忘却の城でXIII機関に囚われている謎の少女。
顔はカイリによく似ており、ナミネも自身を「カイリの影」と称している。
その正体は、心に闇の無いセブンプリンセスであるカイリのノーバディ。
厳密にはKHIでソラが自分の中にあるカイリの心を解放した際、ソラの肉体と魂を媒介に誕生した、いわばもう一人のソラのノーバディとも言える。
- カイリのノーバディであることから勘違いされやすいが、彼女はカイリの肉体と魂がノーバディとして生まれ変わった存在ではない。
- ある意味、ロクサスとは双子のような関係といってもいいかもしれない。
通常のノーバディが受け継ぐはずの本体の記憶を持っておらず、容姿や声もカイリとは異なる代わりにソラとソラに関わる者の記憶を操る能力を持ち、「記憶の魔女」と呼ばれている。
本人はなぜこんな力を持っているのか、この力をどう使うのが正しいのか疑問に感じているが、その能力ゆえに生まれてすぐは機関に良いように利用され、ソラに助けられた後は目的が一致したディズに従っている。
活動的な雰囲気のカイリと異なり、儚げな雰囲気と姿を持ち、性格も大人しい。また、他のノーバディやレプリカと違って「個」であろうとする自我が薄い。
- 見た目、性格、置かれた状況が相まって、如何にも「薄幸の美少女」という雰囲気。
思慮深く、自分に取れる手段や能力を把握し、それを元に結果を予想して答えを出すタイプであるが、その性格故強引な手段は苦手で、真っ向から反抗できずにいる。しかし、必要とあればチャンスは逃さず行動する、カイリに似た行動力を持つ。
その能力ゆえにソラやソラに繋がる人々の状況を把握しているため、彼らの行く末に苦悩している姿が多い。
CVは中原郁。
FM版及び北米版における声優はブリタニー・スノウ(KHII)→ミーガン・ジェット・マーティン(Re:COM、Days、BbS、KHIII)。
顔は前述の通りカイリによく似ているが、彼女より髪は長く、色の薄い金髪。瞳の色は同じ青。
髪の毛は右肩から前に流している。
- 肌の色も微妙にカイリより白く、髪の色と相まって彼女の儚げな印象に拍車をかける。
- 彼女の容姿がカイリと異なっているのは上述の出生が原因と思われるが、詳細は不明。同じくソラを媒介に生まれたロクサスは彼の心の中にいたヴェントゥスの容姿と同じになったが、ナミネの容姿も誰かの影響によるものなのだろうか。
- 金髪はヴェントゥスの影響という可能性はあるが、それにしても色が薄すぎる。
- カイリが容姿の参照元であるはずの彼女の件もあり、カイリ絡みのキャラクターの容姿は謎が深い。
外見年齢はCOMで登場した時は14歳のカイリと同じくらいだったが、KHIIでロクサスの前に現れたときはかなり成長していた。3Dのキャラクター事典やメモリアルアルティマニアでもその成長具合を確認できる。
- ディレクターへのインタビューにてノーバディは年を取らないと明言されている。しかし彼女の場合は誕生経緯や本体と同時に存在していることなど色々と特殊なので、本体に合わせて成長したのかもしれない。
- イエンツォ(ゼクシオン)の件もあるしその辺は曖昧なのかも知れない。
- 年を取らないだけで成長はすると解釈することもできる。
服装は、裾がレースになっている丈の短い白いワンピースに水色のサンダル。黒コートや茶ローブ姿のアンセムと並び、KHキャラの中ではトップクラスにシンプルな服装である。
- あれらの衣装はまだ部品がついているが、ナミネのワンピースは白一色。装飾部は強いて言うなら裾くらいか。
- 可愛らしいが、肩口がキャミソールっぽいのもあって見ていてちょっと寒々しいという意見もある。彼女の居場所が主に無機質な白を基調としたものであることも要因の一つかもしれない。
- 某アルプスの山に住む少女のスリップ姿ともなんとなく似ている。
あっちは思いっきり下着だが。 - 強いて言うならBbSのカイリの服の白い部分を抜き出したらナミネのワンピースになるような…?
