ド、ド、ドリスの大爆笑

Last-modified: 2025-09-26 (金) 11:24:22

ラファエル・ドリス(阪神タイガース)の炎上っぷりを表す言葉。
ドリスの名前をザ・ドリフターズの冠番組である往年のお笑い番組『ドリフ大爆笑』のオープニング曲の歌詞*1に引っ掛けたもの。

暖簾スレでは『トリスハイボール』*2にかけて
 ̄|ド|リ|ス|ハ|イ|ボ|ー|ル| ̄
とも。
ドリスが歴代の阪神守護神*3並か、それ以上の劇場や炎上を展開することから定着した。


概要・経緯

ドリスは2015年オフに呉昇桓(現サムスン)が退団*4したことに伴い、その穴埋めとして2016年にマルコス・マテオと共に阪神に入団。テスト入団だったこともあり当初はさほど期待されていなかったがMAX161㎞の豪速球とスプリットを武器にセットアッパーとして活躍。2017年はマルコス・マテオと役割を交代してクローザーを務め見事セ・リーグのセーブ王を獲得。2018年以降もクローザーとして登板していた。

阪神史上屈指の豪速球クローザーであり好調時は手が付けられない反面、制球やフィールディングに難があり、不調時は四球失策暴投を連発し別の意味で手が付けられない炎上神*5と化すなどかなりの劇場型守護神であった。

特に2018年シーズンは、セーブ成功数は32と上位には食い込んではいるものの、3凡で終わることが少なく敗戦数が7もあり接戦での弱さ*6が目立ち最下位転落の一因となる。このため炎上する度に虎党の胃痛を悪化させていた。

2019年は序盤こそ逆グヘ達の傾向を見せたが基本的には安定していた。しかし7月に入り四球→犠打→進塁打→死球→暴投でノーヒットサヨナラ負けなどしばしば派手にやらかしグヘ達化、そしてそのサヨナラ負けによりグヘ達総帥に就任。そして7月末にヤンハービス・ソラーテとの兼ね合いもあり二軍落ち。8月終わりには再び一軍に戻ったが、守護神の座はドリス離脱後から守護神に復帰した藤川に譲り、自身は中継ぎに転向したオネルキ・ガルシアと共に便利屋になりCS1st突破にも貢献した。
しかしクローザーとしての力量を疑われるようになったことや年俸の高さ、さらにドリス本人のMLB復帰指向もあり、2019年度限りで阪神を一度退団。

まさかの出戻リス

後述の通りMLBでプレーしていた彼だったが、2023年はメキシカンリーグに渡り、更に2024年からは高知ファイティングドッグス(四国アイランドリーグplus)に在籍。2025年7月下旬に再び阪神に復帰している。復帰後は球速こそ加齢によりやや遅くなったもののそれでも150km/h前後はキープしており、加えて制球力が向上。豪速球とスプリットでごり押しするスタイルから、ツーシームを軸に押し込みながら芯を外し、打たせて取る技巧派ピッチャーへとまさかの変貌を遂げた。阪神からメジャー、独立リーグを経て再び阪神で37歳にして勝ちパターンに返り咲く*7という、現監督の藤川と全く同じルートを辿っている。
なお、ドリス再獲得の際には「藤川のお友達」「藤浪をスルーして年老いたドリス獲得かよ」という声が上がったが、その後のドリスの活躍評価の代わりとする。

そんな中で9月13日の巨人戦では、10-9の1点リードで迎えた9回裏に登板した。あと4セーブを記録するとNPB通算100セーブ到達となる中で、復帰後初めてセーブシチュエーションで登板することになった。しかし、先頭打者の中山礼都に四球を与えると続く砂川リチャードに内野安打で出塁を許す。そこから送りバントで1アウト二三塁となったところで代打の坂本勇人に逆転サヨナラ2点タイムリーを浴びてしまった。
この試合は2025年のレギュラーシーズン最後の伝統の一戦で、かつ締まった試合の多かった*8同カードでは珍しい馬鹿試合であったが、このドリスの炎上がそのオチとなったため、「ドリス大爆笑2025」「ドリス大爆笑復帰公演」などと散々にネタにされた。またドリスvs坂本という平成末期に何度も戦ったベテラン同士の対決ということもあり「2017年かと思った」「平成に逆戻り」「今何年だよ」など懐かしむ声も多く上がった。

