源頼光〔アナザー〕

Last-modified: 2018-08-29 (水) 22:46:39

頼光.jpg

キャラシート

【クラス】セイバー
【真名】源頼光
【容姿】女性に等しい程に端正な顔立ち、高身長のイケメン
    しかし、眼は空虚であり、一見は感情が無いように見える
【英雄点】35点(ステ20点・スキル15点)

 

【HP】45 / 45
【筋力】A :5
【耐久】B :4
【敏捷】B :4
【魔力】A :5
【幸運】C :3
【スキル1】対魔力:D
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。魔術防御時、補正値5を得る。
【スキル2】魔力放出(雷):B
5点:最大HPを10増やす。物理攻撃時、補正値5を得る。
【スキル3】無窮の武練:A
3点:物理攻撃と物理防御時、補正値3を得る。

 

【宝具1】『四天招雷・天綱恢々(してんしょうらい・てんもうかいかい)』 1/1
【ランク・種別】ランク:B 種別:対軍 レンジ:1~100 最大捕捉:200人
【効果】物理、または魔術攻撃時、補正値10を得る。
攻撃対象が神性、もしくは魔性を保持している場合
令呪を1消費することで防御補正スキルを1つだけ無効にできる。

 

【宝具1】『邪剣・童子切安綱(わがこうかい・どうじきりやすな)』 1/1
【ランク・種別】ランク:A 種別:対人(自身) レンジ:1~3 最大捕捉:10人
【効果】令呪を1画消費して発動できる。
この交戦フェイズ中、自身は物理攻撃と物理防御時、補正値5を得る。
この宝具が適用されている限り、このサーヴァントは魔性属性を得る。

 

【その他】秩序・善 人属性 人型 男性

「そうだ……。私は、化け物を殺すためだけに在る」
 

プロフィール

【元ネタ】史実、『御伽草子』より
【CLASS】セイバー
【マスター】 縁召喚したら多分切嗣
【真名】源頼光
【性別】男性
【身長・体重】175cm・89kg
【肌色】薄 【髪色】黒 【瞳色】紫に近い黒
【外見・容姿】女性に等しい程に端正な顔立ち、高身長のイケメン
       しかし、眼は空虚であり、一見は感情が無いように見える
【地域】日本
【年代】10世紀後半、平安中期
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型

 
筋力■■■■■A 耐久■■■■■B 
敏捷■■■■■B 魔力■■■■■A 
幸運■■■■■C 宝具■■■■■B++
 

クラススキル

対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 

騎乗:A
騎乗の才能。
獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。

 

固有スキル

無窮の武練:A
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
彼は最高峰の力を有しており、そしてそれが彼の宝具たる童子切安綱によって、
更に引き出されている。

 

魔力放出(雷):B
武器、ないし自身の肉体に雷を帯びさせ、 瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
姉を殺すべく自身も同じように雷を使う術を取得したが、真に人外なる丑御前には彼は届かなかった。

 

神秘殺し:A
数々の化生を葬った証。
そして、彼の唯一持つ後悔の念の表れ。

 

宝具

''『四天招雷・天綱恢々(してんしょうらい・てんもうかいかい)』
ランク:B 種別:対軍 レンジ:1~100 最大捕捉:200人''

 

四天王たちと共に数々の化生を屠り、そして化け物を殺してきた彼の生涯の具現たる宝具。
彼の親愛たる息子たちにして忠臣たちの武器を一時的に具現化させる。そしてその武具に宿りし、
『かつて自身を使った四天王4人』の幻影を呼び出す。そうして四天王の分身4体を召喚し、彼らの武器を持たせて一斉攻撃。
四天王達が一糸乱れぬ連携により、斧と刀で斬りかかり、槍で追撃し矢を叩き込み、止めに頼光が特大の稲妻で貫く。
一体の化け物を塵芥一つ残さず屠り去る、究極の一撃。

 

―――別の世界の、彼として生きた姉も同じ宝具を用いる。
しかし、その場合は『自己の源である牛頭天王たる自らの分身4体を召喚』し、『それらに具現化させた武器4つを持たせる』
ものであり、彼以上の異常な力を要することが分かる。真なる人外と、本来人である彼と姉の違いが如実に表れている。
また、攻撃範囲が広範囲に及ぶか、一体の化け物を集中して狙うかといった点でも決定的な違いがある。

 
 

