため、呪文の存在意義が大きく削がれたが、山彦を駆使すれば攻撃・補助・回復どの面でも引けは取らない。
何より【ギガデイン】が時間さえかければ誰でも習得可能になった事で、山彦の最大火力もアップ。
使い道のあまりなかった【ミナデイン】も2発撃つことが可能となったために十分考えられる戦術となった。
妥協して山彦【メラゾーマ】でも十分に強い。
【ランプのまおう】に山彦させると理論上【メラゾーマ】を4連発、【フィンガー・フレア・ボムズ】の八割再現が可能になる。【ポップ】よりスゴイぞ!
 
また、【ベホマズン】が一部の仲間モンスターしか習得できない呪文になっているため、山彦【ベホマラー】も有効。
汎用的な全体回復手段としては特技のハッスルダンスに大きな差を付けて山彦ベホマラーが圧勝。
【ホイミスライム】もランプの魔王もいないパーティでは、【ダークドレアム】戦では必須だろう。
最強の仲間であるランプのまおうが装備できるのもありがたい。
【賢者】の熟練度MAXの特典である消費MP半減と組み合わせるとベター。
 
また、山彦 【ザオリク】も強力。
ザオリクの対象にしたキャラが発動前に生き返っていた場合、別の死者を自動で再選択してくれる。
そのため、死者が2人以上いる状態で使えば一度に2人を蘇生することが可能。
 
なお、【パルプンテ】は山彦しない。

リメイク版

DQ5での扱いや、仲間モンスターシステムすらバッサリ削除するほどの改編から今作でも削除されるかもしれないと思われていたが、意外にもちゃんと生き残っている。
もっとも今作は前作以上に特技優遇・呪文不遇なので、続投しているのはぶっちゃけ妥当であろう。
 
入手場所などは変わっていないが、山彦ザオリク・ミナデインはできなくなっている。
 
余談だが、マダンテを自力習得できるバーバラに対してミレーユやチャモロはもちろん、他キャラもマダンテの習得は可能ではあるが、それまでに必要な過程の中で確率的な問題もありかなりの時間のやり込みが必要となる。
そのため、バーバラをマダンテ要員として割り切っている場合はミレーユやチャモロに優先的に装備させたプレイヤーが多いのではないだろうか。
賢者および【魔法戦士】をマスターまで熟練していれば、熟練度を上げる過程でマダンテや【デイン】系を除くほとんどの呪文について網羅できるため、上記の事情を考えるとミレーユ、チャモロはもちろんだがバーバラも賢者および魔法戦士を優先的にマスターさせるのがいいだろう。

DQ7

【さらなる異世界】の宝箱に入っている。
また、同ダンジョンにのみ出現する【あんこくまどう(DQ7)】が1/128の確率でドロップする。
【マリベル】【ガボ】【メルビン】が装備可能。
 
作品が進むにつれ、確実な入手時期はラストダンジョン、裏ダンジョン、裏ダンジョン2と綺麗に一段階ずつ遅くなっている。
DQ7以外の作品では敵のドロップを狙えば入手時期をある程度早められた。
だが、本作では入手できるタイミングはどうしても裏ボスを倒した後になる。
強力なアイテムであることには違いないが、これを手に入れる時は既に最強の敵を倒した後であり、
アルテマソードやつるぎのまい、どとうのひつじなど、強力特技の登場による攻撃面での相対的な影の薄さは否めないが、回復や補助の面では相変わらず有用。
【賢者】【天地雷鳴士】【ダークビショップ】の熟練度MAXで消費MPが軽減(賢者では本来の60%、他2つは半減)される特性と組み合わせれば、低燃費で高い効果を得られるのでお得感が凄い。
 
【しっぺ返し】でも適用される。だが、やまびこのぼうしを入手するその頃には呪文の2倍ダメージを超える特技を身に付けているし、補助呪文を返しもモンスターの耐性に阻まれたり、逆にしっぺ返しする間もなく受けてしまい全滅するリスクのほうが高い。
 
