きかんしゃトーマス

Last-modified: 2024-05-05 (日) 15:29:18
※この項目はTVシリーズ「きかんしゃトーマス」のページです。
原作絵本については「機関車トーマス」のページをご覧ください。
Thomas & Friends きかんしゃトーマスとなかまたち
日本語版タイトルきかんしゃトーマス/きかんしゃトーマスとなかまたち
英語版タイトルThomas & Friends/Thomas the Tank Engine & Friends/Thomas the Tank Engine
説明・絵本シリーズ『汽車のえほん』を映像化したTVシリーズ。1984年より英国で放送開始。
・1979年、イギリスの女性放送作家ブリット・オールクロフトは、蒸気機関車の鉄道文化を題材とした5分のドキュメンタリー番組の制作を企画していた。
・英国鉄道に関する多くの文献を読んでいた所、『汽車のえほん』の原作者であるウィルバートの息子であるクリストファーが執筆した書籍と巡り合い、交渉の末に番組の制作へと繋がる。
・映像化には否定的であった原作者を説き伏せる点から制作に奔走。
・様々な映像化方法の中から、予算を考慮した上で最終的に、かつて『サンダーバード』の制作にも関与したデヴィッド・ミットンの案によって鉄道模型を使用した人形劇としての映像化が決定された*1
・絵本執筆当時の鉄道情勢や、ウィルバートが拘った実在するかの様に設定される緻密な世界観は、幼児向け番組という枠組みの中でも出来る限り尊重された。
第1シーズンの放送後に、本作は英国から数々の賞を受賞する等非常に高い評価を受けた。
・テレビシリーズの放送に際しては、原作のエピソードのみを映像化する契約になっていた為、第1シーズンの放送から2年後に制作された第2シーズンの時点で、原作不足という問題が浮上する。原作者ウィルバートと息子のクリストファーは、テレビシリーズの為に新規の作品を書き下ろす等、協力的な姿勢で本作に関わっていた。
第3シーズンにおいて、当時の技術や予算の範囲で映像化が可能な作品が足りなくなってしまったため、出版社から許諾を得た上で、ブリットやデヴィッドが創作した作品*2も併せて放送されたが、鉄道考証が全く成されていない内容にウィルバートは激怒する。
第4シーズンでは技術の向上により、かつては映像化が不可能だった一部の作品群が次々映像化され、放送ラインナップの大半を占める事となる。
・ブリットによって創作された作品は1話のみ挿入されたが、それにも原作者は不満の意を述べている。
第4シーズン放送後の1997年3月21日にウィルバート・オードリーが死去、それに伴って契約が改定された為に第5シーズン以降からはテレビオリジナル作品での展開にシフトする事となる。
第3シーズン及び第4シーズンの件もあり、原作者の意向を重く受け止めたブリットは、第5シーズンの制作には鉄道関係者をアドバイザーに招き、実在の鉄道で実際に起こった事等を脚本に反映する制作体制をとった。
・2000年に公開された映画『劇場版 きかんしゃトーマス 魔法の線路』が失敗に終わり、監督を務めたブリット・オールクロフトが自ら責任を取る形で『きかんしゃトーマス』の制作から手を引いた。
・その後、『ヒット・エンターテインメント社』(以下:ヒット社)がガレイン・エンターテインメント社(以下:ガレイン社)を買収。
・買収中にガレイン社によって撮影されていた第7シーズンでは共同制作という形で関わり、従来の番組制作スタイルが踏襲されたが、買収完了後の第8シーズンからはヒット社の制作方針で番組制作スタイルを一新した新シリーズが制作される様になった。
・2009年以降は制作費等の問題から制作形態が3DCGアニメーションに変更される事となり、カナダのCG製作会社『ナイトロジェン・スタジオ』へと制作体制が移管された。
・英米では第12シーズンまでナレーターによる朗読形式でのストーリー進行だったが、長編第4作よりキャラクターボイスを声優が担当するようになった*3
第16シーズンをもってナイトロジェン・スタジオがCG制作から撤退し、第17シーズンから同じくカナダのCG製作会社『アーク・プロダクション(現:ジャム・フィルド・トロント)』にアニメーション制作が移管された。
・2011年10月24日、アメリカの玩具メーカー、マテルがヒット社を6億8000万ドル(約518億円)で買収すると発表。ヒット社はマテル傘下の子会社となる。
・尚、長編第13作以降、ヒット社はマテルの映像制作部門である『マテル・クリエイションズ(現:マテル・テレビジョン)』に部門吸収される形で制作が移管されている。
・その後、第24シーズン限りでジャム・フィルドでのCG制作が終了。
第25シーズンより2Dアニメーションの新シリーズとして『All Engines Go』が開始する事となり、カナダのアニメーション製作会社『ネルバナ』にアニメーション制作が移管された。
日本での放送開始までの経緯・1980年代後半に『ひらけ!ポンキッキ』の放映尺を埋める為のコーナーを検討されていた頃、当時フジテレビで編成部長を務めていた重村一がイギリス、ロンドンへ渡った際に本作を紹介されたことに端を発する。
・『ひらけ!ポンキッキ』内での放映のみでは日本語版製作費が下りなかった為、ポニーキャニオンと共にVHSビデオをリリースするという条件を付けた上で放映の交渉、準備が進められた。
・オリジナルの英国版ではナレーターの一人語りにより物語が進行する形式が採られていたが、登場するキャラクター数や日本の感性を考慮し、日本語吹き替え版においては個々のキャラクターに声優を充てることとなった。吹き替え版の演出は『ひらけ!ポンキッキ』のディレクターであった菅野温夫が務めることとなり、菅野を中心にキャスティングオーディションも行われた。
・その後、キャストに当時人気があった俳優、森本レオ戸田恵子が起用されることとなり、本国の放映開始から約6年経った1990年10月4日より、放送を開始した。