''『邪剣・童子切安綱(わがこうかい・どうじきりやすな)』
ランク:A 種別:対人 レンジ:1~3 最大捕捉:10人''
彼の化け物殺しへの決意の表れにして、自身への後悔と憎しみの結晶。
刀匠・安綱が打った天下五剣の一本であるが、頼光がある陰陽師に頼み込み、邪剣へと変えられた。
その効力は、『抜刀した者に化け物に等しき力を与える』と言うもの。抜いた物を、その同調率に応じて化け物に変える。
頼光は化け物を殺すには同じ土俵に立たねばならぬと考え、ある陰陽師に頼み込みこの刀にこの力を持たせた。
これを抜刀した頼光は、瞳孔は開き、犬歯が発達し、そして表情は狂気を孕んだものに固定される。
そして目に映る物全てを斬り裂く化け物になるのだ。
この時点でランクC相当の狂化が彼にかかり、マスターによる制御が難しくなる。
が、無窮の武練によってその戦闘の質は一切衰えない。

 

解説

みなもとのらいこう。若しくはよりみつ。源氏の嫡男として生まれ、摂津源氏の祖として清和源氏全体の発展に貢献した十世紀後半の人物。
「大江山の酒呑童子」「京の大蜘蛛」「浅草寺の牛鬼」等々、多くの怪異を討ち滅ぼした平安時代最強の神秘殺し。
配下である頼光四天王――渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光を率いて都の安寧を守護し続けた。

 

―――昔話をしよう。   ある所に一人の少女がいた。
母の胎に三年三月の間留まった後、牛の年、丑の日、牛の時に生まれた少女だった。
彼女は鬼子とされて、父親は娘を殺すように命じられた。しかしそれを憐れんだ母によって大和国の寺に預けられた。
密かに育てられた少女の名は丑御前と言い、神の如き力のあるモノとなったが、彼女は父の名が都で高名な武家の棟梁であることも知らなかった。

 

そして月日は流れ、一人の少年が彼の前に現れた。
幽閉された少女をどうするか、両親が話し合った末に、彼女の後に生まれた、彼女の”弟”。
彼女を殺すための存在。ただ化け物を殺すために育てられた存在。
鬼子、忌み子である姉を殺し、そして、その姉を超えるべき存在―――。

 

それこそが彼、源頼光であった。

 

だが彼は切れなかった。姉を。自身と血を分けし、代えがたい人を。
これを切ったならば自分は、化け物と同じになってしまう。血も涙も無き化け物に。人ならざる物に。
15年という歳月をかけた修行も、化け物殺しの為の陰陽術も、彼女を前にしては全てが出来ないものとなった。
―――手が震える、唇が震える、目から涙があふれていく。 …当然のことだ、年端もいかぬ15の少年だ。
そのような彼に、身内を―――しかもそれほど歳の離れぬ姉を殺せと言うのだ。無理な話である。

 

彼は考える、何故…人でないというだけで姉を殺さねばならないのか。共に生きる道もあるのではないのか?

 

―――「一緒に帰ろう。」彼は姉にそう言った。
しかし姉はそれを優しく拒否する。ゆっくりと首を横に振る。「できません、頼光」
彼女は知っている。いずれ彼女は害を成す存在に、災いをもたらす魔へと成長すると。自身の運命を悟ったうえで彼女は共に生きる道を拒んだ。
それでも………、頼光は諦めきれなかった。彼女の封じられていた地下牢から、半ば強引に彼女の手を引き外へ連れ出した。

 

………………どれほど走ったか、都も見えなくなって来た頃だった。
「―――ありがとう。」
丑御前が一言、そういうのが聞き取れた。―――そして、

 
 

「し あ わ せ に ね よ り み つ」

 
 

彼女は―――、丑御前は、頼光の前で自害と言う行動を取った。その身を、崖の下へと自ら落としたのだ。
身投げをする瞬間、彼女の口は、そう喋ったかのように見えた。

 

―――彼の心に深く残ったのは、後悔の念だけだった。もう何をしても、姉は死ぬ運命だったのか…?
自分が殺さなかったから、慈悲をかけたから、情なぞを持ったから、姉は自害をすることになった。死よりも辛い目にあわせてしまった。
そういった後悔の念だけが、彼の心をただ雁字搦めに締め付けていった。
嗚呼、人ならざる物とは、どう足掻いても共に生きることは出来ないのか。姉とはもう会うことは出来ないのか!!

