モンスター/【ヒルギガース】

Last-modified: 2023-08-16 (水) 19:19:53

FF1

クレセントレイクの町周辺に野生で登場する。
HPは244と高めで、物理攻撃だけだが地味に痛い。
クレセントレイク周辺には、こいつの他にもデカいモンスターがゴロゴロと出現する。
外界に出たばかりのパーティーが欲張ると地獄を見ることになる。

  • プラボカ北東でも出現するが最初は倒すのが難しいのでLVが2桁になるぐらいで戦おう。
    スロウが効くほか、序盤は戦士でも火力が低いのでLV上げの際はヘイストを使用するといい。

余談だが、アースの洞窟1階の左側に、ヒルギガースとリザードが出現するエリアがある。
1歩歩くたびに必ずエンカウントする仕様。
シナリオ攻略には何ら関係ない区域であり、経験値稼ぎにはなるかもしれない。


元ネタはD&Dのヒルジャイアントだと思われるが、そのままだと名前が長すぎて容量を圧迫するので、他の巨人達も含めてギガースに改名されたと思われる。
そういえば元ネタの方も、ペットとして大トカゲを連れていることがあったっけ。


下記のFF2のヒルギガースはリメイクで肌色にカラーチェンジされたが、FF1のヒルギガースはFC版からPSP版に至るまでずっと緑色である。

FF2

高い攻撃力と防御力を誇る緑色の巨人。
初登場する大戦艦の宝箱の時点では、PTメンバーの戦力が低いことが多くかなりの強敵。

  • 武器攻撃力の不足からクリティカル以外ほとんどダメージが通らない。
    意図的に鍛えてちからを上げている、あるいはストーリー無視でミシディアへ寄り道遠征して強武器を買っているなら別だが。

まともに戦うなら「バーサク」「古代の剣」などが便利。
一発系の魔法(リメイク作なら「テレポ」など)の魔法Lvが高ければそれを使うのが楽。
そのすぐ後に行くディストの洞窟では、通常のザコとして出現する。


FC版では、緑色の不気味なネイティブアメリカンの巨体とキャプテン級の破壊力で圧巻した巨人。

  • 2ブロックブチ抜きの大型グラフィックの敵が平気でザコとして出てくるのも斬新だった。

大戦艦の宝箱に出現することもあって、キャプテンすら倒せない人にとっては禁断の宝箱になったはずである。
今でも恐怖のトラウマだw
あるいは、キャプテンを屠れるようになったプレイヤーに襲いかかるまさかの次なる絶望といったところ。

  • 大戦艦はクリアすると入れなくなるから、後で取りにくるわけにもいかず、基本的に苦戦する。

ディストでもまだ強い。

  • キャプテンより攻撃力は上だか攻撃回数は半分。
    (ヒルギガースは攻撃力100の3回、キャプテンは攻撃力60の6回)
    回避率を軽視していなければブリンクで回避回数を1増やすだけでもだいぶ危険が減る。
    重装備で来てしまった人はお察し。

普通のモンスターよりもデカいのに、ミニマムをかけてやると、何故か他のモンスターと同じサイズの小人になる。

FF2(WSC版以降)

肌色になってしまった。
GBA版追加シナリオで登場したグラシャラボラスとの関係だろうか。

  • グラシャラボラスはGBAからの登場だが、ヒルギガースの体色が肌色なのはWSCから。
    つまりグラシャラボラスとは無関係で、肌色なのは普通の人間っぽい巨人であることを表していると思われる。

FF6

Lv16、HP1200、MP60、種族:人間。
攻撃力18、防御力125、命中100、素早さ40。
回避率0、魔力5、魔法防御115、魔法回避0。
弱点属性:毒。吸収属性:地無効化属性なし。
有効な状態異常:全状態異常有効。
行動:

  • 1ターン:たたかう/たたかう/ずつき(4倍)
    2ターン:たたかう/たたかう/何もしない
    3ターン:たたかう/たたかう/何もしない

ファイナルアタック

  • マグニチュード8/何もしない/何もしない

操る:たたかう/ずつき/マグニチュード8。スケッチ:ずつき/マグニチュード8。あばれる:マグニチュード8。
盗み:通常枠なし/レア枠巨人の小手。落とすアイテム:なし。
変化:成功率12.5%。ポーション/ポーション/ポーション/オーガニクス。
EXP:550。獲得ギル:600。