前述の通り、偽の記憶を書き加えたり、記憶のコピーや消去(正確には記憶の鎖の分解)するなど、「記憶」を操る能力を持つ。
- 強い心の繋がりでハートレスから復活すらできるこの世界で、「記憶は無くなっても友達のことは忘れない」と豪語したソラですら、切っ掛けがないと抗えない(むしろ強い心の繋がりを持つソラだからこの程度ですんだ)辺り、ナミネの能力の強力さを窺わせる。
ただし、この能力は即効性の低い能力である。COMでだんだん記憶を失っていくソラ達を見ての通り、記憶の入れ替えはある程度時間をかけて行っているし、記憶の修復もシオンの存在もあるとはいえ1年近くかかっている。
逆に、即効性の能力として、能力を応用して無理やり記憶の鎖をほどくことで、心を問答無用で破壊することも可能。
- 心が重要な意味をなすKHシリーズの世界観において実質最強のキャラである。
- 上記のことから考えると、記憶の鎖を解くのはすぐにできるが、記憶の入れ替えや組み替えには「絵を描く」というある程度時間のかかる動作によって行われると考えられる。また、記憶の変化は最初から記憶の中のカイリの存在を直接ナミネに挿げ替えるのではなく、「ナミネの思い出の追加」→「カイリの存在を消去」という過程を経て入れ替わったことから、記憶は一度に一つしか書き換えられないと考えられる。
- 別の記憶をつけ加える前に元の記憶を消すとその部分の記憶の鎖が断ち切られてしまって心の破壊につながってしまうため、一度新たな鎖を付け加えてから古い鎖を解くという手法を使っているのではないだろうか。
他者の記憶を操るだけでなく、物や人を別の記憶でくるみ、自分を含めた対象の見た目を変えることができる。
さらに、(あくまでナミネの発言ではあるが、)心に鍵をかけることで、闇に囚われていた記憶ごと、あのアンセムも封じ込めることさえできてしまうらしい。
能力的には前線で戦うより暗殺や潜入、対象物破壊などどちらかというと後方攪乱向きの能力とも言える。
ただし、対象はソラとソラに繋がる者限定。
- とはいえKHシリーズの主要なキャラクターはほぼ例外なくソラと何らかの形で関わりを持つため、あらゆる心の手綱が彼女の手のひらの上であることにあまり変わりは無い。敵じゃなくてよかった。
- ただし、関与できる記憶はソラと対象が関わった間のもののみという可能性がある。それでも十分脅威ではあるが。
- 作中ではアクセルが心の破壊はノーバディには効果がないことを仄めかしている。曰く、「誰でもない俺たちは誰にもなれない」。
それでも、3Dの通り、心が生まれてしまえばノーバディも……。- というかロクサスの誕生直後の頃の様子を見るに、別に心を破壊されなくても記憶を操られれば記憶を行動の参照元にしているとされるノーバディにとっても大問題だろう。
- 裏アンセムレポート8にナミネが記憶に関する実験の被験者となっていたという記述があるため、一応XIII機関もナミネの能力に対抗する策を持っている可能性もある。
記憶を操る能力は、カイリの心がソラの心の中に存在したという特殊な状況下で生まれたことで得られたものと考えられている。
- もしくは特殊な状況下で誕生した影響により、忘却の城の力を取り込んでしまった可能性もある。(実際エラクゥスは忘却の城について、「訪れた者はすべてを忘却の彼方に失う」力を秘めていると説明していたが、その後作中で城自体がそのような力を発揮している様子はない。あくまで考察の粋を出ないが。)
能力との兼ね合いもあり、よく絵を描いている姿が見られる。
題材は基本的にソラに関連するもので、ソラ・ドナルド・グーフィーの3人組やデスティニーアイランドの風景、カイリとパオプの実など。ホロウバスティオンやロクサスの絵も多く見られる。
- トワイライトタウンの屋敷の白い部屋には彼女の絵が多数存在する。
- スケッチブックに絵を描くという行動は、自らに欠けた記憶を他者(主にソラ)の記憶から補うためではないかと賢者アンセムが考察している。
実際、描く絵はソラの記憶を参照して描かれているようで、会ったことのないロクサスやシオンの絵も流出したソラの記憶を介して描いたと思われる。
画材はCOMやKHIIのOPでは色鉛筆を、KHIIやDaysではクレヨンを使っている。漫画版でもクレヨンを使用している。
記憶を持たないためか、絵はあまり巧くない(幼児のお絵かきのような雰囲気)。
- COMのOPで描いていた忘却の城やKHIIOPのソラの絵、白い部屋のデスティニーアイランドやホロウバスティオンの絵はかなり巧い。風景画の方が得意そうである。
- 考えてみれば本体たちの画力が秘密の場所の絵の通りである(とは言っても、あちらは彼らが幼少期に描いた絵ではあるのだが)。
名前をあえて漢字で表記すると「波音」となり、カイリ同様海にちなんだ名前になっている。
- 英字表記では「Naminé」。「é」は発音される音であることを示す字で、普通であればeを発音せず「ナミン」と読まれてしまうのを防ぐために付けられているものと思われる。
- 名前自体はカイリ(Kairi)のアナグラムと言うわけでもない。機関員ではないからかもしれないが。
現時点では彼女に「ナミネ」という名前をつけたのが誰なのかは不明であり、彼女の名前の由来や名付け主などはKHIIIの時点でも完全に謎の状態である。
なぜ忘却の城に生まれたかも不明(これはトワイライトタウンに生まれたロクサスなど他の人型ノーバディもそうだが)であり、彼女の能力の由来も賢者アンセムによる仮説でしかない。また、能力を自覚した(あるいは発見された)経緯も不明であり、そもそもの彼女の能力の詳細も推測するしかなく、まだまだ彼女には謎が多い。
