【メイデンドール】

Last-modified: 2025-07-03 (木) 12:19:08

概要

DQ11で初登場した、赤色のドレスを着た金髪の女性型人形のモンスター。下半身が鳥籠のようになっている。
端正な顔立ちではあるが、あくまで人形だからか瞳がなく白目。これは系統全員に共通している(ただし【メルトア】は赤目)。
お仲間に【セイレーンゴースト】【デスマドモアゼル】、ボス枠にメルトア、【ゾーマズレディ】、そして転生種【オカルトビスク】がいる。
このうち最初の3種は強バージョンがいるので、実に9種類も登場するやたらバリエーション豊かな連中。なお一作品で同系統が9種類も出てくるのは精々がDQ6・DQ10の【デビルアーマー】系や一部作品の【スライム】系くらいのものである。
ちなみにこいつらは単なる色違いではない。冠の装飾がそれぞれ異なっており、こいつの冠には蝶の装飾が付いているという芸の細かさ。
 
ボスの色違いで女性型なのにもかかわらず、テリワンSP、ライバルズ、星ドラなど結構な頻度で外伝作品に登場したり、スクエニカフェのDQ11Sコラボで「ドレス・ド・ビーフ」として登場したり、DQ10ではVer.5の新登場モンスターに抜擢され、【哭声の化身】【ろうごくドーター】【源世妃フォルダイナ】といった色違いが追加されたりとDQ11初登場モンスターのなかではかなり人気の高いモンスターである。
 
メイデンドール(maiden doll)を直訳すると「処女の人形」ということになるが、あのおどろおどろしいデザインは、おそらくヨーロッパ中世の有名な拷問器具「鉄の処女(アイアンメイデン)」を踏まえているのだろう。実際、英語版での名前はiron maidenである。DQ8の【マイエラ修道院】に上述の拷問器具があり、トロデ王が放り込まれた。

DQ10オンライン

Ver.5.1より登場のため、ブレスが【こごえるふぶき】になるなど、DQ11の強バージョン並みになっているが、極端に高い守備力は攻撃力の数値に回された。
また、オリにとじこめることはしない。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

世界に異変が起きた後の【デルカダール城】【ソルティコの町】周辺に登場。
「幼少期に死んだ女性の魂が乗り移った人形」という設定だが、あくまで人形であるため【物質系】
DQ11では異変によって命の大樹が失われたがために生まれたモンスターというべき彼女らも、魔王を倒した後は昇天して命の大樹に還ったと思われる。
魅了攻撃や【こおりの息】を使うほか、1人を檻に閉じ込めて排除してしまう。
檻に閉じ込められた仲間はメイデンドールを倒すかこいつが自分から出すまでは行動できなくなるが、3DS版や2Dモードでは閉じ込めたメイデンドール側も出すまで「ようすをうかがう」の行動しか取らなくなる。
なおオリに閉じ込める攻撃はこちらが1人だと絶対に使って来ないので、最初に見ることができるのはソルティコ周辺となる。
 
HPはいたって低めだが、守備力がかなり高いのでルカニなどを使って守備力を下げると倒しやすい。
落とすアイテムはノーマルが【シルク草】、レアが【ヘアバンド】と後半の敵としては微妙にショボいが、
シルク草は1個1000Gと値が張る代物の上異変後は使うレシピがそこそこ増えるのでこいつで集めるのもいいだろう。
尤もデルカダール城を脱出するには【屍騎軍王ゾルデ】を倒さなければならず、それにはレベルが30以上は必要になるだろう。しかし、その状態ではもはや簡単に倒せてしまうだろう。
 
なお、世界に異変が起きた後のデルカダール城では触れてもオカルトビスクは出現しない。ソルティコ周辺なら出現するので根気よく狙ってみよう。
実はデルカダール城とソルティコ周辺では行動パターンが若干異なっている(デルカダール城では魅了攻撃も使用してこない)。
「オリに閉じ込める」の使用条件と合わせて、プレイヤーを長時間何もできない状態にしないように配慮がされているようだ。
 