シリーズ

短編作品

シーズン英国放送日本放送日本放送局制作会社
クラシック・シリーズ人形劇
第1シーズン1984年1990年フジテレビザ・ブリット・オールクロフト・カンパニー
クリアウォーター・フィーチャーズ
第2シーズン1986年1991年
第3シーズン1992年ザ・ブリット・オールクロフト・カンパニー
第4シーズン1994年1995年
第5シーズン1998年1999年
第6シーズン2002年2002年~2003年ガレイン・エンターテインメント
第7シーズン2003年2004年ガレイン・エンターテインメント
ヒット・エンターテインメント
新シリーズ
第8シーズン2004年2006年~2007年フジテレビヒット・エンターテインメント
第9シーズン2005年2008年テレビ東京
第10シーズン2006年2008年~2009年
第11シーズン2007年2009年
第12シーズン2008年未放送*4
CGシリーズCGアニメ
第13シーズン2010年テレビ東京ヒット・エンターテインメント
ナイトロジェン・スタジオ
第14シーズン2010年2012年~2013年NHK Eテレ
第15シーズン2011年2012年
第16シーズン2012年
第17シーズン2013年~2014年ヒット・エンターテインメント
アーク・プロダクション
第18シーズン2014年~2015年2014年~2016年
第19シーズン2015年~2017年2015年~2016年
第20シーズン2016年~2017年
第21シーズン2017年~2018年マテル・クリエイションズ
ジャム・フィルド
BWBAシリーズ
第22シーズン2018年~2019年2019年~2020年NHK Eテレマテル・クリエイションズ
ジャム・フィルド
第23シーズン2019年2020年マテル・クリエイションズ→マテル・テレビジョン
ジャム・フィルド
第24シーズン2020年2021年マテル・テレビジョン
ジャム・フィルド
All Engines Goシリーズ(2Dアニメ
第25シーズン2021年~2022年2022年~NHK Eテレマテル・テレビジョン
ネルバナ
第26シーズン2022年~2023年2023年~
第27シーズン2024年未定
第28シーズン未定