余談だが、シリーズ通して馴染みのあるレア帽子枠、【ふしぎなぼうし】【しあわせのぼうし】【かぜのぼうし】、やまびこのぼうしの4種が共演している唯一の作品である。

リメイク版

基本的にはPS版と変わらないが、【すれちがい石版】の登場により入手時期を大幅に早める事ができるようになった。
自力入手を前提とした場合でも、従来作品と比較して最も早いルーメンクリア後に入手可能となる。
ただしこれは理論上の話であり、入手は決して容易ではない。
 
ルーメンクリア直後から完全に自力で行うならば、

  1. 図鑑のNoが割と近い【エビルプラント】をトクベツな石版【最強!?黒に染まる森】でなつかせる
  2. そいつをリーダーにした石版を作る
  3. 石版に登場するより高いNoの魔物を登場させてなつかせる
  4. 以下、隠しダンジョンのモンスターを相手に最低でも3枚の石版を渡り歩く

ここまでやってあんこくまどうを出現させて、ようやくスタートラインに立てるという苦難の道である。
そこからあんこくまどうを倒し、ドロップor盗みを狙わなくてはいけないのだからゴールは果てしなく遠い。
石版交換で割と見かけるエビルエスタークやプラチナキングを起点にするのもアリ。
だが、それでもかなりの困難が伴うだろう。
ラストダンジョンまで待てるなられんごくまちょうをリーダーにした石版に出現する。
そこを起点にするのもいい。なつかせる間にパーティが壊滅しないよう注意はいるが。
あとは盗み効果の職業とぬすっと斬りの出番だ。
これなら神さま戦でも頼りにできる。
 
だが、ここまでやって早期入手しても便利さをそれほど実感できないのが何とももどかしい。
最大のアイデンティティだった山彦ベホマラーも、【勇者】【ベホマズン】を習得できるようになってしまった。
最大回復量を求めるなら山彦をする必要が無くなってしまったが、MP消費効率ではやはり非常に有用である
やまびこ+賢者(or天地雷鳴士orダークビショップ)の熟練度MAXによる低燃費で大量回復の価値は健在だ。
 
今作はルカニが守備力を50%しか下げないので、山彦ルカニが有用である。
山彦ラリホーマも強力。【ひつじかぞえ歌】に勝る数少ない利点。
また、山彦バイキルトは二発目が対象をランダムに取るため、運が絡むが二人にバイキルトをかけることも可能。

リイマジンド

守備力25。こうげき魔力15。かいふく魔力15。
入手可能になる時期が大幅に早められ、過去の【大神殿】にある宝箱から入手できるようになったほか、【ラッキーパネル】のボーナス宝箱から得られることもある。
あんこくまどうがドロップするのも変わらず。
 
新たにこうげき魔力とかいふく魔力が上がるようになったが、最大の持ち味である山彦効果が確率発動となり、10%の確率で山彦が発動するという弱体化を受けてしまっている。
DQ10オンラインの【魔法使いの証】に似た仕様となっている。
おそらく、【メラガイアー】【イオグランデ】といった4段階目呪文の採用された本作では常時確定山彦は強すぎると判断されたものと思われる(HD-2D版ロトシリーズでは3段階止まりだったのと引き換えに従来の仕様が許されたのだろう)。
確定で山彦発動できるのは【賢者】【職業とくせい】である【やまびこのさとり】という限定条件下に留まっている。
 
このような状況下で弱体化させてまで続投させるべきだったのかは諸説あるところだが、ステータス自体は入手時点で魔力補正と守備力を両立できる兜の中ではいずれも高い性能となっている。
これ以上の守備力・魔力補正を持つものは【異変後】までお預けとなるため、山彦は気にせずいち頭部防具と割り切れば普通に有用な装備ではある。