ロクサスと同じく、キーブレード使いであるソラやカイリ(しかもカイリは正統なキーブレードマスターに継承を受けている)のノーバディであるならナミネにもキーブレード使いの素質がありそうなものだが、その辺りは不明。
COM
KHI終盤頃に忘却の城に生まれ、直後(同日)に機関に発見される。
そのまま忘却の城に幽閉され、機関にその能力を利用されていた。
「従わないとずっと城に閉じ込める」と脅されたため機関の命令に従い、忘却の城に訪れたソラの記憶を書き換え、ソラの記憶のカイリと自分を入れ替えてしまう。
- この記憶操作は少しずつ進行していったことがソラの様子から読み取れる。
初期段階は「ソラ・リク・カイリの他にもう1人いた」、「いつも4人で遊んでいたがいつの間にかいなくなってしまっていた子」だったが、じきにカイリのくれた約束のお守りがナミネがくれたものだとすり替わり(見た目もサラサ貝のお守りからパオプの実のお守りに変えられてしまう)、最終的には「ソラ・リク・ナミネはいつも一緒だった」という、カイリの存在がそのままナミネに置き換わったような形に変貌していった。 - 記憶を書き換えられて言い分が変化していくソラの様子は、傍から見ると結構なホラーである。
また、リク=レプリカに「自分は本物のリクである」という記憶とソラ同様に「ナミネとカイリをすり替える」改竄を施した記憶を植え付けることもしている。
- この辺りから自身のしていることに対して呵責を覚えている様子が窺えるようになる。
マールーシャは機関の計画に便乗してナミネの力でソラを操り人形とし、機関を掌握するつもりでいたが、マールーシャの仲間のふりをしていたアクセルがナミネと二人きりになったタイミングで、アクセルがナミネを逃がしソラを助けるよう手引きする。そこでアクセルの意図を汲んでソラに真実を伝えることを決意し、部屋から逃げ出した。
不本意ではあったがソラを助けるためリク=レプリカの心を破壊し、ソラたちに真実を伝えるが、「記憶が嘘であってもナミネは笑っていてくれた方が嬉しい」とソラに受け入れられる。
マールーシャとの決戦に臨むソラを待つ中でマールーシャに再び捕まってしまい人質同然となるが、ソラと復活したリク=レプリカに救出され、マールーシャはソラに倒される。
マールーシャが倒された後はソラたちの記憶を戻そうとするが、記憶を修復するためには忘却の城の記憶は消滅してしまい、城での記憶を保とうとすれば元の記憶は取り戻せないことをソラに告げ、どちらを選択するか問う。この問いかけに対し、ソラは記憶を修復することを選んだため、ソラたちは記憶修復のためのポッドで眠りにつくことになる。
- この時のナミネの「勝手に書き換えた記憶を残して今までの記憶を取り戻さない」ことを選択肢の一つとして提示するという言動を「狡い」と評する意見もある。確かに機関によって脅された上で命令されてやったことであり、それまでの彼女が一人きりであっただろうということを加味しても、好き勝手に書き換えてしまった他人(ソラ)の記憶を元通りにしなければならないのはわざわざ聞くまでもなく当然のことだろう。それを(一応ソラに選択を委ねているとはいえ)元に戻さないままで済まそうとするというのはちょっとどうなのか…となるのは確か。
- 許してもらえる権利なんかないよね、と予防線を張るあたりについても、自身のやらかしたことの重大性に対しての同情を求めるかのようということでこちらの言動も「卑怯」という声もある。
- ただし、そういった狡さというのはこの年頃の子には結構ありがちな面ではあるので、そう過剰に責めていい部分でもない。
ナミネの場合は能力的に全く笑い事では済まないが。 - 続く「……そうだよね。」の解釈も含めると確かに「狡い」と感じる人もいたであろう事は分かるのだが、じゃあこれを告げずにポッドに入れるのが良いのか(真実をソラ達に伝えない事になる)もまた疑問であって。
これに関しては「XIII機関が悪い」で良いのではないだろうか。 - 実際XIII機関はノーバディの中でもかなり強い上、戦闘能力を持たないナミネは逆らえず、従うしかなかったのだろう。
- メタ的に言えば、COMは「選択」の物語である。ソラは忘却の城の前でマールーシャに、リクは忘却の城の後でDiZに選択を迫られ、ソラもリクも終盤にナミネによって選択肢を提示される、というストーリーにしたかったのだろう。
- ただし、そういった狡さというのはこの年頃の子には結構ありがちな面ではあるので、そう過剰に責めていい部分でもない。
ナミネと彼女の変化させた記憶は忘れられてしまうが、ジミニーはそれを忘れないようジミニーメモに「Thanks Naminé(ナミネにお礼を言う)」と記し、ソラはナミネと「目が覚めたらまた会って本当の友達になる」と約束し眠りについた。
- ソラとの別れの際には涙を流している。3Dで明らかになった事実を考えると、彼女には既に心が芽生えていたのだろう。
それからは眠るソラの記憶の修復をディズと共に見守ることになる。
リク編にも登場し、ゼクシオンに追い詰められ絶体絶命のリクに対し、カイリの姿を借りて「闇を受け入れ、自分の力にすればいい」と助言した。
- このとき彼女が口にした「光にも闇にもリクは負けない。だから、光を恐れたり、闇に怯えたりしないで。どちらも共にリクの力になる」と言う台詞だが、codedにおいてデータ・ソラが(細かい言い回しは違うものの)同じことをデータ・リクに告げている。
