【きぬのローブ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:58:09

概要

DQ4以降の作品及びリメイク版DQ3に登場する防具。DQ10などでは【きぬのローブ上】【きぬのローブ下】と部位が分かれている。
いずれの作品でも【しゅび力】は低く、序盤用の防具となる。
他のローブ類と同じく主に聖職者などの後衛職の衣類という位置づけで男女兼用の装備品なのだが、なぜかリメイク版DQ3だけは女性専用装備となっている。
なお、DQ5においても人間キャラの中で(完全な)後衛タイプなのが女性のみという都合上、結果的に女性キャラしか装備者はいない。なお、魔法戦士タイプの【ヘンリー】が装備不可な一方で前衛要素の強い【デボラ】(DS版以降)が装備可なので、やはり本作でも女性専用の位置づけなのかもしれない。
 
基本的に序盤のうちに購入可能となっていることが多いが、DQ5・6・11では何気に非売品である。特にDQ5は個数限定の希少品。
一方、作品によってはそれなりの値段で売れることもあるため、もっぱら防具よりは換金アイテムとしての価値が高い場合も。
ちなみにSFC版DQ6までは【公式ガイドブック】で女性が着るワンピースに近いデザインで描かれており、女性専用装備のイメージを持っている人も多いと思われる。
SFC版DQ3以降は白い着物のようなデザインに変更されている。前述の通り、そのDQ3において女性専用装備になってしまっているのだが。
一方、絹(シルク)でできた女性用のワンピースというデザインコンセプトは【シルクワンピース】という名前でDS版以降のDQ5に登場している。
なお、現実世界のローブにも聖職者が着るガウン状の衣類を指す場合と女性用のワンピースを指す場合の両方がある。
 
ちなみに同じ材質のアンダーウェアである【シルクのビスチェ】と共演することがしばしばあるが、露出の高いあちらの方がいつも守備力が上である。なぜだ!

DQ3(リメイク版)

【イシス】で1500Gで購入でき、女性なら誰でも装備できる。
 
他のシリーズではパッとしない装備が妙に強いという本作の法則に漏れず、守備力+20と歴代で最も高い……が、ロマリアで480Gで買える【くさりかたびら】と同値という完全なぼったくり商品である。
鎖帷子を装備できない職業でも代わりになる安価な鎧がすでに手に入っているころなので、買う必要性はほぼない。
 
例えば【魔法使い】の場合、330Gで買える【カメのこうら】と守備力差が5(実ダメージ差はほぼ1)しかない。
しかも、女性キャラならば【ノアニール西の洞窟】でカメの甲羅と同守備力の【かわのドレス】が手に入っている。
 
ただし、【まほうのかぎ】入手後にイシスの宝物庫で手に入るので、換金アイテムとしての価値はそれなりに高い。
これを売って【みかわしのふく】を買う資金の足しにするといい。
 
また、この時点でタダで入手できる鎧としては【はでなふく】【マジカルスカート】【かわのこしまき】の次に強いので、縛りプレイで買い物を禁止しているプレイヤーなら防具として使う余地がないこともない。

DQ4

本作で初登場。
守備力10、値段は110G。
【勇者】【アリーナ】【マーニャ】【ミネア】が装備可能。
このうちアリーナとミネアの【初期装備】でもある。
イメージや装備できる面々から女性専用と思われそうだが、実は男勇者も装備可能。
その割になぜか【やすらぎのローブ】を装備できる【ブライ】【クリフト】【トルネコ】は着られそうで着られないという謎の防具。
 
値段の割にはそこそこの守備力を持ち、180Gの【かわのよろい】と守備力が2しか違わない。
第二章ではアリーナは皮の鎧に換装する意義は薄く、しばらくはこれのままで問題ない。
また、【モンバーバラ】でしか販売されていないので、第四章以外で購入することはないだろう。
同じく第四章以外で購入する価値のない【かわのドレス】は250Gとやや値が張るうえに、こちらと守備力が4(1ダメージ分)しか違わないため、防具より武器を優先したい場合はこちらで間に合わせるのも手。
というか、【おどりこのふく】を売却していきなり皮のドレスを買うくらいならば、劇場客席で拾える80Gと合わせてこちらと【ブーメラン】を買った方が戦力をバランス良く強化できる。
上述の通り勇者も装備可能だが第五章の開始直後に勇者用の皮の鎧がタダで手に入るため、わざわざ第四章から持ち越す必要性は皆無。
 