ちなみにPS4版の討伐モンスターリストにおける女性型モンスターは(CERO観点から)ズームできないが、メイデンドール系統は可能。あくまで人形という非生物に分類されているからだろう。そのせいか、【ぱふぱふ】は使ってこない。
胸はなかなかデカいが、これがありがたいかどうかはプレイヤー次第。
怖い人にとっては怖いし刺さる人には刺さる、そんなモンスターとなっている。
紳士の方々はオリにとじこめられたいと思っているそうな。

強ver

まさかの最下位から最上位に下剋上。
【ネルセンの迷宮】に登場。PS4版等では【勇者の試練】2Fに昼の【デスマドモアゼル・強】と入れ替わる形で夜のみ生息。3DS版等では【賢者の試練】・追憶の城1Fで出現する。
氷の息が凍える吹雪になっている以外はオリジナルとあまり変わらない。されど能力値はデスマドモアゼル・強を上回り、特に守備力は840とカッチカチ。メタル系はノーカンとしても、なんとボスを含めても今作最大の値なのである。HPも820とオリジナルの6倍近くにのぼり、3体で現れることも多いというから厄介。
……と思いきや、属性耐性は特に高くなく【イオグランデ】【灼熱斬】辺りの守備力に影響されない攻撃を適当に撃ってれば割とあっさり沈むため数値ほど極端な硬さはない。わざわざルカニ系を使う必要もないだろう。
時期的に吹雪も大して脅威ではなく、【ザラキーマ】使いのデスマドモアゼル・強の方がまだ危険だったりする。
落とすアイテムはオリジナルと同じのため、オカルトビスクを出す目的でもなければ無視したほうが無難。

DQ11S

3Dモードでは【モンスター乗り物】としてスカートのカゴに入ることができるようになった。乗っている間はモンスターにぶつかってもエンカウントしなくなる(意図してでも不可能)。いわば3DS版DQ8の【魔物の香水】のような効果である。
その他は各モードの移植元と同じ。
あの中に全員入るのかという疑問はさておき、主人公はもしかしたら上を見ているのかもしれない。【ロウ】あたりなら多分上を見てそう。

テリワンSP

11のような悲しい事情は一切なく、【しあわせの扉】に普通の魔物として登場。
当然だが3DSの方にはいない(そもそも3DSの発売日である2012年5月31日はDQ10すら発売されていなかった)。
配合では生み出せず、野生からのスカウトのみで入手可能。
セイレーンゴースト、デスマドモアゼル、オカルトビスクとの4体配合でメルトアが作れる。11の追加モンスターで系統最下位種に配合先があるのはこいつだけ。
【ゾンビ系】のDランク。物質系でないのは生い立ちゆえか。
特性は【メガボディ】【ライトメタルボディ】【マホトラ攻撃】【ひん死で呪文会心】、+25で【封じブレイク】、+50で【ときどきスカラ】
所持スキルは系列共通の【ダークビューティー】
また、この系統は基本的にメスしか存在しない。

イルルカSP

ランク・スキル・配合関連に変更無し。
【雪と氷の世界】のまよいの森の奥のほうに野生の個体が出現。
今回の転生はオカルトビスクではなくセイレーンゴーストなので要注意。そのシンボルも入口付近の毒沼とだいぶ離れた場所に出現するので注意。
 
【新生配合】でときどきインテ、【ギガボディ】化で【まれにまもりの霧】【超ギガボディ】化でまれにハイテンションを修得する。

DQM3

ゾンビ系Eランクとして登場。
【甘味楼の魔界】・初級に全季節でLサイズとして生息しているが、強敵なのでスカウトは難しめ。
ドロップアイテムは【まほうのせいすい】で、レアは【かしこさのゆびわ】
 