データ・ソラはKHI時点のソラと同じ記憶と人格を持って分岐したと言える存在であることや、そもそもナミネにはいきなりリクにこんなことを断言できるほどの関わりはない(ナミネと強い関わりがあるのはあくまでもリク=レプリカであって、この時リク本人とは完全に初対面である)ことを考えると、リクと長年の付き合いであるソラの記憶を元にして「ソラが言いそうなこと」を口にしたのだろうと思われる。
つまり彼女のこの台詞は、ぶっちゃけてしまえばソラの代弁に等しい。
その後ソラの記憶の修復を行っているところでソラを探してやってきたリクと会い、アンセムの闇の力に苦しむリクにアンセムごと記憶を封じ込めることを提案するが、リクはそれを断りアンセムとの決戦を望んだ。
- ちなみにこの質問はリクの心を確かめるために出されたものであり、ナミネもリクがそう答えることを望んでいた。
ソラの記憶を書き換えたことやリク=レプリカに記憶を植え付けることに強い呵責を覚えていること、アクセルに唆されたとはいえソラに真実を明かすために思い切って部屋を抜け出すなどの様子を見ると、ノーバディとして生まれてすぐに機関に発見され、従わされていた割には、ナミネが随分とまともな性格と心根をしていることがわかる。
同じように人間であった頃の記憶を持たずに生まれたロクサスが最初は碌な自我も見せずにぼんやりしていたこと、彼はそこからアクセルやシオンのような親友たちとの交流の中で段々人間らしくなっていっていたことを思うと、周囲に碌な人格の持ち主がいなかっただろうナミネがまともな良識を持っているのは奇跡に近いと言えるだろう。
- 何せ劇中でナミネの傍にいるのはマールーシャとラクシーヌである(アクセルもいるにはいるが、この頃の彼もまだ心と呼べるものが芽生えていたかは怪しい)。
- あとは研究絡みで関わりが多かっただろうヴィクセン辺りか?何にしても影響を受けたら盛大に性格の歪みそうなメンツばかりだ…。
- もしナミネがこんな顔ぶれに思いっきり影響を受けた性格になってしまっていたら、彼女はこの時のソラの記憶の書き換えにも呵責も何も抱かなかったのではないだろうか…と考えると、結構怖い。
- 下手をしたら(一例だが)「私の勇者ができるんだ!」と大喜びでソラの記憶を書き換えていた…なんてこともあり得たかもしれない。
- ナミネがまともな性格なのは、存在の元がカイリ(とソラ)であるという点は大きいかもしれない。
- 加えて、ソラの記憶を見たことによる影響もありそうである。シオンもソラの記憶から影響を受けてXIII機関の目的の阻止を考えるようになっている。
- 作中での様子を見ると、リク=レプリカの記憶を書き換えたことも大きな切っ掛けになっているようだ。ナミネがまともなメンタリティを得られたのは、ある意味リク=レプリカのお陰もあるとも言える。
- リク=レプリカとのことを切っ掛けとして心の形成がされた、の方が正確かもしれない。それより前のナミネの状態は、Daysのロクサスの状況を見ると、常識を知らなかったから命令に従っていたというより、初期のロクサスと同じく自我が薄かったからただ命令を受け入れていたように見える。
何にせよ、ナミネにとってリク=レプリカの存在は非常に大きな意味と位置を占めていると言っていいだろう。 - ナミネにとってリク=レプリカは一種の罪を感じる相手でもあって、植えつけられたところから始まったが、リク=レプリカのナミネへの想いほど純粋なものではない気がする。だからこそ大きな意味があると言えるかもしれないが。
- リク=レプリカとのことを切っ掛けとして心の形成がされた、の方が正確かもしれない。それより前のナミネの状態は、Daysのロクサスの状況を見ると、常識を知らなかったから命令に従っていたというより、初期のロクサスと同じく自我が薄かったからただ命令を受け入れていたように見える。
KHII
トワイライトタウンでディズと一緒にソラの記憶修復を見守っていた。
- 機関の手を逃れる為、ソラ達のポッドは忘却の城からトワイライトタウンに移送された。
しかし、その最後のプロセスであるロクサスのソラへの還元に際し、ロクサスに何もわからないままではなく納得した上でソラに還ってほしいと考え、ディズの手を離れ独断で動き始める。
- ディズによればデータを乗っ取っていたらしい。ハッキングしたのか彼女の能力でなんとかしたのか、いずれにせよディズが怒るほどの手際で成し遂げている。
そのため何度かロクサスに接触し、本当のことを伝えようとするもディズとその協力者であるリクに邪魔されてしまう。
- ロクサスに自身のことを知ってもらうのに「君は本当は存在してはいけないの」と割とひどい言葉選びをしたため、ロクサスはショックを受けてしまい、やっぱり知らない方がいいのではないかとも考えている。
最後はディズに捕らえられながらもロクサスとの再会を約束し、ディズと共に闇の回廊へと消えていった。
その後、ソラたちの記憶の修復が完了し、一年の眠りから覚めた彼らはジミニーメモの「ナミネにお礼を言う」の一文を見るも、「ナミネって誰だ?」と彼女のことを思い出すことはできなかった。
- 漫画版ではその後、ディズによって用具室に閉じ込められていたところをアクセルに救出される。
- そのお礼として破けていた彼の黒コートを繕った。…が、結構酷い出来であった模様。
- 闇の回廊で抜け出せばよかったのに、というアクセルに対し、うまく開けられない様子を実演してみせた。もしかして結構不器用なのか…?
