AI挙動まとめ

Last-modified: 2024-10-14 (月) 00:31:52

コンテストAIとは

  • コンテストでは、編成は人力で介入することができますが、実際に打つスキルカードを選ぶのはAIとなります。*1
  • ここでは特殊なAI挙動をまとめていますが、今後、コンテストのスキルカードの選択優先度の調整が入る場合があります。*2
  • コンテストAIに関しては未確定の要素が多いため、コンテストシミュレーターと差異が出る場合があります。

全般

前置き

  • ここに書いてあることは大部分が経験則と実例によってAIの挙動をある程度把握した上で記載されています。
    前例が多数報告されている場合、「こういう理由でこうなっている」と経験則で語ることはできます。
  • つまり「分からないことは分からない」です。これは俗に「AIの気まぐれ」と呼ばれています。
  • ここに書いていないこと、理由が不明確なことは気まぐれとしか我々も答えることができません。
  • また、ステージPアイテムによっては例外の挙動が発生する場合があります。全ステージ共通の挙動ではない点に気をつけてください。
  • あくまで推測でしかないため、絶対こうなると保証するものではありません。

1ターン目に打点0点の火力札を使用する挙動

  • AIは再行動が余っている場合、打てる限りのカードを使い切ります。
  • そのため、複数の"スキルカード使用数+1"効果によりカードを全て使い切れる場合は打点がどうであれ使い切ります。
    (初期手札3枚のうち、再行動ができるカードが1枚あり、その上で1ターン目に再行動Pアイテムが起動した場合など)

第三流行の挙動

  • 第三流行の場合、AIの火力札の優先度は著しく低くなるため、火力札を打たないことがあります。特に、残り3ターンで打たない影響が大きめ。
  • ※執筆時点(2024/9/9)ではフラットルール(流行による獲得スコアの差異が小さい場合)での挙動を未確認のため、フラットルールの場合は例外になる場合があります。

固有Pアイテムを考慮した挙動

  • キャラによって固有Pアイテムが発動の優先度として評価されているキャラといないキャラが分かれています。
  • 例として、YBBことねが絶好調中(非固有アイテム起動)にPアイテム起動元のアドレナリン全開を引いても打たない場合があります。
  • 一方で、白線リーリヤのライフログの優先度は異常に高く、火力札や好印象札を同時に引いていても元気の基本札を使って起動しにいく場合があります。

AIの未来視

  • コンテストAIは2手先に使用するカードを予測し、挙動が変化していると予測されています。そのため、人力で考えるとありえない挙動をすることがあります。
  • 特に、デッキ2周目、3周目に入る前のターンではデッキ調整をするためにあえて弱い札を使用することがあります。
  • 未来視の例
    1, 世界一藤田ことねの再行動アイテムを次ターンで使用したいため、あえて弱い好印象札を優先して切る。
    2, デッキ2周目最初に来る札を未来視調整するため、あえて天真爛漫より表情の基本を優先して打つ。
    3, 次ターンに覚醒や存在感を打つため、強力なカードより振る舞いの基本を優先して打つ。
  • その他、よくわからない挙動は未来視に影響されている場合が多いです。

再行動札の評価について

  • コンテストAIは再行動札の場合であっても2手先までしか考慮しないため、2手先により良いカードの組み合わせがある場合、再行動札をスルーする場合があります。
  • ただし、ドロー札は評価する傾向があるため、打つ傾向にあります。
    (打たない場合、デッキ2,3周目の山札調整が考えられます。)

センス

好調札の優先度

  • AIは基本的に「最後のターンまで好調効果が持続する場合、好調札を切らない」という傾向にあります。
  • その為、成就等の好調効果が大きいカードを使った後は好調効果のあるカードを使わない場合が多いです。
  • また、その逆で好調状態で無い場合、好調札を優先的に切る場合があります。
  • なお、絶好調下においては好調札を優先することもあります。

集中減少カードの優先度

  • AIは集中の評価が高いのか、集中減少カードの優先度は全般的に低めに設定されています。そのため、立ち位置チェックやシュプレヒコールなど、人力では選択したい場面であってもスルーする場合があります。

成就の優先度

  • 成就は次ターンが第3流行の場合獲得スコアが低いので優先度が極端に低くなります。
    また、集中キャラで好調のターンが残っている場合は打たない場合が多いです。特にエンタメ下では不安定となっています。

絶好調札の優先度

  • 絶好調中は(恐らく)カード自体の絶好調の評価値が消失するため、他の効果のみを参照します。
  • 例として、アドレナリン全開の場合は好調及び絶好調効果持ちなので、この場合好調効果のみをAIは評価しています。
  • 例外として、魅惑のパフォーマンスは絶好調以外の効果が打点であるため、絶好調中でも他の打点札に打点が勝っている場合は使用することがあります。

シュプレヒコールの優先度

  • シュプレヒコールの挙動に関しては二手先未来視により決まると推測されています。
  • AIは二手先は見えても再行動自体の評価をしていないため、二手先の組み合わせ内にシュプレヒコールを打つよりも打点が出る組み合わせがあると、スルーしてしまいます。また、一定よりも集中が少ない場合、集中消費を嫌いスルーすることがあるとされています(要検証)。
  • シュプレヒコールの2手先に好調消費札(覚醒など)がある場合、優先度が上がることがあります。
  • Pアイテムに影響され、集中消費を避ける場合もあります(例:温泉千奈)。
  • シュプレヒコールの後に2手連続打点が無いカードを使用する場合、序盤であっても打ってくれることが多いです。*3
挙動例

