DQ5
仲間になった【ドラゴンマッド】。
マッドの意味は「気の狂った(形容詞)」とか「泥」であり、結構ヒドいネーミングである。
仲間になる確率
仲間になったときの名前
覚える呪文・特技
ステータス
耐性
解説
主に【ネッドの宿屋】付近で勧誘可能。
勧誘自体はそれほど難しくはないので、多少粘れば仲間にできる。
マヌケそうな見た目通り加入時の知能は低いが、【おどるほうせき】と違って育てればすぐに20以上に伸びて命令もきちんと聞くようになる。
それと同時に【かえんのいき】を習得できるので、加入後すぐぐらいに行く【チゾット】で買える【ほのおのツメ】を装備させればすぐにでも主力として投入できる。
【ちりょくのかぶと】も装備可能。すんなり仲間になってちゃんと育てていれば購入可能になったころにはすでに賢さは十分上がっているだろうが、単純にマッドにとっては守備力最強の兜でもあるので、賢さの高低に拘わらず買ってあげるといいだろう。
装備グループは、かの【グレイトドラゴン】と同じFグループ。
このグループは、ほのおのツメや【オリハルコンのキバ】を装備できるのに、どういうわけか【てつのツメ】や【はがねのキバ】が装備できない。
なので加入タイミングによっては最強武器が【いしのオノ】(短い手でどう使うのか不明だが)という状況になる。上述の通り、すぐに炎の爪が買えるので特に問題にはならないが。
攻撃系のブレスは激しい炎までしか吐けないので、グレイトドラゴンの下位互換と思われがち。
だが、甘い息や誘う踊りで敵の動きを止めたり、猛毒の霧を吐いたりと小技に長けるので厳密にはタイプは異なる。
仲間になりやすく、力、HPは高めなので、中盤のアタッカーとしては申し分ない。
特に仲間にしてすぐ手に入り、耐性無しの敵にはダメージが激増するほのおのツメ、【こおりのやいば】が装備できるのが大きい。
力の数値は同時期のパワーファイターの中では、【ゴーレム】、【ブラウニー】に次ぐ高さで、上述の武器の特性のおかげで攻撃力はゴーレムと双璧をなす。
ゴーレムと比べると素早さは同程度で、耐久力で大きく劣るが、攻撃手段の多彩さで勝るので一長一短。
ゴーレムと同じく、【ほしふるうでわ】を装備すれば地上世界なら大体の雑魚敵には先攻できる。
元々素早さはほとんど伸びないので、SFC版で星降る腕輪で素早さが伸びにくくなる影響はほとんど受けない。
ただ、魔界まで行くと、素早さの低さと守備力・耐性がザルな欠点が目立ち始め、グレイトドラゴンやキラーマシンに秒殺されるのはよく見る光景。
この辺りが潮時かもしれないが、たまに最初からマホカンタ状態でいなずまが危険な【ガメゴンロード】にあまいいきが通りやすいので、ここでもまだ出番はある。
グレイトドラゴンが仲間になるのは魔界突入後であり、ドラゴンマッドは青年時代前半での登場なので、当然ながら競合する時期はほぼなく、むしろ序盤に仲間にした【ドラゴンキッズ】と装備や習得特技が似ているためメンバー枠を取り合いやすい。
ドラゴンキッズと比較すると、力とHPが高く、激しい炎の習得がこちらが早い点、またラリホー・メダパニ・マヌーサ等補助系への耐性や、ザキ・マヒ耐性が高い点で勝る。
一方で素早さが低く、メラ・ギラ・イオ・炎への耐性が低い点で劣る。
伸び代を考慮して序盤ドラゴンキッズ・中盤ドラゴンマッド・終盤グレイトドラゴンと加入時期ごとに乗り換えていくのもあり。
もちろん、長所・短所を把握した上で、中盤までドラゴンキッズと両方を起用してダブル火炎の息で攻めるのも良い。
上手く仲間にできれば、なかなか役立つモンスターと言える。
リメイク版では似た能力や特技のライバルとして、【ほのおのせんし】も仲間になるようになったが、あちらは仲間になる確率が低い上に、激しい炎の習得が非常に遅く、どちらかというと高い能力値を生かして戦うタイプなので、こちらの立場が薄くなってしまうことはない。