- 後の存在しなかった城ではゲーム通りちゃんと開けられるようになっているので、この後練習したのかもしれない。
物語の終盤、XIII機関に捕えられていたカイリを助け共に逃げ出す。サイクスの追っ手から逃げているとき体がぼやけており、その後姿が見えなくなったため、カイリがリクに助けられた後一時的にカイリの中に還ったと思われる。
- 本体と同時に存在する特別なノーバディは、本体に会うと、強制的に本体に還ってしまう。
キングダムハーツと一体化したゼムナスを倒した後(実はまだ生きているが)、元の存在と会えたことをロクサスと共に感謝しながら、今度こそ完全に元の存在であるカイリのもとへ還っていった。
物語の途中で手に入る裏アンセムレポートを読むことによりカイリのノーバディであることが判明する。
小説版では初めてアイスを買いに行った際、現実世界のハイネ達に会っている。少し親しくなったが、最終的には彼らの自分に関する記憶をなかったことにしてしまった。
- この時、どうして直接ハイネ達の記憶を彼女がいじることができたのかは不明。
- 一応彼らもソラと関わっていたから、だろうか。しかしあの程度の、あくまでも「ナミネ個人」の交流でしかない記憶にさえ干渉できるというのも、これまで説明されてきた設定的にはまったく釈然としないが。
KHIIFM
ロクサスがソラへ還ることによりソラが目覚め、ディズにとっては用済みとなったナミネを始末するように言われていたリクであったが、忘却の城でソラと自分を助けてもらった借りがあるから、とアクセルと彼女を一緒に逃がした。
- この時ナミネは「行くべき場所はなくても帰りたい場所はある」と発言。彼女自身はこの時には既に本体であるカイリに還ることを望んでいたことが窺える。
またゼムナスとの最終決戦において、ソラがナミネにお礼を言えなかったことを悔やむシーンが追加。
- COMの出来事を思い出したのではなく、ソラを媒介に生まれたロクサスとナミネが元の存在へ還ることにより「いろんなものがつながった」ため。ソラがナミネにお礼を言っていないのは今後への伏線(というか布石)とのこと。
- この布石はcodedで一旦回収されたが、3Dできちんと本人同士の約束が果たされる展望が暗示された。しかし、KHIIIでストーリーの関係上先延ばしになってしまっている。
Days
ソラの記憶を修復するため、ディズと共にトワイライトタウンに潜伏していた。
記憶の修復が遅れていることに関して、シオンがロクサスを通じてソラの記憶を吸収しているからだと気付いていたが、ソラの記憶を元に戻すためにはシオンを消さなければならない事も分かっていたため、その事に戸惑っていた。
- スケッチブックの絵を見るに、244日目前後までは彼女にもシオンの顔は見えていなかった様子。
245日目以降、ディズとナミネのもとを訪れたリクにソラの記憶の修復が上手くいっていないこと、それにはシオンの存在が関わっていることを伝える。
- この時リクに「また会えたね」と発言していることや、ここで初めてリクに対してソラの記憶の修復が滞っていることとシオンの存在についてを説明したらしいことから、裏アンセムレポートの記述も考え合わせるとCOMリク編終盤でリクからソラの記憶のことを頼まれて以来、この時まで一切リクとは顔を合わせていなかったことがわかる。
- それまでにも顔を合わせていたのなら「また会えたね」という発言はおかしいし、リクもディズ同様にソラの記憶の修復に滞りが出ていることを知っているはずである。しかし実際にはリクはこの時初めて聞かされたらしい反応を見せており、彼がソラの記憶修復が進んでいないことを知ったのはこの時であることがわかる。
終盤、ソラへ還ることを決意したシオンがナミネのもとを訪れる。記憶によって存在を維持できているシオンがそれを手放したら全ての人からシオンの記憶がなくなってしまうことを危惧するが、それを承知するシオンの決断を受け入れた。
その際、ロクサスのことを導くようシオンから頼まれており、KHII序盤の行動はシオンとの約束からきていたものと判明した。
- シオンの成り立ちを考えるに恐らくKHIIの時点ではナミネ自身にもシオンの記憶は残っていないと思われるが、彼女との約束自体は覚えていたということだろうか。
BbS
本編中には登場しないが、シークレットムービーにて眠りの中で目覚めを待つ者の一人として登場。
白い部屋で絵を描く姿が見られ、「ソラ」と呟いていた。
coded
今作の最後にCOM時の姿で登場するが、このナミネは本物のナミネが残したデータの存在。つまり「データ・ナミネ」。
