黒狼鳥イャンガルルガや隻眼イャンガルルガの素材から作られる武器。
目次
概要・性能
- 攻撃力もそれなりにあり、斬れ味も悪くない。会心率も結構高い。
さらにG級武器では斬れ味レベル+1を発動させると紫ゲージが他の武器と比べて長めになる。
それぞれ和風or中華風の銘が打たれ、低めながら毒属性値を持つこともある。
固有のレア素材が無く、部位破壊しつつ何頭か狩れば作成できる為、攻略用としてはもってこい。
ただし、HC武器ハンマーのイノイチバンはバランス良い火属性と毒属性により、十分に毒状態を狙っていける。
通常種武器
MHP~MH4G
- MHPにおいては、鳥竜種にしては高い実力と、闘いその物を好む異端の生態を反映したものか、
「黒狼鳥の怒りに呼応してさらに威力が増す」だの
「獲物を仕留めた時に微笑む」だの不気味な説明をされていた。
ただしこれらはMH2以降になって武器の説明テキストが簡素になった際、ほぼ消されてしまっている。- なお、そのMHPでの最終性能だが、
白ゲージがあるとはいえほとんどの武器において攻撃力は低めとなっている。
MH2以降のガルルガ武器には高い会心率が存在するため、そこそこ頷ける攻撃力なのだが、
この段階では、次回作の性能から単純に会心率を抜いたような性能であり、火力は総じて低い。
したがって説明文の不気味さに反してやや空気気味であったといえる。
- なお、そのMHPでの最終性能だが、
- 各武器種の主な銘は次のとおり。
- 大剣→セイリュウトウ(青龍刀)
- 太刀→ダイトウ(大刀)
- 片手剣→ツルギ(剣)
- 双剣→テッセン(鉄扇)
- ハンマー→スイ(錘)
- 笛→シャミセン(三味線)
- ランス→ホウテンゲキ(方天戟)
- ガンランス→サンセントウ(三尖刀)
- ライトボウガン→ド(弩)
- ヘビィボウガン→カホウ(火砲)
- 弓→ユミ(弓)
強化することで【烏】→【狼】→【凶】と変化していく。- 例外として、MHFには黒狼双刃【唯】という双剣があり、
これは強化していくと【唯】→【我】→【独】→【尊】となる。
黒狼双刃に限ったことではないが、MHFではガルルガ武器は斬れ味関係のメリットは薄い
(決して斬れ味が悪いという意味ではない)。
- 海外版では大体ダイトウ→Daitouのように武器名がローマ字表記になっているが、
例外としてスイとホウテンゲキは、それぞれTorrent(激流、もしくは感情の激発)、
Incessant(絶え間ない)というようなガルルガの攻撃性を表したと思しき名前に変更されている。
またカホウの元ネタは「火砲」と思われるが英語だとHeirloom(家宝)と誤訳されている。
- MH4Gでは新たな強化先が登場しており、基本的には【厄】を経て「黒狼○○の△△」となり
○○の部分には身分や軍隊の階級を示す単語、△△の部分にはガルルガ武器固有の銘が入る。
説明文も、黒狼と付く異名で呼ばれた人物が使っていた内容となっている。
- 同じくMH4Gからはオトモ用武器も登場。
ガルルガSネコ羽扇の名の通り、たてがみを加工したとおぼしき白色の羽をあしらった扇となっている。
当時のオトモ装備のシステム上、毒属性などは宿しておらず近接・遠隔の攻撃力バランスも他武器と同様。
同時期の他武器と比べて攻撃力が低めの代わりに、会心率が20%と(オトモ武器としては)非常に高いのが特徴*1。
MHX
- MHXにも続投。
MH4系列で復活出来なかった片手剣とMH4Gでは発掘武器限定だったヘビィボウガンが復活している。
また今作では武器強化システムの変更に伴いこの武器群も変化した。
入手段階では共通して「【烏】」の銘であり、そのまま強化を進めると「【狼】」が最終形態となる。
一方でMH4G時の最終形態であった「黒狼○○の△△」系列が獰猛化素材を用いる別武器として新たに設定された。
「【烏】」から派生強化での入手だがこちらは最初「【兇】」という銘であり最終強化で「黒狼○○の△△」となる。