オフのドリス

ドリスは毎年オフの残留交渉が難航するのが恒例行事であった。

  • 2016年オフ:右ひじ手術の影響で自由契約、のち回復を待って2017年春季キャンプ中のテストを経て再契約。
  • 2018年オフ:11月に夕刊フジに退団記事を打たれる。12月にずれ込み再契約。
  • 2019年オフ:シーズン終了直後から退団報道が出る。同年セットアッパーとして活躍したピアース・ジョンソン共々残留交渉が難航。12月18日、球団から正式に交渉決裂が発表され先に交渉を打ち切ったジョンソン共々退団が確定した。ちなみにジョンソンはパドレスに、ドリスはブルージェイズに入団し、奇しくも巨人からポスティング移籍してきた山口俊とチームメイトになった。ちなみにブルージェイズでもチーム事情からクローザーを務めていたこともあったが2021年8月にマイナー落ちした。


余談

ちなみにドリスを見出だしたのが1990年代末期に阪神の守護神を務めたベン・リベラ*9だったこと、藤川球児とはカブス時代にもチームメイトだった*10ことなどから阪神とは入団前から不思議な縁があった模様。
 
おもしろフラッシュ全盛期の時代、同曲を使った『巨人の大爆笑』と言うフラッシュが制作されていた。
また、同曲は2005年に楽天に所属したルイス・ロペスの応援歌*11の原曲でもある。
意外とこの曲と野球との関連性は深いのかもしれない。

ちなみに、2019年5月から10月までDeNAにサミー・ソリスという左投手が在籍していた。しかしその投球内容に加え背番号まで同じ97であることから「左のブロードウェイ」呼ばわりされ、さらにドリスと名前が似ていることもあり「ソリスの大爆笑」などと言われてしまった*12

また2019年オフにソフトバンクから移籍し、2020シーズン途中から2021年まで阪神の抑えを務めたロベルト・スアレス

  • 剛速球とスプリットが武器
  • 時々乱調で劇場を開演し阪神ファンの胃をズタズタにする

という様子がドリスを彷彿とさせ「ドリスアレス」「ドリスの再来」などと呼ばれていた。
しかし、スアレスはシーズンを通してはドリスとは比べ物にならないくらいの安定感を披露し、2020年と2021年のセ・リーグセーブ王を獲得した。なお、阪神選手のセーブ王獲得はドリス(2017年)以来である。
なお、オフの残留交渉が難航することも引き継いでしまった模様で、2021年オフに退団しMLBに挑戦した*13


関連項目


*1 元歌は1940年に発表された『隣組』という歌である。『ドリフ大爆笑』以外にも『隣組』が元歌として使われている替え歌は多い。
*2 サントリーが販売しているウイスキー『トリス』の炭酸割り。ちょうどドリスの入団前にサントリーが『隣組』の替え歌(編曲が『ドリフ大爆笑』と全く同じ)をCMソングとして流していた。
*3 2000年半ばからの歴代阪神守護神(久保田智之藤川球児久保康友、呉昇桓(オ・スンファン)、マルコス・マテオら)は総じて劇場型だった。
*4 本人のMLB指向もあったが、中国のマカオで違法賭博に興じていたことが発覚した上に、元巨人・笠原将生らによる野球賭博問題で大騒ぎになっていた時期でもあり、違法な賭博行為に対して世間からの目が特に厳しくなっていたのも退団要因の一つだった。なお呉は背番号22を付けていたのだが、このときのゴタゴタが原因でMLB挑戦前に付けていた背番号22で阪神に復帰する予定だった藤川球児の背番号が2016年シーズンのみ18となっている。
*5 特にランナーを出すとその傾向が見られ、ドリスが抑えるか燃えるかは先頭打者を出してしまうか否かで決まると言われることも。
*6 特に同点での登板の時が非常に悪く敗戦の大半を占める(所謂逆グヘ達)が、反面リードしている時はさほどでもなかった。なお、2017年の被本塁打は1本のみであったが、元々暴投・失策は多い上に2018年以降は少なかったはずの被本塁打も増加してしまった。
*7 なんなら安定性は若い頃より増している
*8 同年のセリーグのチーム防御率は阪神が1位、巨人が2位である。
*9 当のリベラもまた劇場型でありフィールディングやクイックの拙さなどがドリスに似ており、当時の野村克也監督から評価されなかった。
*10 本人も来日の決め手は藤川だったと後に語っている。なお藤川が監督に就任した2024年オフに阪神が獲得調査しており、このときには入団には至らなかったが先述のとおり、2025年7月に阪神に再入団している。なお、阪神では2023年以降在籍選手がNPB史上初めて全員平成生まれだったがドリスの復帰で昭和生まれの選手が復活している。
*11 なお、楽天にとって最初の個人応援歌である。
*12 もっとも、上記のようにシーズン途中入団・同年退団という事から選手名鑑には載らなかったこと、登板数も7月以降の僅か4試合のみに終わったこともあり、DeNAファン以外にとっては知る人ぞ知るネタに留まった模様である。
*13 こちらはパドレスに入団し、ダルビッシュ有とチームメイトに。MLBでも高い安定感を誇りクローザーとして君臨している。