現実世界の彼女がソラの記憶の修復中に「痛み」の記憶を発見したが、目覚めたソラ達に直接話す時間が無いと分かっていたため、ジミニーメモにメッセージを書き残していた。
ジミニーメモに発生したバグは、ソラの記憶を回復させていた本物のナミネが発見した、ソラの中に眠る彼自身のものではない「痛み」の記憶をソラに受け止めてもらうため、ジミニーメモのデータに仕込んだ「痛み」から発生したものと判明する。
データのナミネはメッセージを伝えるためだけのデータであり、元々ジミニーメモのデータの中には存在していないため、役割を果たして消滅した。
また、ナミネ本人もソラの持つ「痛み」の記憶としてシオンと共に登場した。
今回、データ・ソラが彼女に「ありがとう」と言い、仮初ながらCOMの「Thanks Naminé(ナミネにお礼を言う)」という約束が果たされた。
ナミネがデータを残した理由の一つは、彼女が消えてもソラとの約束は消えないため、本人の代わりにCOMで交わしたソラとの約束を守ることだった。
データのナミネは、データ・ソラにメッセージと一緒に今回の旅の事を現実世界のソラに届けることで、本物のナミネも癒されると語った。
彼女の行動は、かつてたくさんの人を傷つけたことを償うためであり、3Dの賢者アンセムのデータも同じような事をしている。
伝えたかったメッセージも、ソラに「ソラに繋がる者たち」を助けてほしいというもの。
3D
ソラの夢の中で姿を現した。
ソラはナミネに伝えたいことがあったため、彼女を追いかけるが、追い付いたと思ったら彼女の姿はシオンに変わっていた。
- ソラが言いたかったのは、KHIIFMで言えなかったことを後悔していた、ナミネへのお礼。
クロニクルにて、KHIでデスティニーアイランドにてカイリの心と体が分離した時、ソラの心に潜ったカイリの心が彼を媒介にして生んだ存在だと判明。
- KHIIの裏アンセムレポートに書かれていた誕生時期とは異なる。
これは正確には「心が身体を離れると誕生する」というノーバディの定義からすると、デスティニーアイランドでカイリの心が身体を離れた時点でナミネが生まれる土台が出来ていたが、セブンプリンセスであるカイリは心を失っても肉体と魂が消滅せず、ナミネを形成する素体がなかったため、ナミネは誕生しなかった。
その後、ホロウバスティオンで改めてカイリの心が身体から離れる状況が生まれ、その際に初めて(本体のものではないが)肉体と魂の消滅という事象が伴ったため、やっとナミネが形成=誕生した。ということらしい。
よって、クロニクルの方は「『カイリのノーバディ』という存在の誕生」、裏アンセムレポートは「『ナミネ』という個人の誕生」という意味で、二つの説はどちらも正しいと言える。- 裏アンセムレポートでの上記ナミネの誕生経緯についての仮説でも「カイリから離れた心が、ソラという器に移ったという例外」についてちらっと触れられているため、賢者アンセムも関係はあるとは思っていたのだろう。
- KHIIFM+の特典であるAnother Reportにも、彼女が目を覚ましたのは、ロクサスがトワイライトタウンの屋敷前で目覚めたのと同時期と書かれている。
KHC -First Breath-
コンサートの中で行われた朗読劇で、ナミネがテラの意識と接触していたことが語られた。
消息を絶ったキーブレード使いの中でも唯一手がかりのないテラを探すため、ナミネはテラと関わった人々の記憶を辿ってテラに語りかけることに成功した。
マスター・ゼアノートという大きな闇に囚われる彼に対し、闇と闘い続け、そして闇の世界を彷徨う「彼女」を導くよう伝える。
こののち、テラはKH0.2でアクアと束の間の再会を果たすことができた。
ナミネ側の時系列としてはcodedで明かされた「痛みの記憶」を見つけた時期、つまりDaysの一年間のどこかと思われる。
普通であれば話す術がない二人だが、テラは時間の概念が曖昧な闇の世界に意識だけがつながった状態であったため、ある意味時間を超えて会話することができたのだろう。
χ
キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
アシストカードとして採用されている。
Uχ
メダルとして登場。
通常verのメダルは相手にかかったバフをコピーして自分にかけるコピーのアビリティ、HDver・KHIIver・ToonVerは一つ後ろにセットしたメダルのアビリティをコピーして発動するデュプリケートBのアビリティを持つ。
- キャラクターと関連性の乏しいアビリティを付けられることの多いUχにおいて、キャラクター性を再現するアビリティを付けられた数少ないメダルである。