FC版の【公式ガイドブック】には「女性向けの防具」とあり、イラストも薄いピンクの婦人服そのものである。
これを男勇者が着ると珍妙な姿になってしまいそうなのは否めない。
恐らくはイラストレーターが男勇者も着られるということを失念して描いたものと思われる。
そもそも先述した通り戦士タイプである男勇者が装備できて後衛職の男性が誰も装備できないことが不可解であり、本来は女性専用装備にする予定が設定をミスした可能性もなくはない(リメイクでも修正はされなかったが)。

リメイク版

あつらえ向きに劇場楽屋のタンスから一着入手できるようになったため、4章ではミネアの初期装備分と合わせて購入せずとも2人分揃えることができる。
なお、リメイク版で新たに追加された【ヘアバンド】と購入可能時期などがモロ被りとなっている。
皮のドレス分の250Gを節約すれば、【クロスボウ】・きぬのローブ×2・ヘアバンド×2を最初に揃えることができる。
 
公式ガイドブックでのデザインは上記の着物風に改められた。
ちなみに、トルネコにこれを見せると、「さすがに 私が これを着るのは やめておきますよ。」とコメントする(ヘアバンドでもほぼ同じことを言う)。
…が、なぜか【マジカルスカート】【きんのかみかざり】を見せた場合は「私も ムリすれば……」と言って装備しようとする。基準が謎である。

DQ5

非売品で、守備力は+13。
本作では女性専用装備で【ベラ】の初期装備となっており、他は【ビアンカ】【フローラ】【女の子】のみが装備可能。
ベラの初期装備はNPCフラグのため取り外すことは(バグ技を用いない限り)できない。なおリメイク版ベラのイラストでは、とても絹製の服を着ているようには見えないのだが…?
プレイヤーが入手できるのは【オラクルベリー】【カジノ】の踊り子控室のタンスに入っている1品のみという超レアアイテム。…なのだが、青年時代に入った時点では装備できる人間キャラクターがおらず、のちに仲間になる女性キャラクターは全員これより性能の良い防具を身に付けているので防具としては全く使いどころがない。
上述の通り、これを装備できる仲間モンスターもいないため、実質的に装備する姿を拝むことがあるのはベラのみだろう。
売却額はSFC版は187G、リメイク版は125Gとなっているので、同時に手に入る【ぎんのかみかざり】ともども即売却して序盤の資金の足しにするのがよいだろう。
ただし、髪飾りと違ってこちらはモンスターのドロップもなく完全個数限定品であるためアイテムコンプにこだわりたい場合は注意が必要。
売らないなら妻がグランバニア到着で離脱する際に装備させれば、絵的にも丁度いい…のかもしれない。リメイク版だと【ふくろ】に入れられてしまうが。
 
ちなみに、SFC版【公式ガイドブック】のアイテム大百科のページでは、同コーナーのビアンカとは明らかに異なる容姿の、ロングヘアをそのまま後ろに垂らした、謎の金髪・金眼の女性が着用している。
(おそらくはSFC版のドット絵から書き起こされた【マリア】ではないかと思われる。)
同様の謎のキャラには他に、【ステテコパンツ】【せんしのパジャマ】を着ている太った青年がいる。
 
DS版で新たに登場する【デボラ】も同様に装備可能である。

DQ6

守備力13、かっこよさ28。
【ミレーユ】の初期装備であり、他には【バーバラ】【チャモロ】が装備できる。
非売品であり、下【レイドック】【アークボルト】の王の寝室のタンスから入手できるほか、【フェアリードラゴン】が1/64の確率で落とすことがある。
 
ミレーユの初期かっこよさ76の1/3以上がこれという、かっこよさの意義をハッサンの皮の腰巻と別の意味で意識させるアイテムである。
が、性能のわりに450Gとやたら高額で売却できる。
この売却額は【かわのドレス】の購入額よりも高い。
つまり初期装備から守備力が格上のの装備に換装してお釣りがくるという、DQ4の【おどりこのふく】の精神を受け継ぐアイテムとなっている。確かに絹は高級品だが…。
DQ6は序盤から攻撃力の高い敵が現れるため、上記の皮のドレスか、少しあとに売っている踊り子の服や【てつのむねあて】を買うためにさっさと下取りされる運命にある。
SFC版公式ガイドブックでは当然ながらミレーユが装備しているが、概要で書かれているように女性用のワンピースのようなデザインなので、こんな格好で酒場にいたら家出したお嬢様と間違えられてナンパされそうである。そして男性のチャモロがコレを装備できてしまうという事実……女装でもしてるようにしか見えないだろうと思われる
 
