楠木正成

Last-modified: 2017-09-18 (月) 23:22:20

【クラス】シールダー
【真名】楠木正成
【容姿】鎧兜を身に着けた不敵な面構えの武将。
【英雄点】30点(ステ17点・スキル13点):コストなし
【HP】60 / 60
【筋力】B:4
【耐久】A:5
【敏捷】C:3
【魔力】D:2
【幸運】C:3
【スキル1】自陣防御 B
5点:最大HPを30増やす。相手の攻撃時、攻撃対象を自分に変更できる。
【スキル2】山嶺の星 A
5点:宝具1つ、または乗騎の使用回数を2回に増やす。
【スキル3】殿の矜持 B
3点:物理防御と魔術防御時、補正値2を得る。最大HPを5増やす。
【宝具】『金剛山ハ未ダ破レズ』(こんごうざんはいまだやぶれず) 2/2
【ランク・種別】B:対軍宝具 レンジ:1~15 最大補足:1000人
【効果】自陣営への攻撃に対する防御判定時、攻撃対象をシールダーのみに変更して補正値7を得る。
    処理終了後、その攻撃及び援護に使用された相手のステータスを交戦フェイズ終了時まで2ランクダウンさせる。
【その他】中立・善/人属性/人・男性

 
 

以下泥

 
 

【クラス】シールダー 【真名】楠木正成
【性別】男性 【出典】史実・太平記 他 【地域】日本
【属性】中立・善 【身長】172cm 【体重】64kg
【筋力】C【耐久】B【敏捷】B【魔力】D【幸運】D【宝具】B

 

【クラススキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 

騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。

 

自陣防御:C+
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
また、ランクが高ければ高いほど守備範囲は広がっていく。

 

【保有スキル】
悪党:A
既存の権力に抗う者としての在り方。
支配者に属する相手からのスキル・宝具効果を軽減する。
また、ゲリラ戦術のような正攻法でない手段による戦闘において攻防ともに有利な補正を得られる。

 

殿の矜持:B
撤退戦、防衛戦などで有用な効果を発揮する。
宝具との組み合わせで、対軍宝具すら防ぎ切る。
こと籠城戦(に似た状況)においては、ランク以上の力量を発揮する。

 

山嶺の星:A+
粗末な城砦、手勢は寡兵。敵は雲霞の如き大軍。
されど落ちぬその山城は、燦然と輝く星にも似たり。
相手の方が大軍、あるいは強大であるほどに有利な補正を得られる。
そして、その戦う姿は同盟相手などの味方の戦意を高揚させる。

 

【宝具】
金剛山ハ未ダ破レズ(こんごうざんはいまだやぶれず)
[ランク]B [種別]対軍宝具 [レンジ]1~15 [最大捕捉]1000人
こんごうざんはいまだやぶれず。
楠木正成の勇名を天下に轟かせた千剣破城籠城戦の再現。
正成と戦う相手に「攻城戦」という状態を強いる宝具。
戦術レベルであれば、攻城戦は攻め手に大きな負担や被害を強いる戦闘である。
相手の攻撃や判定に不利な補正がかかり、スキル・宝具効果の低下、魔力消費の増大などが発生し、それらは時間経過とともに加速度的に重大化していく。
戦闘を中断して距離を取ることで一時的に効果を低減できるが、正成が消滅するまで相手は完全な状態には戻れない。
なお、特筆するほど攻城戦が得意な英霊であれば、これらの影響をいくらか軽減することが可能となる。

 

悪業不尽・七生滅敵(???)
[ランク]? [種別]対人宝具 [レンジ]? [最大捕捉]?人
詳細不明。
正成は使うことを望んでおらず、使われることもない。

 

【人物】
[一人称]儂 [二人称]お主、貴様、マスター [三人称]あやつ等

 