そのためどちらも性能・見た目が異なっており用途や好みに応じて使い分けが可能になった*2。
- MHX系列でもオトモ武器は続投。
名前の最後に通常種、獰猛、二つ名のどれもが一貫して「~ネコ羽扇」とつく。
性能については一貫してそこそこ高めの毒属性値でありながら物理攻撃力も平均以上、会心率付き。
そして何よりブーメラン特化とアイルーに拘る人から人気は高い。
特に二つ名武器の「隻眼Sネコ羽扇」はオトモ武器としては高めの毒属性20に斬れ味白、
そしてブーメラン時の攻撃力はトップレベルの164、おまけに会心率5%とオトモ武器の中では極めて強力。
具体的には、これを持ったブーメラン特化のオトモ二匹をクシャルダオラに連れていけば
龍風圧が殆ど発生せずに戦いが終わるし、
武器で与えるダメージ自体も悪くないようで思いがけないタイミングでのダウンが多発する。
手に入れるまでの道のりこそ長いが、一度手に入れば非常に心強いだろう。
MHXX
- MHXXでは更なる強化が可能となった。
究極強化させると通常武器は【凶】、獰猛化武器は「黒狼○○【玄】」(○○の部分は最終強化時のカタカナ部分の漢字表記)。
MHW:I
死してなお鋭さ/強度を増した素材は
まるで怨念が宿っているかのよう。
- MHW:Iでイャンガルルガが参戦したことに伴い、ガルルガ武器も追加。
太刀・双剣・ハンマー・狩猟笛・ランス・ガンランス・スラッシュアックス・ライトボウガンが存在し、
双剣とハンマーは骨武器から、それ以外は鉱石武器から派生する。
- 太刀・双剣・狩猟笛・ランスの銘は従来と同じものだが、
それ以外は「黒羽の○○」というちょっと味気ない銘になっている。
その代わり黒羽銘の武器はパーツ強化に対応しており、僅かながら性能を上げる事ができる。- 今作の古参枠のモンスターとしては、
特にモンハンの顔とも言える武器種の大剣・片手剣が復活していない事態は珍しいケースである。
- 今作の古参枠のモンスターとしては、
- 申し分ない攻撃力と高い会心率、そしてやや控えめな毒属性は相変わらず。
斬れ味に関しては匠Lv4以上で紫がちょっと現れる。
高い会心率のおかげで達人芸目的のスキル構成と相性が良く、
カスタム強化も併用すれば弱点部位に対しての会心率100%が傷付け無しでも成立する。
武器種 | 生産時 | 最終強化 |
---|---|---|
太刀 | ダイトウ【烏】 | ダイトウ【狼】 |
双剣 | テッセン【烏】 | テッセン【狼】 |
ハンマー | 黒羽の凶鎚 | |
狩猟笛 | シャミセン【烏】 | シャミセン【狼】 |
ランス | ホウテンゲキ【烏】 | ホウテンゲキ【狼】 |
ガンランス | 黒羽の銃槍 | |
スラッシュアックス | 黒羽の剣斧 | |
ライトボウガン | 黒羽の弩 |
二つ名武器
MHX(X)
- 二つ名個体・隻眼イャンガルルガの素材を使った武器群も新登場。
これらは生産段階では「【禍】」、最終強化後は「隻眼○○の△△」という銘に。
見た目は【烏】系統を緑色と金の模様で飾り立てたような感じで、
一部武器は素材元のように目が赤く光るようになっている。
ベースのせいか両眼が開いてるのもちらほら…傷個体のデザインでよかったのではないか。
また、メインシリーズの通常種武器には無かったガンランスが新規デザインで追加されている。
- MHXXでは更なる強化が可能となり、「隻眼○○【災】」という銘になる
武器一覧
通常種武器
- MHXXを準拠にしている。片手剣とヘビィボウガンには獰猛派生は存在しない。
【】内の銘の変化は作品毎に異なるため、上記の概要を参照されたし。
武器種 | 初期段階 初期段階(獰猛化) | 最終強化 最終強化(獰猛化) | 究極強化 究極強化(獰猛化) |
---|---|---|---|