ゾゾの屋外部分で初登場。
色違いにギガントスグラシャラボラスがいる。

  • 巨体のせいか屋内では出現しない。

レアアイテム扱いで巨人の小手を盗むことができる。
ステータス異常は全部有効である為、低レベルクリアでもエドガーのブラストボイスで混乱させれば平気。


ファイナルアタックとして、1/3の確率でマグニチュード8でPT全滅級のダメージを与えてくる。
倒れたときの衝撃で地震が起こるのだろうか?
低レベルクリアでは最も恐るべき敵であったりする。FF2のものに比べればそこまででも無いが。

  • 同じ町のヴァイスは単体だと3もくれるのに対し、単体出現したヒルギガースの魔法習得値は1。

マグニチュード8はファイナルアタックでだけ使い、通常行動では使わない。
マグニチュード8以外にも、4倍強化物理攻撃の「頭突き」が痛い。


地属性(吸収)を持つ。毒属性に弱い。種族は人間。

  • 混乱時は「あやつる」と同じ行動が選択肢となるので、自身にマグニチュード8を使う。
    そのためブラストボイスで混乱させると地属性吸収により回復してしまう。
  • マグニチュード8はMPを20使うので3回で使えなくなるため、開始早々で混乱→MP切れを狙うのが良い。
    混乱させるタイミングを考えないとせっかく与えたダメージを回復されてしまうので気を付ける事。

ゾゾの町でエンカウントする連中はこの町にたむろする犯罪者らしいのだが、コイツもそうなのだろうか。まさに世紀末である。
コイツが大地震を何遍起こしてもゾゾの町はビクともしない。

  • 世界崩壊後でも相変わらずな住人といい…ゾゾの住人は意外とタフ?
  • ゾゾの町で一番最初にいきなりエンカウントしたので最初はボスかと思った。

この系統共通でラグナロック使用でオーガニクスに変化する場合がある。

FF6(GBA版以降)

新たな色違いにガルガンチュアが加わった。


魂の祠の第1グループの12戦目でヴァイスとペアで出現する。
まれにドラゴングレイトが出現する場合がある。

FF9

コンデヤ・パタ山道に登場するボス。
巨大なガチムチ体型を生かした体術攻撃「ヒップホップ」「殴り倒す」「地震」で攻撃してくる上、HPが半分を切ると「ケアルガ」まで使ってくる。
しかし、ボスの割りにステータス異常に耐性が少なく、「サイレス」で黙らせ、「レビテト」で「地震」を回避すれば楽勝である。
マンイーター』もあれば更に楽。
盗めるアイテムの中には妖精のファイフがあるが、こちらは盗める確率が1/256なので戦う段階では相当きつい確率である。

  • レビテトで地震を回避ってのは、昔からの伝統ではあるが、今回のレビテトは効果時間が短く、その間にヒルギガースが地震を使うのはせいぜい1回。
    なので、レビテトを使わずにケアルで回復させても大差はない。

妖精のファイフを盗もうとしてこいつとの戦闘に数時間を費やしたプレイヤーは少なくないはず。
そのため、比較的個性の薄いFF9の中ボス達の中では印象に残る方である。

  • 妖精のファイフ自体は後々店売りされる武器なのでここで無理に盗る必要はない。
    のだがお宝が見えているとどうしても挑みたくなるという人は後を絶たない。

FF12

ミリアム遺跡に出現するヘッドレス系モンスター。
この系統の敵は、首は無いがアンデッドでは無く首を武器にしていたりはしていない。
悪魔が流した血の涙より生まれたといわれる首のない冷酷な巨人。
目を模った装飾を首につけ、そこからすべてのものを凝視している。
HP50%未満で回避無視のオプションが追加されるので注意。