ゾンビ系x物質系、【くらやみハーピー】x【ミステリドール】の配合で生まれる。
いずれも【災厄の魔宮】の下層でスカウトできるので、スカウトが難しければこちらを頼ろう。
スキルは【みわく】。特性は【休みブレイク大】、ピンチで魔力暴走(20)、マホトラ攻撃(40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】【ときどきスカラ】【マホキテボディ】(60)を習得。
【ギャスモン】との配合で【メルトア】が生まれる。
 
また【災厄の魔宮】・中層には【パッゴイ邪教団】の一員として【アリスレシア】?がいる。

ライバルズ

第5弾カードパック「勇気の英雄譚」にて実装。魔剣士専用のスーパーレア。

3/1/3
召喚時:味方ヒーローがいる場合
敵ユニット1体を-2/-2

【妖剣士オーレン】とほぼ同じ効果を持つ。
コストが下がった分、より速攻の出鼻を挫きやすい一方でパワーは控えめ。
使い終わったら壁か生け贄にすると無駄がなくていい。

ウォーク

イベント「導かれしパティシエたち」で2025年2月25日より登場。上述のDQM3で甘味楼の魔界に登場する個体とみられる。
パンケーキで作られた洞窟の奥に閉じこもっており、捕まってオリに入れられたアリーナ達を主人公とクリフトらが追跡。
当初は全く攻撃が効かなかったが、クリフトが力を抑えたことで通用するようになる。しかし、探していたパティシエのサブレがトドメを制止。
お菓子の研究のために魔界に入り込んだサブレは、閉じこもってばかりのメイデンドールを見かね、お菓子によって心を解きほぐそうとしていた。
主人公らはサブレの頼みに応じ、このメイデンドールのためにクッキーを作り上げることになる。
最終的に完成したクッキーを食べたことで心が解きほぐされ無事に和解、甘味楼城下でみんなと一緒にお菓子を食べるという結末になった。
 
敵としてはクエスト3章2話でボスとして登場し、同日よりメガモンスターとして登場。半常設型で、イベント以後もしばらく登場する。
推奨レベルは特級職レベル60以上、HPは82万程度。全属性耐性持ちで、最も軽いのは20%減のバギ系、中でもデイン系は無効。
 
最初のターンで1人をオリにとじこめて排除する。この閉じ込めは石化やふきとばしとは異なり、解除方法も少々特殊(詳細は項目参照)。
これ以外では3回攻撃するビンタ、髪の毛が襲いかかる強化攻撃、更にふきとばし効果のある【デコピン攻撃】と単体に高威力になる攻撃が多い。全体攻撃はこごえるふぶき程度。
HPをある程度減らすと激しく怒り、斬撃耐性上昇と攻撃の威力強化を付与。以降は全体900程度にもなる破壊のひとみを使うほか、デコピンの代わりに【ラリホーマ】を使うことも。
こごえるふぶき以外は全て物理攻撃のため、攻撃力低下を入れるとダメージを減らせる。物質系なので、にゃんこアッパーがかなり有効。
激しく怒る発動の対策には、光の刻印を入れるかドメディを召喚し斬撃耐性だけでも奪うのが有効。これらはオリからの解放にも役に立つ。
 
こころは緑色でコストは158。【セティア】には及ばないが高い回復魔力を持ち、他も軒並み優秀。
高グレードではスキルHP回復効果に加えて呪文と特技の回復効果もあり、実質最大12%の強化。更にふきとばし耐性もつく。

ちなみに紫が嫌いという設定がある。これは最初に「オリに閉じ込める」を使用した際に唐突に発言する。より正確に言うと、1ターン目(通常時はメイデンドールが2回行動)終了直後。そのため行動不能のステータス異常を付加されていた場合や閉じ込めに失敗しても発言する。
この設定は、ステータス異常を与える技・呪文などのアイコンが紫色であり、弱体化を与えれば脱出できるということのヒントと考えられている。
メガモンスター戦では紫のエフェクトで戦場が覆われるので。自分のオーラはどうなの?等ということは言ってはいけない。