挙動例
挙動1挙動2挙動3

  • シュプレ→愛嬌→エンタメよりも、愛嬌→エンタメ→覚醒の組み合わせの方が打点が出る(加えてエンタメ下のため集中が優先)ため、2手先未来視でシュプレヒコールをスルー。
  • 5T, 6Tを読み込んだことで2手先未来視が更新される。未来視ターンがどちらも打点カードで好調不足だったため、覚醒をキャンセルし好調基本を選択。
  • 結果、シュプレヒコールをスルーし、好調基本を打つよく分からない動きが発生する。
過去の推測

過去の推測

  • シュプレヒコールは全ターンの前半を好調札、後半を火力札として見ているという傾向にあります。
  • その為、絶好調中やエンタメ中でも「好調が一定数あるため打つ必要はない」と判断され全ターンの前半部ではスルーされることが多いとされています。(加えて、集中の評価が高いため、集中減少を嫌っているともされています。)
  • ちなみに、シュプレヒコールをスルーした次のターンに好調基本札を打たれる場合もあります。

エンタメAI

エンタメ下の優先度

  • 至高のエンタメを使用した後は、集中札の優先度が最大となります。通常のAIは打点優先なのに対し、エンタメAIは集中札の優先度が異様に高いため、序盤から中盤にかけ、火力札よりも集中札(基本札を含める)を優先するようになります。そのため、バランス感覚や深呼吸などの使いまわしできる集中札をデッキに組み込むと著しくスコアが下がってしまいます。
  • 対策として、準備運動や勢い任せ等のスコアを出しながら集中を貯めることができるカードを採用することにより、ある程度の対策ができます。

エンタメ下の絶好調の優先度

  • 魅惑の視線等の絶好調札は、好調が付与された状態でなければスルーする傾向が強いです。そのため、静かな意志やひと呼吸を採用することで、スルーする確率が下がるのではないかと推測されています。
  • なお、日々、発見的ステップ! 倉本千奈の固有カードはエンタメ下であっても使用することが多いです(恐らくドロー効果をAIは評価している)。
  • 絶好調札を使用した後は、好調カードの優先度が上がるため、集中札の優先度に好調札が勝つこともあります。

エンタメ下の火力札の優先度

  • エンタメ下においては集中が何より大事とAIが(何故か)考えているため、スコア最大化よりも集中を優先してしまいます。そのため、集中を貯めながら火力を出せるカード以外は序盤~中盤は優先度が低くなっています。
  • なお、ラスト2ターンにおいては火力札を優先的には切りますが、スコア最大化の火力より火力+集中のカードを優先して打つことがあります。
  • 十分に火力が出る場合、集中札よりも火力カードを優先して打つ場合もあります。
    (そのため、50%バフターンでは火力優先のことが多い。)

ロジック共通

私がスターの優先度

  • 未強化であってもほぼ確実に使います。(7月1日のアップデートにより、私がスターをスルーする問題が改善された。)

序盤に火力札を優先する挙動

  • スコア50%上昇のPアイテムが起動していると火力札を優先する挙動になります。
    最終盤に使いたい火力札の暴発の原因にもなるので編成を組む場合はこの点も考慮しましょう。
  • 暴発したら困る札はあえて組み込まないのも手です。なお、バフをしつつ火力を出す札はAIにも扱いやすいため、強い傾向にあります。
  • センスに関しては、エンタメ下で同様の動きがみられます。

好印象

好印象においてのやる気札の優先度

  • 基本的に好印象キャラの場合は好印象を優先する挙動をするため、元気があまりたまりません。そのため、好印象で強いカードでデッキを固めた方が基本的に強いです。

輝くキミへの優先度

  • どういうわけか「輝くキミへ」は2ターン目までは著しく優先度が低く設定されているようで、基本的に2ターン目までは打ってくれません。
  • しかし、極稀に気まぐれで2ターン目までに起動してくれる場合もあります。(※要検証)

やる気

やる気札の優先度

  • やる気のAIはターン数に応じてカードの優先度を変えています。
  • 後半ターンになると火力を優先するように動くため、8tだと4t目ぐらいから火力の優先度が爆上りします。(12ターン構成だと4(元気やる気積極)/4(アクティブ積極)/4(届いてハートの合図積極)になる。)
  • やる気札より火力札の方が優先度が高いターンが多いため、火力を出しながら元気を貯めるカードがAIと非常に相性が良くなっています。

届いての挙動

  • 中盤の第一流行で他の火力が無い場合、暴発する場合があります。
  • また、ラスト2ターンでは打つ傾向にあります。
  • 1ターン目などで(再行動等により)手札を消化しなければならない場合、体力消費が少ない届いてを優先して投げる場合があります。
  • 中盤の第一、第二流行でアイテムの50%上昇が乗っていて、火力+元気がない場合、他の火力よりも優先して投げることがあります。(優先度:元気+火力>ハート>届いて>火力>その他)
  • あくまで基本となる挙動であり例外も確認されている点に注意。(例:SSR佑芽メイン時、AIが未来視をして次ターンに強い動きが出来ると、Pアイテムを温存するためにメンタルの前夜を使わず届いてを投げるケースがある[所謂おにぎり温存ムーブ])

*1 レッスンではあるが、実際にAI学習が行われていることが公開されている。https://www.famitsu.com/article/202408/14977
*2 過去には2024/07/01のアップデートにより、わたスタなどの仕様優先度が調整された。
*3 未来視 集中基本、ひと呼吸、エンタメの場合、1T目でもシュプレヒコールを打つ挙動が確認されている。