様々な状態異常が有効だが、それなりに数が居るので状態異常での対処は残りMPと相談。
ヒルギガース地帯を越えた先にはマティウスが待ち受けている。

TFF・TFFCC

FF6のものがBMSでモンスターとして登場する。

TFBL

FF6のモンスターとして登場。

PFFNE

AREA5-1の2戦目に1体、AREA11-1の1戦目に1体、AREA24-3の2戦目に2体登場する。

チョコボの不思議なダンジョン

VIの姿で上位のグラシャラボラスと共に登場。
「なぐり」と射程3マスの「ぶんまわし」で攻撃してくる。
第2ダンジョンの16階~19階と第3ダンジョンの35階~39階に登場する。
第2ダンジョンではレベルがやや抑えめになっているが、それでも同時に出てくるモンスターと同等の強さ。
第3ダンジョンだとレベルはトンベリより低いが、それ以外の同時に出てくるモンスターよりは高い上トンベリよりもHPが高く、強い。

チョコボの不思議なダンジョン2

ヒルギガース種LV2。カラーは緑色。
下位種のブッチャーをレベルアップ。或いは上位種のグラシャラボスをレベルダウンさせないとお目にかかれない。

  • もしくはブッチャーが鎖攻撃に味方を巻き込んで倒した時に見かけたプレイヤーも居るはず。
    なお、ブッチャーと同じく階段を守るようだ。
    ブッチャーに比べて攻撃力とHPが高くなっているので、しぶとさが増した。
    但し、状態異常耐性は相変わらず皆無なので、スリプル等で足止めするのが良い。

戦利品は源氏のツメ、カード類(ワープカードリペアカードサビカード)。
カード類は主にツメやクラの耐久力に影響を及ぼす物が出てくる他、源氏のツメも中々有用。
採取できるエキスは巨人のエキス

ダイスDEチョコボ

友達魔石の一種として登場。
配置されたマスに召喚者以外のキャラが止まると、そのキャラを鎖で絡め取って1回休みにすることがある。
性能的にはデビルフィッシュの強化版に当たるのだが、徴収率が30%と高い分乗っ取られた時のリスクが高くなっているため一概に上位互換とは言い難い。
特に3体重ね掛けしている時にホーリードラゴンローラーで乗っ取られると手が出せなくなるので、神竜オメガを相手にする場合はなるべく使わないようにしたい。
コストも相応に重くなっているため、お呼びがかかるのはデビルフィッシュで乗っ取れない土地が出てきてからになるだろう。
ただそのぐらいになってからやるなら、ホーリードラゴンでハメたりする方が有用だったりするので実戦で使う機会はあまりないかもしれない。

  • ちなみに配色はチョコボの不思議なダンジョン2におけるブッチャーのものである。

余談

初代FFのモンスターはアメリカ製TRPGを参考にしているふしがあり、このモンスターもTRPG『D&D』やゲームブック『ソーサリー』などに登場する「ヒルジャイアント(丘陵地帯に住む巨人)」がその出展であると思われる。
 
『D&D』には他に「マウンテンジャイアント」や「フォレストジャイアント」が居る事からもわかるように、「ヒル」は「丘」、生息地域のことである。
洞窟の隅でなにやってんだ丘巨人。

  • ひょっとしたら丘にある洞窟なのかもしれないし住居として利用しているのかもしれない。
    森や山などの険しい自然やエレメントの住人と違って人里近くの巨人ってニュアンスもあるからね。

JICC出版のファイナルファンタジーモンスターマニュアルの解説にも「丘の巨人」って書いてあったな。


ジャイアントでなくギガース(どちらも巨人の意)になったのは、まず間違いなく字数制限のためだろう。

  • 別にヒルジャイアント(8字)でも問題ない。
    マジックマスターだってアルテマウェポンだって同じ8字だから字数制限は無関係かと。
    • 6が初登場のモンスターならそうなるけど、ヒルギガースの初登場は1から。FCはSFCに比べて字数制限が厳しかったのだろう。
    • ファイアジャイアントなんてしようものなら10文字。同種族同名にしたいしギガースも謂れ高い。
      そして作品を重ねたらそのままの名前にした方が親しみが生まれる。そういうことでしょう。
    • 「ギガースウォーム」「グリーンスライム」等、FF1にも8文字の名前のモンスターは存在するので、ヒルギガースに限って言えば字数制限の問題でそうなったわけではない。
      • 上でも書かれているが、ギガース系のモンスターでもっと字数が増えるものがいるので結局8文字では足りない。