◯史上の実像・人物像
南北朝時代の武将。
後醍醐天皇の倒幕の計画が未然に漏れたことにより、その身辺が危うくなり、京から落ち延び大和の笠置山に逃れた天皇に召し出される。
太平記では、頼る者もいない中で天皇が巨木の南の枝がよく茂っている夢を見たことから、「木に南」で楠木の名を持つ勇将である楠木正成を召し出したとされる。
天皇の命を受けた正成は感激し、「正成一人まだ生きているとお聞きになれば、聖運は必ず開かれるとお思い下さい」と告げて河内国に戻ると挙兵をした。
だが、赤坂城に拠って兵を挙げて間もなく、肝心の天皇がいる笠置山が幕府軍によって落とされて天皇も捕らえられてしまう。
その勢いに乗って赤坂城に攻め寄った幕府の大軍(誇張だろうが二十万騎以上とも)を相手に寡兵でよく防ぎ、幕府軍に多くの損害を出した正成だったが、すでに戦いの意味が失われていたことに加えて兵糧が尽きたこともあり、4~5日ほど戦うと城に火を放って撤退し身を隠した。
幕府の事後処分によって隠岐に流された後醍醐天皇にかわって動いたのは、天皇の第三皇子の大塔宮(護良親王)であった。
出家していた大塔宮は還俗すると吉野で挙兵する。
それに呼応して、それまでまったく消息を絶っていた正成が赤坂の奥の千剣破で挙兵し、天王寺の戦いで幕府側の勢力を破るなど、再び歴史の表舞台に姿を表す。
正成の再挙兵を知った幕府の動揺は相当なもので、それは幕府の総力を挙げた討伐の軍令に、倒幕計画の中心である大塔宮に加えて正成を名指しして誅殺した者には特別の褒賞として土地を与える旨が記されていたことからも分かる。
正成は(八十万騎以上ともいう)幕府の大軍を千剣破城に引きつけ、激しく防戦した。
幕府軍の被害は甚大で、その悲惨さを示す手紙が多数関東へと届けられている。
それに加えて幕府軍の後背での大塔宮たちのゲリラ戦術などによって幕府軍の士気は激減していく。
さらに、この正成の奮闘に呼応するように赤松円心に代表されるように宮方(大塔宮側)として挙兵する勢力が各地で蜂起し、ついには後醍醐天皇が隠岐を脱出したことが伝えられ、宮方の勢力は一気に盛り上がっていく。
その後、攻城軍であった新田義貞の戦線離脱、足利高氏の裏切りなどによって状況は大きく変わり、新田義貞のが鎌倉に攻め込んだことによって鎌倉幕府は滅亡する。
詳細は省くが、建武の親政の失敗を経て、再び幕府再興の期待を受けた足利尊氏は鎌倉へ下向すると独立の動きを見せる。
その間に失脚した大塔宮は悲惨な死を迎えることになるが、正成は大塔宮の失脚と機を同じくして政権から身を引いていたらしい。
尊氏討伐の勅令を受けた新田義貞だったが、箱根あたりで尊氏に大敗し、勢いに乗った尊氏軍は京まで攻め寄せた。
正成は義貞軍とともにこれを防ぎ、攻めきれずに敗れた尊氏は九州へ逃れることとなる。
これに気を緩めた天皇や重臣に対し、正成は「義貞を誅伐して尊氏と和睦すべきだ」という極めて正鵠を射た提言をするが、嘲笑を受けるに終わる。
数ヶ月後、九州で勢力を取り戻して大軍を率いて東上してきた尊氏への対処として、守るに難く攻めるに易い京を捨てるべきだという正成の提言は再び退けられ、勝ち目のない無謀な防戦を命じられる。
兵庫方面で尊氏軍との戦い、いわゆる湊川の戦いの果てに、弟正季とともに七生滅敵の誓いをして自害したという。

 

実在・活躍したことは確かだが、知名度のわりに資料に乏しく、父親の名前さえ諸説あって確定していない。
以前は河内に地盤を持つ豪族だというのが通説だったが、近年では関東出身で幕府の命で河内に移ったという説も提唱されている。

 

多くの武将が私利私欲や情勢で態度を変える中、最期まで後醍醐天皇に忠節を尽くした正成は忠臣の鑑とされ、開国後の天皇中心の国家体制が形勢される中で報国の理想像として祭り上げられていった。
そして戦後になると、その反動として不当に評価が下げられることとなる。

 

◯性格
まさに忠臣といった性格で、よほどのことがない限りマスターを裏切ることはない。
堅物ではなく柔軟な思考の持ち主であり、肩肘張っていないので親しみやすい。
かといって単なる善人ではなく、どちらかと言えば合理的思考の持ち主なので、時として卑怯・非情な手段も取る。
ニヤッと悪い笑みを浮かべてあくどい献策をする感じ。
戦略立案能力はとても高いので、任せておけば(陣営の実力の範囲内で)大体いい方向に転がる。

 

願いは、自分の献策が受け入れられた上で存分に戦い抜くこと。
ある意味では生前の最期をやり直すことである。

 

◯通常武器等
・小龍景光……備前長船派の刀工景光の作。はばきもとに精緻な倶梨伽羅竜の彫り物がある。
・弓(無銘)……こちらの方が手に馴染む。

 

◯因縁キャラ
・後醍醐天皇……言いたいことはあるが、最期まで忠誠を尽くしたことに後悔はない。
・大塔宮……世を変えるために戦った仲。悲惨な最期に世の理不尽さを感じる。
新田義貞……悪い奴じゃないんだけど、なんかこう……。
・足利尊氏……世を治める器があった。それだけだろう。