長編作品


劇場用作品

タイトル英国公開日本公開制作
魔法の線路2000年デスティネーション・フィルムズ
ガレイン・ピクチャーズ
マン島フィルムコミッション
Thomas & Friends: The Movie未定2Dux²
マテル・フィルムズ
The Adventures of Thomas制作中止ヒット・ムービーズ


スピンオフシリーズ

シリーズ英国公開制作会社
Jack and the Sodor Construction Company2006年ガレイン・エンターテインメント
ヒット・エンターテインメント


スペシャル作品

タイトル米国公開
Bubbling Boilers2016年
The Great Bubbly Build2023年


YouTube配信作品


OVA作品


オーディオドラマ

作品名米国公開配信元
Return to Sodor2020年Calm
Percy and the Lioness
Thomas and the North Star?


パイロット版

タイトル制作
The Sad Story of HenryBBC
Thomas The Tank Engineグラナダ・テレビジョン
Down the Mineブリット・オールクロフト
Thomas and the Stinky Cheeseスターダスト・ピクチャーズ
All Engines Go Test Animationネルバナ


キャンセルエピソード


テレビ放送

放送枠


特別番組

番組名放送年放送局
英国
The Thomas the Tank Engine Man1995年BBC2
日本
きかんしゃトーマスとイギリスのたび1992年フジテレビ
なつやすみスペシャル2001年フジテレビ721
クリスマススペシャル2001年
ポンキッキ30周年スペシャル2003年フジテレビ
サタキッズLIVE完全版2004年フジテレビ721
ミュージカル きかんしゃトーマスとなかまたちスペシャル2005年フジテレビ
日立 世界・ふしぎ発見! 走れ!トーマスとなかまたち~蒸気機関車は生きている~2005年TBS
きかんしゃトーマス スペシャル2007年フジテレビ
「ソドー島の夏まつり」オススメ2009年テレビ東京
この夏トーマスに会いに行こう2009年
きかんしゃトーマスがやってきた2012年NHK Eテレ
クリスマススペシャル(2012)2012年
ウインタースペシャル2013年
クリスマススペシャル(2014)2014年
クリスマススペシャル(2015)2015年
きかんしゃトーマスのヒミツ旅 誕生70年 世代を超えたおくりもの2015年NHK総合
キャラクタースペシャル~トーマス編~(1)2016年NHK Eテレ
キャラクタースペシャル~パーシー編~2016年
キャラクタースペシャル~ジェームス編~2016年
クリスマススペシャル(2016)2016年
キャラクタースペシャル~トーマス編~(2)2017年NHK Eテレ
キャラクタースペシャル~ヘンリー編~2017年
キャラクタースペシャル~ヒロ編~2017年
クリスマススペシャル(2017)2017年
キャラクタースペシャル~トビー編~2018年
キャラクタースペシャル~エドワード編~2018年
キャラクタースペシャル~トップハム・ハット卿編~2018年
クリスマススペシャル(2018)2018年
「きかんしゃトーマス」新シリーズ直前スペシャル2019年
ワールドスペシャル~インド編~2019年
ワールドスペシャル~中国編~2019年
ワールドスペシャル~オーストラリア編~2020年
ワールドスペシャル~ブラジル編~2020年
ワールドスペシャル~イタリア編~2021年
ワールドスペシャル~イギリス編~2022年


その他の番組


ナレーター



*1 尚、デヴィッド・ミットン第1シーズンから第7シーズンまで、監督を務めた。
*2 これらの作品は契約条件を満たす為、雑誌やファンブックに先行して掲載している。
*3 日本では第1シーズンから現在に至るまでキャラクターボイスをそれぞれの声優が担当している。
*4 但し、一部エピソードは公開済み。