漫画版【ドラゴンクエスト 幻の大地】内のベストドレッサー企画においても、ミレーユがきぬのローブを着用したコーディネートが紹介されているが、こちらは軽装の盗賊のようなイメージで描かれているため、おしとやかな衣装とは真逆のイメージのものにアレンジされている。というかどう見ても「ローブ」じゃない。

DQ7

守備力13、かっこよさ28と性能はDQ6と同じ。【マリベル】【メルビン】【アイラ】が装備できる。
【バロックの橋】で600Gで購入できるほか、【ラッキーパネル】の景品にもなっている。
 
順当に進めていると、初めて手に入れるのはなんと現代の【ダーマ神殿】2階のタンスから。
【みかわしのふく】【まほうのほうい】に手が伸びるような段階で【かわのドレス】未満の防具に何の意味があるだろうか。 
一応、この時点ではかっこよさがかなり高いものの、逆にまだ何の意味もない時期でもある。
【かっこよさランキング】に参加できる頃にはもっとかっこよさが高い装備もあるのでとっておく必要もない。
かっこよさのステータスの存在を思い出させてくれる以外に全く存在意義がない装備となっている。
 
初登場こそ遅いもののダーマの物を合わせて計6着拾うことが出来る。
上述の通り防具としてもかっこよさランキング用としても出番は無いので、全て売ってしまい他の装備の購入資金にしてしまおう。
 
どちらかというと装備品としてよりは、市井の人々がこういったものを普段着として着用していることを示す演出用アイテムなのだろう。
それにしてもやはり、メルビンが装備すると珍妙な姿になってしまいそうなのは否めない。

DQ8

守備力10。【ゼシカ】【ククール】が装備可能。
【船着き場】で420Gで買える他、【川沿いの民家】でも拾える。
敵からは【パペットこぞう】(1/32)、【アローインプ】(1/16)が通常枠で落とす。
 
ゼシカの初期装備である【たびびとのふく】よりは強力だが、値段が高いわりにさほど守備力が変わらない。
というか、またもや格上の【かわのドレス】より高い。
あえて購入する必要はないだろう。
川沿いの民家で拾えるものを利用すればいい。
ククールにとっては初期装備の【騎士団の服】以下の性能なのでまったくもって必要ない。
 
錬金レシピには一切絡んでいないので、不要になったり敵から拾ったものは残らず売却してしまおう。
価格が高い分換金アイテムとしては価値がある。

DQ9

守備力3に加え、こうげき魔力が3上昇する。価格は210G。
男女問わず全職業で装備可能。
 
初期登録メンバー【魔法使い】の初期装備であるほか、セントシュタインやエラフィタ村で売っている。
敵では【しにがみ】が通常枠で、【ゆうれい】【ねこまどう】がレア枠で落とす。
前作と異なり錬金にも使用可能で、これ3つ+【あぶないビスチェ】+【まだらくもいと】7つで【シルクのビスチェ】が出来上がる。

DQ11

【ベロニカ】【セーニャ】の初期装備のローブ。
【ロウ】も装備可能だが加入時期の都合で装備する機会は無い。
うち直しに必要な宝珠は4個。

-+1+2+3
守備力10111214
こうげき魔力456

非売品で売価は180G。【まほうじじい】(邪Ver含む)のレア枠で落とすことも。
 
店売りや鍛冶などでこれ以上の装備はいくらでも手に入るため、遅くとも2人が加入した直後に訪れる【サマディー城下町】では用済みになるだろう。
ただし今作の【兵士の剣】【いばらのむち】などの非売品初期装備同様に「もう二度と手に入らないかもしれない」と言われて、売却を躊躇した人もいるのではなかろうか。
 
なお【買い物できない】縛りだと、ベロニカは【まじょの服】を鍛冶で新調できるものの、セーニャがこの次に装備できるものは早期入手が厳しい【毛皮のポンチョ】【シルビア号】に乗れるようになってからなので、当分の間はこれを着続けることになる。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.206
レアリティジャンク
カテゴリーヒストリー
コレクション防具
標準価格60,000G

タクト

Bランク防具として登場。
基本値 : しゅび力+6・かしこさ+3
特殊効果はなし。
装備可能タイプ : まほうタイプ・ほじょタイプ・ぼうがいタイプ
錬金候補 : マヒ耐性+3%・移動制限耐性+3%・ドルマ属性耐性+1%・かしこさ+5・しゅび力+4・すばやさ+3 他