◆本エピソードはニンジャスレイヤープラスにて独占公開◆しよう◆
noteまとめ
登場人物
あらすじ
「すると、お前達のいわんとしていることはこうだ……ヨットモ・ヤクザ・クランに対する半年分のツケ……これを清算する事かなわなかったばかりか、連中を叩くための口実を作る余地さえも無く、ただ一人の生き残りも居ない……」
淀んだメガロシティ、ネオサイタマの摩天楼を見下ろす広大なプレジデント・ルームに、アルマーニのダークスーツを纏う男あり。
貫禄のある巨体、オールバックに撫でつけた白髪、残忍さを隠さぬ瞳。口元にはタケダシンゲンを思わせるメンポを付け、漏れる声は支配者の威圧感を伴う。
ただならぬアトモスフィアを放つこの男に不始末を報告する羽目に陥った二人の幹部は、責任から逃れようと互いに罪を擦りつけ合うが……。
解説
現行版と設定が異なる改訂前の『ニンジャスレイヤー』、通称「プロト・ニンジャスレイヤー」の短編エピソード。2003年にダイハードテイルズで翻訳された「Ninja Slayer -secret of the dark ninja soul-」の一部であり、2017年にニンジャスレイヤープラスに掲載された。
忍殺において繰り返し登場する、「悪の組織の首領が不始末をしでかした者を床下に落として処刑する」シークエンスの萌芽とも言うべき「闇の中の裁定」や、現行版とは異なる役回りのニンジャなどが描かれており、コアなニンジャヘッズにとって興味深い内容となっている。
余談ながら、「サンズ・オブ・ケオス」におけるラオモト・チバの登場シーンは本エピソードの前半の展開と似ており、プロト版のリファインとも考えられる。