大剣 | セイリュウトウ【烏】 | セイリュウトウ【狼】 | セイリュウトウ【凶】 |
セイリュウトウ【兇】 | 黒狼王のエンゲツトウ | 黒狼偃月刀【玄】 | |
太刀 | ダイトウ【烏】 | ダイトウ【狼】 | ダイトウ【凶】 |
ダイトウ【兇】 | 黒狼将軍のダイトウ | 黒狼大刀【玄】 | |
片手剣 | ツルギ【烏】 | ツルギ【狼】 | ツルギ【凶】 |
双剣 | テッセン【烏】 | テッセン【狼】 | テッセン【凶】 |
テッセン【兇】 | 黒狼姫のグンセン | 黒狼軍扇【玄】 | |
ハンマー | スイ【烏】 | スイ【狼】 | スイ【凶】 |
スイ【兇】 | 黒狼賊のダダンスイ | 黒狼大胆錘【玄】 | |
狩猟笛 | シャミセン【烏】 | シャミセン【狼】 | シャミセン【凶】 |
シャミセン【兇】 | 黒狼師のシャミセン | 黒狼三味線【玄】 | |
ランス | ホウテンゲキ【烏】 | ホウテンゲキ【狼】 | ホウテンゲキ【凶】 |
ホウテンゲキ【兇】 | 黒狼軍のホウテンゲキ | 黒狼方天戟【玄】 | |
ライトボウガン | ド【烏】 | ド【狼】 | ド【凶】 |
ド【兇】 | 黒狼隊のショウド | 黒狼衝弩【玄】 | |
ヘビィボウガン | カホウ【烏】 | カホウ【狼】 | カホウ【凶】 |
弓 | ユミ【烏】 | ユミ【狼】 | ユミ【凶】 |
ユミ【兇】 | 黒狼殿のオオユミ | 黒狼大弓【玄】 | |
アイルー | ガルルガネコ羽扇 |
二つ名武器
武器種 | 生産時 | 最終強化 | 究極強化 |
---|---|---|---|
大剣 | セイリュウトウ【禍】 | 隻眼王のエンゲツトウ | 隻眼偃月刀【災】 |
太刀 | ダイトウ【禍】 | 隻眼将軍のダイトウ | 隻眼大刀【災】 |
片手剣 | ツルギ【禍】 | 隻眼妃のツルギ | 隻眼剣【災】 |
双剣 | テッセン【禍】 | 隻眼姫のグンセン | 隻眼軍扇【災】 |
ハンマー | スイ【禍】 | 隻眼賊のダダンスイ | 隻眼大胆錘【災】 |
狩猟笛 | シャミセン【禍】 | 隻眼師のシャミセン | 隻眼三味線【災】 |
ランス | ホウテンゲキ【禍】 | 隻眼軍のホウテンゲキ | 隻眼方天戟【災】 |
ガンランス | サンセントウ【禍】 | 隻眼帝のサンセントウ | 隻眼三尖刀【災】 |
ライトボウガン | ド【禍】 | 隻眼隊のショウド | 隻眼衝弩【災】 |
ヘビィボウガン | カホウ【禍】 | 隻眼公のカホウ | 隻眼火砲【災】 |
弓 | ユミ【禍】 | 隻眼殿のオオユミ | 隻眼大弓【災】 |
アイルー | 隻眼ネコ羽扇 |
余談
- 初登場となるMHPでは当時存在した全ての武器種でガルルガ武器を作成できた。
これはティガレックス以降のメインモンスターに共通して見られる要素であり*3、
当時のイャンガルルガがメインモンスター級の扱いを受けていたことがうかがえる。
ところが次回作であるMH2では新武器が用意されず、全武器種コンプリートはいきなり崩れることとなった。
MHP2Gで新武器が追加されたもののガンランスだけは用意されず、二度目のコンプリートは惜しくも逃す。
その後もMHXで二つ名武器限定でガンランスが追加された以外は新武器に恵まれない状態が続いていた。
だが、MHW:Iにおいて皮ペタだが通常種のガンランスとスラッシュアックスが追加され、
残るは4シリーズで追加されたチャージアックスと操虫棍だけとなった。
関連項目
モンスター/イャンガルルガ
モンスター/傷ついたイャンガルルガ
モンスター/隻眼イャンガルルガ
武器/ガルソブラ - 太刀(MHF、G級武器)
武器/黒狼双刃 - 双剣(MHF、狩人祭武器)
武器/ガルルガサックス - 狩猟笛(MHF)
武器/怪銃槍ガルクック - ガンランス(MHF、怪鳥素材とのハイブリッド)
武器/クック武器 - 一部武器のデザインが共通している