 

「………………ならば………………どうせ共に生きれないなら、楽に殺してやる」

 

そして彼は、妖怪や怪異と言った化け物に対しては人の心を捨て、無慈悲なる駆逐者として生きる道を選んだ。
もう全てどうでもいい。私は自身の身内を殺した。―――いや、殺せなかった。だからこそ死よりも酷き目にあわせた。
なれば、この身はもはや化け物とも同じだ。人の道理を外れた人外だ。なれば、化け物として化け物を殺してやろう。駆逐してやろう。
化け物を駆逐するなれば、自身も同じ場所に立たねばならない。自分も同じ化け物にならなくてはならない。
そうして彼は、親交の深かった安倍晴明の元へ童子切安綱を持って行き、こう言った。

 

『―――これを抜いた物を、化け物に変えるような邪剣へと変えてほしい。』

 

それは彼の決意の表れだった。
もう二度と、化け物を殺すのを躊躇わないように。もう二度と、化け物のせいで大切な人を失わないように。
共に生けぬなれば、せめて―――自身の手で終わらせるように―――。

 

性格

無口で、多くは語らないタイプの人。その様は機械か何かを連想させる。
感情の無いような空虚な表情で、淡々と化け物を殺していく。その道を阻むものも、殺しはしないが淡々と斬る。
だが実のところは感情豊かで、四天王とは良き義親子であったという。マスターとも親密になると、口数が増えたり過去を語ったりしてくれる。
―――しかし、彼との会話で丑御前の件にだけは決して触れてはいけない。触れた瞬間に涙を流し始め、最終的には大声で泣きはじめる。
彼にとって丑御前はある種後悔の念、消せない自身の罪の象徴だから…。
また単純に、いままで一人で闘ってきたため、…言ってしまえば、”甘える”相手が彼は欲しかったのかも知れない。
(四天王などの仲間は確かにいたが、彼の心情に気付ける物は少なかった。故に彼は常に孤独だったのかもしれない)

 

童子切安綱を抜いた瞬間に人が変わり、殺戮狂となる。
こうなった場合彼を止めることが出来ず、目標の化け物が死ぬまで戦闘を終えない。
また属性も真逆になる為人だろうが何だろうが切り捨て御免な怪物となる。
故に極力抜かせるべきでなく、抜かせる場合は可能な限り離れるのが吉。

 
 

聖杯へかける願い

『化け物のいない世界』―――と表向きには言っているが、それは彼が彼自身の気持ちを偽っているため。
その本当の願いは、『化け物・化生・人外と人間が共に生きていける世界』の実現。
彼自身、それが何よりも不可能だと分かっている。『鬼とは平気で躊躇なく人を後ろから刺すような者だ』とは、
親から、親の親から聞かされてきた事だ。彼自身も四天王に、子に、孫に伝えてきた事だ。
そんな化け物と共に過ごすなど、疑心暗鬼を生じるに決まっている。ありえないものだ。

 

―――だが、異国の奇跡たる聖杯なれば………、まさにそんな世界を実現することも―――、
ひょっとしたら…………。
そんな、化け物殺しとはまさに真逆な願いを胸に秘めながら、彼は戦場を駆ける。

 

因縁キャラクター

源頼光(本家)
彼の死んだ姉、丑御前その人。
彼が生まれなかった世界では彼女が頼光として鬼殺しをしていた。
そのことを知った彼が抱く感情は、喜びか、あるいは―――。

 

渡辺綱
「ふむ、此方の綱は随分とゆったりとしているのだな。
いや、いい事だと……私は思う。しかし、腕前は私のいた世界の綱とそう変わらない。」

 

卜部季武
「派手な宝具だ……。うむ、実にいい…。
私の世界の宝具とはまた違う、されど何処か似ている彼らを見れる、
それもまた、サーヴァントになってからの一興と言えるのだろうな」

 

碓井貞光
「違いを楽しむといったものの…まさか性別まで違うとは、いや…英雄譚では珍しい事ではないが。
姉上もそうであるが、あまり金時に迷惑になるような愛は慎むように」

 

源義光
「なるほど義光か……。確かに彼は金時に憧れていたな。
こちらでも同じか…。まさか、宝具にまでその憧れを昇華させるとは思わなかったが」

 

安倍晴明
親友の一人。互いに今日の都を守護した間柄

 

藤原保昌
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何故だろう その名前を聞くと酷く悲しくなる
何故だろう その名前を聞くと記憶に墨をぶちまけられたかの如く記憶が歪む
何故だろう だがその名前は、自分にとってとても大切な物であったかのように思える
何故 何故 何故……