- HDverはギルト5、KHIIverはギルト7、ToonVerはギルト8でのコピーとなる。
- HDとKHIIはマジック属性、Toonはパワー属性メダルとなっている。
EX改は、一つ後ろにセットされたメダルのアビリティを全体攻撃化する新アビリティを持つ。
…が、防御系デバフはかけられず、単体攻撃で高い攻撃力を持ったメダルの全体化を狙ってセットしても、それ以上に高い攻撃力を持つ全体攻撃メダルも数多いため、短期戦を狙う場合はわざわざセットされる機会は少なめ。
- Uχでは1ターン以内にエネミーを倒すことがクエストミッションになっていることも多いので、そういう意味でも使い辛い。
攻撃カウント+5がついている他、自分に対する防御バフはかけられるので、耐久戦を狙う場合は一応採用の余地はある。しかし、単純にバフメダルとして運用するのなら、カイリ・シオンのEX改を持っている場合は素直にそちらを使用する方がいい。
SB+では、属性を問わずほぼすべてのバフ・デバフを付与するというまごうことなき最強のバフメダルとして登場した。そのうえ実装当時は火力面でもトップクラスだったため、このメダルだけで大抵のクエストはクリアできてしまうという、まさに環境(とプレイヤーの財布)を破壊したメダルであった。
ナミネはカイリのノーバディなのだが、Uχではカイリメダルのコンパチのようなポジションにあるのは基本的に何故かシオンのメダルとなっている。
- ナミネは立場上メダルがアップライトになるからだろうか(シオンはリバースメダルとなる)。
KHIII
本作ではシナリオ中ではほぼ出番はなく、実際にナミネの姿で登場するのはEDと回想のみである。
- 一応名前だけなら少しだけ登場し、カイリもナミネの存在について「自分とは違う存在である」ということを言及している。
本編中の数少ない出番は、終わりの世界での会話イベント。
光の守護者の全滅により、彼女もカイリの中から終わりの世界にはじき出されていたが、そこへやってきたソラにそのカイリがソラの消滅を食い止めていることを教えた。
- しかし、これは必須イベントではない。
- 更にとても見落としやすい上、シアターにも記録されないという不親切ぶり。
- ver,1.07のアップデートでこのイベントが自動的に発生する様になった。最初からそうしておけよ…。
- 更にとても見落としやすい上、シアターにも記録されないという不親切ぶり。
皆の復活を急ぐソラを引き留め、(コンサートの朗読劇の内容を受け)過去にテラの心に会ったことがある、助けてくれるよう頼んでみる、などといったことを話す。
- この後、実際にソラが結末を書き換えてキーブレード墓場に戻った際に留まりし思念が現れた。
光の守護者の全滅を防いだのはカイリとソラだが、全滅のループを直接的に回避したのはナミネと留まりし思念。もし彼女がいなければ、光側の勝利はなかったかもしれない。彼女の言う通り、これによって敗北の運命が書き換えられたのである。 - しかしKHOも本編とはいえ、行けなかったプレイヤーからすればかなり不親切な演出であるのは否めない。
- そして上記の通りこれは必須イベントではないため、気づかず拾い損ねると守護者復活後に墓場に戻った後の出来事が色んな意味で完全に意味不明になる有様。
- 誤解が生じそうなので注釈として、コンサートの朗読劇は知ればそうなのかとなる程度のもので、これを知らなければKHIIIの物語の理解が難しくなる、あるいは必須というものでは決してない。あくまでファンサービスの範疇に留まったもので、上記のようにそこまで目くじらを立てるほどではないことだけは補足しておく。
この時ソラが「ナミネも元の姿に戻したいんだ」と告げた際、彼女自身は「カイリが復活した時にカイリの心に戻れるから、それでいい」「自分を待っている人はいない」と自分の復活を考えていない様子だったが、ソラは皆がナミネを待っているとし、「(ナミネが)一番会いたい人が迎えに行くよ」と語った。
- 「ナミネに会いたい人はたくさんいる」という会話の繋がりからして「(ナミネに)一番会いたい人」ともとれるが、野村氏のインタビューによると「ナミネ『が』一番会いたい人」の模様。ぶっちゃけどちらでも通りそうだが。
- 「自分を待っている人はいない」って、KHIIでロクサスと「いっぱいお話ししよう」「これからはいつでも会える」と話していたことはどうなったのか……。
- 実際には、(劇中描写だけを見ると)少なくともリク=レプリカが彼女の復活を確かに強く望んでおり、そのために彼は後述のような明確な行動を起こしていた。その行動の結果彼が消えてしまったことによって、「ナミネの復活を待っていてくれた人」であるリク=レプリカとナミネとの再会は成らなくなってしまったわけだが。
時間が巻き戻ったことで、ナミネはカイリの中に戻った(というかカイリの中から弾き出された事実自体が無くなった)が、カイリがマスター・ゼアノートに消されてしまったことで再びカイリの中から外に出てしまった。
結果として、カイリが不在の中、EDでレイディアントガーデンにてイェンツォ達の手によって復活した。
- 上述の終わりの世界でのイベントを拾い損ねていると、何の脈絡もなしにいきなりナミネが出てきたようにしか見えない事態が発生する。
- そしてスタッフロールのCV表記を見て「いつ喋ったの?!」という事態も起きる。
- 例えイベントを拾っていても正直なところ唐突すぎる感は否めないが。
- 彼女に使われたのは、キーブレード墓場でのダーク・リクとの決戦後、リクの中にいたリク=レプリカがかつての自分の心を抜き取り、残ったレプリカ体を自らの復活よりナミネの為にとリクに託したもの。
- 破損していそうなのだが大丈夫なのだろうか…。
その後、リクがグミシップを使ってナミネを迎えに来る。
- 作中ではリク自身がナミネを気にする様子は全くない(回想すらしない)ため、これはリクが「リク=レプリカの意思を受け継いだ」形であり、彼女との関係性の強さを考えると、ソラの言った「(ナミネが)一番会いたい人」はリク=レプリカだったということが窺える。
- なぜかアルティマニアのインタビューだと「ナミネとしてもリク(リク=レプリカ)との関わりは特別に感じている」と微妙な書き方をしている。
- ソラには忘却の城の記憶はないはずでは?という部分については、「記憶の鎖はほどけても、記憶の欠片は消えない」ということを踏まえると、明確に思い出せなくても感覚的にわかった、という辺りが可能性として高そうだ。
- この直前に、トワイライトタウンの時計台にいるロクサス達の上にグミシップの影が落ちるシーンがある。リクはロクサス達を迎えにいった足でそのままナミネも迎えに行ったようだ。
島に着いた後は、シオンと一緒に浜辺で遊んでいる。
- 上記の顛末はあるにしても、生涯あまり自由も与えられずほぼ白い部屋で絵を描き通しだった彼女が陽の光を浴び、こうして誰かと遊べるようになったというだけでも大きな進歩に思える。
終わりの世界でのソラはナミネがきちんと復活するまで、(データの世界ではされたが)本人同士で果たされていない「Thanks Naminé(ナミネにお礼を言う)」という約束を果たすことはできないと考え、この時はお礼を言わなかった。
- 「ありがとう」と言うシーンはあるが、これはソラの言う通り別件である。
EDでナミネは復活したが、今度はソラの方が皆と会えない状態になり、ナミネとの約束は再び持ち越されることになった。
- ディレクター曰く、これは別に意図的に約束を果たさせなかったわけではなく、ただ単に話の成り行き上でそうなってしまっただけらしい。この調子だと約束が果たされるのは一体いつになるのだろうか……。
KHIIIRM
追加シナリオ「Re Mind」に登場。
終わりの世界でのソラとの再会の後、時間遡行で過去のキーブレード墓場に戻ったソラと遭遇する。
- この時の彼女は心だけではあるが、終わりの世界とは違い彼女自身の姿を取り戻していた。
- この時ソラがここにいることに驚いた様子である。ソラは何度も来ているとはいえめざめの園に人がいることは(本人であろうと)一般的には珍しいことだろうし、あるいはここのソラが「この時間軸」のソラではないことに気がついたのかもしれないが、ソラのテリトリーであるはずのソラのめざめの園にいきなり飛来したナミネの方が「どうしてここに!?」である。
カイリの心にはまだ戻れていないこと、テラの心に呼びかけて留まりし思念を連れてくることに成功したことを明かし、留まりし思念とテラ=ゼアノートの戦いに割って入ろうとするソラを見送った。
おそらくカイリがソラによって助けられた際にカイリの心に戻ることができたようで、エンディングでソラがカイリの心の中のナミネをキーブレードで解放することでレプリカの体に心が宿り、本編エンディングの通り目覚めた。
「Re Mind」から1年後となるリミットカットエピソードでは特にナミネ個人の動向は明かされていない。
リクが迎えに来たことから考えるとKHIII終了後はデスティニーアイランドで暮らしていそうだが、ロクサスとシオンがソラの手掛かりを探すために自分達の記憶を調べているようなので、もしナミネが記憶に関する能力を変わらず保持しているなら彼らの調査に協力している可能性は高い。